INTLOOP
INTLOOP株式会社(イントループ)は、東京都港区赤坂に本拠を置く、コンサルティング及び人材支援を行う日本の企業である。
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | [1][2] |
本社所在地 |
日本 〒107-0052 東京都港区赤坂2-9-11 オリックス赤坂2丁目ビル6F[3] |
設立 | 2005年2月25日[1] |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 6010401064612 |
事業内容 | |
代表者 | 代表取締役 林博文[3] |
資本金 | 19億8200万円(資本剰余金を含む)[3] |
売上高 | 178億23百万円[5] |
営業利益 | 11億05百万円[6] |
経常利益 | 11億07百万円[6] |
純利益 | 7億94百万円[6] |
従業員数 | 連結:1,316名 単体:541名 (2024年1月末現在)[3] |
決算期 | 7月31日 |
主要株主 |
林博文 52.14% KSM株式会社 21.62% 日本マスタートラスト信託銀行 2.79% 日本カストディ銀行 2.66%[7] |
外部リンク | https://www.intloop.com/ |
特記事項:財務データ等は2022年7月期 ISO 9001、ISO 27001認証取得[8] |
概要
編集アクセンチュア出身の林博文により、2005年2月25日に設立された独立系コンサルティングファーム[9]。「クライアントとビジネスパートナーのデジタルの課題をワンストップで解決する人材と情報の社会基盤となる」をビジョンに掲げ、新規事業や業務改革などの課題を抱える企業に対するコンサルティング及びフリーランスの働き方の広がりを背景に、システム開発のノウハウを持ったフリーランス人材の提供などのサービスを行う。登録するフリーランス人材は、コンサルタント1万6370名、ITエンジニア1万4300名(2023年1月末現在)であるが[10]、ITエンジニアの伸び率は大きく、代表者の林博文は将来的にはITエンジニアの数が逆転すると考えている[11]。
2022年7月期には、前期比41.6%増の131.2億円の売上げを計上するなど、デジタルトランスフォーメーション(DX)促進税制の創設など政府のIT投資への後押しを背景に右肩上がりの成長を続ける[1][12]。
2015年以降
編集当初10年位は、コンサルティングサービスを中心とした業務を中心としており、業績的に大きな変化はなかったが、2015年からフリーランスの紹介事業を本格化させて以降、平均年30%程の急激な成長を見せる。また、同社は外部資本を全く入れない自己資本による経営を続け、当初は積極投資を行っていたため、それが2021年から急速に成果となり利益に反映されるようになった[11][12]。2022年12月現在、大手コンサルティング会社をはじめ、年商2000億円以上の大手SIer全社、及び300社以上の企業からの案件を持つ[12]。
2017年5月の沖縄オフィスの設立から、福岡・大阪・札幌と拡張、2020年には名古屋オフィスも立ち上げるなど地方創生ビジネスにも注力する[13]。
2023年4月24日、FUNDINNOへ1億円の出資を実施。業務協業を開始[14][15]。
ハイブリッドモデル
編集同社サービスの特徴の一つに「ハイブリッドモデル」がある。社員とフリーランス人材とのハイブリッドチームによるサービス提供により、顧客のニーズに応えての柔軟なサービス提供が行え、低予算での品質を落とさない支援を可能とした[12]。
2022年11月には、KDDI系との業務提携を発表。IT人材の提供やリスキリングなどの教育事業へ進出、シニアエンジニアや地方人材の活用も視野に入れた事業展開を開始[6]。
社名の由来
編集「Introduction」+「Loop」に由来する。人材の"紹介"による輪を広げ、ビジネスを拡大するとの思いで名付けられた[16]。
業務内容
編集- コンサルティング
- テクノロジーソリューション
- Webサービス
- PMOソリューション
- プロ人材活用サービス
- プロ人材転職支援サービス
運営サイト
編集以下のフリーランス(コンサルタント/ITエンジニア)向けの案件紹介サイトを運営する。
その他
沿革
編集- 2005年 - 2月25日設立[1]。製造業向けのコンサルティングサービス開始。
- 2008年 - 10月、金融業向けコンサルティングサービス開始。
- 2014年 - 7月、東京港区赤坂に本社を移転。
- 2016年 - 8月、転職支援の「High Performer Career」を開始。
- 2019年 - 7月、SAPジャパンと業務協業を開始。
