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中部国際空港

日本の愛知県常滑市にある空港

中部国際空港(ちゅうぶこくさいくうこう、: Chubu Centrair International Airport[2])は、愛知県常滑市にある24時間運用可能[1]国際空港であり、空港法第四条で法定された拠点空港(会社管理空港[3])。愛称は、セントレア[4]

中部国際空港
Chubu Centrair International Airport
Chubu Centrair International Airport - North Wing - 01.JPG
IATA: NGO - ICAO: RJGG
概要
国・地域 日本の旗 日本
所在地 愛知県常滑市
母都市 名古屋市
種類 商業
運営者 中部国際空港株式会社
運用時間 24時間[1]
開港 2005年2月17日
ターミナル 2
拠点航空会社 ANAウイングス
エアアジア・ジャパン
ジェットスター・ジャパン
敷地面積 471.3 ha
標高 3.7[1] m (12.1 ft)
座標 北緯34度51分30秒 東経136度48分19秒 / 北緯34.85833度 東経136.80528度 / 34.85833; 136.80528座標: 北緯34度51分30秒 東経136度48分19秒 / 北緯34.85833度 東経136.80528度 / 34.85833; 136.80528
公式サイト 中部国際空港 セントレア
地図
空港の位置
空港の位置
NGO/RJGG
空港の位置
空港の位置
NGO/RJGG
空港の位置
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
18/36 III/III b 3,500×60 アスファルト、コンクリート
統計 (2018年度)
旅客数 12,356,882人
貨物取扱量 212,797t
発着回数 103,310回
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空港の一覧
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地理院地図 Googleマップ 中部国際空港

地図

目次

概要編集

 
中部国際空港周辺の空中写真。2010年撮影の18枚を合成作成。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

愛知県名古屋市の中心部から南へ約35km、知多半島の愛知県常滑市の沖合約1.5kmの伊勢湾海上の人工島に位置し、24時間運用可能な長さ3,500mの滑走路を有する、関西国際空港に次ぐ国内第2の海上国際空港として2005年2月17日に開港した。成田国際空港、関西国際空港とともに国際航空路線に必要な国際拠点空港としてその航空需要を担うことを国の航空政策上位置づけられている[5][6][7]

国際航空運送協会(IATA)より混雑空港として国内の関西国際空港新千歳空港と共にレベル2の指定を受けている[8]IATA空港コードNGO[9]で、開港前に名古屋空港(小牧)で使われていたものを継承している[10]

航空業界の格付会社であるスカイトラックス社の空港総合評価調査において、空港施設・空港スタッフなどによるサービス提供レベルが世界最高水準である「5スターエアポート」(THE WORLD'S 5-STAR AIRPORTS)として認定されている(「5スターエアポート」認定空港は、この空港を含め世界に7空港)[11]。 また、2019年3月、スカイトラックスは、世界の空港を格付けする「ザ・ワールズ・ベスト・エアポーツ・オブ・2019」において、2018年の第7位から順位を上げて香港国際空港に次ぐ第6位として選出し、「世界一の地方空港」にも選出した。

建造物の評価では、第1ターミナル(T1)が、そのユニバーサルデザインの実践などが評価され2005年度のグッドデザイン賞(建築・環境デザイン部門 - 建築デザイン)受賞作品[12]となっている。

愛称である「セントレア (Centrair)[4]」 は、英語で「中部地方」を意味する"central"と「空港」を意味する"airport"を組み合わせた造語で、一般公募の中から選ばれた。商標として登録されており(商標登録番号:第4566713号ほか[13])、空港島の住所表記(町名)や空港内の施設名称などに付されている。また、飛行場名標識に必要となる空港の英語名称[2]にも使用されていることから、航空交通管制における当空港の無線交信における呼出名称にも「セントレアタワー」「セントレアアプローチ」のように使用されており、呼出名称に空港設置以前からの地名でない名称を使用している国内唯一の事例である[14]略称として中部空港中部と称されることもあるほか、時刻表や発着案内において都市名と併記する際は名古屋空港(小牧)と明確に区別するため「名古屋(中部)」などと記述される。

利用状況編集

年間旅客数(国土交通省発表)は、11,523,157人(国内:5,975,299人、国際:5,547,858人(2017年度))、2017年(平成29年)度空港別乗降客数国内順位は、国際+国内:8位、国内:8位、国際:5位[15]愛・地球博(2005年日本国際博覧会)開催に合わせて開港し、開港した2005年度の年間利用客数1,200万人超をピークに、2008年のリーマン・ショックに加え底となった2011年度は900万人を割っていたが、格安航空会社 (LCC)の就航や訪日外国人旅客の増加により回復傾向にある。

2014年度の実績では開港当初の80%水準となる990万人まで回復し、2015年度には2008年度以来7年ぶりに1,000万人を突破した[16]。国際線は34都市 408便/週、国内線は19都市88便/日(最大)、貨物専用便は29便/週が就航している(2019年夏ダイヤ)[17]

歴史編集

愛知県にある名古屋空港は、21世紀初頭には空港容量が限界に達すると予測されたが、市街地に立地する空港のためさらなる空港拡張が困難であることや、航空機騒音のために空港利用時間の制約があり、国際拠点空港として持つべき機能である「24時間フル運用ができること」という必須要件が実現できないことから、今後さらに増大する航空需要に対応するためには、24時間利用可能な新たな空港の建設が必要と考えられた。

中部国際空港は、21世紀の中部圏などの航空需要に対応するため、第7次空港整備五箇年計画で成田国際空港関西国際空港に続く国際拠点(ハブ)空港として位置づけられた[18]。中部国際空港株式会社および愛知県企業庁が、常滑市沖の伊勢湾の海域の一部を埋め立てて人工島を造成し、空港用地、地域開発用地などを整備した。空港建設事業については、1999年7月に環境影響評価の手続きが完了し、2000年6月の公有水面埋立法に基づく免許が中部国際空港株式会社などに与えられたあと、2000年8月に着工し、2005年2月に開港した[19][20]

年表編集

計画から開港まで編集

  • 1985年(昭和60年): 中部空港の建設に向けた調査が開始される[21]
  • 1989年(平成元年)3月: 3県1市首長懇談会開催 「伊勢湾東部の海上」を候補地とすることで合意(候補地として絞り込んだ海上の「伊勢湾東部」・「伊勢湾西部」・「伊勢湾北部」・「三河湾」の4か所から「伊勢湾東部」の常滑沖が選定された[22])。
  • 1991年(平成3年): 第6次空港整備五箇年計画で調査事業となる。
  • 1996年(平成8年)
    • 8月22日: 日本初となる夜間騒音・飛行テストが行われる(1回目は昼間で1995年12月)。
    • 11月26日: 第7次空港整備五箇年計画に大都市圏拠点空港としての整備が記載される。
  • 1997年(平成9年): 政府予算に中部国際空港事業費が盛込まれる。
  • 1998年(平成10年)5月1日: 中部国際空港株式会社設立。
  • 2000年(平成12年)
    • 8月1日: 先に漁業補償が妥結したことを受け[23]、空港島の本格着工が始まる。
    • 8月19日: 中部国際空港起工式[24]
  • 2001年(平成13年): 空港島埋立工事に着工。
  • 2002年(平成14年)1月6日: ターミナルビル着工。
  • 2004年(平成16年)
    • 5月21日: 中部国際空港開港記念5百円銀貨幣発行の発表(財務省[25]
    • 6月24日: 国土交通省航空局飛行検査用航空機が飛行場検査のため初着陸。
    • 10月1日: 大阪航空局中部空港事務所内に中部FSC設置。
    • 10月5日: ターミナルビル竣工。(鉄骨造り・地上4階建て・総床面積219,224.77m2
    • 11月13日: 「第1回セントレア大見学会」が開催。
  • 2005年(平成17年)

