アレクサンダー・ヴォルカノフスキー

アレクサンダー・ヴォルカノフスキーAlexander Volkanovski1988年9月29日 - )は、オーストラリア男性総合格闘家ニューサウスウェールズ州シェルハーバー出身。シティ・キックボクシング/フリースタイル・ファイティングジム所属。現UFC世界フェザー級王者。元AFCフェザー級王者。元PXCフェザー級王者。アレックス・ボルカノフスキーとも表記される。

アレクサンダー・ヴォルカノフスキー
Alexander Volkanovski at UFC 232.jpg
UFC 232のメディアインタビューにて
(2018年)
本名 アレクサンダー・ヴォルカノフスキー
(Alexander Volkanovski)
生年月日 (1988-09-29) 1988年9月29日(32歳)
出身地 オーストラリアの旗 オーストラリア
ニューサウスウェールズ州シェルハーバー
通称 ザ・グレート (The Great)
居住 ニューサウスウェールズ州ウロンゴン
国籍 オーストラリアの旗 オーストラリア
身長 168 cm (5 ft 6 in)
体重 65.7 kg (145 lb)
階級 ウェルター級 (2012年 ー 2013年)
ライト級 (2014年、2016年)
フェザー級 (2014年 ー )
リーチ 182 cm (72 in)
スタイル レスリング
キックボクシング
スタンス オーソドックス
拠点 ニューサウスウェールズ州ウィンダン
チーム シティ・キックボクシング
タイガームエタイ
フリースタイル・ファイティングジム
ランク ブラジリアン柔術 (茶帯)
現役期間 2012 -
総合格闘技記録
試合数 23
勝利 22
ノックアウト 11
タップアウト 3
判定 8
敗戦 1
ノックアウト 1
プロボクシング記録
試合数 1
勝利 1
敗戦 0
その他
子供 2人
ウェブサイト https://alexanderthegreatvolkanovski.com/
総合格闘技記録 - SHERDOG
ボクシング記録 - BoxRec

来歴編集

マケドニア人の父とギリシャ人の母の間に生まれた。幼少期からレスリングを始め、12歳の頃にはオーストラリア王者に輝いたが、14歳からはラグビーに転向し、ニューサウスウェールズ州のグループ7ラグビーリーグに所属するワリラレイク・サウス・ゴリラズのフロントローとして活躍した[1]

しかし、2011年からコンディション管理のために総合格闘技を始めたことがきっかけで、ラグビーを辞めて格闘家になることを決め、2012年にプロデビューした[2]

2015年6月14日、AFC 13のフェザー級タイトルマッチで王者のジェイムズ・ビショップと対戦し、1RにパウンドでTKO勝ち。王座獲得に成功した。

2015年12月4日、PXC 50のフェザー級タイトルマッチで王者の矢地祐介と対戦し、4Rに三角絞めで一本勝ち[3]。王座獲得に成功した。

2016年5月19日、AFC 15のフェザー級タイトルマッチで挑戦者のジェイミー・ムラーキーと対戦し、1Rに右フックでKO勝ち。王座初防衛に成功した。

UFC編集

2016年11月26日、UFC初参戦となったUFC Fight Night: Whittaker vs. Brunsonで粕谷優介と対戦し、2RにパウンドでTKO勝ち[4]

2017年6月11日、UFC Fight Night: Lewis vs. Hunt廣田瑞人と対戦。1Rと2Rにスタンドパンチで繰り返しダウンを奪い、3-0の判定勝ち[5]

2017年11月19日、UFC Fight Night: Werdum vs. Tyburaでシェーン・ヤングと対戦し、3-0の判定勝ち。当初はジェレミー・ケネディと対戦する予定だったが、ケネディの負傷により対戦相手がウンベルト・バンデナイに変更され、さらに後日バンデナイも負傷欠場することになり、大会直前にオファーを受けたヤングと150ポンドのキャッチウェイトで対戦した[6][7]

2018年7月14日、UFC Fight Night: dos Santos vs. Ivanovでフェザー級ランキング10位のダレン・エルキンスと対戦。1Rに右フックで2度のダウンを奪い、3-0の判定勝ち[8]

2018年12月29日、UFC 232でフェザー級ランキング5位のチャド・メンデスと対戦。2Rに左フックでダウンを奪われたものの、すぐに立て直して右フックで2RTKO勝ち。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2019年5月11日、UFC 237でフェザー級ランキング1位の元UFC世界フェザー級王者ジョゼ・アルドと対戦。スピーディーな打撃とクリンチの攻防で優位に立ち、3-0の判定勝ち。

UFC世界王座獲得編集

2019年12月14日、UFC 245のUFC世界フェザー級タイトルマッチで王者マックス・ホロウェイに挑戦。鋭いパンチとローキックを的確に当て続けて、3-0の5R判定勝ち。元UFC世界ミドル級王者のロバート・ウィテカーに次いでオーストラリア人史上2人目となるUFC王座獲得に成功した。

2020年7月11日、UFC 251のUFC世界フェザー級タイトルマッチでフェザー級ランキング1位の挑戦者マックス・ホロウェイとダイレクトリマッチを行い、2-1の5R判定勝ち。王座の初防衛に成功した。

ファイトスタイル編集

強烈なローキックとフック系のパンチ、そして、それを繋げるコンビネーションと鋭いカウンターを得意としている。また、身長168cmと小柄ながら長いリーチとラグビーで培った強靭なフィジカルを持ち、テイクダウンからのグラウンド&パウンドの能力にも優れている。さらに、手数を休めることなくフルラウンドを戦い抜く無尽蔵のスタミナと、ダウンを奪われてもすぐに立て直すリカバリー能力を持つ。

