2020年の航空
2020年の航空（2020ねんのこうくう）では、2020年（令和2年）に起こった航空関係の出来事をまとめる。
出来事 編集
1月 編集
- 2日 - （事故） 台湾軍ヘリUH60Mが新北市の山中に墜落[1]。詳細は「2020年新北市ヘリコプター墜落事故」を参照
- 8日 - （事故） イランのイマーム・ホメイニ国際空港でウクライナ国際航空のPS752便が離陸直後に墜落[2]。詳細は「ウクライナ国際航空752便撃墜事件」を参照
- 9日 - （就航） エアバスの貨物機ベルーガ XLが就航[3]。
- 14日 - （事故） ロサンゼルス国際空港を離陸直後のデルタ航空の旅客機がエンジントラブルとなり、燃料を投棄、校庭にいた複数人が軽症となった[4]。詳細は「デルタ航空89便緊急着陸事故」を参照
- 15日 - （初飛行） レオナルド社のUAVのLeonardo Falco Xplorerが初飛行[5]。
- 25日 - （初飛行） 米国ワシントン州エバレットでボーイング777Xの初飛行が行われた[6]。
- 26日 - （事故） 米ロサンゼルス郊外で元NBAロサンゼルス・レイカーズのコービー・ブライアントが乗ったヘリコプターが墜落[7]。詳細は「2020年カラバサスヘリコプター墜落事故」を参照
- 27日 - （事故） アフガニスタンで米軍のボンバルディアE11A型機が墜落[8]。詳細は「2020年アメリカ空軍E-11A墜落事故」を参照
- 28日 - （買収） レオナルド社はKopter SH09を開発しているスイスのコプター社を買収[9]。
2月 編集
- 5日 - （事故） トルコのサビハ・ギョクチェン国際空港でペガサス航空2193便が離陸に失敗、機体が炎上[10]。詳細は「ペガサス航空2193便着陸失敗事故」を参照
- 9日 - （記録） ブリティッシュエアウェイズのニューヨーク発ロンドン行きの旅客機が大型低気圧シアラ(en:Storm Ciara)の影響で、この区間の最短となる4時間56分（通常の平均飛行時間は6時間13分）を記録した。[11]。
- 11日 - （清算） エア・イタリーは会社清算の手続きに入ることを発表。[12]。
- 13日 - （事業撤退） カナダのボンバルディアはA220事業関連株をエアバスに売却し、事業からの撤退を発表[13]。
- 14日 - （初飛行） ガルフストリーム G650 がサバンナ・ヒルトンヘッド国際空港で初飛行。[14]。
- 17日 - （初飛行） オーストラリアでBAEシステムズの無人機PHASA-35が初飛行に成功[15]。
- 27日 - （事故） スペイン空軍の曲技飛行隊パトルーラ・アギラのC-101練習機がムルシア州で墜落[16]。
3月 編集
- 5日 - （経営破綻） イギリスのLCCであるFlybeが経営破綻、運航を停止した[17]。
- 29日 - （事故） フィリピンのニノイ・アキノ国際空港で小型機が離陸直後に墜落[18]。詳細は「2020年IAI ウェストウィンドオーバーラン事故」を参照
- 29日 - 羽田空港の新ルートの運用が始まる。
4月 編集
- 21日 - （経営破綻） オーストラリアのヴァージン・オーストラリアは任意管理手続き入りを発表、経営破綻した[19]。
- 25日 - （統合中止） ボーイング社は、エンブラエルの商用機部門の買収合意を白紙撤回[20]。
5月 編集
- 10日 - （経営破綻） コロンビアのアビアンカ・ホールディングス（アビアンカ航空の親会社）は連邦破産法11条を裁判所に申請[21]。
- 15日 - （事故） 米空軍のF-22がフロリダ州で墜落[22]。
- 17日 - （事故） カナダ軍の曲技飛行隊スノーバーズの機体がブリティッシュコロンビア州で墜落[23]。
- 17日 - （初飛行） 米国カンザス州のビーチファクトリー飛行場でテキストロン・アビエーションのセスナ408スカイクーリエの初飛行が行われた[24]。
- 19日 - （経営破綻） タイ政府はタイ国際航空の会社更生手続きを承認[25]。
- 22日 - （事故） パキスタンのカラチでパキスタン国際航空の旅客機（乗員乗客99人、エアバスA320）が墜落した[26]。詳細は「パキスタン国際航空8303便墜落事故」を参照
