三石駅
三石駅(みついしえき)は、岡山県備前市三石にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅である。駅番号はJR-S11。
三石駅 | |
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駅舎(2019年9月) | |
みついし Mitsuishi | |
◄上郡 (12.8 km) (7.1 km) 吉永 JR-S10► | |
所在地 | 岡山県備前市三石3168 |
駅番号 | JR-S11 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■山陽本線 |
キロ程 | 102.4 km(神戸起点) |
電報略号 | ミイ |
駅構造 | 地上駅(盛土上) |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
141人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1890年(明治23年)12月1日[1] |
備考 | 無人駅(自動券売機 有) |
三石駅 配線図[2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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概要
編集山陽本線においては、当駅が岡山支社管内の最東端の駅となっており、船坂トンネル神戸側出入口付近の支社境を挟んで隣の上郡駅からは近畿統括本部の管轄となる。 なお、隣の上郡駅との駅間距離12.8kmは、2024年3月16日にそれまで最長であった北陸本線敦賀駅 - 南今庄駅間(16.6km)がハピラインふくいに経営移管されたことに伴い、JR西日本管内の在来線で最長の駅間距離となっている。
歴史
編集当駅が仮開業した際、兵庫県内に駅があった。翌年に岡山駅まで路線が延伸されると同時に、現在の場所へ駅が移転した。
年表
編集- 1890年(明治23年)12月1日:山陽鉄道の仮駅として兵庫県内に開設[3]。船坂隧道東口(現在地より神戸寄り約3.2km)[4]にあった。
- 1891年(明治24年)3月18日:山陽鉄道当駅 - 岡山駅間延伸。同時に岡山県の現在地に移転、本開業[1]。旅客・貨物取扱開始[1]。
- 1906年(明治39年)12月1日:山陽鉄道の国有化[1]、官設鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定。山陽本線の所属となる。
- 1983年(昭和58年)12月25日:貨物取扱廃止[1]。駅西側にある三石耐火煉瓦工場へ専用線が続き、製品発送を行っていた。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR西日本の駅となる[1]。
- 2016年(平成28年)6月1日:終日無人駅化[5]。
- 2018年(平成30年)9月15日:ICOCA対応簡易型自動改札機導入。ICOCAの利用が可能となる[6]。
- 2020年(令和2年)9月:駅ナンバリング導入、使用開始[7][8]。
駅構造
編集島式ホーム1面2線を有する地上駅で、その他にも何本か側線がある。傾斜面上にあるため、駅舎に入るには正面階段か上郡寄りにある坂道を上る必要があり、駅舎からホームへは上り階段がある。
山陽本線岡山支社管内区間はCTC未導入の状態が続いたため、運転業務を行う関係上駅員が配置されていた。東岡山駅が管理する直営駅であり、窓口が設置されていた。2016年5月の運行管理システム稼働に伴い、吉永駅と共に同年5月31日で窓口営業を終了し翌6月1日より無人駅となり[5]、2018年には乗務員宿泊所の改築に伴い駅舎上郡寄りが減築されたが、窓口スペースは存置されている。
ICOCAは2018年9月のエリア拡大・統合に伴い、当駅にも簡易型自動改札機(乗車券と磁気定期券は入場のみ対応)が導入されICOCAが利用可能となった。自動券売機は1000円札と硬貨のみ対応の物が設置されていたが、ICOCA利用開始までに高額紙幣とICカードチャージ対応に改修されている。
夜間滞泊設定もあり、構内に乗務員宿泊所が設置されている。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | 山陽本線 | 上り | 相生・姫路方面 | |
2 | 下り | 岡山・三原方面 | 一部1番のりば |
利用状況
編集乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
1997 | 379 |
1998 | 373 |
1999 | 364 |
2000 | 339 |
2001 | 313 |
2002 | 289 |
2003 | 280 |
2004 | 271 |
2005 | 256 |
2006 | 255 |
2007 | 246 |
2008 | 249 |
2009 | 223 |
2010 | 214 |
2011 | 212 |
2012 | 196 |
2013 | 194 |
2014 | 187 |
2015 | 195 |
2016 | 176 |
2017 | 187 |
2018 | 180 |
2019 | 174 |
2020 | 127 |
2021 | 141 |
駅周辺
編集バス路線
編集- 東備西播定住自立圏圏域バス「ていじゅうろう」備前ルート
- 備前市営バス三石線
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、220-221頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 『【図説】日本の鉄道 山陽・山陰ライン 全線・全駅・全配線 第3巻 京都北部・兵庫エリア』川島令三、講談社、2012年、p.13、ISBN 9784062951531
- ^ 「汽車運転並ニ発着時刻及賃金」『官報. 1890年11月29日』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ 長船友則、『山陽鉄道物語』、2008年、JTBパブリッシング、ISBN 9784533070280、P.56 - P.57
- ^ a b JRおでかけネット(三石駅・吉永駅)に告知を掲載。
- ^ 2018年9月15日から近畿から北陸・岡山へ!ICOCAがご利用可能に - 西日本旅客鉄道
- ^ 岡山・福山エリア 8路線82駅への「駅ナンバー」の導入について - 西日本旅客鉄道、2020年7月28日、2020年7月28日閲覧。
- ^ 広島エリア 5路線79駅への「駅ナンバー」の導入について - 西日本旅客鉄道、2020年7月28日、2020年7月28日閲覧。
- ^ “岡山県統計年報”. 岡山県. 2023年3月29日閲覧。
- ^ “備前市の統計(令和3年度版) 9 建設・住宅・交通 ~ 快適な生活が送れるまち ~” (PDF). 備前市. 2023年4月3日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 三石駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道