開港後編集

  • 2005年(平成17年)
  • 2006年(平成18年)
    • 6月1日: エミレーツ航空がドバイ線を開設。
    • 8月1日: 国際線制限エリア内12番ゲート付近にあるビジネスコーナーに無料インターネット用パソコンを4台追加設置。
    • 10月29日: 中国南方航空が深圳線を開設。
    • 10月29日: 中国南方航空が広州線を開設。
    • 12月8日: 中国東方航空が北京線(青島経由)を開設。
  • 2007年(平成19年)
    • 1月10日: ボーイング787の航空機部品輸送専用貨物機「ボーイング747-400LCF(ドリームリフター)」が初飛来[28]
    • 3月25日: 全日空が広州線を開設。
    • 8月10日: 立体駐車場P1のA棟・B棟を新規供用開始。駐車スペースは1,300台分拡張されて約5,800台となり国内空港最大級の規模となる。
    • 11月14日: スカイマークが2008年度を目途に中部国際空港への就航を発表。
  • 2008年(平成20年)
    • 2月25日: ACI(国際空港評議会)監修による顧客サービスに関する国際空港評価「ASQ(Airport Service Quality)」の旅客数規模別(年間500万人-1500万人カテゴリー)にて顧客満足度(CS)3年連続世界NO.1空港に選出される。
    • 10月18日: 空港見学ツアーの参加者が10万人に到達。
  • 2009年(平成21年)
    • 2月12日: 計器着陸装置(ILS)のうち36ILS(南側進入)のカテゴリー(CAT)をIIIBに移行[29]
    • 3月29日: 全日空が広州線と天津線を運休。
    • 9月1日: 「国際ビジネスジェット格納庫」の供用開始[30]
    • 10月28日: 中国東方航空が南京線を開設。
  • 2010年(平成22年)
    • 1月20日: トライアスロン国際大会「アイアンマン70.3セントレア常滑ジャパン」がセントレア開港5周年記念事業イベントとして開催を発表。
    • 2月2日: エティハド航空アブダビ線(北京経由)を開設。
    • 3月28日: 中国国際航空が成都線(上海/浦東経由)を開設。
    • 3月29日: チェジュ航空ソウル/金浦線を開設。
    • 8月13日: ベトナム航空がホーチミン線を開設。
    • 10月31日: 日本航空が東京/成田線(国際線運航のJL53便・8405便)を国内線運航に変更。
  • 2011年(平成23年)
    • 7月1日: アイベックスエアラインズが仙台、大分線を開設、CRJ700型機で当空港初のエプロン歩行搭乗と小型ジェット着陸料割引措置を実施。
    • 7月10日: 愛知県で主翼を生産しているボーイング787(ドリームライナー)が、「里帰り」記念の初飛来。さらに主翼を米国まで輸送しているB747LCF「ドリームリフター(Dreamlifter)」も、ドリームライナーのお披露目に合わせて同時飛来[28]
    • 11月10日: ACI(国際空港評議会)が選ぶ「エクセレントエアポート(Director General's Roll of Excellence)」賞をシンガポール・チャンギ空港などとともに受賞。
  • 2012年(平成24年)
    • 1月23日: 国土交通省中部運輸局および国土交通省北陸信越運輸局が主導し、中部北陸9県関連団体が共同参加する中華圏からの観光客誘致を狙った「昇龍道」プロジェクト共同記者会見を開催[31]。2015年には海外からのインバウンドを推進するために、観光庁が全国で7つの主要観光ルートを選定した際に、中部地方からは伊勢神宮や世界遺産白川郷および飛騨高山を含むこの「昇龍道」プロジェクトが選抜され、国から正式に認定[32]された。
    • 3月23日: チェジュ航空がソウル/仁川線を開設。
    • 8月14日: 開港以来の総来港者数が1億人を突破する。
    • 9月10日: 旅客ターミナルビルおよびアクセスプラザにおいて、無料Wi-Fiサービスを利用できるエリアが大幅に拡大される。新たにターミナルビル1階ウエルカムガーデン・2階到着エリア(国際、国内)・4階スカイタウンで無料Wi-Fiサービスを利用可能となる。
    • 10月1日: 名鉄バスによる中部空港と名古屋市内中心部(錦通り本町経由栄・伏見地区)のホテルを結ぶ直行リムジンバスが3か月間試験運行される。
  • 2013年(平成25年)
     
    広告として設置された忍者のマネキン
    • 3月31日: ジェットスター・ジャパンが札幌/新千歳、福岡、鹿児島の3路線を相次いで開設。ジェットスタージャパンは成田国際空港、関西国際空港に次ぐ第三のハブ空港として中部国際空港を位置づけている。
    • 4月22日: ポーラーエアカーゴが上海/浦東線、シンシナティ線を開設[33]
    • 5月23日 - 10月30日: 三重県観光キャンペーンの広告の一環として、マネキン人形による伊賀流忍者が出発ロビー各所に設置。
    • 7月17日: ジェットスター・ジャパンが東京/成田線を運休。
    • 8月28日: 全日空が貨物専用機による成田-中部-沖縄/那覇線を開設。
    • 8月31日: 旧 エアアジア・ジャパン(2011-2013)(現・バニラ・エア)が撤退。
    • 12月18日: スターフライヤーが2014年3月30日から中部国際空港へ進出すると発表。福岡線を1日3往復で運航。
  • 2014年(平成26年)
  • 2015年(平成27年)
    • 2月17日: 空港開港10周年を記念した限定グッズの販売やフェア、各種記念行事の開催[40]。オリジナルフレーム切手「中部国際空港開港10周年記念」が愛知県内の郵便局で限定発売開始[41]
    • 2月22日: 中部国際空港開港10周年と愛・地球博開催10周年の合同祝賀イベントが開催された。
    • 3月12日: 空港格付け会社スカイトラックス社が発表した「ワールドベストエアポート2015」で、「世界第7位」の国際空港に選ばれる。この年の日本からのトップ10入りは羽田空港と中部国際空港のみであった。
    • 3月29日: ソラシドエアが沖縄/那覇線を開設。ソラシドエアはこれが名古屋初進出となる。
    • 3月29日: ジェットスター・ジャパンが沖縄/那覇線を開設。
    • 5月17日: 中国南方航空が武漢線を開設。
    • 6月22日: B787シリーズの初号機の機体番号「ZA001号機」が、ボーイング社から寄贈され、中部国際空港に到着[42][43]
    • 6月29日: 春秋航空が新規就航開始。上海/浦東線や合肥線、フフホト線、ハルビン線など中国大陸5路線を7月初旬にかけて順次開設[44]
    • 9月25日: 吉祥航空福州線(上海/浦東経由)を開設。
    • 12月4日: 空港島対岸部の中部臨空都市にイオンモール常滑がオープン。同日より、空港との間を結ぶシャトルバスを運行開始。
    • 12月12日: ジェットスター・ジャパンが中部から初めての国際線となる台北/桃園線を開設。
    • 12月16日: Vエアが日本初の定期便となる台北/桃園線を開設。
  • 2016年(平成28年)
  • 2017年(平成29年)
  • 2018年(平成30年)
    • 9月5日: 台風21号の影響で関西国際空港が一時閉鎖となったことを受け、臨時便の受け入れを開始。
    • 10月12日:B787初号機をテーマとした商業施設であるFLIGHT OF DREAMSが開業した。
  • 2019年(令和元年)

今後の機能強化計画・構想編集

新ターミナル整備編集

格安航空会社 (LCC)対応・新ターミナルビル整備編集

  • 2013年1月、同年が中部国際空港の本格的な格安航空会社元年となることが予想される情勢を鑑み、中部国際空港(株)社長の川上博は「利用者の選択肢が広がり、セントレアの利便性も高まる」と歓迎し、格安航空会社の新規就航に対応するため新ターミナルの建設構想を固めたことが報道された[49]。その後、同年3月29日に公式サイトにて「セントレア南側地区整備事業」と称した計画を正式に公表した[50]。建設予定地は国際線ターミナル南側にある駐車場付近で、国内線と国際線を一体運用が可能なターミナルを建設するとしていたほか、LCFが駐機する付近へのスポット増設や新ターミナル利用者向けの駐車場もあわせて整備するとしていた。また、この設備増設に伴い、既存のターミナルビルを「第1ターミナル」とし、新ターミナルを「第2ターミナル」とする模様でもあった。なお、「第2ターミナル」はおもに格安航空会社向けではあるが、格安航空会社以外の航空会社も使用するものとしていた[51]。コスト削減を徹底する「トヨタ方式」で利便性の高い安価な構造のターミナルとする構想で、ボーディング・ブリッジを使用せずタラップを用いた搭乗・降機となる。同社にはすでに「ターミナル企画チーム」が発足しており、社長の川上は報道機関に対し「関空、成田のあとのターミナルとなるので独自性を出す。ただ関空のいいところは取り入れたい」と説明している[52]。ターミナルが完成すれば、施設使用料の低減が図られることから、航空会社および旅客にとってもメリットが大きいとする論評もなされている[52]。格安航空会社各社は、新ターミナルが完成するまでは既存のターミナルを使用する予定だが、早ければ2013年夏に着工し2014年後半からの運用開始を予定していた。また、この時点で国内線に就航していた格安航空会社は2社ともに当空港を拠点空港のひとつとする方針でもあった。
  • 2016年3月31日、格安航空会社 (LCC)向け新ターミナルを2019年上期の供用開始に向けて、現在の臨時駐車場エリアに建設すると発表があった。2016年度は新ターミナルの整備規模、平面計画などの施設計画に着手する[53]。今後は中部国際空港を拠点として2017年初旬運航予定[54]エアアジア・ジャパン (2014-)など格安航空会社への対応を中心として、航空機を沖止めする際の駐機スポットの増設など、空港施設面からの設備投資を進めている段階である。2017年3月31日には、LCC向けターミナルの2017年5月に着工・2019年9月20日に正式な運用開始が発表された[55]

