要町駅

東京都豊島区にある東京地下鉄の駅

要町駅(かなめちょうえき)は、東京都豊島区要町一丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)のである。

要町駅
3番出入口(2018年11月)
かなめちょう
Kanamecho
地図
所在地 東京都豊島区要町一丁目1-10
北緯35度43分59.6秒 東経139度41分55.4秒 / 北緯35.733222度 東経139.698722度 / 35.733222; 139.698722座標: 北緯35度43分59.6秒 東経139度41分55.4秒 / 北緯35.733222度 東経139.698722度 / 35.733222; 139.698722
所属事業者 東京地下鉄(東京メトロ)
電報略号 カナ
駅構造 地下駅
ホーム 各1面2線(計2面4線)
乗降人員
-統計年度-
[メトロ 1]38,864人/日
-2023年-
開業年月日 1983年昭和58年)6月24日[1]
乗入路線 2 路線
所属路線 有楽町線
駅番号 Y08
キロ程 10.3 km(和光市起点)
Y 07 千川 (1.0 km)
(1.2 km) 池袋 Y 09
所属路線 副都心線
駅番号 F08
キロ程 10.4 km(和光市起点)
F 07 千川 (1.0 km)
(0.9[* 1] km) 池袋 F 09
備考 業務委託駅メトロコマース
  1. ^ 運賃計算上は有楽町線に合わせ1.2 km。
テンプレートを表示

要町駅
配線図

有楽町線
千川駅

2 1


STRg STRf
PSTR(L) PSTR(R)
PSTR(L) PSTR(R)
STRg STRf

池袋駅


副都心線
↑千川駅

4 3


STRg STRf
PSTR(L) PSTR(R)
PSTR(L) PSTR(R)
STRg STRf

↓池袋駅

有楽町線副都心線が乗り入れる。当駅を含む小竹向原駅 - 池袋駅間は、有楽町線が上層を、副都心線が下層を走る形で並走する。このため、当駅においても有楽町線ホームの直下に副都心線のホームがある。駅番号は、有楽町線がY 08、副都心線がF 08である。

歴史

編集

駅構造

編集

上下2層構造で、各層に島式ホーム1面2線を有する地下駅

要町通りの直下にあり、山手通り首都高速中央環状線山手トンネルとも交わる。当駅は「環六ボックス(要町ボックス)」と呼ばれる、道路・地下鉄・ライフラインを一体化した巨大地下構造物の一つである。当駅のホームの方が山手トンネルよりも深い位置にあるが、それは環六ボックスの成立経緯に原因がある(首都高速中央環状線#要町付近の地下化も参照のこと)。なお、副都心線ホームの下には山手トンネルの換気パイプが4本あり、ボックス完成後に新たに敷設されている。

副都心線ホームは有楽町線建設時に既に構築済みであったが、1994年に小竹向原駅 - 池袋駅間が有楽町線新線として開業した時点では未供用(全列車通過)であり、2008年の副都心線開業時に内装整備の上、供用が開始された。副都心線開業までは、有楽町線ホームから副都心線ホームへの階段用スペースは蓋で覆われ、改札口 - ホーム間のエレベーターも有楽町線ホーム階止まりとして運用されていた。また、副都心線開業および有楽町線和光市駅 - 池袋駅間の準急(2010年3月に設定廃止)運転開始に伴い同線ホームの放送機器が更新され、編成両数を案内するようになった。

副都心線ホームは可動式ホーム柵が開業時より設置され、使用されている。その後有楽町線ホームにも設置され、2011年1月8日から供用を開始した[6]

のりば

編集
番線 路線 行先[8]
有楽町線ホーム(地下2階)
1   有楽町線 新木場方面
2 和光市森林公園飯能方面
副都心線ホーム(地下3階)
3   副都心線 渋谷方面
4 和光市・森林公園・飯能方面

(出典:東京メトロ:構内図

発車メロディ

編集

全ホームでスイッチ制作の発車メロディ(発車サイン音)を使用している[9]