- 26日 - （経営破綻） LATAM航空グループは連邦破産法11条を裁判所に申請[27]。
- 29日 - （展示飛行） 航空自衛隊のブルーインパルスが新型コロナウイルスで医療従事者への感謝と敬意を示すため東京上空で展示飛行[28]。
6月 編集
- 6日 - （事故） インドネシアの中ジャワ州ジャワ島で軍のミル17ヘリが墜落[29]。
- 9日 - （経済支援） 香港政府はキャセイパシフィック航空に総額390億香港ドル（約5460億円）の資本増強[30]。
- 10日 - （初飛行） 台湾の漢翔航空工業が開発中の高等練習機勇鷹が清泉崗基地で初飛行[31]。
- 15日 - （事故） 英国レイクンヒース空軍基地を離陸した米空軍の戦闘機F15Cイーグルが北海に墜落[32]。
- 17日 - （国際線再開） 新型コロナウイルスによる影響から運休していた中部国際空港国際線の運航が再開[33]。
- 26日 - （経営破綻） タイのノックスクートは事業終了と会社清算を決定[34]。
- 30日 - （経営破綻） メキシコのアエロメヒコ航空は米連邦破産法の適用申請を発表[35]。
- 30日 - （事故） 米空軍のF16戦闘機がサウスカロライナ州で訓練飛行中に墜落[36]。
7月 編集
8月 編集
- 7日 - （事故） インドのケーララ州のカリカット国際空港でエア・インディア・エクスプレスの旅客機が着陸に失敗、乗員乗客21人が死亡[38]。詳細は「エア・インディア・エクスプレス1344便着陸失敗事故」を参照
10月 編集
- 1日 - （民営化） 旭川空港が民営化され、北海道エアポートによる管理・運営に移行[39]。
- 5日 - （事業撤退） エアアジア・ジャパンが国土交通省に12月5日付けでの全4路線の廃止届を提出[40]。
11月 編集
出典 編集
- ^ “台湾で軍用ヘリ墜落、参謀総長含む８人死亡 原因は不明”. 朝日新聞社. (2020年1月2日) 2020年5月28日閲覧。
- ^ “テヘランでウクライナ国際航空の旅客機墜落”. CNN. (2020年1月8日) 2020年5月28日閲覧。
- ^ “ベルーガXL、運航開始 A350主翼は2枚搭載可能で輸送力増強”. FlyTeam. (2020年1月14日) 2020年5月29日閲覧。
- ^ “米旅客機、トラブルで校庭に燃料投棄 児童ら約30人軽傷”. AFPBB. (2020年1月15日) 2020年5月28日閲覧。
- ^ “レオナルドのUAV「Falco Xplorer」が初飛行”. TOKYO D&AREVIEW. (2020年1月20日) 2020年5月29日閲覧。
- ^ “ボーイングの次世代大型旅客機「777X」 初のテスト飛行は3時間51分”. 毎日新聞社. (2020年1月26日) 2020年5月28日閲覧。
- ^ “コービー・ブライアント墜落死で懸念の「プライベートヘリ」の事故率”. Forbes. (2020年1月27日) 2020年5月28日閲覧。
- ^ “米軍機、アフガニスタンで墜落 タリバーンが撃墜主張も米軍は否定”. CNN. (2020年1月28日) 2020年5月28日閲覧。
- ^ “レオナルド、スイス・コプター社を買収”. 航空新聞社. (2020年1月29日) 2020年5月29日閲覧。
- ^ “トルコ旅客機が着陸失敗、機体3つに折れ3人死亡 179人負傷”. AFPBB. (2020年2月6日) 2020年5月28日閲覧。
- ^ “ＮＹ―ロンドン便で史上最短記録達成、暴風に乗って２時間早く到着”. CNN. (2020年2月10日) 2020年5月31日閲覧。
- ^ “伊エア・イタリー、清算決断で運航を停止”. CNN. (2020年2月12日) 2020年5月31日閲覧。
- ^ “ボンバルディア、小型機「A220」事業から撤退”. 日本経済新聞社. (2020年2月13日) 2020年5月28日閲覧。
- ^ “最新鋭ガルフストリームG700、2月14日に初飛行”. FLY TEAM. (2020年2月29日) 2020年5月31日閲覧。
