2007年のインディカー・シリーズ
2007年のインディカー・シリーズ | |||
前年: | 2006 | 翌年: | 2008 |
2007年のインディカー・シリーズは、インディカー・シリーズの12年目のシーズンとなる。前年から明らかになっていたダラーラシャシーの優位性により、この年はインディ500でスポット参戦チームの一部がパノスシャシーを使用したほかは、完全なダラーラ/ホンダのワンメイクレース状態となった。 また、このシリーズを沸かせてきたホーニッシュJr.とこの年チャンピオンを獲得したフランキッティがそろって翌年よりNASCARへ転向している。その他、IRL初代チャンピオンで草創期より走り続けていたシャープも、この年限りでシートを失い、アメリカン・ル・マン・シリーズへ転向した。
開催スケジュール
編集 オーバル
市街地/特設コース
ロード
参戦チーム・ドライバー
編集ドライバーの文字が太字の選手は、2007年インディカー・シリーズのルーキー。
チーム | シャシー | エンジン | タイヤ | No. | ドライバー | 備考 |
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チーム・ペンスキー | ダラーラ | ホンダ | F | 3 | エリオ・カストロネベス | タバコ広告禁止のためロゴは出せないものの、 マールボロカラーにペイントされている |
6 | サム・ホーニッシュJr. | |||||
ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング | ダラーラ | ホンダ | F | 9 | スコット・ディクソン | |
10 | ダン・ウェルドン | |||||
アンドレッティ・グリーン・レーシング | ダラーラ | ホンダ | F | 7 | ダニカ・パトリック | マイケルはインディ500のみ参戦 |
11 | トニー・カナーン | |||||
26 | マルコ・アンドレッティ | |||||
27 | ダリオ・フランキッティ | |||||
39 | マイケル・アンドレッティ | |||||
レイホール・レターマン・レーシング | ダラーラ | ホンダ | F | 8 | スコット・シャープ | シモンズは11戦まで、残り6戦はハンター=レイ |
17 | ライアン・ハンター=レイ ジェフ・シモンズ | |||||
パンサー・レーシング | ダラーラ | ホンダ | F | 4 | ヴィットール・メイラ | 松浦、武藤(シカゴランドのみ参戦)は スーパーアグリ・パンサーレーシングとして参戦 アンドレッティはインディ500のみ参戦 |
33 | ジョン・アンドレッティ | |||||
55 | 松浦孝亮 | |||||
60 | 武藤英紀 | |||||
A.J.フォイト・エンタープライズ | ダラーラ | ホンダ | F | 14 | ダレン・マニング | アンサーJr.はインディ500のみ参戦 |
50 | アル・アンサーJr. | |||||
ヴィジョン・レーシング | ダラーラ | ホンダ | F | 2 | トーマス・シェクター | ハミルトンはインディ500のみ参戦 |
20 | エド・カーペンター | |||||
22 | A.J.フォイト4世 | |||||
02 | デイヴィー・ハミルトン | |||||
ドレイヤー&レインボールド・レーシング | ダラーラ | ホンダ | F | 5 | サラ・フィッシャー | 安川はインディ500のみ参戦 |
15 | バディ・ライス | |||||
24 | ロジャー安川 | |||||
一部レースのみのエントリーチーム | ||||||
ロス・レーシング | ダラーラ | ホンダ | F | 25 | マーティー・ロス | ロスはマイアミ・カンザス・インディ500・シカゴランド のみ、チェッソンはシカゴランドのみ参戦 |
76 | P.J.チェッソン | |||||
サマックス・モータースポーツ | ダラーラ | ホンダ | F | 23 | ミルカ・デュノー | 4・5・7~9・13・17戦に参戦 |
ルクソー・ドラゴン・レーシング | ダラーラ | ホンダ | F | 12 | ライアン・ブリスコー | インディ500のみ参戦 |
レーシング・プロフェッショナルズ | ダラーラ | ホンダ | F | 19 | ジョン・ハーブ | インディ500、テキサス、ミシガンに参戦 |
ベック・モータースポーツ | ダラーラ | ホンダ | F | 98 | アレックス・バロン | マイアミ、カンザス、インディ500に参戦 |
サム・シュミット・モータースポーツ | ダラーラ | ホンダ | F | 99 | バディ・ラジアー | インディ500のみ参戦 |
プラヤ・デル・レーシング | パノス | ホンダ | F | 21 | ジャック・ラジアー | ともにインディ500のみ参戦 |
31 | フィル・ギブラー | |||||
キャスティン・モータースポーツ | パノス | ホンダ | F | 77 | ロベルト・モレノ | インディ500のみ参戦 |
ヘメルガーン・レーシング | ダラーラ | ホンダ | F | 91 | リッチー・ハーン | インディ500のみ参戦 |
ポイントランキング
編集
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順位 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | Wth/DNS |
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ポイント | 50 | 40 | 35 | 32 | 30 | 28 | 26 | 24 | 22 | 20 | 19 | 18 | 17 | 16 | 15 | 14 | 13 | 12 | 12 | 12 | 12 | 12 | 12 | 12 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 5 |
- 同ポイントの場合は勝利数が多い方が上位となる。
雨で赤旗中断となったインディ500でシーズン初勝利を飾ったフランキッティがシーズン中盤に大量のリードを築くものの、終盤に追い上げてきたスコット・ディクソンと最終戦の最終ラップまでもつれた争いを制した
ルーキーオブザイヤーランキング
編集この年はフル参戦したルーキーが一人もおらず、わずか6戦だけ参戦したハンター=レイがルーキーオブザイヤーを獲得した。
順位 | 名前(勝利数) | 参戦 | ポイント | 差 |
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1 | ライアン・ハンター=レイ | 6 | 119 | - |
2 | ミルカ・デュノー | 7 | 96 | 23 |
3 | 武藤英紀 | 1 | 24 | 95 |
4 | フィル・ギブラー | 1 | 10 | 109 |