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国際連合総会議長は、国際連合総会(United Nations General Assembly (UNGA))の投票によって加盟国から毎年9月ごろに選出される、同組織の代表である。国連総会議長、あるいは単に総会議長と略して呼ばれることも多い。

国際連合
総会議長
任命者 国際連合総会
任期 1年
初代 ベルギーの旗 ポール=アンリ・スパーク
創設 1946年
ウェブサイト 国際連合総会議長の一覧(英語)

目次

選考編集

 
総会議長を輩出した国を緑で示した地図

地域の偏りを防ぐため、5つの地域(アフリカグループ、アジア太平洋グループ、西ヨーロッパグループ、ラテンアメリカとカリブ海グループ、東ヨーロッパとその他グループ)に分かれ、その5グループが順番に議長国を務める[1]。1956年より、同じグループから連続で議長国となった例はない。

国際連合事務総長と同様に、国際連合安全保障理事会常任理事国(通称: P5)の出身者から議長が選ばれたことはない。その他、列強・大国とされる国からも選出が避けられる傾向がある。例外としては大国とされ常任理事国入りを主張しているブラジルインドから議長が選ばれたことがあるが、これはいずれも国際連合総会が始まって間もないころのことである(1947年と1953年)。

議長国を複数回務めた国はこれまでにアルゼンチンのみで、第3回(1948年)と第43回(1988年)の2度務めている。

女性が議長を務めたことはこれまでに3度のみである。1953年、インドのヴァイジャヤ・ラクシュミ・パンディットが初の女性議長となった。

歴代議長編集

名前 国連総会議長[2] 議長国 Region 会期
1946 ポール=アンリ・スパーク   ベルギー WES 第1回
1947 オズヴァルド・アラニャ   ブラジル LAS 第1回特別
第2回
1948 ホセ・アルセ   アルゼンチン LAS 第2回特別
1948 ハーバート・エバット   オーストラリア COS 第3回
1949 カルロス・P・ロムロ   フィリピン EAS 第4回
1950 ナスローラ・エンテザム   イラン EAS 第5回
1951 ルイス・ポーディラ・ナーヴォ   メキシコ LAS 第6回
1952 レスター・B・ピアソン   カナダ COS 第7回
1953 ヴァイジャヤ・ラクシュミ・パンディット   インド COS 第8回
1954 エールコ・ヴァン・クレフェンス   オランダ WES 第9回
1955 ホセ・マーサ・フェルナンデス   チリ LAS 第10回
1956 ルデシンド・オルテガ   チリ LAS 第1回緊急特別
第2回緊急特別
1956 ナラーティップポンプラパン   タイ EAS 第11回
1957 レッシル・ムンロ   ニュージーランド COS 第12回
第3回緊急特別
1958 チャールズ・マリク   レバノン MES 第13回
1959 ビクター・アンドレス・ベラウンデ   ペルー LAS 第14回
第4回緊急特別
1960 フレデリック・ボーランド   アイルランド WES 第15回
第3回特別
1961 モンギ・スリム   チュニジア MES 第16回
1962 ムハンマド・ザファルーラッハ・ハン   パキスタン COS 第17回
第4回特別
1963 カルロス・ソーサ・ロドリゲス   ベネズエラ LAS 第18回
1964 アレックス・カイソン=サッキー   ガーナ COS 第19回
1965 アミントレ・ファンファーニ   イタリア WES 第20回
1966 アブドゥル・ラーマン・パズウォック   アフガニスタン Asia 第21回
第5回特別
第5回緊急特別
1967 コルネリウ・マネスク   ルーマニア EEG 第22回
1968 エミリオ・アレナレス・カタラン   グアテマラ GRULAC 第23回
1969 アンジー・ブロックス   リベリア Africa 第24回
1970 エドバード・ハンブロ   ノルウェー WEOG 第25回
1971 アダム・マルク   インドネシア Asia 第26回
1972 ステインスロウ・トレプチンスキー   ポーランド EEG 第27回
1973 レオポルド・ベニテス   エクアドル GRULAC 第28回
第6回特別
1974 アブデルアジズ・ブーテフリカ   アルジェリア Africa 第29回
第7回特別
1975 ガストン・トルン   ルクセンブルク WEOG 第30回
1976 ハミルトン・シャーリー・アメラシンゲ   スリランカ Asia 第31回
1977 ラザー・モジソフ   ユーゴスラビア EEG 第32回
第8回特別
第9回特別
第10回特別
1978 インダレシオ・ライヴァノ   コロンビア GRULAC 第33回
