熊本ゴールデンラークス

熊本ゴールデンラークス(くまもとゴールデンラークス)は、熊本県合志市に本拠地を置き、日本野球連盟に加盟する社会人野球の企業チームである。

熊本ゴールデンラークス
チーム名(通称) ゴールデンラークス、ラークス、熊本GL
加盟団体 日本野球連盟
加盟区分 企業チーム
創部 2006年
チーム名の遍歴

  • 熊本ゴールデンラークス(2006 - 2015)
  • 鮮ど市場ゴールデンラークス(2016 - 2018)
  • 熊本ゴールデンラークス(2019 - 2020)
本拠地自治体

チームカラー 紺色
監督 菊地諒(選手兼任)
都市対抗野球大会
出場回数 2回
最近の出場 2008年
最高成績 2回戦敗退
社会人野球日本選手権大会
出場回数 1回
最近の出場 2007年
最高成績 1回戦敗退
全日本クラブ野球選手権大会
出場回数 ※出場資格なし

母体は、スーパーマーケットチェーンの鮮ど市場。チーム名は、「黄金に輝くひばり(熊本県の県鳥)たち」の意味。

独立リーグ野球チームに発展的に改組されることに伴い、2020年を最後にクラブチームとしての活動を終了する予定である[1]

概要編集

2005年熊本県を中心に展開するスーパーマーケットチェーンの鮮ど市場が、創業30周年を記念して硬式野球部『熊本ゴールデンラークス』を設立し、熊本市を本拠地とし2006年に活動を開始した。純粋な企業チームではあるが、「熊本県民に愛されるチームになってほしい」という願いから、チーム名に企業名を入れなかった。「働かざる者野球するべからず」「野球選手である前に立派な社会人であれ」という方針から、選手は全員、午前中は鮮ど市場の各店舗で業務に就く。その選手らは野球のユニフォームを模した店員専用ユニフォーム(背番号・ネームあり)を着用する。また、シーズン中でも終日社業に専念する日もある。都市対抗野球に初出場を決めた際、買い物客たちによる手作りの横断幕が飾られた店舗もある。

活動初年度の2006年は、日本選手権の九州地区2次予選で三菱重工長崎に勝利した。

2007年は、都市対抗野球に初出場する。本大会1回戦では前年の優勝チームであるTDKと対戦して4-1で勝ち、初出場チームとしては1996年昭和コンクリート以来11年ぶりの勝利となった。また、秋の日本選手権には九州第1代表として初出場を果たした。

2016年、チーム名を会社名を冠した『鮮ど市場ゴールデンラークス』に改称した[2]。同年は、4月16日に発生した熊本地震により被災し、本社ビルや一部店舗で大きな被害を受けた[3]。同年の都市対抗野球では本戦出場は果たせなかったが、ボランティア等の震災支援が評価され、同じく熊本を本拠地とするHonda熊本と共に開会式で「地域の元気 総務大臣賞」の表彰を受けた[4]

2019年より、チーム名を『熊本ゴールデンラークス』に戻し、本拠地を熊本市から合志市に変更する[5]

沿革編集

  • 2005年 - 熊本県熊本市を本拠地に『熊本ゴールデンラークス』として創部。日本野球連盟に企業チームとして新規登録。
  • 2007年 - 都市対抗野球に初出場(2回戦敗退)、日本選手権に初出場(1回戦敗退)。
  • 2016年 - チーム名を『鮮ど市場ゴールデンラークス』に改称。
  • 2019年 - チーム名を『熊本ゴールデンラークス』に改称。本拠地を熊本県合志市に変更。
  • 2020年 - 今シーズンより選手(主将)の菊地諒が監督に就任し、従来監督だった田中敏弘はゼネラルマネージャー兼総監督となる。

主要大会の出場歴・最高成績編集

主な出身プロ野球選手編集

元プロ野球選手の競技者登録編集

プロ球団化編集

ゼネラルマネージャー兼総監督の田中敏弘は、2020年1月に日経産業新聞の記事において、社会人野球の経済的負担への疑問から、2020年限りで日本野球連盟を脱退してプロ球団化する意向を示した[6]。それによると2021年にプロ球団化して、福岡ソフトバンクホークス3軍と九州に独立リーグを結成することが理想としながら、それが困難な場合は四国アイランドリーグplusへの加入も想定するとしていた[6]。新リーグ結成の場合は、「できれば(九州)各県、最低でも2球団」の参加を募りたいとした[6]。すでに2019年11月に新球団の準備会社を設立していることも明らかにした[6]

