芸備線
芸備線(げいびせん)は、岡山県新見市の備中神代駅から広島県三次市の三次駅を経て広島県広島市の広島駅に至る西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線(地方交通線)である。
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![]() 坂根駅 - 市岡駅間を走行するキハ120形 (2010年4月14日) | |||
基本情報 | |||
国 |
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所在地 | 岡山県、広島県 | ||
種類 | 普通鉄道(在来線・地方交通線) | ||
起点 | 備中神代駅 | ||
終点 | 広島駅 | ||
駅数 | 44駅 | ||
電報略号 | ケヒセ | ||
路線記号 | P | ||
開業 | 1936年10月10日 | ||
所有者 | 西日本旅客鉄道 | ||
運営者 | 西日本旅客鉄道 | ||
使用車両 | 使用車両の節を参照 | ||
路線諸元 | |||
路線距離 | 159.1 km | ||
軌間 | 1,067 mm(狭軌) | ||
複線区間 | 全線単線 | ||
電化方式 | 全線非電化 | ||
閉塞方式 | 自動閉塞式・特殊自動閉塞式(軌道回路検知式) | ||
保安装置 | ATS-SW | ||
最高速度 | 85 km/h[1] | ||
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概要編集
中国山地西部の山間を走るローカル線の一つ。中国自動車道の開通や、山陽新幹線と接続する伯備線の特急列車網の整備などで、広島市から広島県北部を経て木次線を経由して松江市・米子市などと結んでいた陰陽連絡路線のメインルートからは外れ、現在は、広島市 - 三次市間の都市間輸送や広島市 - 三次市 - 庄原市および新見市 - 庄原市東城町といった沿線の通勤・通学輸送が主体の路線となっている。
後節のとおり当路線は区間によって輸送密度(平均通過人員)に大きな差があり、狩留家駅 - 広島駅間は複線・電化区間並みの数値である一方で山間部はその1/1000にあたる9人/日の区間も存在する。建設当時は長大トンネルを掘る技術がまだなく、中国山地の山裾を迂回するように路線が敷設されたため、備後庄原駅から東城駅までの距離はおよそ50kmあるが、道路ならば30kmほどである。
三次駅 - 広島駅間では急行「みよし」が運行されていたが、2007年7月1日のダイヤ改正で廃止され、快速「みよしライナー」へ置き換えられた[注釈 1]。
狩留家駅 - 広島駅間は「広島シティネットワーク」として広島市の近郊区間に位置づけられており、IC乗車カード「ICOCA」のエリアに含まれる。同区間では2014年から、ラインカラーには「三次の名産ぶどうと、安芸高田市の花として親しまれているアジサイのイメージ」として紫(■)が[2]、路線記号は P が選定されている[3]。一方、車内掲示等で使われる広島エリアの路線図[4]においては白木山駅以東の備後落合駅までもこのカラーで表現されている。
その後、2016年に岡山・福山エリアならびに山陰エリアのラインカラー・路線記号が制定され、同年4月に公式サイトの全域路線図へそれらが反映された際には、紫色にPの路線記号の適用区間が、白木山駅以東も含めた芸備線全区間(伯備線乗り入れ区間の新見駅まで)に拡大されている[5]。また、岡山支社管内で駅掲示運賃表を路線記号入りに更新した駅でも同様の対応となっている。その一方で、白木山駅 - 比婆山駅間各駅の駅掲示時刻表では、路線記号未制定の山口地区各線同様に、路線記号のアルファベットが入らないカラーのみのシンボルを使用している。また、岡山・福山エリアとしてのラインカラーではないことから[注釈 2]、備後落合駅 - 新見駅間では2016年改正時点においては運賃表以外の旅客案内には使用されていなかったが、2020年5月現在は、新見駅での地下連絡通路の1・2番のりばの案内看板の更新時と、備後落合駅の各のりばの案内看板の増設時に使用されている(同様に姫新線のKと木次線のEも使用)。
備中神代駅 - 備後落合駅間は広島県内を含めて岡山支社、備後落合駅 - 三次駅間は広島支社三次鉄道部、三次駅 - 広島駅間は広島支社の直轄、支社境界駅である備後落合駅は岡山支社の管轄である(上り場内信号機が支社境となっている)。日本国有鉄道(国鉄)時代は塩町駅が岡山鉄道管理局と広島鉄道管理局の境界で、同駅は岡山局の管内だった。
路線データ編集
沿線概況編集