航空ネットワークの拡大編集

2代目エアアジア・ジャパンの拠点化編集

エアアジア・グループが2度目の日本進出における本拠地として中部国際空港を選んだことは、セントレアが日本国内の大規模ハブ空港のひとつとしてさらに発展していくうえで、その大きな可能性を引き出す出来事であると地元財界では受け止められている。2015年4月には2代目エアアジアジャパン準備会社により、中部国際空港勤務(それに加え会社の指定する空港)という条件で客室乗務員やグラウンドスタッフなどの各種新規職員採用活動が実施されており、2015年10月以降に入社予定であると発表されている。各種準備を整えたうえで、中部国際空港を拠点として2017年初旬に運航開始予定。路線は札幌/新千歳(2017年初旬)、台北/桃園(2017年春)に就航とし、機材はA320で2機で、2016年末までに6機体制にし、その後は1年に5機ずつ増機し、就航から3年で16機体制を目指す計画。当初は仙台へも就航予定であったが、中止された[54]。今後の路線展開は、国際線と国内線の割合を5.5割:4.5割とし、国際線を重視する。A320の航続距離である片道4時間程度で、エアアジアグループが就航している都市を中心に検討していく。国内線では、北日本や福岡を結ぶ路線、国際線は中国、韓国、フィリピン、グアム、サイパンなどの路線を検討している。2020年までに機材を20機程度とし1日120便超の運航を目指している[56]

しかし、2017年1月30日、期限を定めない就航延期となっていたが[57]、2017年冬ダイヤの開始日である10月29日より、札幌/新千歳線で就航した[46]

2017年10月に、今後は、台北/桃園線を札幌線の就航から4か月後の就航を目指すとともに、国内線(福岡線、沖縄線)の新設も検討中。また、グループのエアアジアXはクアラルンプール線の運航再開を目指している。 また、タイ・エアアジアXのバンコク線、インドネシア・エアアジアXのデンパーサル線や中国、韓国とを結ぶ路線を就航させる考えも示した[58]

2018年3月21日、7月にもグループ会社のエアアジアXにより、クアラルンプール線を再就航させ、また11月にはバンコク線を開設する考えを示し[59]、計画中の台北線については、「国土交通省の承認を待っており、早く就航したい。台北線が就航すれば中部と韓国、中国、フィリピンを結ぶ路線も設ける」とした。このほか、以遠権を使ってホノルルと名古屋を結ぶ路線、東南アジア、米西海岸、欧州と結びたい考えも示した[60]

2018年11月6日、世界経営者会議が行われ、そこでバンコク/ドンムアン線の就航に続き、プーケットやバリ、ハワイ線の開設を視野に入れていると語った。国内では、沖縄、仙台について意欲をみせた[61]

2018年12月、2019年2月より台北線へ1日1便のデイリー運航開始することを発表し、その際札幌線の搭乗率が80%程度であり、今後は路線の拡大ペースを上げて、国内線の拡充や中国、韓国など東アジアへの就航も目指すとした[62]

2019年3月22日、愛知県との包括連携協定の締結式で、仙台、ソウル/仁川、クアラルンプールへの路線を年内に就航する意向を示した。 仙台線は夏前に、ソウル線は冬ダイヤでの就航を目指している。また、クアラルンプール線は8月までに就航する計画とし、エアアジアXでの就航となる[63]。 また、将来的にはインドネシアやフィリピンからの直行便就航も視野に入れるとした[64]

ジェットスター・ジャパンの拠点化編集

2013年3月より札幌/新千歳、福岡線から就航したジェットスター・ジャパンが、2018年春をめどに中部へ拠点を開設することを2017年5月24日に発表した。これに伴い、新規路線の開設、既存路線の増便など路線網を拡大していき、機材数を現在の21機(2017年5月時点)から28機にし、そのうち3機を中部で夜間駐機させる計画である。また、整備施設を配置することでイレギュラー時における対応も強化する。現在は中部から国内4路線と国際2路線に就航している[65]

拠点化のメリットとして、朝便や夜便、スケジュールの利便性の向上、定時運行率の改善や欠航率の低減、新規路線就航や既存路線増便、チャーター便など柔軟性が拡大する。 また、グループのジェットスター航空(JQ)やジェットスター・アジア(3K)などが就航しやすくなると説明。 今後はLCCターミナルの使用について、検討をしている[66]

3月26日に、3月21日より整備拠点を開設し、運用を始めたと発表。当面は1機を駐機させ、スタッフは約30人。秋ごろまでに3機体制、100人にする。 片岡優社長は「国内、海外から中部に旅客を呼ぶ。新規路線の開設も積極的に進めたい」と話した[67]

二本目滑走路の整備に向けた構想編集

2007年8月の関西国際空港二期工事限定供用後は、成田国際空港および関西国際空港がそれぞれ滑走路2本となっているのに対し、中部国際空港は滑走路1本であり競争条件として不利であると中部国際空港株式会社や地元財界は考えており[68]、二本目滑走路整備事業の実現を求めている。2015年初頭から、中国からの日本観光ブームも追い風となって、複数の路線を新設および再開した中国東方航空中国南方航空などのほか、春秋航空などの国外格安航空会社 (LCC)の本格進出が始まり、日本の中部北陸9県の自治体、観光関係団体、観光事業者などが協働して国内外への広報活動を行っており、徐々に認知度を高めることに成功している。三重県伊勢神宮や、岐阜県飛騨高山への南北観光ルートをイメージした中部北陸圏広域観光プロジェクト「昇竜道」構想具体化の時期が重なり、この年からヘルシンキ・ヴァンター空港線を増便したフィンエアーなどの欧米線も含めて、中部国際空港から日本に入国する外国人入国者数は増加しており、建設工事着工が延期されている新ターミナルとあわせて、第2滑走路建設の早期建設の必要性を指摘する業界団体は存在する[69][出典無効]

2本目の滑走路を整備する具体的な滑走路延長などの仕様は未定であるが、増設される空港島の造成作業には名古屋港浚渫土を有効活用する案が提起されている。

中部国際空港株式会社の構想によると、埋め立てにより空港島の面積を約200ha拡張したうえで現在の滑走路から300m沖合に3,500mの並行滑走路を1本新設するとしており、事業費は約2,000億円を見込んでいるとされる[70]。また、2007年6月21日に発表された国土交通省交通政策審議会航空分科会の答申 [71]では、「完全24時間化を検討」という間接的な表現ながら、二本目滑走路整備事業の必要性が示された。

中部国際空港は関西国際空港の建設工事実績を参考として建設されたため、関西国際空港と比べると低コストで同規模の空港島・施設を造成することができた。そのため、たとえ2本目の滑走路を造成したとしても、後述の浚渫土の有効活用も考えれば低予算で2期空港島を建設できるとの声もある[誰によって?]。さらにこの構想に関連する話題として、名古屋港には浚渫土の問題が長年にわたり存在する。現在の浚渫土砂処分場であるポートアイランド(名古屋港中央防波堤)はすでに処理量の限界を超えており、処分地が決まらない土砂は現地に山を築いて仮置きをする応急対応がなされているが、その高さは16mにも達しており、新規の処分場の確保が課題となっている。中部国際空港の拡張に利用する案を第一候補として、管轄する地方整備局は諸条件が整うよう進めているとされる[72][73]。この一環として2014年4月14日に、埋立の影響を調査するため常滑港周辺で漁業影響調査が開始される[74]

商業事業の拡大編集

FLIGHT OF DREAMS編集

2016年3月31日、ボーイング社から2015年6月22日に寄贈されたボーイング787の飛行試験機「ZA001」号機[75][76]について、同機の屋内展示を核とした、飲食・物販店などを展開する複合商業施設を整備することが公表された[77]。その後詳細の検討がなされ、2016年11月9日、「ボーイング787初号機を中心とした複合商業施設」の施設名称およびコンセプトや展示エリアの詳細と、施設名称の「FLIGHT OF DREAMS」が公表された[78]