2020年8月8日、熊本日日新聞は、鮮ど市場とシアーズホーム(熊本県)の出資により、「九州独立プロ野球リーグ」(仮称)を2021年春より熊本県民球団(仮称、熊本ゴールデンラークスが母体)と大分県の2チームで発足させる見込みと報じた[7]。ソフトバンク3軍やアイランドリーグとも対戦する形で年間60試合を実施するとしている[7]

2020年9月11日に、新球団の運営会社「KPB Project」の関係者が熊本市内で記者会見を開き、2021年3月からスタートする新リーグに大分県の球団とともに参加することを正式に発表した[8]。球団名は公募する[8]

9月23日には西日本新聞が、大分県に予定されるチームについて9月27日に運営会社が設立される予定と報じた[9]。熊本とは異なり、既存チームを母体とせずに発足する[9]。9月27日に大分市で設立総会が開かれ、球団名を「大分B-リングス」と決定した[10]

10月17日、公募していた球団名が「火の国サラマンダーズ」に決定したことが発表された[11]。発表の記者会見で、元オリックス・バファローズ馬原孝浩(熊本市出身)が「ピッチングGM」に就任することがあわせて明らかにされた[12]。後の報道では、「火の国サラマンダーズ」の名称は元プロ野球選手の江草仁貴の発案だったとされている[13]

脚注編集

  1. ^ “ヒバリの挑戦に幕 熊本ゴールデンラークス敗退 都市対抗九州2次”. 毎日新聞. (2020年10月14日). https://mainichi.jp/ama-baseball/articles/20201014/k00/00m/050/293000c 2020年10月15日閲覧。 
  2. ^ チーム情報 登録・変更情報 2016年”. 日本野球連盟. 2016年12月10日閲覧。
  3. ^ 熊本地震で被災の鮮ど市場ゴールデンラークス 敗退も下向かず”. スポニチ (2016年6月1日). 2016年12月10日閲覧。
  4. ^ Honda熊本など2チームに総務大臣賞 震災支援を評価”. スポニチ (2016年7月16日). 2016年12月10日閲覧。
  5. ^ チーム情報 登録・変更情報 2018年”. 日本野球連盟. 2018年12月16日閲覧。
  6. ^ a b c d 「名将にみるマネジメント術 (上) 熊本ゴールデンラークス田中敏弘氏」日経産業新聞2020年1月23日
  7. ^ a b “熊本県内初、プロ野球チーム創設へ 来春の始動めざす”. 熊本日日新聞. (2020年8月8日). https://this.kiji.is/664634490488669281?c=92619697908483575 2020年8月8日閲覧。 
  8. ^ a b “熊本に初のプロ球団 熊本GL母体 21年春新設の九州独立リーグに参戦へ”. 毎日新聞. (2020年9月11日). https://mainichi.jp/articles/20200911/k00/00m/050/212000c 2020年9月11日閲覧。 
  9. ^ a b “大分にプロ野球チーム 27日に運営会社設立 独立L参入へ構想”. 西日本新聞. (2020年9月23日). https://www.nishinippon.co.jp/item/n/647269/ 2020年9月24日閲覧。 
  10. ^ “大分初のプロ野球チーム 設立”. NHK大分放送局. (2020年9月28日). https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20200928/5070008075.html#:~:text=%E5%A4%A7%E5%88%86%E7%9C%8C%E5%86%85%E3%81%A7%E5%88%9D%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%A8,%E3%81%A7%E9%96%8B%E3%81%8B%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82 2020年9月28日閲覧。 
  11. ^ 熊本県初のプロ野球球団名が『火の国サラマンダーズ』に決定いたしました - 熊本プロ野球Twitter(2020年10月17日)
  12. ^ “通算182セーブの馬原孝浩氏、熊本プロ球団でコーチに 異例の役職「ピッチングGM」”. 西日本スポーツ. https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/655143/#:~:text=%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%81%A8%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%81%A7%E6%AD%B4%E4%BB%A3,%EF%BC%88GM%EF%BC%89%E3%80%8D%E3%82%92%E6%96%B0%E8%A8%AD%E3%80%82 2020年10月17日閲覧。 
  13. ^ “江草氏が独立L熊本名付け親 最終投票前に電話したら…まさかの元虎戦士”. デイリースポーツ. (2020年10月18日). https://origin.daily.co.jp/baseball/2020/10/18/0013791697.shtm 2020年10月18日閲覧。 

関連項目編集

外部リンク編集