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松前 健(まつまえ たけし、1922年9月5日[1] - 2002年3月24日)は、日本宗教学者神話学者天理大学教授、立命館大学教授、奈良大学教授。文学博士

人物編集

朝鮮全羅南道木浦に、貿易商の家に生れる。1935年、家族で東京に移り住む。1943年、國學院大學予科に入学、まもなく応召。戦後の1946年に國學院大學に復学し、折口信夫に師事、民俗学を学ぶ。首席で卒業して大学院に進学。1956年に修士課程修了。

大学非常勤講師をしながら、研究成果を発表、1960年の『日本神話の新研究』で文学博士号をとり、日本宗教学会の姉崎正治賞を受賞。こうした初期の成果が三品彰英などに高く評価され、京都にうつり、天理大学・立命館大学・奈良大学などで教壇に立つ。

以後、民俗学、文化人類学、歴史学と幅広い視点から、古代の王権と神話との関わりを考究。海外の神話学の方法も積極的に採り入れた。日本神話学研究の第一人者。

著書編集

  • 『日本神話の新研究』桜楓社、1960年
  • 『日本神話の形成』塙書房、1970年
  • 『日本神話と古代生活』有精堂出版、1970年
  • 『神々の系譜』PHP研究所、1972年
  • 『日本の神々』中央公論社、1974年
  • 『古代伝承と宮廷祭祀』塙書房、1974年
  • 『古代日本の権力者』朝日新聞社、1975年
  • 『出雲神話』講談社、1976年
  • 『日本の神話99の謎』サンポウジャーナル、1978年
  • 『日本神話の謎』大和書房、1985年
  • 『大和国家と神話伝承』雄山閣出版、1986年
  • 『古代信仰と神話文学』弘文堂、1988年
  • 『日本神話と古代信仰』大和書房、1992年
  • 『ある神話学者の半世紀』近代文芸社、1992年
  • 『謎解き日本神話』大和書房、1994年
  • 松前健著作集おうふう、1997-1998年
    • (1)古典総論篇
    • (2)口承文芸総篇
    • (3)神社とその伝承
    • (4)神と芸能
    • (5)日本神話原論
    • (6)王権祭式論
    • (7)日本神話と海外
    • (8)出雲神話の形成
    • (9)日本神話論1
    • (10)日本神話論2
    • (11)日本神話の研究
    • (12)古代信仰と民俗
    • (別巻)総索引・その他
  • 『古代王権の神話学』雄山閣、2003年

脚注編集

  1. ^ 『著作権台帳』99年