停車場・施設・接続路線 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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備中神代駅からは中国山地の谷を高梁川水系の神代川や成羽川に沿って走行する。野馳駅 - 東城駅間の大竹山トンネルで岡山県から広島県に入る。坂根駅・備後八幡駅や小奴可駅周辺では、かつてたたら吹きが行われていた。道後山駅の少し手前で芸備線の最高所に達し、ここから日本海に注ぐ江の川の水系に入る。次の駅の備後落合駅との標高差は160mもあるため[注釈 3]、蛇行しながら25‰の勾配を下っていく。途中で渡る小鳥原第一鉄橋は中国地方一高い橋である[10][11]。備後落合駅と比婆山駅との間は、5.6kmの間を徐行しつつ15分あまりかけて、木次線方面から下ってきた西城川の渓谷を進む。比婆山駅から田園地帯になっていくが、幾度か狭い谷合を走る。備後庄原駅付近で西城川から離れて、国兼川流域に入ると平地がだんだん開けていき、馬洗川を渡って福塩線と合流して塩町駅から馬洗川の左岸を走行し、三次駅に到着する。
三次駅から江の川(広島県内では可愛川)沿いになり、県道の拡張のために経路が変更された上川立駅 - 甲立駅間を走行し、ここで芸備線で最長の郷原トンネルを通過する。向原駅の北側で「泣き別れ」と呼ばれる中央分水界を超えるが、標高214m[12]と比較的低い場所にあり、かつ平地にある。ここからは太田川水系三篠川に沿って中深川駅付近まで進む。中深川駅を過ぎたあたりから周囲が開け、車窓にはニュータウンが見えてくる。下深川駅の先で太田川の左岸を南下し、太田川の右岸を走行する可部線と併走、戸坂駅からは中山地区を通過して(中山地区には1941年まで安芸中山駅が存在した)広島車両所(JR貨物の車両基地)・広島新幹線運転所(博多総合車両所広島支所、山陽新幹線の電留線)の脇をかすめて広島貨物ターミナル駅構内で山陽本線と合流し、広島駅に到着する。矢賀駅 - 広島貨物ターミナル駅間では、新幹線博多総合車両所広島支所と広島駅を結ぶ高架の回送線(電化)、広島車両所と広島貨物ターミナル駅を結ぶ地上の回送線(電化)が並走している。さらに、旧矢賀検修所 - 広島貨物ターミナル駅を結ぶ地上の回送線(電化)も並走していたが、こちらは矢賀検修所の廃止に伴い廃線となり、踏切部分のレールが撤去・舗装され架線も撤去されている。
運行形態編集
2020年3月14日改正時点の運行形態は次の通り[13]。
普通列車・快速列車のみの運転で、全線を通して運転される列車はなく備後落合駅と三次駅で運転系統が分かれている。なお、広島駅に向かう列車が「下り」となっている。以下の運行形態各節では上り方(広島側)から記述する。
広島駅 - 三次駅間の一部列車をのぞいて、全線でワンマン運転を行っている。
広島駅 - 三次駅間編集
この区間は芸備線の中でも運行本数が多く、広島駅 - 三次駅間で1時間に1本程度が運転されているほか、広島駅 - 下深川駅・狩留家駅・志和口駅間の区間運転の列車も運転されている。芸備線の中で特に利用客数の多い広島駅 - 下深川駅・狩留家駅間は快速を含めて日中約20 - 30分間隔で運転されている。
広島発5時台の上り始発列車の1802Dは、備後庄原行きと福塩線府中行きを併結して運転している(三次駅で切り離し)[14]。備後庄原行きは日曜日・祝日は三次駅までの運転である。広島発の福塩線直通列車は午後にも府中行きが1本設定されている[14]。下りに三次駅を越えて直通する列車は存在しない。
普通列車のほかにも、快速「みよしライナー」が平日は4往復、土休日は下り6本・上り5本設定されており、所要時間は約1時間20分である。2007年7月1日のダイヤ改正以前は、広島駅、下深川駅と狩留家駅から三次駅までの各駅に停車する「通勤ライナー 」も3本設定されていたが、「みよしライナー」に統合されて廃止された。
2019年10月23日に平成30年7月豪雨災害からの全線復旧を果たしたが、その後の2019年10月26日 - 同年12月8日の間の土曜・日曜・祝日(計15日間)において、快速「みよしライナー」のうち1往復を延長する形で、広島駅 - 備後庄原駅間で快速「庄原ライナー」が午前に上り1本、夕方に下り1本が運転された。停車駅は「みよしライナー」と同じであるが、延長区間の三次 - 備後庄原間はノンストップで設定された[15]。
2018年度の混雑率は127%となっている[16]。しかし、志和口駅 - 広島駅の平均混雑率であるため、実際は広島方面に近づいていくほど列車本数も乗降客も増え、それ以上に混雑している。この年は土砂災害もあり、車両数も減っている。
三次駅 - 備後落合駅間編集
この区間は三次駅 - 備後落合駅間で普通が5往復と、三次駅 - 備後庄原駅間の普通が2往復(朝の1往復は休日運休で上りのみ前述の通り広島始発、午後の1往復は土休日運休)運転されており、曜日によっては5 - 6時間ほど運転されない時間帯がある。以前は日中に第1日曜日に運休する列車が存在した。塩町駅 - 三次駅間には福塩線の列車が乗り入れている。
