子 (十二支)

十二支のひとつで第1番目
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十干
十二支

(ね、し)は十二支のひとつ。通常十二支の中で第1番目(一番最初)に数えられる。子年(ねずみどし)とも言う。

前は、次はである。

概要編集

  • 子年は、西暦年を12で割って4が余る年が子のとなる。
  • 子の月は旧暦11月(概ね新暦12月)。
  • 子の刻(ねのこく)は深夜0時を中心とする約2時間。午の時刻の中心となる昼12時(正午)に対して、子の刻の中心である深夜0時を正子(しょうし)や子夜(しや)と言う。動物の名前は鼠。
  • 子の方角は。「子午線」は「北-南の線」といった意味。
  • 五行は水気。
  • 陰陽は陽。

なお、現在の暦では子年は通常閏年となる(他に辰年、申年も同様)。子年で閏年にならない年は、前回は1900年、次回は2200年であり、必ず干支庚子となる。

天文編集

古くから中国では冬至を含む月を「子月」と呼んだ。子は十二支の1番目であり「新たな生命の種が宿る時」とされており、旧命が滅し、新種が宿るため、子は十二支で唯一、生滅同梱・新旧同梱の支となる。時刻に関しても子の時刻は23:00-0:59となっており、旧から新へと切り替わることを意味する。周代では冬至の日を新年とし、子月を1月としていたが、漢代に王朝が変わると夏暦が再び使用されるようになり、正月が寅月立春に移動し、寅月を1月とする夏暦が2000年以上も続き、現在の中国でも夏暦が使用されているが、暦法上では子月前半・後半の境目である冬至が1年の始まりとなる。「一陽来復」(いちようらいふく)とは、冬至を意味し、新年の到来、悪い事が続いた後で幸運に向かう事、陰気が極まった後に冬至を境に陽気に向かう事を意味し、陰暦10月は坤卦、11月は復卦に当たり、陰ばかりの中に陽が戻ることになり、復卦とは冬至の事である。

天文二十四節気平気法では冬至を1年の起点としている。子の時刻は23:00-0:59であり、二十四節気を24時間上に例えると、子月後半の最初にある冬至は0:00の位置となり、次の24時間周期への移行となる。物理上は1年間の干支は冬至で切り替わることになる。二十四山を考慮した上で十二支を12年周期で見てみると、新たな12年周期に切り替わるのは子年後半の最初である夏至ということになる12年間を24時間に例えると、亥年から子年への移行時の冬至は23:00となり、その時点では旧12年周期。子年後半の最初である夏至(午月(新暦6月))が12年周期の開始地点の0:00に位置する時期となる。

時刻と12年周期の照合表

  • 21時0分-22時59分:亥年・旧12年周期。
  • 23時0分:子年の子月 冬至・旧12年周期(亥から子へ移行するが、23時のため、まだ新12年周期にはなっていない)。
  • 0時0分:子年の午月 夏至・新12年周期(新12年周期へ移行)。

伝承編集

漢書』律暦志によると子は「孳」(し:「ふえる」の意味)。新しい生命が種子の中に萌し始める状態を表しているとされる。

後に覚え易くするために動物の鼠が割り当てられた。

以下のような話が伝わっている。神が十二支の動物を決める際、家の門の前に来た順番に決めることにした。牛は動きが遅いからと真っ先に出かけ、一番に門の前についた。しかし、門が開けられる時、牛の頭の上に乗っていた鼠が牛の前に飛び出たので、鼠が一番になったという。なお、猫も十二支に入れてもらおうと準備をしていたが、鼠が集合の日をわざと間違えて教えたので十二支に入ることができなかった。それで今でも猫は鼠を追いかけ回すのだという。

ほかの話として、候補の動物たちが順番を投票で決められることとなった。しかし鼠は「私は体が小さくて、誰の目にも入りません」と言った。神は承知して、ネズミを大きくした。人々は大きなネズミに驚いて、ネズミを1番に投票した。

株式相場の格言に「辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ。戌は笑い、亥固まる、子は繁栄、丑はつまずき、寅千里を走り、卯は跳ねる」があり、子年の相場は繁栄するといわれる[1]

また、子年には政変が起きやすいジンクスがあり、実際に戦後(1945年以降)の子年で7回中(2020年時点)、6回政権交代が発生している[2][3][4][5]

子を含む干支編集

脚注編集

  1. ^ 金融市場NOW Financial Market Review vol.121”. ニッセイアセットマネジメント (2013年12月19日). 2020年1月13日閲覧。
  2. ^ 1948年昭和23年)、片山哲内閣総辞職→芦田均内閣発足・総辞職→第2次吉田内閣発足。1960年(昭和35年)、岸信介首相退陣→池田勇人内閣発足。1972年(昭和47年)、佐藤栄作首相辞意表明→田中角栄内閣発足。1996年平成8年)、村山富市首相退陣→橋本龍太郎内閣発足。2008年(平成20年)、福田康夫首相退陣→麻生太郎内閣発足。2020年令和2年)、安倍晋三首相辞意表明→菅義偉内閣発足。なお、政権交代が発生しなかった1984年(昭和59年)にも政権与党である自民党内で権力闘争(二階堂擁立構想)が発生している。
  3. ^ 【安倍政権考】子年は政変を繰り返すか 首相一族は過去に受難”. 産経新聞 (2020年1月7日). 2020年9月26日閲覧。
  4. ^ ジンクスまた「ねずみ年の首相辞任」戦後7回中6回”. 日刊スポーツ (2020年8月28日). 2020年9月26日閲覧。
  5. ^ 日本テレビ (2020年9月17日). “昨夜、菅内閣が正式に発足”. 日テレNEWS24. 2020年9月26日閲覧。

関連項目編集