この施設は2018年10月12日に開業している。

    • 施設概要
      • 整備主体:中部国際空港
      • 建設予定地:南側立体駐車場近接地
      • 供用開始時期:2018年10月12日
      • 建物概要:建築面積約5,000m2、延床面積:約10,000m2、高さ:約24m、階数:地上3階、構造:鉄骨造

施設(空港島および対岸埋立地)編集

 
中部国際空港

空港の設置・運営は政府指定の特殊会社である「中部国際空港株式会社」 (Central Japan International Airport Co., Ltd., CJIAC)が行う。着工に入る前まで、「中部地域の新しい国際空港」の意味を込めて「中部新国際空港」と呼ばれていたこともあった。日本で初めて民間の主導で開発された。国内海上空港の先駆けである関空建設後に問題となった、空港島沈下の問題や建設費の高騰などの教訓を存分に考慮し、後発の強みを全面的に活かして建設された。

埋立地の面積は、5.80km2(南北4.3km、東西1.9km)、うち空港部分4.73km2。残り1.07km2愛知県企業庁が地域開発用地として、空港対岸部の1.30km2とともに造成した「中部臨空都市りんくう常滑駅を含む)」である。

空港対岸部で前島と呼ばれる知多半島側の新規埋立地には、めんたいパークとこなめ(2012年12月開店[79])、会員制倉庫型店のコストコ(2013年8月開店[80])、大規模ショッピングモール「イオンモール常滑」(2015年12月開店。外国人旅行者向けの免税対応が可能[81])などが出店している[82]

空港島の空港隣接地(常滑市セントレア4丁目、5丁目)内に愛知県愛知県国際展示場(展示面積:60,000m2)を2019年秋ごろまでに整備する予定。愛知県は、基本設計費を2016年6月補正予算で計上した[83]

飛行場施設編集

  • 運用時間 : 24時間 / 利用時間 : 24時間[84]
  • 滑走路 : 1本、長さ:3,500m×幅:60m[85]
  • 方向:真方位N11度W
  • 誘導路 : 延長約10.2km 幅30m
  • エプロン :スポット数87 [86][87]
駐機スポット 現状 整備内容 整備後
1スポット
10スポット - 12スポット
14スポット - 25スポット
71スポット - 74スポット
72Aスポット
74Aスポット
101スポット - 119スポット
201スポット - 206スポット
301スポット - 306スポット
401スポット - 403スポット
405スポット - 408スポット
400Dスポット - 400Fスポット
501スポット - 508スポット
500Aスポット - 500Fスポット
601Wスポット
601Eスポット
N1スポット - N6スポット

※大型機 : B747/B777/A380/A340ほか、中型機 : B767/B787/A330/A350ほか、小型機 : B737/A320/ERJ170/CRJ700ほか。A380については2014年および2016年に定期便で受け入れた実績がある。

管制塔編集

円形の管制塔で[第1ターミナル(T1)の北東に位置する。滑走路端まで見渡せる高さということから計算され、高さ86.75m(鉄骨コンクリート造5階建)となった[89]。2009年時点で国内では東京国際空港、成田国際空港に次ぐ高さ[90]

また、中部国際空港における航空管制は、関西国際空港と同様に広域航空管制を実施している。その管制区は、中部国際空港発着の航空機のみならず、愛知、岐阜、三重を中心に約6県にまたがる広い範囲である。管制区内には、名古屋飛行場・航空自衛隊小牧基地(愛知県西春日井郡豊山町ほか)・航空自衛隊岐阜基地(岐阜県各務原市)・陸上自衛隊明野駐屯地(三重県伊勢市ほか)などがあり、ターミナルレーダー管制(レーダーを用いて行う進入管制業務)によってその空域を飛行する航空機の上昇・降下の指示、飛行経路等の指示、管制間隔制御などを行っている[14][91]

従来、航空路管制とトラフィック調整して飛行高度を許可する必要があったが、中部管制にて12,000ftまでは、航空機に対して上昇許可が与えられるようになっている。

管制塔内には、最新のデジタル機器や液晶ディスプレイの導入を行い、従来よりも多彩な情報を提供できるようになったとともに、IFR室にあっては、レーダー画面に液晶ディスプレイを導入したことにより照明を落とさなくて済むようになっている。

旅客ターミナル編集

第1ターミナル(T1)編集

 
中部国際空港ターミナルビルの概略配置図

第1ターミナル(T1)は、国際線・国内線一体型の単一構造(国際線・国内線を同一フロアの左右に分離)。3階を出発、2階を到着とする単純な2層構成とすることで国際線・国内線の乗り継ぎの旅客利便性の高いターミナルビル構造となっていることや、そのユニバーサルデザインの実践などが評価され、2005年度のグッドデザイン賞(建築・環境デザイン部門 - 建築デザイン)を受賞している[12][92][93]

センターピアをはさんで北ウイング(国内線)、南ウイング(国際線)が配置された折り鶴をイメージしたT字形の構成であり、旅客の移動距離の短さが特長である。到着は2階部分、出発は3階部分にまとめられているほか、チェックインカウンターから搭乗ゲートまでおよそ300mと近い。T字型形状に合わせたスポット配置は、計画時に航空関係者を含めて検討を行い、入隅部の機材運用に若干の制約がある。2015年から国際線施設を南側へ拡大するため沖止めスポット増設工事が行われており、2016年度中に完成予定[94]

  • 国際線施設は総2階建旅客機A380-800にも対応しており、2014年8月9・13日および2016年8月10日・14日にはシンガポール航空の定期便がA380型機によって運航された。また、2017年3月1日から25日にはタイ国際航空の定期便がA380型機によって運航された[95]
  • 展望デッキ:滑走路に向けて大きく突き出した全長300mの屋外展望デッキ「スカイデッキ」が設けられている。
  • 冬期イルミネーション:毎年冬期には展望デッキにて趣向を凝らした大規模なイルミネーションが装飾展示される。
ターミナルの概要編集
  • 構造:鉄骨造
  • 階数:地上4階
  • 延べ床面積:219,225m2(南北約1,030m×東西約500m)
  • チェックイン施設
    • 国際線:アイランド型5アイランド120ポジション[85]
    • 国内線:アイランド型3アイランド
  • 搭乗待合施設
    • 国際線:14ゲート バスゲート6ゲート
    • 国内線:10ゲート バスゲート6ゲート
  • バゲッジクレーム(手荷物受取所)
    • 国際線:5基
    • 国内線:4基
  • アクセス:名鉄中部国際空港駅およびセントレアホテルと直結(アクセスプラザ経由)
<第1ターミナル(T1)・フロア構成>[96]
第1ターミナル(T1) フロア名称 非制限エリア 制限エリア
4階 スカイタウン
  • レストラン・ショップ
  • スカイデッキ(展望台)
  • イベントプラザ
3階 出発ロビー
  • チェックインカウンター(国内線・国際線)
  • 旅行会社カウンター
  • 案内所
  • 交番
  • 三菱UFJ銀行中部国際空港出張所
  • カードラウンジ(国内線・国際線)
  • 免税店(国際線)
  • 保安検査場(国内線・国際線)
  • 案内所
  • エアラインラウンジ(国内線)
2階
(24時間開放[97])
到着ロビー
  • 手荷物受取所(国内線・国際線)
  • 入管審査(入国)
  • エアラインラウンジ(国際線)
  • カードラウンジ(国際線)
  • 旅行会社ラウンジ(国際線)
アクセスプラザ(ターミナルビルと連絡通路にて直結)
1階 ウェルカムガーデン(24時間開放[97])
アクセスプラザ
  • 空港バスのりば
  • タクシーのりば
  • 観光バスのりば
  • 観光案内所
空港ラウンジ編集

航空会社、カード会社、旅行会社によって提供されるラウンジ(特別待合室)が設置されている。

エアラインラウンジ

カードラウンジ

  • 国内線・国際線
    • プレミアムラウンジ セントレア
    • 第2プレミアムラウンジ セントレア
    • QUALIA LOUNGE(クオリアラウンジ)

旅行会社ラウンジ

  • ルックJTBラウンジ[98]
手荷物取扱システム編集
  • 手荷物検査方式
    • 国際線:インライン(In-Line System)方式。国際線では、国内初採用[99]
    • 国内線:カウンター方式[100]
商業施設編集
 
レンガ通り、天使が3体・猫が2体設置されている
 
ちょうちん横丁、天神様が1体安置されている

商業施設は、第1ターミナル(T1)4階の「スカイタウン」を中心に100店舗以上の飲食店やショップが存在し、毎週イベントが開催されている[101][102][103]