このほかに臨時列車として、普通列車が日中に三次駅 - 備後西城駅間で1往復運転されることがある(2019年6月までは三次駅 - 備後落合駅間で運転されていた)。
備後落合駅 - 備中神代駅間編集
この区間を走る列車はすべて伯備線の新見駅発着で、備中神代駅から芸備線に入る。伯備線の新見駅 - 備中神代駅間の布原駅は芸備線の列車のみが停車するため、運転系統上は芸備線扱いとなっている。新見駅からの列車の半分は東城駅までの運転で、備後落合駅 - 東城駅間は1日わずか3往復の超過疎路線であり、JR西日本管内では最も平均通過人員が少なく2018年度は1日当たり9人しかいない[利用状況 1](後節も参照)。新見駅 - 東城駅間の朝の1往復は平日のみの運転である。2005年3月1日のダイヤ改正までは備後落合駅 - 東城駅間が5往復、東城駅 - 新見駅間が7往復であった。
2000年3月11日のダイヤ改正では、土曜日も運転する列車が設定されていた。
この区間では、早朝に1本のみ新見発備後落合行きの快速列車が運転されている。この快速は、以前はキハ120形の方向幕に「快速 備後落合」という表示がないため、方向幕には「備後落合」とのみ掲出し、前面窓内側のワンマン灯下に「快速」(白地に赤文字)と記載された種別札を挿入したうえで運転されていたが、現在は方向幕に種別入りの幕が加えられたため、種別札は使用されていない。2004年夏には臨時快速としてキハ120形を使用した「奥出雲」号が新見駅 - 木次線出雲坂根駅間で運転された。
2020年4月4日から同年7月31日まで、期間限定で利用促進のための増発が行われ、新見発東城行きが2本、備後落合発新見行きと東城発新見行きが各1本増発され、定期列車の新見発東城行き1本が備後落合行きに延長される[17]。
過去の列車編集
かつては急行「ちどり」「たいしゃく」「みよし」などの優等列車が運行され、1980年代頃までは陰陽連絡線として多くの急行列車で賑わっていた。2007年7月1日に廃止された当線最後の急行「みよし」は、廃止直前時点で4往復が運転され、当時のJRの急行としては唯一2往復以上運行される列車となっていた。またほかの急行列車が客車や電車、一般形のキハ47形気動車を使用していたことから、急行形気動車のキハ58系で運用される日本で唯一の急行列車となっていた。
国鉄時代は前述の急行列車を含めて1日10数本の運行だったが、広島駅 - 新見駅間を走破する列車も設定されていた。また、最終列車も早く、広島発では三次行きが21時台、志和口行きが22時台だった。これは1987年4月1日時点[18]でも変わらなかった。なお、1980年9月30日までは、夜行「ちどり」を使って、広島駅を23時50分台に出て志和口駅・三次駅・備後庄原駅などに深夜に到着することができた。
かつての優等列車は山陽本線・木次線・伯備線・姫新線などと直通で運転されていたが、晩年は芸備線内のみでの運転となっていた。一時期、可部線と直通する普通列車も存在し、臨時列車の急行「江の川」・快速「SLみよし」などは三江線に乗り入れていたが、いずれも現在は運転されていない。
使用車両編集
現在の使用車両編集
すべて気動車で運転されている。
過去の使用車両編集
高速化提案編集
1991年(平成3年)には振子式気動車の投入による高速化が要求されるようになり、同年11月には四国旅客鉄道(JR四国)の特急用気動車である2000系を使用した試運転が東城駅 - 広島駅間で行われた[19]。
2006年(平成18年)には地元経済界による芸備線と木次線の大幅な高速化が提言され、広島支社から本社に対し、広島周辺の一部区間の電化等の要望が挙がっていた。なお、過去にJR西日本管内で行われた整備事業は、ほとんどが地元負担となっている。
歴史編集
広島駅 - 備後庄原駅間は芸備鉄道により開業した。備後庄原駅 - 備後落合駅間は国有鉄道(鉄道省)により庄原線として、小奴可駅 - 備中神代駅間は三神線として建設された。広島駅 - 備中神代駅間が全通したのは1936年で、翌年には芸備鉄道全線が買収され芸備線となった。
戦前・戦後の一時期には、姫新線と一体のダイヤが組まれ、姫路駅 - 津山駅 - 新見駅 - 備後落合駅 - 三次駅 - 広島駅間直通という列車が1日に数往復も設定されていたことがあった。
芸備鉄道編集
- 1910年(明治43年)10月11日:芸備軽便鉄道発起人(佐藤正ほか7名)、鉄道院に広島 - 三次間の軽便鉄道敷設許可を申請[20]
- 1911年(明治44年)3月2日:鉄道院、芸備軽便鉄道発起人に軽便鉄道敷設免許状を下付(広島 - 三次間、43M58C)[21]
- 1912年(明治45年)4月30日:芸備軽便鉄道、創立総会を開催。社名を芸備鉄道に変更、取締役社長は和田彦次郎[20]
- 1913年(大正2年):下深川停車場(現広島市)で起工式を挙行[22]
- 1915年(大正4年)
- 1月25日:工事中の青河トンネル(志和地 - 三次間)で天井崩落事故があり10名死亡[22]
- 4月27日:鉄道院、芸備鉄道に東広島 - 志和地間の運輸営業開始を許可[23]
