Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜

Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜」(スワロウテイル・バタフライ あいのうた)は、YEN TOWN BANDシングル1996年7月22日発売。発売元はEpic/Sony Records

Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜
YEN TOWN BANDシングル
初出アルバム『MONTAGE
B面 Mama's alright
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル Epic/Sony Records
作詞・作曲 岩井俊二CHARA小林武史
プロデュース 小林武史
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 1996年度年間26位(オリコン)
YEN TOWN BAND 年表
- Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜
(1996年)
アイノネ
(2015年)
CHARA 年表
THE SINGLES RE-MIXED
1995年
Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜
(1996年)
やさしい気持ち
1997年
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解説 編集

収録曲 編集

全作曲・編曲:小林武史

  1. Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜
    (作詞: 岩井俊二, CHARA, 小林武史)
    岩井が出したテーマは「覚えたての愛の言葉」「まっすぐな道と広くて青くて透き通った空がバーッとあって、ポケットに数枚のコインしかないのにハッピーな気分」「未熟な感じを『僕』『僕ら』で出そう」というものだった。CHARAは「自分が歌うんだったら『私』の方が自然だね」と言い、「一人の人に歌うラブソング」として作詞した[1]
    作詞の実作業は岩井とCHARAで書いた後、小林がリライトした[1]
    中国語バージョンもレコーディングされているがお蔵入りにされている[1]
    Mr.Childrenのレコーディング作業の合間に小林がピアノを弾いていた時に本作のサビができた。その時点であまりにも明確でわかりやすいメロディだったため、「同じ曲がある」と疑い、周囲のスタッフに聞かせても「知らない」と言われた。その考えに至ったのはサビにあたるメロディができる前に「スティーヴィー・ワンダーMy Little Loverの『ALICE』を『愛するデューク』みたいなアナログ志向のアレンジで歌っている」という夢を見たという影響がある。その時、小林は締め切りが迫っていたのも相まって「自分は丸々盗作するようなポリシーは持っていない!」と焦ったが「スティーヴィー・ワンダーが現実でそんな事する事自体ありえない、『ALICE』には全く別のバージョンもあり得る」と落ち着いた[1]
    1999年に教育芸術社が発行する高等学校の音楽教科書に掲載された[2]
  2. Mama's alright
    (作詞: 小林武史, 長沢崇代, BRYAN BURTON-LEWIS
    CHARAは英語詞の発音に苦労した[1]
    小林は「アメリカで出したいんですよ。絶対ヒットすると思うんですけど」と自信を見せた[1]

カバー 編集

CD・音源化 編集

非音源化・ライブでのカバー 編集

  • aiko2000年) - 自身のラジオ番組『aikoの@llnightnippon.com』の1コーナー「歌え!aiko」にて歌唱。
  • 太田裕美(2001年) - ライブ『雨女の逆襲』にて歌唱。
  • 豊崎愛生2018年) - ライブ「LAWSON presents 豊崎愛生 コンサート2018 『AT living』」(2018年11月25日公演分)にて歌唱。
  • ニーコ2022年) - YouTubeチャンネル『SingLike!』にて歌唱。

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f g 角川書店刊「CDでーた」1996年8月5日号「CHARAプラス小林武史 YEN TOWN BAND 新曲『Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜』発表 “あいのうた”を歌おう」134P-135Pより。
  2. ^ 『歌い継がれる名曲案内 音楽教科書掲載作品10000』日本アソシエイツ、2011年、72頁、275頁、417頁。ISBN 978-4816922916
  3. ^ 着うた配信ではOMI feat cinnabom名義。
  4. ^ 自身の全13回のアコースティックライブにおけるカバー曲のライブ音源。
  5. ^ ファンクラブライブでの音源。
  6. ^ 消滅都市』第1話・第2話エンディングテーマ