「スカイタウン」には、中央にイベントプラザ(イベントスペース)を配し、ヨーロッパの町並みをイメージした「レンガ通り」と、日本の懐かしい宿場町を彷彿とさせる「ちょうちん横丁」の趣の異なる2つのエリアの商業施設で構成されている[102][104]。 旅客ターミナルビル3階(国際線制限エリア内)には免税店街がある。

  • センターピアガーデン : 木々が立ち並び、ガラス窓の天井から光が差し込む吹き抜けの全天候型の庭園。突き当りの内部空間はレストランになっている。
  • ターミナルビル1階には、コンビニ常滑郵便局セントレア分室[105]が設置されている。

第2ターミナル(T2)編集

格安航空会社 (LCC)向けターミナルを2019年9月20日供用開始[53][48][106]。国内では成田国際空港および関西国際空港に続き、日本三大都市圏の国際拠点空港すべてに格安航空会社向けターミナルが整備されることとなる。

アクセスプラザ編集

旅客ターミナルビル2階と連絡通路でつながる建物には、電車・バス・車・高速船・各種アクセス交通機関と旅客ターミナルとの連絡機能、交通・観光などの情報提供機能を保持した施設「アクセスプラザ」[107](24時間開放[108])がある。

アクセスプラザには名鉄空港線中部国際空港駅出入口と総合案内所(アクセスプラザ中央:英語を含む3言語(英・中・韓)で対応可能な国際基準カテゴリー3の外国人観光案内所の認定取得済[109])、外貨両替ATMコンビニエンスストア(24時間営業)などが完備されており、地上階のバス乗車場・高速船のりば・自動車駐車場タクシーのりばが、ターミナルビルおよびホテルへのアクセスが便利なようにまとめられている。ただし、路線バス貸切バスおよびタクシーでの空港到着時の降車場はアクセスプラザではなく、ターミナルビル本館1階にある。アクセスプラザからは出発・到着ロビーのある2階・3階へ段差なしで移動できる。

国内線および国際線到着後、緩やかなスロープを上がるとアクセスプラザに到達する構造となっており、セントレアホテルとも直結している。

2012年5月には常滑市の観光案内所と常滑競艇場場外発売所を備えた「オラレセントレア」が開業した[110]

ビジネスジェット用施設編集

空港島北部にビジネスジェット用施設として、24時間の発着(出入国)が可能なビジネスジェット専用ターミナル(VIPラウンジあり)、ビジネスジェット格納庫(24時間整備可能)、利用者専用の第2CIQエリア(税関・出入国管理・検疫)などが設置されている[111][112][113]

  • ビジネスジェット格納庫の仕様[114]
    • 延床面積:5,476.52m2(107.32m×50.89m)
    • 最高部高:19.65m
    • 有効高さ:13.50m
    • 想定機種:ガルフストリームG-V:5機(最大B737格納可能)
    • 開口寸法:幅:102.5m、高さ:13.5m
    • 有効開口部:約68.34m
    • 事務所:約170m2(ラウンジ、工作室含む)

貨物地区編集

旅客ターミナルビルの北部に貨物地区があり、建屋として国際貨物上屋(第1、第2、第3)、国内フォワーダー上屋、国内エアライン上屋、トラック待機場、燻蒸施設、貨物事務棟などが存在している。同地区には有人ゲートがあり、関係者以外の通行が規制されている[115][116]

  • 国際空港総合保税地域:日本の空港では中部国際空港の空港島が唯一、総合保税地域の許可を税関から受けている。総合保税地域の許可を受けた施設内では、外国到着貨物の荷揚げ、荷さばき、保管、流通加工などを保税状態で処理することが可能[117][118]

ドリームリフター・オペレーションズ・センター編集

 
左:B787の主翼、中央:ドリームリフター、右:寄贈されたB787の1号機

国際線28番スポットの南側一角(空港島中央最南端部)にボーイング787型機部位保管庫として「ドリームリフター・オペレーションズ・センター」(DOC)および大型貨物機用スポット(駐機場:404,405,406)が設置されている[119]

空港島の港に海上輸送されたボーイング787型機部品は、陸揚げ後空港島内の「超大型貨物輸送路(ボーイング787輸送道路)」を移動[120]し、DOCに一時的に格納される。同品は、北米に本拠地を置くアトラス航空が、最終組立工場がある米エバレット (ワシントン州)ペインフィールド空港チャールストン (サウスカロライナ州)チャールストン国際空港まで、ボーイング747-400LCF(ドリームリフター)を使用して輸送[121]している(同機は全世界に4機存在し、日本への飛来は中部国際空港のみ)。近年ではボーイング787の増産に伴い、ドリームリフターによる輸送が間に合わない事態が時折発生しているため、ロシアヴォルガ・ドニエプル航空アントノフ An-124によるチャーター貨物便が年間に約20回ほど運航されている。

  • 「ドリームリフター・オペレーションズ・センター2(DOC2)」 (建築面積:約2,000m2)が、既存DOC西隣接地に2016年夏を完成予定として建設中である[122][123]
  • <DOCの概要>
    • 建築面積:約3,000m2(約70m×約40m、高さ:約15m)、鉄骨造、2階建
    • 用途:
      • ボーイング787の部品をボーイング747-400LCF(ドリームリフター)に搭載するためのGSE車両(グランドハンドリング機材、「ラージ・カーゴ・ローダー(LCL)」、「モバイル・テール・サポート(MTS)」の屋内保管
      • 三菱重工業川崎重工業SUBARU(旧・富士重工業)の各工場から海上輸送されるボーイング787型機部位を、「ドリームリフター」に搭載までの間、一時保管

港湾地区編集

日本の海上空港で唯一の施設として大型貨物の荷役が可能な港湾施設「常滑港 空港地区」[124]が空港島内(旅客ターミナルの東部)にあり、空港との連携が図られている。

  • 本施設の活用例として、「アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区[125][126]である愛知県・岐阜県を中心としたエリアで製造された航空機部品を船舶を使って中部国際空港(「常滑港 空港地区」)まで海上輸送したのち、アメリカの組立工場へ空輸している(シー・アンド・エアー)[127][128]

バスターミナル編集

空港バスターミナルは、旅客ターミナルビル1階にある。降車場とのりばが異なるので注意を要する[129]

  • 空港バス
    • 降車場:旅客ターミナルビル1階
    • のりば:旅客ターミナルビル1階(アクセスプラザからしか行くことができない)

駐車場編集

駐車施設は24時間営業、収容能力は5,800台(開港時の4,000台から拡張(500台分は予約車専用)。ほかに臨時駐車場2,000台分あり)の駐車場が用意されている。普通車の駐車料金は300円/時間(30分以内無料、1日最大1,500円。各種割引制度あり[130])。ほかに空港島内のホテルに1,164台分の有料駐車場があり、ホテルの宿泊客は割引サービスを受けられる。 さらに年末年始など繁忙期のみ開場する臨時駐車場(国際線ウィングから南方向に開設)や電気自動車(EV)およびプラグイン・ハイブリッド車(PHV)用充電スタンドも完備している[131]観光バス専用駐車場はターミナルビル近くに整備されている。[132]

EV・PHV用充電スタンド編集

  • 普通200V(ケーブル付き)・4基(事前予約制)[131]

水素ステーション編集

ガソリンスタンド編集

空港島内に一般利用可能なガソリンスタンドが設置されている。

  • セントレア エコ・ステーション[134]

ホテル編集

空港島内ホテル編集

中部臨空都市内(空港島対岸部)ホテル編集

  • J・ホテル りんくう[138]

拠点がある機関編集

環境対策編集

中部国際空港は、環境影響の回避・低減に関する評価を行うため、環境アセスメントを 1998年6月から1999年7月にかけて実施。この環境アセスメントの中で記載した環境保全対策や環境モニタリングを確実に実行に移すため、環境マネジメントシステムの運用などを通じて管理している[85]

また、国内空港設置管理者として初めて、国際規格である ISO14001【環境マネジメントシステム (EMS)】の認証を取得(2000年12月)している。 開港後の空港運営段階では空港の運営管理に適応したEMSに再構築したうえ、2005年9月にはセントレアグループとしての認証を取得している。

(具体的な取り組み例)