- 4月28日:東広島駅 - 志和地駅間(36.7M≒59.06km)が開業。東広島駅(初代)・矢口駅(現在の安芸矢口駅)・下深川駅・狩留家駅・中三田駅・志和口駅・井原市駅・向原駅・吉田口駅・甲立駅・川立駅(現在の上川立駅)・志和地駅が開業[23]
- 5月31日:鉄道院、芸備鉄道に志和地 - 三次間の運輸営業開始を許可[24]
- 6月1日:志和地駅 - 三次駅間(4.8M≒7.72km)が開業。三次駅(現在の西三次駅)が開業[24]。尾関山公園(現三次市)で開通式を挙行[20]
- 1916年(大正5年)4月15日:戸坂停留場・玖村停留場・粟屋停留場が開業[25]
- 1917年(大正6年)11月5日:鉄道院、芸備鉄道に軽便鉄道敷設免許状を下付(双三郡十日市町 - 比婆郡庄原町間、12M64C)[26]
- 1920年(大正9年)
- 1921年(大正10年)11月1日:全線で0.1M(≒0.16km)短縮[28]
- 1922年(大正11年)6月7日:三次駅 - 塩町駅間(4.4M≒7.08km)が延伸開業。八次駅・塩町駅(初代・現在の神杉駅)が開業。粟屋停留場が廃止[29]。
- 1923年(大正12年)12月8日:塩町駅 - 備後庄原駅間(10.0M≒16.09km)が開業。中深川仮停留場・和田村駅(現在の下和知駅)・七塚駅・備後庄原駅が開業[30]。
- 1924年(大正13年)9月20日:山ノ内駅が開業[31]。中深川仮停留場を中深川駅に変更。
- 1925年(大正14年)2月1日:和田村駅が下和知駅に改称[32]。
- 1926年(大正15年)1月21日:東広島駅 - 広島駅間の旅客営業を開始。東広島駅の旅客営業が廃止され、貨物駅になる[33]。
- 1929年(昭和4年)3月20日:矢賀停留場・中山停留場(のちの安芸中山駅)・上深川停留場が開業。瓦斯倫動力併用[34]
- 1930年(昭和5年)
- 1月1日:白木山口停留場(現在の白木山駅)・弥谷停留場・三田吉永駅(現在の上三田駅)・十日市駅(のちの三次駅)が開業。
- 4月1日:営業距離の単位をマイルからメートルに変更(56.2M→90.7km)。
- 4月21日:木戸停留場(のちの備後木戸駅)が開業。
- 4月22日:田幸停留場(現在の塩町駅)が開業。
- 4月25日:石ヶ原停留場・小田停留場(のちの安芸小田駅)・長田停留場(のちの下長田駅)・戸島停留場(のちの安芸戸島駅)・下原停留場・三日市駅(現在の備後三日市駅)が開業。
- 12月13日:旅客運輸営業免許(広島-宇品間)[36]
- 12月20日:芸備鉄道が宇品線を借り受け同線の旅客営業を開始[37]。
- 1931年(昭和6年)7月15日:青河停留場が開業。
- 1933年(昭和8年)5月19日:ディーゼル動力併用認可[34]
- 1937年(昭和12年)6月30日:鉄道旅客運輸営業廃止(許可)(1930年12月13日免許 広島-宇品間)[38]
庄原線編集
三神線編集
芸備線編集
- 1937年(昭和12年)7月1日:芸備鉄道の広島駅 - 備後十日市駅間を国有化[41]、改キロ (-0.1km)。三神線が旧・芸備鉄道線を編入し芸備線に改称。停留場が駅に変更。川立駅が上川立駅に、戸島停留場が安芸戸島駅に、長田停留場が下長田駅に、三田吉永駅が上三田駅に、白木山口停留場が白木山駅に、矢口駅が安芸矢口駅に、小田停留場が安芸小田駅に、中山停留場が安芸中山駅に、向原駅が「むかいばら」から「むかいはら」に改称。福永臨時停留場・東広島駅が廃止。
- 1941年(昭和16年)8月10日:青河駅・安芸戸島駅・下長田駅・上三田駅・弥谷駅・白木山駅・上深川駅・安芸小田駅・石ヶ原駅・安芸中山駅・矢賀駅が営業休止。ガソリン動車使用停止によるもの。
- 1942年(昭和17年)10月28日:休止中の矢賀駅が信号場に変更されて矢賀信号場が開設。
- 1943年(昭和18年)4月2日:矢賀信号場が駅に変更されて矢賀駅が開業。
- 1948年(昭和23年)8月10日:上三田駅・上深川駅の営業再開。
- 1952年(昭和27年)2月1日:平子駅が開業。
- 1953年(昭和28年)10月1日:市岡駅が開業。
- 1954年(昭和29年)
- 1955年(昭和30年)
- 1956年(昭和31年)12月20日:備後熊野駅が比婆山駅に改称。
- 1959年(昭和34年)4月13日:快速「ちどり」が準急に格上げ。
- 1962年(昭和37年)3月15日:準急「たいしゃく」が運転開始。
- 1963年(昭和38年)12月5日:白木山駅の営業再開。
- 1966年(昭和41年)3月5日:準急「ちどり」「たいしゃく」が急行に格上げ。
- 1969年(昭和44年)3月1日:東広島駅(2代目・現在の広島貨物ターミナル駅)が開業。東広島 - 広島間の貨物営業廃止。
- 1971年(昭和46年)12月10日:合理化に伴い駅の無人化(戸坂駅、玖村駅、中深川駅、上深川駅、上三田駅、上川立駅、八次駅)および貨物取扱廃止(志和口駅、向原駅、吉田口駅、甲立駅、神杉駅)の実施[42]。
