女部(じょぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。

康熙字典 214 部首
大部 女部 子部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

康熙字典214部首では38番目に置かれる(3画の9番目)。

概要編集

」の字は女性の跪いた様子に象り、女性を意味する。偏旁の意符としては女性・婚姻・姻戚・感情などに関することを示す。意符としては、大抵は左か下に来る字が多い。

なお、「」を意符とする字も少数ながら存在しており、『説文解字』には男部も存在していたが、『康熙字典』には存在せず、「男」は田部、「」は生部、「」は臼部、「」は女部にそれぞれ置かれている。

女部は上記のような意符を構成要素とする漢字を収める。

フェミニズムにおいて、日本中国語圏の一部の活動家は「姦、、奸、妄、嫌、妖、奴、妓、娼などの女偏の字は良くない意味を持ち、女性を尊重していない」として、表現の変更や文字の改訂を主張している[1][2][3][4]

部首の通称編集

  • 日本:おんな・おんなへん
  • 中国:女字旁
  • 韓国:계집녀부(gyejip nyeo bu、おんなの女部)
  • 英米:Radical woman

部首字編集

例字編集

脚注編集

  1. ^ Nast, Condé (2016年2月27日). “ことばに潜む「性差別」を浮き彫りにする「新しい漢字」” (日本語). WIRED.jp. 2022年6月24日閲覧。
  2. ^ 漢字歧視女性 《經濟學人》認應重新造字 - 台灣醒報 Awakening News Networks” (英語). anntw.com (2018年9月10日). 2022年6月24日閲覧。
  3. ^ 読売新聞」1991年7月11日「「婦人→女性」お役所言葉のトレンド 都では条例改正も」
  4. ^ 湯山トミ子「「ことば・文字・女の解放」論壇をめぐって (特集 ことば・文字・女の解放)」『アジア太平洋研究』第36巻、成蹊大学アジア太平洋研究センター、2011年11月、 55-64頁、 doi:10.15018/00001063hdl:10928/193ISSN 0913-8439NAID 40019192602