- 2020年
- 6月、顧客の経営課題解決を支援するサービス「QEEE(キウイ)」を開始。
- 8月、三井倉庫サプライチェーンソリューションと業務提携。フリーランスエンジニア向けサービス「TECH STOCK」の提供開始。
- 9月、フリーランス向け福利厚生サービス「fukurint」の提供を開始。
- 10月、オンライン教育の新サービス「BOOSTA」をリリース。
- 12月、飲食料品EC事業を行うベンチャー企業へ出資。
- 2021年
- 6月、モンスター・ラボと資本業務提携。
- 11月、GSXと『先端IT人材』の輩出で業務提携。
- 2022年
- 5月、Financial Times社「アジア太平洋地域における急成長企業」の332位にランクイン。
- 7月、東京証券取引所グロース市場への上場。
- 11月、KDDIアジャイル開発センター[9]と業務提携。IT人材を提供したりリスキリングなどの教育事業へ進出を発表。シニアエンジニアや地方人材の活用も模索[6]。
- 12月5日、社員持株会を設立[17]。
- 2023年
- 4月13日、オンライン教育サービス『BOOSTA』に、組織のマーケティング力向上を目的とする「BOOSTA Marketing」をリリース[18]。
- 4月24日、FUNDINNOへ1億円の出資を実施。業務協業を開始[17][15]。
- 6月5日、ワクコンサルティング株式会社と業務提携。製造業のDX化支援のコンサルティングサービスを強化[19]。
- 9月14日、ディクスホールディングス株式会社の株式を取得し、子会社化を決議[20]。
- 9月21日、シンプレクス、アミフィアブルの2社と『AIを活用した新たなソフトウェア開発モデルの構築』で協業開始[21]。
- 10月10日、ネオファースト生命と業務協業。フリーランス向けの生活保障に関するコンサルティングと保険提供の開始[22]。
- 12月13日、SAP案件に特化したWebサービス『High Performer SAP(ハイパフォーマーエスエーピー)』を開始[23]。
- 12月20日、SDFキャピタルが運営するスタートアップ・デットファンドに参画[24]。
- 2024年
- 3月14日、2024年7月期の第二四半期の連結売上高を、グループ化したディクスホールディングスの経営成績を取り込んだ結果117億円とし、過去最高額を更新[25]。
- 5月27日、独立系ベンチャーキャピタルであるクオンタムリープベンチャーズ株式会社(東京都港区)が運営する2号ファンドに1億円の出資を実施し、スタートアップ企業支援を強化すると発表[26]。
- 5月29日、Idein株式会社(東京都千代田区)と、エッジAIソリューションの提供、エンジニアリング支援などでの包括的な協業を開始すると発表[27]。
その他[28]
経営メンバー
編集- 代表取締役 林博文
- 取締役 内野権
- 取締役(監査等委員) 川端章夫
- 取締役(監査等委員) 小山史夫
- 取締役(監査等委員) 下稲葉耕治
- シニアバイスプレジデント 長谷川宏志
- シニアバイスプレジデント 田口正剛
- バイスプレジデント/本部長 森健
- バイスプレジデント/本部長 廣瀬明
所在地
編集赤坂本社
編集東京都港区赤坂2-9-11オリックス赤坂2丁目ビル6F
オフィス
編集六本木一丁目オフィス
- 東京都港区六本木1丁目4-5 アークヒルズ サウスタワー14F
札幌オフィス
- 北海道札幌市中央区南1条西3-8-11 札石ビル 7F
名古屋オフィス
- 愛知県名古屋市中村区名駅4-24-5 第2森ビル9F
大阪オフィス
- 大阪府大阪市中央区瓦町 3-3-7 瓦町KTビル 10F
福岡オフィス
- 福岡県福岡市博多区博多駅前3丁目4番25号 SPACES博多駅前
北九州オフィス
- 福岡県北九州市小倉北区浅野3-8-1 AIMビル 8F
沖縄オフィス
- 沖縄県宜野湾市赤道1-5-7 COTONOHA
参考サイト
編集脚注
編集出典
編集- ^ a b c d e “[https://diamond.jp/zai/articles/-/1002459 「INTLOOP(イントループ)」のIPO情報総まとめ! スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他のコンサルティング・システム開発支援企業との比較や予想まで解説![2022年7月31日 情報更新]]”. ダイヤモンド社 ZAI ONLINE (2022年7月31日). 2023年3月22日閲覧。
- ^ “イントループ林代表「信用力生かし人材確保」”. 日本経済新聞. 2023年3月22日閲覧。
- ^ a b c d “会社概要”. INTLOOP株式会社公式サイト. 2023年3月22日閲覧。