- 1983年(昭和58年)
- 1985年(昭和60年)3月15日:急行「みよし」が運転開始。
- 1986年(昭和61年)11月1日:備中神代駅 - 東広島駅の貨物営業廃止。
民営化以降編集
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道が承継。
- 1991年(平成3年)
- 1995年(平成7年)
- 1996年(平成8年)3月16日:三次駅 - 備後落合駅間でキハ120形気動車が運用開始[46]。
- 2001年(平成13年)3月3日:新見駅 - 備後落合駅間で運転区間・時刻の見直しを実施。休日・第1日曜運休列車が導入され、土曜運転の列車が廃止。
- 2002年(平成14年)
- 3月23日:ダイヤ改正で急行「ちどり」・「たいしゃく」の運転区間を三次駅 - 広島駅間、列車名を「みよし」に統一[47]。普通列車では、最終の広島発三次行きを22時半過ぎ、志和口行きを23時半過ぎに繰り下げ。備後落合駅 - 三次駅間で減便し、第1日曜運休列車を導入。朝の備後西城駅折り返しを備後庄原駅折り返しに、夕方の備後落合駅折り返しも備後庄原駅折り返しにそれぞれ変更。
- 10月5日:狩留家駅 - 広島駅間が広島シティネットワークエリアとなる。
- 2003年(平成15年)10月1日:快速「みよしライナー」が運転開始、既存の快速は「通勤ライナー」に変更。広島駅 - 三次駅間で増発。
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)
- 年月日不明:備中鉄道部が廃止され、備中神代駅 - 備後落合駅間が岡山支社の直轄になる[注釈 4]。
- 2014年(平成26年)
- 2017年(平成29年)3月4日:ダイヤ改正により、三次駅 - 広島駅間を平日と土休日で異なるダイヤとする。土休日に快速「みよしライナー」と普通列車を増発[55]。
- 2018年(平成30年)
- 2019年(平成31年・令和元年)
- 2020年(令和2年)
- 3月9日:東城駅 - 備後八幡駅間で軌道内に土砂が流入し、新見発備後落合行きの快速列車(キハ120形1両)が乗り上げ脱線・横転した[69]。これにより東城駅 - 備後落合駅間が不通となる。
- 4月28日:東城駅 - 備後落合駅間が運転再開[70][71]。
- 7月14日:令和2年7月豪雨の影響で全線で運転見合わせ[72]。備中神代駅 - 東城駅間は20時に運転再開[72]。上三田駅 - 中三田駅間で斜面の崩落などが発生し、東城駅 - 下深川駅間が不通となる[73]。
- 7月15日:下深川駅 - 広島駅間が運転再開[72]。三次駅に車両が取り残されたため、下深川駅 - 広島駅間は大幅に減便、両数減[74]。
- 7月16日:東城駅 - 備後落合駅間が運転再開[75]。
- 7月20日:備後落合駅 - 三次駅間が運転再開[74][注釈 5]。また、この日から下深川駅 - 三次駅間でバス代行輸送を開始。
- 8月15日:三次駅 - 下深川駅間が運転再開。豪雨から1か月ぶりに全線で運転が再開される[76]。
- 2021年(令和3年)
- 3月13日:ダイヤ改正による最終列車発時刻の繰り上げで、日付を越えて運行される列車が消滅。
駅一覧編集
便宜上、備中神代駅から全列車が直通する伯備線新見駅からの区間を記載する。
- 駅名 … (貨):貨物専用駅(芸備線の貨物取扱はなし)、広:特定都区市内制度における「広島市内」エリアの駅
- 停車駅
- 普通…すべての駅に停車
- 快速…●印の駅は停車、|・↓印の駅は通過(↓は矢印の方向のみ運転)
- 新見駅発の快速は早朝下り1本のみ運転
- 三次駅 - 広島駅間の快速は「みよしライナー」(停車駅は2020年3月14日改正時点のもの[注釈 6])
- 線路(全線単線) … ◇・∧:列車交換可能、*:列車交換可能だが交換時は下り列車のみ客扱い可、|:列車交換不可
路線名 | 駅名 | 駅間 営業キロ |
備中神代 からの 営業キロ |
快速 | 接続路線・備考 | 線路 | 所在地 | ||
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伯備線 | 新見駅 | - | 6.4 | ● | 西日本旅客鉄道: 伯備線(倉敷方面)・ 姫新線 | ◇ | 岡山県 新見市 | ||
布原駅 | 3.9 | 2.5 | ↓ | (芸備線の列車のみ停車) | ◇ | ||||
備中神代駅 | 2.5 | 0.0 | ↓ | 西日本旅客鉄道: 伯備線(伯耆大山方面) | | | ||||
芸備線 | |||||||||
坂根駅 | 3.9 | 3.9 | ↓ | | | |||||
市岡駅 | 2.6 | 6.5 | ↓ | | | |||||
矢神駅 | 3.5 | 10.0 | ● | ◇ | |||||