  • 温室効果ガス低減への取り組み
    • コージェネレーションによる地域冷暖房システム
    • 海水利用設備
    • 大規模蓄熱槽(冷・温水蓄熱槽)の活用
    • 地域冷暖房システム
    • GPU(地上動力装置)の利用促進
    • ハイドラント方式による給油システム
    • 太陽光発電パネル
    • 自然採光と光触媒ガラスの採用
  • 周辺環境への配慮
    • 海水の流れに配慮した空港島の位置と形
      • 空港島のある常滑沖は海水が主に南に向かって流れているため、空港島は対岸部からできる限り距離を離したり、島の形に丸みをもたせたりして、海水の流れを妨げないようにしている
    • 空港島用地と景観などへの配慮
    • 空港島の護岸に藻場を造成
      • 港島の西側・南側護岸を対象に、さまざまな生き物が集まりやすくするために、自然石などを用いて傾斜をつけた護岸を造成
      • 西側と南側護岸の一部では平坦部を設け、アラメ、カジメ、オオバモクなど、多年生の海藻を移植して藻場を造成
        • 2010年3月から、藻場を整備して建設された空港島に繁殖し、大量に生息するようになった海藻アカモクを加工し、名産品「天然あかもく セントレアの恵み」と銘打ち、中部国際空港内店舗や地元地域の小売店で販売開始[150]
    • 航空機騒音への配慮
      • 周辺地域への航空機騒音の影響を軽減するため、愛知県常滑沖の海上に空港を建設。航空機騒音の影響を低減するため、 海上を有効に活用した飛行経路の運用、また深夜および早朝の時間帯においては、航空機騒音低減のための運用方法を導入

拠点空港・焦点空港としている航空会社編集

就航路線編集

国際線は42都市455便/週、国内線は19都市88便/日(11月1日時点)、貨物専用便は27便/週が就航している(2019年冬ダイヤ)[17]

国内線編集

 
国内線エリア

日本航空や全日空などの大手航空会社グループやスカイマーク、および格安航空会社のジェットスター・ジャパンやエアアジア・ジャパンが国内にある主要空港との間で定期路線を運航している。札幌(新千歳空港)・福岡(福岡空港)・沖縄(那覇空港)などの高需要路線は、安定して高い搭乗率を維持できるため、複数の航空会社が高頻度で運航している。国際線からの乗り換えに特化した機能的な構造のターミナルで、東京の羽田空港および成田空港への便もある。

国内線利用客に対しては空港施設利用料が課されている。かつては航空会社が(航空運賃に含む体で)支払っていたが、2005年4月1日からは各利用者が1回あたり310円を、航空券購入時に上乗せして支払うことになった。この方式での利用料徴収は、国内では東京国際空港(羽田空港)についで2例目である。

第1ターミナル編集

※ 上記の記号は右記のとおり。SA : スターアライアンス、OW : ワンワールド

航空会社就航地
日本航空(JAL)(OW) 釧路(季節運航)、帯広(季節運航)、札幌/新千歳東京/羽田東京/成田
日本トランスオーシャン航空(JTA)(OW) 沖縄/那覇
全日本空輸(ANA)(SA)[155] 女満別旭川、札幌/新千歳、函館秋田仙台、東京/羽田、東京/成田、新潟松山福岡長崎熊本宮崎鹿児島、沖縄/那覇、宮古石垣
AIRDO(ADO)[156] 札幌/新千歳、函館
スターフライヤー(SFJ)[156] 福岡
ソラシドエア(SNJ)[156] 鹿児島、沖縄/那覇
アイベックスエアラインズ(IBX)[156] 仙台、松山、福岡、大分
スカイマーク(SKY) 札幌/新千歳、東京/成田(2019年11月29日より就航予定)、鹿児島、沖縄/那覇

第2ターミナル編集

※ 語末の★は、格安航空会社 (LCC)

航空会社就航地
エアアジア・ジャパン(WAJ)★ 札幌/新千歳、仙台
ジェットスター・ジャパン(JJP)★[157] 札幌/新千歳、福岡、鹿児島、沖縄/那覇

統計編集

(中部国際空港発)就航路線別旅客数/順位[158]
行き先 旅客数 国内線順位
新千歳空港 約151万人 上位12位
那覇空港 約120万人 上位18位
福岡空港 085万人 上位34位

国際線編集

 
大韓航空のボーイング747-400
 
フィンエアーのエアバスA330

アジア路線では中華民国や韓国、香港や東南アジアへの路線も多く、日本航空が中華民国(台湾)とタイへの路線を運航しているほか、ジェットスター・ジャパンも台湾とフィリピンへ、全日空が上海/浦東と香港へ、スターフライヤーが台湾への路線を自社運航している。ほかにもチャイナエアライン大韓航空アシアナ航空キャセイパシフィック航空フィリピン航空セブパシフィック航空シンガポール航空タイ国際航空ベトナム航空などが定期便を運航している。またタイガーエア台湾香港エクスプレス航空チェジュ航空などの格安航空会社の乗り入れもある。

また、中華人民共和国各地への定期便も充実している。日本航空が複数都市へ、全日空が1都市への路線を運航しているほか、中国東方航空中国南方航空が中国地方都市路線を増設傾向にある。 2015年6月からは大手格安航空会社の春秋航空も乗り入れを開始し、上海/浦東線を開設している。

中東へは、北京経由でエティハド航空が乗り入れており、アブダビ線を利用して中東やアフリカ大陸各地へ乗り継ぐことも可能である。

ヨーロッパへは、フィンエアーヘルシンキへ、ルフトハンザドイツ航空フランクフルトへ直行便を運航しており、両社ともにハブ空港への乗り入れであるため、両空港からヨーロッパ各地へ乗り継ぐことができる。

北米大陸線は、デルタ航空が同社主要ハブのデトロイトへ直行便を名古屋空港時代の前身のノースウエスト航空による1998年6月の就航以来運航しており[159]、全米各地や中南米へ乗り継ぐことができる。

太平洋オセアニア地域へは、日本航空がホノルル線を運航するほか、日本政府とのオープンスカイ協定に基づく以遠権を利用してユナイテッド航空がグアム線、デルタ航空がホノルル線を運航している。

なお、国際線出発にかかる旅客施設使用料は2,570円である。

第1ターミナル編集

航空連合は右記のとおり。SA : スターアライアンス、OW : ワンワールド、ST : スカイチーム

※ 語末の★は、格安航空会社 (LCC)

航空会社就航地
  日本航空(JAL)(OW) 上海/浦東天津台北/桃園ホノルルバンコク/スワンナプーム
  全日本空輸(ANA)(SA) 上海/浦東、香港
  スターフライヤー(SFJ) 台北/桃園
  大韓航空(KAL)(ST) ソウル/仁川釜山
  アシアナ航空(AAR)(SA) ソウル/仁川
  チャイナエアライン(CAL)(ST) 台北/桃園
  エバー航空(EVA)(SA) 台北/桃園
  タイガーエア台湾(TTW)★[160] 台北/桃園、高雄
  中国国際航空(CCA)(SA) 北京/首都、上海/浦東
  中国東方航空(CES)(ST) 北京/首都、上海/浦東、青島西安(一部は上海/浦東経由)、武漢(上海/浦東経由)、煙台太原(煙台経由)、蘭州(上海/浦東経由)、成都(青島経由)
  中国南方航空(CSN) 上海/浦東、広州(一部は上海/浦東経由)、瀋陽大連長春長沙、武漢
  春秋航空(CQH)★ 上海/浦東、寧波深圳
  吉祥航空(DKH) 上海/浦東、厦門(上海/浦東経由)、南京無錫
  深圳航空(CSZ)(SA) 無錫、南通(2019年12月1日より就航予定)
  天津航空(GCR) 天津
  上海航空(CSH)(ST) 広州
  山東航空(CDG) 青島、済南
  浙江長龍航空(CDC) 西安、杭州(2019年12月2日より就航開始)
  キャセイパシフィック航空(CPA)(OW) 香港(一部は台北/桃園経由)、台北/桃園
  香港エクスプレス航空(HKE)★ 香港
  フィリピン航空(PAL) マニラセブ
  ベトナム航空(HVN)(ST) ハノイホーチミンシティ
  タイ国際航空(THA)(SA) バンコク/スワンナプーム
  タイ・エアアジア X(TAX)★ バンコク/ドンムアン
  タイ・ライオン・エア(TLM)★[160] バンコク/ドンムアン
  シンガポール航空(SIA)(SA) シンガポール
  ガルーダ・インドネシア航空(GIA)(ST) ジャカルタ
  ルフトハンザドイツ航空(DLH)(SA) フランクフルト
  フィンランド航空(FIN)(OW) ヘルシンキ
  エティハド航空(ETD) アブダビ(北京/首都経由)、北京/首都
  ユナイテッド航空(UAL)(SA) グアム
  デルタ航空(DAL)(ST) デトロイト、ホノルル

第2ターミナル編集

※ 語末の★は、格安航空会社 (LCC)

