びわこ文化公園
滋賀県大津市にある都市公園
びわこ文化公園(びわこぶんかこうえん)は、滋賀県大津市の湖南丘陵(瀬田丘陵)に広がる滋賀県営の都市公園(総合公園)である。
びわこ文化公園 | |
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![]() 夕照の庭 | |
分類 | 都市公園(総合公園) |
所在地 | |
座標 | 北緯34度58分11.64秒 東経135度56分32.93秒 / 北緯34.9699000度 東経135.9424806度座標: 北緯34度58分11.64秒 東経135度56分32.93秒 / 北緯34.9699000度 東経135.9424806度 |
面積 | 43.2ヘクタール |
開園 | 1985年 |
運営者 | 滋賀県(指定管理者:びわこ文化公園ゆうゆうパートナーズ[1]) |
アクセス |
JR琵琶湖線(東海道本線)瀬田駅から 帝産湖南交通「文化ゾーン前」または「(文化ゾーン)県立図書館・美術館前」下車 |
公式サイト | びわこ文化公園ゆうゆうパートナーズによるサイト |
概要編集
滋賀県が策定した「びわこ文化公園都市構想」の「芸術、教養の文化クラスター」にあたる公園施設で、現在も整備が進められている。園内には県立の芸術文化施設が集中して配置され、ゾーンに隣接する龍谷大学や立命館大学などとともに文教地区を形成している。
沿革編集
1970年(昭和45年)10月にびわこニュータウン開発基本計画公表が公表されたが、この都市公園を着工したのは1978年(昭和53年)4月となった[参考資料 1]。その間に滋賀県立東大津高等学校(1975年)と滋賀医科大学(1976年)が開校している[注 1][参考資料 1]。
年表編集
- 1978年(昭和53年)4月:事業開始に伴い、着工[参考資料 1]。
- 1979年(昭和54年)
- 1980年(昭和55年)
- 1982年(昭和57年)12月:びわこ文化公園都市基本計画を公表[参考資料 1]。
- 1984年(昭和59年)
- 1985年(昭和60年)7月:夕照の庭(日本庭園)を開園[参考資料 2]。
- 1987年(昭和62年)10月:夕照庵(茶室)を開業[参考資料 1]。
- 2002年(平成14年)7月:びわこ文化公園を拡張(拡張後は33.7 ha)[参考資料 2]。
- 2006年(平成18年)4月:指定管理者制度を制定。「財団法人滋賀県公園・緑地センター」が指定管理者となる[参考資料 3]。
- 2008年(平成20年)3月:びわこ文化公園を再拡張(再拡張後は43.20 ha)[参考資料 2]。
- 2009年(平成21年)4月:指定管理者が「近江鉄道ゆうグループ」に変わる[参考資料 3]。
- 2012年(平成24年)8月:びわこ文化公園都市将来ビジョンを策定[参考資料 1]。
- 2014年(平成26年)4月:「近江鉄道ゆうグループ」との指定管理者契約を更新し、5年契約を結ぶ[参考資料 3]。同年度、一般公募によりシンボルマークを制定[3]。
- 2017年(平成29年)4月:老朽化のため、滋賀県立近代美術館が長期休館となる(その後、改修工事が行われる)[4]。
- 2019年(平成31年)4月:指定管理者が「びわこ文化公園 ゆうゆうパートナーズ」(代表企業は西武造園)に変わる[参考資料 3]。
- 2021年(令和3年)
- 2022年(令和4年)4月:「びわこ文化公園 ゆうゆうパートナーズ」との指定管理者契約を更新し、20年契約を結ぶ[参考資料 4]。
施設編集
園内マップは「びわこ文化公園パンフレット」を参照。
- 滋賀県立美術館
- 滋賀県立図書館
- 滋賀県埋蔵文化財センター
- 日本庭園「夕照の庭」 - 面積約20,000 m2、池泉回遊式庭園、伊藤邦衛(造園家)が設計したもの
- 茶室「夕照庵」 - 建築面積200.46 m2
- 六角広場
- 集合広場 - 面積約2,000 m2
- 催し物広場 - 面積約3,000 m2
- 子ども広場 - 面積約2,000 m2
- 自然共生、体験広場(ふれあい広場、わんぱく原っぱ、飲食施設(BBQ & カフェハウス「カフェボロンタ」(2023年4月1日開業予定[7][8])、ビオトープ)
- 彫刻の路 - 約360 m
- 源内峠製鉄遺跡[9]
- 公園管理事務所(AED設置[注 2])
アクセス編集
- 公共交通機関
- 自動車
駐車場編集