野馳駅 | 3.6 | 13.6 | ↓ | | | |||||
東城駅 | 5.2 | 18.8 | ● | * | 広島県 | 庄原市 | |||
備後八幡駅 | 6.5 | 25.3 | ● | | | |||||
内名駅 | 3.7 | 29.0 | ● | | | |||||
小奴可駅 | 4.6 | 33.6 | ● | | | |||||
道後山駅 | 4.2 | 37.8 | ● | | | |||||
備後落合駅 | 6.8 | 44.6 | ● | 西日本旅客鉄道: 木次線 | ◇ | ||||
比婆山駅 | 5.6 | 50.2 | | | ||||||
備後西城駅 | 3.0 | 53.2 | ◇ | ||||||
平子駅 | 4.2 | 57.4 | | | ||||||
高駅 | 4.9 | 62.3 | | | ||||||
備後庄原駅 | 6.2 | 68.5 | ◇ | ||||||
備後三日市駅 | 2.0 | 70.5 | | | ||||||
七塚駅 | 1.7 | 72.2 | | | ||||||
山ノ内駅 | 3.0 | 75.2 | | | ||||||
下和知駅 | 4.9 | 80.1 | | | 三次市 | |||||
塩町駅 | 3.1 | 83.2 | 西日本旅客鉄道: 福塩線[* 1] | ◇ | |||||
神杉駅 | 1.5 | 84.7 | ◇ | ||||||
八次駅 | 3.3 | 88.0 | | | ||||||
三次駅 | 2.3 | 90.3 | ● | ◇ | |||||
西三次駅 | 1.6 | 91.9 | | | ◇ | |||||
志和地駅 | 7.7 | 99.6 | | | ◇ | |||||
上川立駅 | 2.6 | 102.2 | | | | | |||||
甲立駅 | 4.3 | 106.5 | ● | ◇ | 安芸高田市 | ||||
吉田口駅 | 3.4 | 109.9 | | | ◇ | |||||
向原駅 | 6.2 | 116.1 | ● | ◇ | |||||
広 井原市駅 | 5.9 | 122.0 | | | | | 広島市 | 安佐北区 | |||
広 志和口駅 | 4.0 | 126.0 | ● | ◇ | |||||
広 上三田駅 | 3.5 | 129.5 | | | | | |||||
広 中三田駅 | 4.5 | 134.0 | | | ◇ | |||||
広 白木山駅 | 2.3 | 136.3 | | | | | |||||
広 狩留家駅 | 2.2 | 138.5 | | | ◇ | |||||
広 上深川駅 | 2.2 | 140.7 | | | | | |||||
広 中深川駅 | 2.8 | 143.5 | | | | | |||||
広 下深川駅 | 1.4 | 144.9 | ● | ◇ | |||||
広 玖村駅 | 1.9 | 146.8 | ● | | | |||||
広 安芸矢口駅 | 2.5 | 149.3 | ● | ◇ | |||||
広 戸坂駅 | 2.8 | 152.1 | ● | | | 東区 | ||||
広 矢賀駅 | 4.8 | 156.9 | ● | ◇ | |||||
((貨)広島貨物ターミナル駅) | 0.6 | 157.5 | | | (山陽本線の貨物駅。山陽本線との分岐点) | | | 南区 | |||
広 広島駅 | 1.6 | 159.1 | ● | 西日本旅客鉄道: 山陽新幹線・ 山陽本線・ 呉線[* 2]・ 可部線[* 2] 広島電鉄:本線 |
∧ |
以下の駅を除いては、無人駅である。
- JR西日本の直営駅(3駅)
- 新見駅・三次駅・広島駅
- JR西日本広島メンテックによる業務委託駅(5駅)
- 向原駅・志和口駅・下深川駅・安芸矢口駅・矢賀駅
- 簡易委託駅
- POS端末設置駅
- 甲立駅・備後庄原駅
- 携帯車発機設置駅
- 備後西城駅・小奴可駅・東城駅・野馳駅
- 窓口休止中の駅
- 吉田口駅
- POS端末設置駅
廃駅編集
( )内は備中神代駅起点の営業キロ。
- 下原駅:1934年廃止、七塚駅 - 山ノ内駅間 (73.7km)
- 備後木戸駅:1934年廃止、山ノ内駅 - 下和知駅間 (78.1km)
- 粟屋停留場:1922年廃止、西三次駅 - 志和地駅間 (94.8km)
- 青河駅:1941年休止、西三次駅 - 志和地駅間 (96.4km)
- 安芸戸島駅:1941年休止、吉田口駅 - 向原駅間 (113.5km)
- 下長田駅:1941年休止、向原駅 - 井原市駅間 (119.5km)
- 弥谷駅:1941年休止、上三田駅 - 中三田駅間 (132.0km)
- 福永臨時停留場:1937年廃止、中三田駅 - 白木山駅間 (136.1km)
- 安芸小田駅:1941年休止、安芸矢口駅 - 戸坂駅間 (150.5km)
- 石ヶ原駅:1941年休止、戸坂駅 - 矢賀駅間 (153.1km)
