三谷昌登

日本の俳優、脚本家

三谷 昌登(みたに まさと、1977年11月10日[2] - )は、日本脚本家演出家俳優

みたに まさと
三谷 昌登
三谷 昌登
第49回信玄公祭り山本勘助役で参加(2022年10月29日)
生年月日 (1977-11-10) 1977年11月10日(46歳)
出生地 日本の旗 日本 京都府京都市東山区
身長 175 cm
血液型 A型[1]
職業 脚本家演出家俳優
ジャンル 舞台テレビドラマ
所属劇団 劇団6.89(2001年 - )
江戸川プリンセス(2007年
事務所 クォーター・トーン
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京都府京都市東山区出身[3]同志社高等学校卒業[1]。「劇団6.89」主宰[1]。所属事務所はクォーター・トーン。「劇団 6.89」では脚本・演出・出演を兼ねる[4]

略歴 編集

京都祇園花街の家に生まれ、女子に生まれれば舞妓になっていたと語る。小学校時代にはプロ野球選手、中学校時代にはお笑いに憧れ、続いてプロレスラーを目指し格闘技を始めるものの挫折。「いったい何をやりたいんやろう」と考え直した時に歴史が好きであることに気づき、歴史そのものを研究するよりもむしろ歴史上の人物になりたいと時代劇の道を志す[5]

高校を卒業後に東映俳優養成所に入所し[3]、18歳で芝居を始める。入所から半年で東映太秦映画村にて「扮装バイト」と呼ばれる武士や忍者の扮装で客への案内や写真撮影のアルバイトを始め、養成所講師でTBS水戸黄門』などを手掛けた矢田清巳監督から声を掛けられて里見浩太朗主演の刑事ドラマ『一色京太郎事件ノート』にレギュラー出演したのをきっかけに仕事が増え始めたため、養成所の基本的な段階を踏んでいないという[5]

大部屋俳優を2年経験して養成所を辞め、大学を中退して2001年シチュエーション・コメディを得意とする「劇団6.89」を旗揚げして、劇団員から「言い出しっぺのおまえが書けよ」と言われたことで役者に加えて脚本・演出も担当する[5]2005年には脚本家の田渕久美子が舞台を見に来たことをきっかけに、田渕脚本の『ダイヤモンドの恋』でNHKドラマに初出演する[5]2007年には「江戸川プリンセス」を結成する。以降、舞台やドラマの脚本と出演やラジオDJなどを務める[3]

2011年には裁判員裁判を題材に脚本を手掛けたMBSラジオのラジオドラマ『罪と罰と人情と』が日本民間放送連盟賞番組部門ラジオエンターテインメント番組で優秀賞を受賞[6]

2016年にはNHK連続テレビ小説あさが来た』のスピンオフドラマとなる『あさが来たスピンオフ「割れ鍋にとじ蓋」』の脚本を担当[7]2018年にはNHK大河ドラマ西郷どん』に出演し、脚本協力として脚本開発にも携わる[3]2019年度後期放送のNHK連続テレビ小説『スカーレット』では、朝ドラ史上でも異例となる、俳優としての出演に加えて脚本家として「特別編」と位置づけられた第21週の脚本を担当する[5]

人物 編集

身長は175cm。

趣味は落語、バイク、料理。特技は空手、殺陣、着付[1]

東映太秦映画村の「仮面ライダーショー」の脚本・演出を担当する[5]

脚本家と俳優を兼務することについては、筆が進まない時には俳優のほうが楽しいと感じる一方で、執筆した脚本で役者がしびれるような芝居を見せた時には書く喜びを感じることから、「どっちもやめられない」「欲を言えば、どっちもやりたい」と語っている[5]

作品 編集

舞台(作品) 編集

劇団6.89公演
  • スペースアワー(2001年)
  • キャンディマスク(2002年)
  • 極〜Kiwami〜(2003年)
  • 緊急転校生(2004年)
  • 手乗り侍(2004年)
  • 東京タイタニック(2005年)
  • 再来年もそのまた来年も(2006年)
  • 歌とヒーロー(2007年、番外公演)
  • 歌とコメディ(2008年、番外公演)
  • ジダイオクレ(2010年)
  • 美女と野獣と赤い馬(2011年)
江戸川プリンセス公演
  • 東京タイタニック(2007年)
その他公演
  • 「3x3=3」タケシタさんと三人の男たち。 「イヴに悩む」(2009年、TEAM54)
  • 孔明め!孔明め!孔明め! (2017年6月)
    作・演出:三谷昌登
    京都公演 2017年6月1日-2日 京都府立文化芸術会館
    松山公演 2017年6月14日-15日 ひめぎんホール

ラジオドラマ(作品) 編集

  • MBSラジオドラマ「罪と罰と人情と」(2010年、MBS) - 民放連最優秀作品賞

テレビドラマ(作品) 編集

出演 編集

舞台(出演) 編集

テレビドラマ(出演) 編集

NHK
TBS
テレビ朝日
BS 日テレ
BS-TBS
  • 臥竜の天(2013年)
WOWOW

映画 編集

ラジオドラマ(出演) 編集

  • FMシアターNHK-FM
    • 潜水艦家族(2009年11月7日) - 野地原天 役
    • ある一日(2013年4月27日)
    • 太秦ムービースター(2019年9月28日)
  • 青春アドベンチャー(NHK-FM)
    • know 〜知っている(2015年3月2日 - 3月13日)
    • 雨にもまけず粗茶一服(2016年9月19日 - 9月30日)

ラジオ 編集

α-STATION(エフエム京都
  • HARADISE RADIO(2011年7月 - 2017年6月) - 番組内の『Monthly oh!喜利y!!』(2016年4月 - 番組終了)の進行と『ジュマペール ジェームス』にレギュラー出演。
  • J&M THEATER(2017年7月 - )

脚注 編集

  1. ^ a b c d プロフィール 2 - ライターズカンパニー
  2. ^ プロフィール 1 - ライターズカンパニー
  3. ^ a b c d ステージ外麺” (PDF). 京都市東山区青少年活動センター. 若者文化市. 京都市ユースサービス協会 (2017年10月). 2020年2月25日閲覧。
  4. ^ 三谷 昌登 Mitani Masato - J.CLIP
  5. ^ a b c d e f g h i 三谷昌登(インタビュアー:木俣冬)「朝ドラ「スカーレット」に出演&脚本の快挙。三谷昌登に聞いた朝ドラ裏話」『Yahoo!ニュース』、Yahoo! JAPAN、2020年3月27日https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/b6858e516c756a8029ba36409c8ef73259b459ac2020年3月27日閲覧 
  6. ^ 優 秀 <毎日放送> ラジオドラマ「罪と罰と人情と」”. 日本民間放送連盟. 日本民間放送連盟賞/2011年(平成23年)入選・事績. 2020年2月25日閲覧。
  7. ^ a b “『あさが来た』スピンオフドラマ 主役は亀助”. ORICON NEWS (oricon ME). (2016年3月7日). https://www.oricon.co.jp/news/2068059/full/ 2020年3月27日閲覧。 
  8. ^ “『ブギウギ』キヨ役に三谷昌登 結婚相手を探して何度もお見合いをする【人物紹介】”. ORICON NEWS (oricon ME). (2023年10月1日). https://www.oricon.co.jp/news/2296760/full/ 2023年10月2日閲覧。 

外部リンク 編集