滋賀県道2号大津能登川長浜線沿いに無料駐車場(トイレ併設)が設けられており[1][12]、大型イベント開催時等は臨時駐車場を開放する。なお、東駐車場は滋賀県道2号大津能登川長浜線に面していない[注 4]。
- 北駐車場:80台
- 東駐車場:142台
- 西駐車場:122台(うち身障者用 5台、バス 6台)
- 臨時駐車場:72台(※大型イベント開催時等のみ)
周辺情報編集
脚注編集
記事本文編集
注釈編集
- ^ ※滋賀医科大学は1974年(昭和49年)に開学した。なお、開学当時は守山市に仮校舎を設けていた。
- ^ 滋賀県営都市公園 びわこ文化公園 公園概要 の「AED」を参照。
- ^ ※「文化ゾーン前」と「(文化ゾーン)県立図書館・美術館前」の両停留所を経由するバスの設定はない。
- ^ ※東駐車場の出入口は、滋賀県道26号大津守山近江八幡線(浜街道) - 国道1号 - 滋賀アリーナ、滋賀医科大学医学部附属病院 - 草津養護学校を結ぶ道路に面する。その付近には滋賀県立東大津高等学校がある。
- ^ ※同駐車場の出入口に中央分離帯が設けられているため。改修工事の際に[北駐車場 → 西駐車場]間を結ぶ連絡道路が整備されたが、逆方向へ進むことはできない。
出典編集
- ^ a b c 公園概要 滋賀県営都市公園びわこ文化公園 2022年9月13日閲覧。
- ^ “滋賀県立図書館の概要” (PDF). 滋賀県立図書館. 2022年4月8日閲覧。
- ^ “びわこ文化公園都市”. 滋賀県. 2022年9月13日閲覧。 “「びわこ文化公園都市シンボルマーク」を参照(※他の有用な出典が無いため、この出典は外部リンクの「びわこ文化公園都市 - 滋賀県」で代用)”
- ^ “長期休館のお知らせ”. 滋賀県立近代美術館 (2016年9月29日). 2022年9月13日閲覧。
- ^ “令和3(2021)年6月27日(日)に再開館します!”. 滋賀県立近代美術館 (2021年3月2日). 2022年9月13日閲覧。
- ^ “滋賀県立美術館 リニューアルオープン!”. びわ湖大津観光協会 (2021年6月25日). 2022年9月13日閲覧。
- ^ 「滋賀県営都市公園びわこ文化公園にBBQ & カフェハウス「カフェボロンタ」4月1日(土)オープン」『読売新聞』、2023年3月15日。2023年3月30日閲覧。
- ^ “滋賀県営都市公園びわこ文化公園(文化ゾーン)の芝生空間をより魅力的に楽しめるPark-PFI制度を活用した新施設 4月1日(土)オープン!”. 滋賀県. 2023年3月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月30日閲覧。
- ^ 竹内義治 (2013年3月12日). “古代の都支えた湖畔の製鉄炉 古きを歩けば(49) 源内峠遺跡(大津市)”. NIKKEI STYLE. 日経新聞社 2022年9月13日閲覧。
- ^ a b c “びわこ文化公園 ACCESS(アクセス)”. びわこ文化公園ゆうゆうパートナーズ. 2022年9月13日閲覧。
- ^ “びわこ文化公園”. 滋賀・びわ湖観光情報. 滋賀県観光情報. 2022年12月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月8日閲覧。
- ^ “びわこ文化公園パンフレット” (PDF). 西武造園株式会社 (2022年8月). 2022年9月13日閲覧。
- ^ “放送大学 滋賀学習センター”. 放送大学. 2022年9月13日閲覧。
- ^ “滋賀県立長寿社会福祉センター”. 滋賀県立長寿社会福祉センター. 2022年9月13日閲覧。
- ^ “公設地方卸売市場”. 大津市. 2022年9月13日閲覧。
- ^ “新県立体育館施設整備基本計画 平成29年3月”. 滋賀県. pp. 1,3-5,15,18. 2022年5月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月3日閲覧。
- ^ “滋賀アリーナがオープン”. 三菱HCキャピタル (2022年12月1日). 2022年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月2日閲覧。
参考資料編集
外部リンク編集
- びわこ文化公園都市 - 滋賀県
- びわこ文化公園 - 滋賀県観光情報
- 滋賀県営都市公園 びわこ文化公園 - 西武造園(びわこ文化公園ゆうゆうパートナーズ)