- 安芸中山駅:1941年休止、戸坂駅 - 矢賀駅間 (155.6km)
- (貨)東広島駅:1937年廃止、矢賀駅 - 広島駅間 (158.5km)
過去の接続路線編集
- 三次駅:三江線 - 2018年4月1日廃止
平均通過人員編集
各年度の平均通過人員(人/日)は以下の通り。
年度 | 備中神代 - 広島 (全区間) |
備中神代 - 東城 | 東城 - 備後落合 | 備後落合 - 三次 | 三次 - 狩留家 | 狩留家 - 広島 |
---|---|---|---|---|---|---|
1987年度[利用状況 2] | 2,561 | 非公表 | ||||
2013年度[利用状況 2] | 1,733 | 111 | 8 | 197 | 1,569 | 9,168 |
2014年度[利用状況 3] | 1,685 | 84 | 8 | 191 | 1,502 | 8,988 |
2015年度[利用状況 4] | 1,702 | 87 | 8 | 216 | 1,503 | 9,062 |
2016年度[利用状況 5] | 1,699 | 81 | 9 | 225 | 1,381 | 9,306 |
2017年度[利用状況 6] | 1,705 | 86 | 13 | 238 | 1,410 | 9,246 |
2018年度[利用状況 1] | 1,341 | 73 | 9 | 196 | 765 | 8,052 |
脚注編集
注釈編集
- ^ ただし「みよしライナー」は「みよし」廃止より前から運行を開始しており、「みよし」の快速格下げではない。
- ^ 岡山支社では、2016年改正時点で山陽本線各駅(東岡山駅・岡山駅・倉敷駅・福山駅)から直接分岐しない路線の扱いを明確に公表していなかった。
- ^ 道後山駅の標高は612m[9]、備後落合駅の標高はおよそ452m
- ^ 『データで見るJR西日本 2007』には記載されているが、『データで見るJR西日本 2008』には記載されていない
- ^ これに伴い、三次駅 - (芸備線) - 備中神代駅 - (伯備線) - 倉敷駅 - (山陽本線) - 広島駅と大幅な遠回りながら、三次側と広島側での車両の融通が出来るようになった。
- ^ 2019年3月16日ダイヤ改正時点では、みよしライナーを含む不通区間のダイヤが一時的に時刻表から抹消されている。
出典編集
- ^ データで見るJR西日本2018 - JR西日本
- ^ 2014年10月20日から11月1日に開催された「広島駅の歴史展」より
- ^ 近畿エリア・広島エリアに「路線記号」を導入します - 西日本旅客鉄道ニュースリリース 2014年8月6日
- ^ 広島エリア路線図 (PDF) - JRおでかけネット、2016年3月28日閲覧
- ^ JR西日本全域路線図 (PDF) - JRおでかけネット、2016年4月16日閲覧
- ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB、1998年。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 鉄道事業ダイジェスト - 西日本旅客鉄道
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- ^ 小鳥原第一鉄橋 - 広島県
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- ^ JTBパブリッシング 交通公社の時刻表 1987年4月号復刻版
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- ^ 「軽便鉄道免許状下付」『官報』1911年3月7日(国立国会図書館デジタルコレクション)
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- ^ 「軽便鉄道停留場設置」『官報』1916年4月20日(国立国会図書館デジタルコレクション)
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- ^ 「地方鉄道営業哩程変更」『官報』1921年11月16日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「 地方鉄道運輸開始」、「地方鉄道停留場廃止」『官報』1922年6月9日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1923年12月21日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「地方鉄道駅設置」『官報』1924年10月1日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「地方鉄道駅名改称」『官報』1925年2月10日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「地方鉄道旅客運輸開始」『官報』1926年1月30日(国立国会図書館デジタルコレクション)
