備後西城駅
広島県庄原市西城町大佐にある西日本旅客鉄道の駅
備後西城駅(びんごさいじょうえき)は、広島県庄原市西城町大佐にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)芸備線の駅である。
備後西城駅 | |
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駅舎(2007年9月) | |
びんごさいじょう Bingo-Saijō | |
◄比婆山 (3.0 km) (4.2 km) 平子► | |
所在地 | 広島県庄原市西城町大佐722-3 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | 芸備線 |
キロ程 |
53.2km(備中神代起点) 新見から59.6 km |
電報略号 | ヒサ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
35人/日(降車客含まず) -2020年- |
開業年月日 | 1934年(昭和9年)3月15日[1] |
備考 | 簡易委託駅 |
歴史
編集- 1934年(昭和9年)3月15日:庄原線(当時)が備後庄原駅から延伸し、その終着駅として開業[1]。
- 1935年(昭和10年)12月20日:庄原線が備後落合駅まで延伸、途中駅となる。
- 1936年(昭和11年)10月10日:庄原線が三神線に編入され、当駅もその所属となる。
- 1937年(昭和12年)7月1日:三神線が芸備線の一部となり、当駅もその所属となる。
- 1950年(昭和25年)8月1日:国鉄の鉄道局再編により、岡山鉄道管理局管轄の駅となる。
- 1982年(昭和57年)9月10日:貨物取扱廃止[1]。
- 1983年(昭和58年)9月1日:芸備線CTC導入にあわせ、業務委託駅となる[2]。
- 1985年(昭和60年)
- 1986年(昭和61年)11月1日:芸備線の貨物列車が全廃される。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道広島支社管轄の駅となる[1]。
- 1991年(平成3年)4月1日:ワンマン運転が開始される。
- 2002年(平成14年)
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)
- 4月1日:復旧工事が完了し、全線で運転再開。
- 7月1日:芸備線の急行列車が全廃される。
- 2010年(平成22年):トイレの改修工事完了。
- 2012年(平成24年)3月17日:当駅での定期折り返し列車の設定が無くなる。ただし、その後も臨時に折り返しを行う列車や試運転列車が設定されることがある。
駅構造
編集相対式ホーム2面2線を持ち、行違い設備と三次方面への折り返し設備を有する地上駅である。2番のりば(上りホーム)は、三次方面への折り返しが可能である。
駅舎は1番のりば側(三次方面)にあり、反対側の2番のりば(備後落合方面)へは、比婆山駅方向にある構内踏切で連絡している。構内には側線がある。
三次鉄道部管理の簡易委託駅で、西城町観光協会が受託している窓口が設置されている。 自動券売機はなく窓口の携帯型車内補充券発行機により入場券や近距離切符の販売を行っている。
便所は長らく男女共用の汲み取りであったが、男女別と多目的トイレのバリアフリー化改修と水洗化された。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 芸備線 | 下り | 三次・広島方面 |
2 | 上り | 東城・新見方面 |
※本項ではJR西日本公式サイトの全域路線図[4]に従い路線記号・ラインカラーを表記しているが、当駅は広島シティネットワークエリア外のため、2016年3月のダイヤ改正時点の駅掲示時刻表においてはアルファベットのないラインカラーシンボルが使われている。
- 付記事項
- 2024年4月現在、ホームにのりば番号のプレートが設置されている。なお、列車運転指令上では2番のりばの方が「1番線」となっており、案内上ののりば番号とは逆転している。
- 駅の元事務室部分には、商店や地元の観光協会(西城町観光協会・EKINAKA)などが入居している。
- 駅前には、鉄道100周年記念としてSL『C50形132号』蒸気機関車の動輪や、2005年に制作された映画『ヒナゴン』のロケ記念のプレートなどが置かれている。
- かつては、山陰(島根)と山陽(広島)を結ぶ陰陽連絡線の急行列車(「ちどり」[5]、「しらぎり」[6]、「たいしゃく」[7]など)も停車していた。
- 2002年1月時点では、朝に当駅始発の三次行きが設定されていた。[8]
利用状況
編集1日平均の乗車人員は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1981年(昭和56年) | 159 | |
1990年(平成2年) | 195 | |
1996年(平成 8年) | 138 | [9] |
1997年(平成 9年) | 112 | [9] |
1998年(平成10年) | 108 | [9] |
1999年(平成11年) | 100 | [9] |
2000年(平成12年) | 98 | [9] |
2001年(平成13年) | 90 | [9] |
2002年(平成14年) | 72 | [9] |
2003年(平成15年) | 56 | [9] |
2004年(平成16年) | 57 | [9] |
2005年(平成17年) | 56 | [9] |
2006年(平成18年) | 64 | [9] |
2007年(平成19年) | ||
2008年(平成20年) | ||
2009年(平成21年) | ||
2010年(平成22年) | ||
2011年(平成23年) | 50 | [10] |
2012年(平成24年) | 35 | [10] |
2013年(平成25年) | 38 | [10] |
2014年(平成26年) | 32 | [11][10] |
2015年(平成27年) | 42 | [10] |
2016年(平成28年) | 47 | [10] |
2017年(平成29年) | 44 | [10] |
2018年(平成30年) | 34 | |
2019年(令和元年) | 36 | |
2020年(令和2年) | 35 |
駅周辺
編集- 庄原市役所西城支所
- 庄原市立西城保育所
- 庄原市立西城小学校
- 庄原市立西城中学校
- 広島県立西城紫水高等学校
- 庄原市立西城市民病院
- 庄原市西城保健福祉総合センター
- 庄原市しあわせ館・コミュニティーセンター
- 庄原市西城体育館
- 庄原市西城温水プール・水夢
- 庄原警察署西城交番
- 西城郵便局
- 広島みどり信用金庫西城支店
- JA庄原西城支所
- 西城町森林組合
- ウィル西城
- 国道183号
- 広島県道233号備後西城停車場線
バス路線
編集バスのりばは、駅前とやや離れたウィル西城前にあり、それぞれポールが立っている。ウィル西城前は、備北交通と西城交通で停留所名が異なるが同じ場所にある。
- ウィル西城のみ(西城交通・西城地域廃止代替等バス)[13]
- 西城駅前行
- ウィル西城前(備北交通・三城線)
- 庄原駅行、三次駅経由三次もののけミュージアム行
- 西城中野行
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、264頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「国鉄芸備線、きょうから全線CTC化-岡山鉄管局内では62%。」『日本経済新聞』日本経済新聞社、1983年9月1日、地方経済面/中国A、11面。
- ^ 「「通報」赤穂線西片上駅ほか9駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1985年11月22日、2面。
- ^ “JR西日本全域路線図” (PDF). JRおでかけネット. 2016年4月21日閲覧。 (PDF)
- ^ 米子駅と広島駅を木次線・宍道経由で結ぶ列車
- ^ 米子駅と広島駅を伯備線・新見経由で結ぶ列車
- ^ 岡山駅と広島駅間を伯備線・新見経由で結ぶ列車
- ^ JR時刻表 2002年1月号
- ^ a b c d e f g h i j k (第1期)庄原市生活交通ネットワーク再編計画, 庄原市, (2008年10月), オリジナルの2016年10月12日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b c d e f g 国土数値情報 駅別乗降客数データ
- ^ “第2期庄原市生活交通ネットワーク再編計画” (PDF). 庄原市 (2016年3月). 2017年9月6日閲覧。
- ^ 全便、祝祭日を除く月曜~金曜日運行
- ^ 全便、祝祭日を除く月曜~金曜日運行
関連項目
編集外部リンク
編集- 備後西城駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道