- ^ “会社概要 - 2022年7月期決算説明資料” (2022年9月26日). 2023年3月22日閲覧。
- ^ “2023年7月期決算短信〔日本基準〕(非連結)”. 日本経済新聞. 2024年5月16日閲覧。
- ^ a b c d e “イントループ、シニアや地方人材でDX支援 KDDI系と”. 日本経済新聞. 2023年3月22日閲覧。
- ^ “EDINET提出書類INTLOOP株式会社(E37779)四半期報告書”. EDINET. 2023年3月22日閲覧。
- ^ “会社概要”. INTLOOP株式会社. 2023年3月22日閲覧。
- ^ a b “[https://shikiho.toyokeizai.net/news/0/605242 増加中のフリーランス活用で成長するコンサル業界の新風 INTLOOP(9556)の林博文社長に聞く]”. 会社四季報. 2023年3月22日閲覧。
- ^ “'23年7月期 第2四半期決算説明資料、及び中期成長戦略”. 2023年4月29日閲覧。
- ^ a b “INTLOOP[9556]グロース IPO”. stockvoice公式YouTube. 2023年3月22日閲覧。
- ^ a b c d “自身のコンサルタントとしての豊富な経験をもとに起業 フリーランスという働き方を選んだ人を支援していくINTLOOP株式会社 代表取締役 林 博文さん”. 日本の人事部 (2022年12月27日). 2023年3月22日閲覧。
- ^ “INTLOOP株式会社”. BIZREACH. 2023年3月22日閲覧。
- ^ “イントループは株式投資型クラウドファンディングを提供するFUNDINNOへ1億円を出資すると共に業務協業を開始”. PRTIMES (2023年4月24日). 2023年4月27日閲覧。
- ^ a b “株式投資型クラウドファンディングを展開する「FUNDINNO」が人材ソリューションサービスを展開する「INTLOOP」と資本業務提携”. 創業手帳. 2023年4月27日閲覧。
- ^ “Introduction+Loop”. Wantedly. 2023年3月22日閲覧。
- ^ a b “イントループが福利厚生の一貫として社員持株会を設立”. PRTIMES. 2023年3月22日閲覧。
- ^ “イントループはオンライン教育サービス『BOOSTA』に、組織のマーケティング力向上を目的とする「BOOSTA Marketing」をリリース”. 2023年4月15日閲覧。
- ^ “イントループがワクコンサルティング株式会社と業務提携|製造業のDX実現に向けコンサルティングサービスを強化”. PRTIMES (2023年6月5日 08時30分). 2024年5月16日閲覧。
- ^ “【INTLOOP】ディクスホールディングス株式会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ”. PRTIMES (2023年9月14日 17時52分). 2024年5月16日閲覧。
- ^ “イントループ、シンプレクス、アミフィアブルの3社が『AIを活用した新たなソフトウェア開発モデルの構築』で協業”. PRTIMES (2023年9月21日 15時00分). 2024年5月16日閲覧。
- ^ “イントループがネオファースト生命と業務協業”. PRTIMES. 2024年5月16日閲覧。
- ^ “イントループ、SAP案件に特化したWebサービス『High Performer SAP(ハイパフォーマーエスエーピー)』を開始”. PRTIMES. 2024年5月16日閲覧。
- ^ “イントループ、SDFキャピタルが運営するスタートアップ・デットファンドに参画”. PRTIMES (2023年12月20日 08時36分). 2024年5月16日閲覧。
- ^ “イントループ 2024年7月期第二四半期決算を発表”. PRTIMES (2024年3月14日 15時52分). 2024年5月16日閲覧。
- ^ “INTLOOP-続伸 ファンドに参画しスタートアップ企業支援を強化”. Yahoo!ファイナンス (2024年5月27日). 2024年5月30日閲覧。
- ^ “INTLOOP-反発 エッジAIソリューション提供のIdeinと協業”. 2024年5月30日閲覧。
- ^ “沿革”. INTLOOP株式会社公式サイト. 2023年3月22日閲覧。
- ^ “メンバー紹介 | INTLOOP株式会社”. www.intloop.com (2022年7月25日). 2023年8月22日閲覧。
外部リンク
編集- INTLOOP株式会社公式サイト
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