番線 路線 曲名 作曲者
1   有楽町線 休みながら 谷本貴義
2 電車へステップ 福嶋尚哉
3   副都心線 City Runner
4 イーストパラダイス

利用状況

編集
  • 東京メトロ - 2023年度の1日平均乗降人員38,864人である[メトロ 1]
    東京メトロ全130駅中92位。

年度別1日平均乗降人員

編集

各年度の1日平均乗降人員数は下表の通り。

年度別1日平均乗降人員[* 1][* 2]
年度 営団 / 東京メトロ
1日平均
乗降人員
増加率
2002年(平成14年) [10]29,030
2003年(平成15年) [10]29,161 0.5%
2004年(平成16年) 28,869 −1.0%
2005年(平成17年) 28,977 0.4%
2006年(平成18年) 29,776 2.8%
2007年(平成19年) 30,750 3.3%
2008年(平成20年) 34,915 13.5%
2009年(平成21年) 33,588 −3.8%
2010年(平成22年) 34,082 1.5%
2011年(平成23年) 33,401 −2.0%
2012年(平成24年) 35,332 5.8%
2013年(平成25年) 36,907 4.5%
2014年(平成26年) 36,955 0.1%
2015年(平成27年) 38,475 4.1%
2016年(平成28年) 39,204 1.9%
2017年(平成29年) 40,095 2.3%
2018年(平成30年) 41,430 3.3%
2019年(令和元年) 41,969 1.3%
2020年(令和02年) [メトロ 2]31,084 −25.9%
2021年(令和03年) [メトロ 3]32,835 5.6%
2022年(令和04年) [メトロ 4]36,047 9.8%
2023年(令和05年) [メトロ 1]38,864 7.8%

年度別1日平均乗車人員(1983年 - 2000年)

編集

各年度の1日平均乗車人員数は下表の通り。

年度別1日平均乗車人員
年度 有楽町線 出典
1983年(昭和58年) [備考 1]10,683 [東京都統計 1]
1984年(昭和59年) 10,005 [東京都統計 2]
1985年(昭和60年) 11,033 [東京都統計 3]
1986年(昭和61年) 11,918 [東京都統計 4]
1987年(昭和62年) 12,762 [東京都統計 5]
1988年(昭和63年) 13,860 [東京都統計 6]
1989年(平成元年) 14,540 [東京都統計 7]
1990年(平成02年) 14,945 [東京都統計 8]
1991年(平成03年) 15,041 [東京都統計 9]
1992年(平成04年) 15,518 [東京都統計 10]
1993年(平成05年) 15,504 [東京都統計 11]
1994年(平成06年) 15,474 [東京都統計 12]
1995年(平成07年) 15,333 [東京都統計 13]
1996年(平成08年) 15,296 [東京都統計 14]
1997年(平成09年) 15,197 [東京都統計 15]
1998年(平成10年) 15,140 [東京都統計 16]
1999年(平成11年) 14,713 [東京都統計 17]
2000年(平成12年) 14,726 [東京都統計 18]

年度別1日平均乗車人員(2001年以降)

編集
年度別1日平均乗車人員[* 2]
年度 有楽町線 副都心線 出典
2001年(平成13年) 14,751 未開業 [東京都統計 19]
2002年(平成14年) 14,638 [東京都統計 20]
2003年(平成15年) 14,751 [東京都統計 21]
2004年(平成16年) 14,825 [東京都統計 22]
2005年(平成17年) 14,948 [東京都統計 23]
2006年(平成18年) 15,364 [東京都統計 24]
2007年(平成19年) 15,893 [東京都統計 25]
2008年(平成20年) 12,044 [備考 2]5,962 [東京都統計 26]
2009年(平成21年) 10,507 6,748 [東京都統計 27]
2010年(平成22年) 10,432 6,945 [東京都統計 28]
2011年(平成23年) 10,041 7,032 [東京都統計 29]
2012年(平成24年) 10,352 7,598 [東京都統計 30]
2013年(平成25年) 10,584 8,225 [東京都統計 31]
2014年(平成26年) 10,805 8,159 [東京都統計 32]
2015年(平成27年) 11,240 8,478 [東京都統計 33]
2016年(平成28年) 11,249 8,622 [東京都統計 34]
2017年(平成29年) 11,649 8,847 [東京都統計 35]
2018年(平成30年) 11,992 9,186 [東京都統計 36]
2019年(令和元年) 11,822 9,527 [東京都統計 37]
備考
  1. ^ 1983年6月24日開業。開業日から翌年3月31日までの計282日間を集計したデータ。
  2. ^ 2008年6月14日開業。開業日から翌年3月31日までの計291日間を集計したデータ。

