桜新町駅

東京都世田谷区桜新町にある東急電鉄の駅

桜新町駅(さくらしんまちえき)は、東京都世田谷区桜新町二丁目にある、東急電鉄田園都市線である。駅番号DT05

桜新町駅
桜新町駅西口(2008年8月)
さくらしんまち
Sakura-shimmachi
(長谷川町子美術館前)
DT04 駒沢大学 (1.5 km)
(1.3 km) 用賀 DT06
地図
所在地 東京都世田谷区桜新町二丁目8
北緯35度37分54秒 東経139度38分41.2秒 / 北緯35.63167度 東経139.644778度 / 35.63167; 139.644778座標: 北緯35度37分54秒 東経139度38分41.2秒 / 北緯35.63167度 東経139.644778度 / 35.63167; 139.644778
駅番号 DT05
所属事業者 東急電鉄
所属路線 田園都市線
キロ程 6.3 km(渋谷起点)
駅構造 地下駅
ホーム 2面2線(二層構造)
乗降人員
-統計年度-
[東急 1]61,954人/日
-2022年-
開業年月日 1977年昭和52年)4月7日 [1]
備考 駅カラーは「さくら色」
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歴史 編集

年表 編集

駅名の由来 編集

駅構造 編集

地下2Fと地下3Fのそれぞれに、単式ホーム1面1線と1線の通過線がある、2層構造の地下駅である。地下2Fが下り、地下3Fは上りに用いられている。通過線はホームから見て壁面反対側にあり、ホームからは見えない。但し、ホーム両端から通過線との分岐点を望むことが出来るため、壁の向こう側の通過線を走る通過列車の姿を確認することが出来る。

駅名に因んで駅カラーは「さくら色」。但し、実際に使用されている色は、日本産業規格(JIS)が定めたJIS慣用色名での桜色)よりも赤色に近くなっている。2006年(平成18年)前後の壁面改良工事に伴い、ホームでない側の壁面にも装飾が成された。

地下駅で通過線を設置したのは、当駅が日本初である。類似の駅には、いずれも構造が当駅と多少異なるものの、都営地下鉄新宿線瑞江駅東京メトロ副都心線東新宿駅[4]台湾高速鉄道桃園駅などがある。

バリアフリー対応として地上と改札階を連絡するエレベーターおよび改札階と各ホーム階を連絡するエスカレーター・エレベーターが整備されている。

地下3階上りホーム利用者に配慮し、開設当初から地下3階→地下2階のエスカレーターが設置されていた。その後ホーム階と改札階を連絡するエレベーター、改札階と地上を連絡するエレベーター、地下1階・地下2階・地下3階を相互に連絡する上下エスカレーターが順番に設置された。改札と各ホームを結ぶエレベーターは当初1基のみ整備されたが、2019年(令和元年)11月30日より2基目が使用開始している[5]。また改札階と地上を結ぶエレベーターは北口にのみ整備されたが、2020年(令和2年)に南口にも整備された。

トイレは地下1F改札外(西口付近)にある。2005年(平成17年)に改修され、多機能トイレが設置された。さらに2020年には、再度改修が行われている。

渋谷駅 - 二子玉川駅間では珍しく、駅と国道246号線や首都高速3号線が離れている。これに加えて、駅付近に高層ビルがないため、空が比較的広く、道路の騒音も少なめで、沿線の中でも独特の雰囲気を醸し出す駅前になっている。

のりば 編集

番線 路線 方向 行先
1   田園都市線 下り 二子玉川長津田中央林間方面[6]
2 上り 渋谷押上〈スカイツリー前〉春日部方面[7]

各停は当駅で急行を待避する列車がある。但し、朝ラッシュ時は、一部列車を除き両方向共に急行運転が無いため、待避も行われない。

利用状況 編集

2022年度の1日平均乗降人員61,954人である[東急 1]