- ^ “太陽光発電で1年間飛び続ける！ 英国の電気航空機が豪州での試験飛行に成功”. GIZMODE. (2020年2月19日) 2020年5月28日閲覧。
- ^ “Spanish Air Force C-101 Aviojet trainer crashes in the sea”. AEROTIME HUB. (2020年2月28日) 2020年5月31日閲覧。
- ^ “英格安航空フライビーが破綻、全便運航停止 「空港行かないで」と呼びかけ”. CNN. (2020年3月5日) 2020年5月28日閲覧。
- ^ “羽田行き小型機墜落 マニラの空港、８人死亡”. 時事通信社. (2020年3月30日) 2020年5月28日閲覧。
- ^ “豪ヴァージンが経営破綻、コロナ危機と債務負担で任意管理入り”. ロイター. (2020年4月21日) 2020年5月28日閲覧。
- ^ “ボーイング、エンブラエル商用機部門買収合意を白紙撤回”. ロイター. (2020年4月27日) 2020年5月31日閲覧。
- ^ “中南米航空大手アビアンカ、破産申請 新型コロナで”. 日本経済新聞社. (2020年5月11日) 2020年5月28日閲覧。
- ^ “Ｆ２２戦闘機が墜落、パイロットは脱出して無事 米フロリダ州”. CNN. (2020年5月16日) 2020年5月31日閲覧。
- ^ “曲技飛行隊の機体が墜落、２人死傷 カナダ”. CNN. (2020年5月18日) 2020年5月31日閲覧。
- ^ “Cessna SkyCourier Completes Successful First Flight”. AirlineGeeks.com. (2020年5月19日) 2020年5月28日閲覧。
- ^ “タイ国際航空が法的整理 政府系大手初か、事業は継続”. 西日本新聞社. (2020年5月20日) 2020年5月28日閲覧。
- ^ “Flight Manifest”. Geo TV. 2020年5月22日閲覧。
- ^ “中南米最大手のＬＡＴＡＭ航空、米国で破産法申請”. ロイター. (2020年5月26日) 2020年5月28日閲覧。
- ^ “ブルーインパルス、都心上空に感謝のしるし…医療従事者らへ”. 読売新聞社. (2020年5月29日) 2020年6月8日閲覧。
- ^ “インドネシア軍ヘリ、飛行訓練中に墜落 兵士4人死亡5人負傷”. AFPBB. (2020年6月6日) 2020年6月18日閲覧。
- ^ “｢キャセイ航空｣香港政府主導の支援で破綻回避”. 東洋経済新報社. (2020年6月19日) 2020年7月3日閲覧。
- ^ “台湾の新型高等練習機「勇鷹」が、6月10日に初飛行に成功”. FlyTeam. (2020年6月13日) 2020年6月18日閲覧。
- ^ “米空軍のF15戦闘機、北海に墜落 操縦士死亡”. AFPBB. (2020年6月16日) 2020年6月18日閲覧。
- ^ “中部空港、国際線が再開 コロナで全面運休、２カ月半ぶり”. 時事通信社. (2020年6月17日) 2020年6月17日閲覧。
- ^ “タイLCCノックスクートが会社清算 日本にも就航”. 日本経済新聞社. (2020年6月26日) 2020年7月3日閲覧。
- ^ “メキシコ航空大手アエロメヒコが破産法申請”. AFPBB. (2020年7月1日) 2020年7月3日閲覧。
- ^ “米空軍のF16戦闘機、訓練飛行中に墜落 操縦士死亡”. AFPBB. (2020年7月2日) 2020年7月3日閲覧。
- ^ “The H160 receives EASA approval”. AIRBUS (2020年7月1日). 2020年6月18日閲覧。
- ^ “IX 1344 incident at Kozhikode”. airindiaexpress. 2020年10月1日閲覧。
- ^ “旭川空港が完全民営化、10月から北海道エアポート運営”. 日本経済新聞 2020年10月6日閲覧。
- ^ “エアアジア・ジャパン、全路線廃止を届け出…コロナで事業継続断念”. 読売新聞 2020年10月5日閲覧。
- ^ “エアアジア・ジャパン、破産申し立て コロナで需要減”. 朝日新聞 2020年11月19日閲覧。