駅周辺

編集

バス路線

編集

最寄り停留所は、山手通りと要町通りの交差点である要町一丁目交差点付近にある要町駅停留所である。国際興業関東バスにより運行される以下の路線が発着する。

隣の駅

編集
東京地下鉄(東京メトロ)
  有楽町線
各駅停車
千川駅 (Y 07) - 要町駅 (Y 08) - 池袋駅 (Y 09)
  副都心線
急行・通勤急行
通過
各駅停車
千川駅 (F 07) - 要町駅 (F 08) - 池袋駅 (F 09)

脚注

編集

注釈

編集

出典

編集
  1. ^ a b “有楽町線 24日に延長開業”. 交通新聞 (交通協力会): p. 2. (1983年6月19日) 
  2. ^ 「営団地下鉄」から「東京メトロ」へ』(プレスリリース)営団地下鉄、2004年1月27日。オリジナルの2006年7月8日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20060708164650/https://www.tokyometro.jp/news/s2004/2004-06.html2020年3月25日閲覧 
  3. ^ PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200501075147/https://www.tokyu.co.jp/file/061221_1.pdf2020年5月5日閲覧 
  4. ^ 首都圏の地下鉄ネットワークがますます便利に! 東京メトロ副都心線(和光市~渋谷間)平成20年6月14日(土)開業(予定)ホームドア・エスカレーター・エレベーターなどの施設も充実』(プレスリリース)東京地下鉄、2008年1月31日。オリジナルの2012年5月16日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20120516005037/http://www.tokyometro.jp/news/2008/2008-04.html2020年5月2日閲覧 
  5. ^ 平成20年6月14日(土)副都心線開業! 東武東上線、西武有楽町線・池袋線との相互直通運転を開始』(プレスリリース)東京地下鉄、2008年5月14日。オリジナルの2020年2月17日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200217162413/https://www.tokyometro.jp/news/2008/2008-25.html2020年5月2日閲覧 
  6. ^ a b 千川駅、豊洲駅、辰巳駅に設置し、有楽町線全駅にホームドアの設置が完了します! 全179駅中84駅にホームドアの設置が完了しホーム上の安全性が向上』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2013年8月9日。オリジナルの2019年7月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190719233649/https://www.tokyometro.jp/news/2013/pdf/metroNews20130809_k092.pdf2020年3月7日閲覧 
  7. ^ 有楽町線の発車メロディを制作しました”. スイッチ (2011年4月6日). 2014年7月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月15日閲覧。
  8. ^ 要町駅 時刻表”. 東京メトロ. 2024年4月23日閲覧。
  9. ^ 音源リスト|東京メトロ”. 株式会社スイッチオフィシャルサイト. 株式会社スイッチ. 2019年9月28日閲覧。
  10. ^ a b 瀬ノ上清二(東京地下鉄鉄道本部運輸営業部運転課)「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』第55巻第3号(通巻759号)、電気車研究会、2005年3月10日、31頁、ISSN 0040-4047 

利用状況に関する資料

編集
東京地下鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 各駅の乗降人員ランキング”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗降人員ランキング(2020年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗降人員ランキング(2021年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗降人員ランキング(2022年度)”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
地下鉄の統計データ
  1. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  2. ^ a b としまの統計 - 豊島区
東京都統計年鑑

関連項目

編集

外部リンク

編集