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- ^ 広島市役所『白木町史』1980年
- ^ 「鉄道免許状下付」『官報』1930年12月16日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1931年2月12日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「鉄道旅客運輸営業廃止」『官報』1937年7月2日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「鉄道省告示第204・205号」『官報』1933年5月25日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『鉄道統計資料. 昭和8年』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「鉄道省告示第208・209号」『官報』1937年6月25日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「戸坂など七駅を無人化」『中國新聞』昭和46年10月23日広島版 8面
- ^ 広島CTCセンター20年のあゆみ編集委員会『広島CTCセンター20年のあゆみ』広島CTCセンター20年のあゆみ編集委員会、1990年、p.1。
- ^ 日本国有鉄道広島鉄道管理局『広島鉄道管理局昭和50年代史』1986年、p.206。
- ^ a b c ジェー・アール・アール編『JR気動車客車編成表 2010』交通新聞社、2010年。ISBN 978-4-330-14710-9。
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- ^ 芸備線 備後落合から備後西城駅間の運転再開(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2007年3月16日
- ^ 平成19年夏のダイヤ改正(広島・山口エリア) 別紙詳細 (PDF) (インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2007年5月9日
- ^ 岡山・広島エリアに「ICOCA」デビュー!(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2007年8月8日
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- ^ “【芸備線】 大雨 お知らせの履歴 (2020年07月14日 19時10分更新 - 2020年07月16日 05時30分更新)”. JR西日本列車運行情報 中国エリア運行情報. 西日本旅客鉄道. 2020年7月18日閲覧。
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利用状況編集
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- ^ “データで見るJR西日本2016 > 区間別平均通過人員および旅客運輸収入(平成27年度) (PDF)”. 西日本旅客鉄道. p. 58. 2016年10月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月2日閲覧。
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- ^ “データで見るJR西日本2018 > 区間別平均通過人員および旅客運輸収入(2017年度) (PDF)”. 西日本旅客鉄道. p. 58. 2019年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月2日閲覧。
参考文献編集
- 今尾恵介監修『日本鉄道旅行地図帳 - 全線・全駅・全廃線』11 中国四国、新潮社、2009年。ISBN 978-4-10-790029-6。
- 今尾恵介『鉄道車窓絵図 西日本編』JTBパブリッシング、2010年、p.99 - p.103。ISBN 978-4-533-07723-4。
- 川島令三編著『山陽・山陰ライン - 全線・全駅・全配線』6 広島東部・呉エリア、講談社、2012年。ISBN 978-4-06-295156-2。
- 菁文社出版部『芸備線米寿の軌跡 : 大正四年、芸備鉄道として開業してから平成の現在に至るまでの芸備線、喜怒哀楽のものがたり。』菁文社、2004年。ISBN 978-4902368123。