航空会社就航地
  エアアジア・ジャパン(WAJ)★台北/桃園
  ジェットスター・ジャパン(JJP)★マニラ
  チェジュ航空(JJA)★ソウル/仁川
  ティーウェイ航空(TWB)★ソウル/仁川、済州、グアム
  エアプサン(ABL)★釜山
  セブパシフィック航空(CEB)★マニラ

貨物便編集

貨物便は週29便(2019年夏ダイヤ)[17]、貨物取扱量(2015年度)は、186,793t(国際:161,055t、国内:25,738t)と国際貨物取扱高は、国内第5位となっている[161]。また、毎年10月から11月頃に、鈴鹿サーキットで開催されるフォーミュラ1(F1)日本グランプリに参戦するマシンを運ぶチャーター便が複数飛来する。

航空会社就航地
  チャイナエアライン・カーゴ(CI) 台北/桃園サンフランシスコ(到着便)、ロサンゼルス(サンフランシスコ経由到着便)
  エア・ホンコン(LD) 香港
  ポーラーエアカーゴ(PO) ソウル/仁川上海/浦東東京/成田、台北/桃園(到着便)、シンシナティ
  カリッタ・エア(K4) 香港、シンシナティ(到着便)、アンカレッジ(香港経由)、ニューヨーク(香港、アンカレッジ経由)
  カタール航空(QR) マカオ(到着便)、シンガポールシカゴ(到着便)、メキシコシティ

就航都市編集

国内線

☆は名古屋空港便もあり

国際線

今後の運航計画編集

就航開始・運航再開予定


増減便・運休予定
  •   全日本空輸:2019年10月27日から2020年2月22日まで、福岡線を1日6便から1日2便に減便予定[165]
  •   日本航空:2019年10月27日から2020年3月28日まで、札幌/新千歳線を1日5便から1日4便に減便予定[166]
  •   全日本空輸:2019年11月25日から12月19日まで、女満別線(1日1便)を運休予定[167]
  •   全日本空輸:2019年12月2日から12月6日まで、旭川線(1日1便)を運休予定[167]
  •   全日本空輸:2019年12月2日から12月19日まで、札幌/新千歳線を1日5便から1日4便に減便予定[167]
  •   全日本空輸:2019年12月8日から12月19日まで、旭川線(1日1便)を運休予定[167]
  •   全日本空輸:2020年1月7日から1月23日まで、札幌/新千歳線を1日5便から1日4便に減便予定[167]
  •   吉祥航空:2020年1月10日より、上海/浦東線を週7便から週14便に増便予定[168]
  •   全日本空輸:2020年1月14日から1月23日まで、女満別線(1日1便)を運休予定[167]
  •   全日本空輸:2020年2月23日から2020年3月28日まで、福岡線を1日2便から1日3便に増便予定[167]
申請中就航計画
航空会社就航地
  雲南祥鵬航空(8L) 鄭州
  海南航空(HU) 深セン
  浙江長龍航空(GJ) 杭州
  ウルムチエア(UQ) 済南、武漢ウルムチ(済南・武漢経由)
  中国東方航空 (MU) 合肥、重慶(合肥経由)、済南
  四川航空 (3U) 重慶、天津
  •   雲南祥鵬航空:鄭州線を2019年1月より週3便運航で申請中[169]
  •   海南航空:深セン線を2019年2月より週2便運航で申請中[170]
  •   浙江長龍航空:杭州線を2019年3月より週7便運航で申請中。
  •   ウルムチエア:済南経由ウルムチ線を2019年3月より週7便運航で申請中。
  •   ウルムチエア:武漢経由ウルムチ線を2019年3月より週7便運航で申請中。
  •   中国南方航空:煙台経由太原線を2019年3月より週3便から週7便へ増便を申請中。
  •   中国南方航空:西安線を2019年3月より週7便運航で申請中。
  •   中国南方航空:合肥経由重慶線を2019年3月より週3便運航で申請中。
  •   中国南方航空:済南線を2019年3月より週3便運航で申請中。
  •   四川航空:重慶線を2019年3月より週3便運航で申請中。
  •   四川航空:天津線を2019年3月より週3便運航で申請中。
  •   中国南方航空:瀋陽線を2019年3月より週2から週3便へ増便で申請中。
就航計画
  •   ノックスクート:バンコク/ドンムアン線を2018年4月から1年以内に、1~2都市に就航するとし、関空、中部、福岡が候補[171]
  •   スクート :19年夏ダイヤから「日本の新たな都市へ1、2路線を開設したい」とし、就航先については「第4、第5の都市」とし、現在成田、関空、新千歳に就航しており、中部や福岡には就航していない[172]
  •   チェジュ航空:成田や中部から以遠権を行使し、グアムやサイパンへの就航を2018年内就航を検討[173]
  •   エアアジア・グループ:2019年内に仙台、ソウル、クアラルンプールを開設。国際線ではプーケット線、バリ線、ホノルル線、米西海岸への就航、国内線は、那覇線を視野に就航の意欲を示している[174]
  •   ベトジェットエア:20年6月にホーチミン線、7月にハノイ線、11月にダナン線の毎日就航を検討している。[175]
  •   ジェットスター・パシフィック:アインCCOは、「日本は重要な市場と考えており、名古屋や福岡も視野に入る」とし、日本の就航地拡大を目指す[176]

撤退・休廃止の航空会社・目的地編集

国内線編集

航空会社就航地
日本航空 (JAL) 青森花巻福岡沖縄/那覇
JALエクスプレス (JEX) 仙台長崎熊本鹿児島
日本トランスオーシャン航空 (JTA) 石垣
ジェットスター・ジャパン (JJP) 東京/成田、熊本
全日本空輸 (ANA) 稚内福島鳥取米子徳島
エアアジア・ジャパン(2011-2013) (WAJ) 札幌/新千歳、福岡
スカイマーク (SKY) 東京/羽田茨城

国際線編集

航空会社就航地
  日本航空 (JL) 東京/成田ソウル/仁川釜山北京/首都広州マニラグアムパリ/シャルル・ド・ゴール
  全日本空輸 (NH) ソウル/仁川、広州、天津台北/桃園
  エアアジア・ジャパン(2011-2013) (JW) ソウル/仁川
  大韓航空 (KE) 済州
  チェジュ航空 (7C) ソウル/金浦
  中国東方航空 (MU) 南京長沙昆明合肥重慶
  中国南方航空 (CZ) 深圳ハルビン
  春秋航空 (9C) 貴陽、合肥、ハルビン石家荘フフホト常州銀川
  雲南祥鵬航空 (8L) 長沙、昆明、徐州
  深圳航空 (ZH) 南通西安
  吉祥航空 (HO) 福州
  チャイナエアライン (CI) 高雄
  Vエア (ZV) 台北/桃園
  マレーシア航空 (MH) クアラルンプール
  エアアジア X (D7) クアラルンプール
  ガルーダ・インドネシア航空 (GA) デンパサール
  エミレーツ航空 (EK) ドバイ
  コンチネンタル航空 (CO) グアム
  アメリカン航空 (AA) シカゴ/オヘア
  ノースウエスト航空 (NW) デトロイトサイパン、マニラ
  ユナイテッド航空 (UA) サンフランシスコ、台北/桃園
  デルタ航空 (DL) 東京/成田、サイパン、マニラ、グアム
  フライ・ミクロネシア (5K) サイパン
  コンチネンタル・ミクロネシア航空 (CS) ホノルル、グアム
  エア・カナダ (AC) トロント、バンクーバー
  オーストラリア航空 (AO) ケアンズ
  カンタス航空 (QF) ケアンズ
  ジェットスター航空 (JQ) ケアンズ
  ニュージーランド航空 (NZ) オークランドクライストチャーチ

貨物便編集

航空会社就航地
  JALカーゴ (JL) 東京/成田ソウル/仁川天津香港台北/桃園バンコク/スワンナプームニューヨーク/ジョン・F・ケネディロサンゼルスシカゴ/オヘアアトランタアンカレッジ
  ANA&JPエクスプレス (9N) 東京/成田、佐賀、ソウル/仁川、大連青島廈門、天津、香港、台北/桃園、バンコク/スワンナプーム、シカゴ/オヘア、アンカレッジ
  日本貨物航空 (KZ) 東京/成田、上海/浦東、香港、バンコク/スワンナプーム、ニューヨーク/ジョン・F・ケネディ、ロサンゼルス、シカゴ/オヘア、アンカレッジ、アムステルダムミラノ/マルペンサ
  大韓航空カーゴ (KE) ソウル/仁川、ロサンゼルス
  アシアナ航空カーゴ (OZ) ソウル/仁川、シカゴ/オヘア(到着便のみ)
  中国貨運航空 (CK) 上海/浦東
  揚子江快運航空 (Y8) 上海/浦東
  シンガポール航空カーゴ (SQ) シンガポール、ニューヨーク/ジョン・F・ケネディ
  トランスマイル航空 (TH) クアラルンプール
  ユナイテッド・パーセル・サービス (5X) 上海/浦東、ルイビル、アンカレッジ
  フェデラルエクスプレス (FX) 東京/成田、ソウル/仁川、上海/浦東、サンフランシスコ、アンカレッジ、フランクフルトアルマトイ
  エバーグリーン国際航空 (EZ) 香港、アンカレッジ、コロンバス
  エアブリッジ・カーゴ (RU) 香港、フランクフルト、モスクワ/シェレメーチエヴォクラスノヤルスク
  ルフトハンザ・カーゴ (LH) フランクフルト、ヨーテボリ、モスクワ/シェレメーチエヴォ、アスタナ