近年の1日平均乗降乗車人員の推移は以下り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[* 1]
年度 1日平均
乗降人員[* 2]
1日平均
乗車人員[* 3]
出典
[備考 1]1977年(昭和52年) 26,539 13,659 [東京都統計 1]
1978年(昭和53年) 29,641 15,861 [東京都統計 2]
1979年(昭和54年) 32,924 17,498 [東京都統計 3]
1980年(昭和55年) 35,558 18,850 [東京都統計 4]
1981年(昭和56年) 37,789 19,848 [東京都統計 5]
1982年(昭和57年) 39,778 20,973 [東京都統計 6]
1983年(昭和58年) 42,353 22,299 [東京都統計 7]
1984年(昭和59年) 45,673 23,875 [東京都統計 8]
1985年(昭和60年) 48,236 25,060 [東京都統計 9]
1986年(昭和61年) 49,342 26,078 [東京都統計 10]
1987年(昭和62年) 49,729 26,483 [東京都統計 11]
1988年(昭和63年) 51,785 27,524 [東京都統計 12]
1989年(平成元年) 51,176 27,295 [東京都統計 13]
1990年(平成02年) 54,170 27,947 [東京都統計 14]
1991年(平成03年) 53,148 28,193 [東京都統計 15]
1992年(平成04年) 52,575 28,311 [東京都統計 16]
1993年(平成05年) 51,931 28,455 [東京都統計 17]
1994年(平成06年) 52,671 28,695 [東京都統計 18]
1995年(平成07年) 54,143 28,842 [東京都統計 19]
1996年(平成08年) 54,043 29,243 [東京都統計 20]
1997年(平成09年) 53,957 29,010 [東京都統計 21]
1998年(平成10年) 53,497 28,634 [東京都統計 22]
1999年(平成11年) 53,762 28,820 [東京都統計 23]
2000年(平成12年) 55,703 28,981 [東京都統計 24]
2001年(平成13年) 56,530 29,265 [東京都統計 25]
2002年(平成14年) 56,536 29,223 [東京都統計 26]
2003年(平成15年) 57,339 29,580 [東京都統計 27]
2004年(平成16年) 57,790 30,130 [東京都統計 28]
2005年(平成17年) 59,373 30,788 [東京都統計 29]
2006年(平成18年) 61,183 31,645 [東京都統計 30]
2007年(平成19年) 62,871 32,445 [東京都統計 31]
2008年(平成20年) 63,632 32,546 [東京都統計 32]
2009年(平成21年) 64,150 32,696 [東京都統計 33]
2010年(平成22年) 65,075 33,111 [東京都統計 34]
2011年(平成23年) 65,617 33,366 [東京都統計 35]
2012年(平成24年) 67,930 34,498 [東京都統計 36]
2013年(平成25年) 69,496 35,238 [東京都統計 37]
2014年(平成26年) 68,794 34,771 [東京都統計 38]
2015年(平成27年) 70,588 35,658 [東京都統計 39]
2016年(平成28年) 71,753 36,192 [東京都統計 40]
2017年(平成29年) 72,687 36,633 [東京都統計 41]
2018年(平成30年) 73,447 37,008 [東京都統計 42]
2019年(令和元年) [東急 2]73,288 36,891 [東京都統計 43]
2020年(令和02年) [東急 3]50,395
2021年(令和03年) [東急 4]56,968
2022年(令和04年) [東急 1]61,954
備考
  1. ^ 1977年4月7日開業。

駅周辺 編集

官公庁・公共施設 編集

公館 編集

教育機関 編集

医療 編集

美術館 編集

郵便局・金融機関 編集

店舗 編集

史跡・自然 編集

法人 編集

交通 編集

バス路線 編集

ギャラリー 編集

隣の駅 編集

東急電鉄
  田園都市線
急行
通過
準急・各駅停車
駒沢大学駅 (DT04) - 桜新町駅 (DT05) - 用賀駅 (DT06)

脚注 編集

  1. ^ a b c 東急の駅、p.159。
  2. ^ 目蒲線の運行系統変更による線名変更などを実施 平成12年8月6日(日)から』(PDF)(プレスリリース)東京急行電鉄、2000年3月28日。 オリジナルの2019年10月29日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20191029104951/https://www.tokyu.co.jp/file/000328.pdf2020年5月3日閲覧 
  3. ^ PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会 / パスモ、2006年12月21日。 オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200501075147/https://www.tokyu.co.jp/file/061221_1.pdf2020年5月12日閲覧 
  4. ^ 開業当初。2015年に通過線側の壁が撤去された。
  5. ^ 田園都市線桜新町駅 改札階とホーム階をつなぐエレベーターが11月30日(土)からご利用いただけるようになりました。”. 東急電鉄 (2019年12月3日). 2021年5月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月15日閲覧。
  6. ^ 田園都市線標準時刻表 桜新町駅 中央林間方面”. 東急電鉄. 2023年3月19日閲覧。
  7. ^ 田園都市線標準時刻表 桜新町駅 渋谷方面”. 東急電鉄. 2023年3月19日閲覧。

出典 編集

東急電鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 東急電鉄株式会社. “2022年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
  2. ^ 東急電鉄株式会社. “2019年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
  3. ^ 東急電鉄株式会社. “2020年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
  4. ^ 東急電鉄株式会社. “2021年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
私鉄の統計データ
  1. ^ 世田谷区統計書 - 世田谷区
  2. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  3. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
東京都統計年鑑

参考文献 編集

  • 宮田道一『東急の駅 今昔・昭和の面影』JTBパブリッシング、2008年9月1日。ISBN 9784533071669 

関連項目 編集

外部リンク 編集