1979 セリム・アフメド・セリム   タンザニア Africa 第34回
第6回緊急特別
第7回緊急特別
第11回特別
1980 ラジガー・ヴォン・ウェクマー   西ドイツ WEOG 第35回
第8回緊急特別
1981 イスマット・T・キッタニ   イラク Asia 第36回
第7回緊急特別
第9回緊急特別
第12回特別
1982 アーム・ホーライ   ハンガリー EEG 第37回
1983 ジョージ・イルーシア   パナマ GRULAC 第38回
1984 ポール・J・F・ルサカ   ザンビア Africa 第39回
1985 ジェイム・デ・パニエス   スペイン WEOG 第40回
第13回特別
1986 ハムヤン・ラシド・チョドハリ   バングラデシュ Asia 第41回
第14回特別
1987 ピーター・フローリン   東ドイツ EEG 第42回
第15回特別
1988 ダンテ・カプト   アルゼンチン GRULAC 第43回
1989 ヨセフ・ナンベン・ガルバ   ナイジェリア Africa 第44回
第16回特別
第17回特別
第18回特別
1990 ガイド・デ・マルコ   マルタ WEOG 第45回
1991 シャミル・シハビ   サウジアラビア Asia 第46回
1992 ストヤン・ガネフ   ブルガリア EEG 第47回
1993 ルディ・インサナリ   ガイアナ GRULAC 第48回
1994 アマラ・エシー   コートジボワール Africa 第49回
1995 ディオゴ・フレイタス・ド・アマラル   ポルトガル WEOG 第50回
1996 ラザリ・イスマイル   マレーシア Asia 第51回
第10回緊急特別
第19回特別
1997 ヘンナディー・ウドベンコ   ウクライナ EEG 第52回
第10回緊急特別
第20回特別
1998 ディディエル・オペルティ   ウルグアイ GRULAC 第53回
第10回緊急特別
第21回特別
1999 テオ=ベン・グリラブ   ナミビア Africa 第54回
第22回特別
第23回特別
第24回特別
2000 ハッリ・ホルケリ   フィンランド WEOG 第55回
第10回緊急特別
第25回特別
第26回特別
2001 韓昇洙   韓国 Asia 第56回
第10回緊急特別
2002 ヤン・カバン   チェコ EEG 第57回
第10回緊急特別
2003 ジュリアン・フント   セントルシア GRULAC 第58回
第10回緊急特別
2004 ジャン・ピン   ガボン Africa 第59回
2005 ヤン・エリアソン   スウェーデン WEOG 第60回
2006 ハヤ・ラシェッド・アル・ハリファ   バーレーン Asia 第61回
第10回緊急特別
2007 スルジャン・ケリム   北マケドニア EEG 第62回
2008 ミゲル・デスコト・ブロックマン   ニカラグア GRULAC 第63回
2009 アリ・トレキ   リビア Africa 第64回
2010 ジョゼフ・ダイス   スイス WEOG 第65回
2011 ナーセル・アルナセル   カタール Asia-Pacific 第66回
2012 ヴク・イェレミッチ   セルビア EEG 第67回
2013 ジョン・ウィリアム・アッシュ   アンティグア・バーブーダ GRULAC 第68回
2014 サム・クテサ   ウガンダ Africa 第69回
2015 モーエンス・リュッケトフト   デンマーク WEOG 第70回
2016 ピーター・トムソン   フィジー Asia-Pacific 第71回
2017 ミロスラヴ・ライチャーク   スロバキア EEG 第72回
第10回緊急特別
2018 マリア・フェルナンダ・エスピノサ・ガルセス   エクアドル GRULAC 第73回

地域・地方の凡例:

1966年以前
1966年以後
  • Africa: アフリカグループ
  • Asia-Pacific: アジアグループ, 2011年以降はアジア太平洋グループ[3]
  • EEG: 西ヨーロッパグループ
  • GRULAC: ラテンアメリカとカリブ海グループ
  • WEOG: 東ヨーロッパとその他グループ

関連項目編集

出典編集

  1. ^ UN: About the General Assembly”. 2018年2月12日閲覧。
  2. ^ Presidents of the General Assembly of the United Nations. Un.org. Retrieved on 2013-12-06.
  3. ^ "Asian Group of nations at UN changes its name to Asia-Pacific Group", Radio New Zealand International, 31 August 2011.

外部リンク編集