など

対外関係編集

海外姉妹空港提携編集

空港名 国名・地域名 提携年月日
ミュンヘン空港  ドイツバイエルン州 2005年2月14日ミュンヘン空港と姉妹空港締結[10]

海外友好空港提携編集

空港名 国名・地域名 提携年月日
ペインフィールド空港  アメリカ合衆国ワシントン州 2015年4月14日ペインフィールド空港と友好空港締結[177]
台中国際空港  中華民国台湾台中市 2017年4月6日台中国際空港と友好空港締結[178]
シアトル・タコマ国際空港  アメリカ合衆国ワシントン州 2018年10月11日シアトル・タコマ国際空港と友好空港締結[179]
ダナン国際空港  ベトナム南中部 2019年2月20日ダナン国際空港と友好空港締結[180]

国際評価編集

中部国際空港の外部調査団体による国際空港評価は、以下の通り。

  • スカイトラックス(SKYTRAX):この航空業界の調査会社(本社:イギリス)は、世界の空港を対象とした顧客サービスに関する国際空港評価結果を毎年公表している[181]
    • 「5 Star Airports」(Regional Airport)[11]
    • 「The World Airport Awards」[182]
  • 国際空港評議会(Airports Council International):この国際空港の管理者団体(本部:カナダ)は、国際空港評価「Airport Service Quality(ASQ)」ランキングを毎年公表している。
    • 「Airport Service Quality(ASQ)Awards」 - 「規模別最優秀空港賞(BEST AIRPORT BY SIZE)」(年間乗客数500万人から1,500万人規模カテゴリーにおいて)[188]
      • 2005年 - 2008年:1位
      • 2009年:4位
      • 2010年:2位
      • 2011年 - 2012年:1位[189]
    • 「エクセレントエアポート(Director General's Roll of Excellence)」賞
      • 2011年:受賞・・・「Airport Service Quality」(ASQ)プログラムに参加する世界227空港(当時)のうち、「顧客サービスの特に優れた空港」として選出された世界14空港の1つとして受賞(国内においては唯一の受賞)[190][191]

地上交通編集

 
中部国際空港駅
 
ホーム

中部国際空港(空港島)への地上アクセスは、道路橋のセントレア大橋(全長:1,414m) [192]または、鉄道橋の中部国際空港連絡鉄道橋 (全長:1,076m) [193]を利用する必要がある。中部国際空港から名古屋市まで自動車で約40kmで約40分[194]名古屋鉄道(名鉄)線の列車を利用した場合は、最速28分である[195]

鉄道編集

空港連絡鉄道第三種鉄道事業者中部国際空港連絡鉄道が保有しており、名鉄がこれを借り受け運送を行っている。

東海旅客鉄道(JR東海)武豊線の乗り入れを要望する意見[196]もある(「武豊線」も参照)が実現の目処は立っていない。

路線バス編集

中部国際空港からの路線バス、高速バスの行き先、のりばなどの詳細情報は運行会社に関係なく「バスでのアクセス」に記載されている[197]

空港バス編集

愛知県(名古屋市内方面、愛知東部(三河)方面、常滑・半田方面)、三重県方面、静岡県方面、京都府方面に向かう定期バス路線が運行されている[129]

2019年12月1日より乗り入れ開始。

    • ジェイアール東海バス
      • レゴランド・ジャパン方面(金城ふ頭駅)[199][200]
    • 知多乗合
      • 常滑・半田方面(知多半田駅)
      • 西三河方面(知立駅)
    • 遠鉄バス
      • 東三河・遠州方面(東名音羽、東名豊川、東名三ヶ日、浜松西インター、浜松駅、磐田インター、東名袋井、掛川インター)
    • 三重交通
      • 三重方面
        • 新正車庫(四日市)
        • 桑名駅前(金城ふ頭駅(レゴランド・ジャパン方面)~長島温泉経由あり[201][199]
    • 名古屋バス(エアポートライナー[202]
      • 名古屋市内方面(名古屋駅西口)・・・深夜早朝バス[203]
    • 名阪近鉄バス
      • 京都方面(京都駅八条口)

シャトルバス編集

中部国際空港と「イオンモール常滑」(空港島対岸部)を結ぶ「イオンモール常滑無料シャトルバス」が毎日運行されている。所要時間は約15分[129]

空港島内バス編集

知多乗合により、「空港貨物地区循環線」(運行系統:A循環、B循環、C循環)が定期運行されている[204]

航路編集

かつて運航されていた航路編集

  • 松阪高速船(松阪ベルライン):松阪港
    • 経営難により2009年8月31日限りで休止し、翌9月1日より津エアポートライン松阪航路として運航されていたが、2016年12月19日運航廃止[208]
  • 四日市エアポートライン : 四日市浜園旅客ターミナル(四日市市)
    • 2008年10月4日限りで廃止。
  • NPO法人「神社みなとまち再生グループ」 : 神社港伊勢市
    • 2005年より夏期の土日祝日に運航したが、2007年以降は運航していない。

構想されていた航路編集

自動車編集

有料道路編集

タクシー編集

名鉄知多タクシー安全タクシー知多つばめタクシー鯱第一交通の4社によって構成されている中部国際空港構内タクシー営業会[210]の加盟会社のタクシーが乗り入れている。かつては、ひまわりも加盟していた。

定額タクシー編集

2015年3月現在は、フジタクシー、三重近鉄タクシー(三重県各所行き)、つばめタクシー、名古屋MKグループと遠鉄交通(静岡県各所行き)などが空港からの定額タクシーを運行している。

貸切予約リムジン編集

つばめタクシーが、グループ向けにジャンボタクシー1台(定員9名)の貸切(チャーター)運行を行っている(要事前予約)[129]

乗合いタクシー編集

中部国際空港〜長野県方面(松本・塩尻・岡谷・諏訪・茅野・伊那・駒ヶ根・飯田)間には、アルピコタクシーが空港線乗合いタクシーとして運行していたが(予約制)[211]、諸経費高騰や利用者様の減少等による収支状況の悪化により2019年5月末にて運航を終了した[212]

レンタカー編集

  • トヨタレンタリース 中部国際空港店[213]
  • ニッポンレンタカー 中部国際空港営業所
  • タイムズカーレンタル 中部国際空港
  • オリックスレンタカー 中部国際空港カウンター
  • 日産レンタカー 中部国際空港

レンタルバイク編集

  • Rental819 中部国際空港店[214]

徒歩・自転車・原付編集

中部国際空港連絡道路(セントレア大橋)は自動車専用道路であり、歩行者軽車両125cc以下の二輪車は通行できない。

オリジナルキャラクター編集

空港のオリジナルキャラクターとしてアランジアロンゾがデザイン[215]した「セントレアフレンズ」が設定されている[216]。当初は「なぞの旅人フー」「なぞの荷物持ち」「なぞのトリ」が発表され、2005年1月17日にどうぶつたち(いぬくん、ねこちゃん、かもめちゃん)、くもくんたち(クラウズ)(くもくん、くろくもくん)、ひこーきなかま(プレインズ)(ひこーきくん、ジェットくん)が追加発表された[217]。なお「なぞの旅人フー」は開港前の2003年10月に名前が一般公募され決まった。

衣類、玩具、お土産品、お菓子などセントレアフレンズのキャラクターグッズも多く販売されているほか、フーを中心にしたダンスやイベントが開催されるなど多方面に展開している。

イメージソング編集

リリース日 楽曲名 収録
2016年1月13日 翼があるなら[218][219] 八神純子アルバム「There you are」

中部国際空港が登場する作品編集

テレビ編集

など

映画編集

など

ゲーム編集

脚注編集

[ヘルプ]
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関連項目編集

外部リンク編集