人物・エピソード編集

  • ニックネームの『ザ・グレート (The Great)』は、マケドニア人の父とギリシャ人の母の間に生まれたため、アレクサンドロス3世 (Alexander The Great) と自身の名をかけて付けられたものである[9]
  • ラグビー選手時代の体重は97kgだったが、格闘家に転向してから徐々にウエイトを落とし、2015年以降は65.8kgリミットのフェザー級を主戦場としている[1]
  • アマチュアMMAリアリティ番組の『マレーシア・インベージョン (Malaysia Invasion)』にコーチとして出演した[10]
  • 既婚者であり、2人の娘がいる。

戦績編集

総合格闘技 戦績
23 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
22 11 3 8 0 0 0
1 1 0 0 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
マックス・ホロウェイ 5分5R終了 判定2-1 UFC 251: Usman vs. Masvidal
【UFC世界フェザー級タイトルマッチ】
2020年7月11日
マックス・ホロウェイ 5分5R終了 判定3-0 UFC 245: Usman vs. Covington
【UFC世界フェザー級タイトルマッチ】
2019年12月14日
ジョゼ・アルド 5分3R終了 判定3-0 UFC 237: Namajunas vs. Andrade 2019年5月11日
チャド・メンデス 2R 4:14 TKO(右フック) UFC 232: Jones vs. Gustafsson 2 2018年12月29日
ダレン・エルキンス 5分3R終了 判定3-0 UFC Fight Night: dos Santos vs. Ivanov 2018年7月14日
ジェレミー・ケネディ 2R 4:57 TKO(パウンド) UFC 221: Romero vs. Rockhold 2018年2月11日
シェーン・ヤング 5分3R終了 判定3-0 UFC Fight Night: Werdum vs. Tybura 2017年11月19日
廣田瑞人 5分3R終了 判定3-0 UFC Fight Night: Lewis vs. Hunt 2017年6月11日
粕谷優介 2R 2:06 TKO(パウンド) UFC Fight Night: Whittaker vs. Brunson 2016年11月26日
ジャイ・ブラッドニー 1R TKO(パンチ連打) Wollongong Wars 4
【Wollongong Warsライト級タイトルマッチ】
2016年7月8日
ジェイミー・ムラーキー 1R 3:23 KO(右フック) AFC 15
【AFCフェザー級タイトルマッチ】
2016年5月19日
矢地祐介 4R 3:43 三角絞め PXC 50
【PXCフェザー級タイトルマッチ】
2015年12月4日
ジェイムズ・ビショップ 1R 1:39 TKO(パウンド) AFC 13
【AFCフェザー級タイトルマッチ】
2015年6月14日
デイヴィッド・バット 2R 1:52 TKO(パンチ連打) Wollongong Wars 2 2014年11月1日
カイル・レジェス 5分3R終了 判定3-0 PXC 45 2014年10月24日
ジャイ・ブラッドニー 1R 4:58 リアネイキドチョーク Roshambo MMA 3
【Roshambo MMAライト級タイトルマッチ】
2014年7月26日
ロドルフォ・マルケス 1R 3:41 KO(パンチ) AFC 9 2014年5月17日
グレッグ・アッツォーリ 1R ギロチンチョーク Roshambo MMA 2
【Roshambo MMAライト級タイトルマッチ】
2014年2月1日
ルーク・カトゥビッグ 3R 4:39 TKO(パンチ連打) AFC 7 2013年12月14日
× コーリー・ネルソン 3R 0:13 TKO(ハイキック→パウンド) AFC 5
【ウェルター級トーナメント準々決勝】
2013年5月10日
アントン・ザフィア 4R 2:19 TKO(パンチ連打) Roshambo MMA 1
【Roshambo MMAウェルター級タイトルマッチ】
2013年4月17日
リーガン・ウィルソン 1R 2:49 TKO(パウンド) Cage Conquest 2
【Cage Conquestウェルター級タイトルマッチ】
2013年2月23日
ゲルハルト・フォークト 5分3R終了 判定3-0 Revolution at the Roxy 2012年5月19日

表彰編集

獲得タイトル編集

  • Cage Conquestウェルター級王座(2013年)
  • Roshambo MMAウェルター級王座(2013年)
  • Roshambo MMAライト級王座(2014年)
  • AFCフェザー級王座(2015年)
  • PXCフェザー級王座(2015年)
  • Wollongong Warsライト級王座(2016年)

脚注編集

  1. ^ a b Hunter Homistek (2017年6月6日). “From Rugby To UFC, Alexander Volkanovski Just Wins”. FloCombat. 2018年7月24日閲覧。(英語)
  2. ^ Tim Bissell (2017年6月9日). “UFC Auckland’s Alex Volkanovski talks transition from rugby league to MMA”. Bloody Elbow. 2018年7月24日閲覧。(英語)
  3. ^ 【PXC50】勝負に出て流れが変わった2R終盤──4Rに矢地が三角絞めでヴォルカノフスキーに一本負け。”. MMAPLANET (2015年12月4日). 2018年7月24日閲覧。
  4. ^ 【UFC】粕谷優介、TKO負けで初勝利ならず”. イーファイト (2016年11月26日). 2018年7月24日閲覧。
  5. ^ キワの攻防を制された廣田、ボルカノフスキーに敗れる”. UFC (2017年6月11日). 2018年7月24日閲覧。
  6. ^ ボルカノフスキーの対戦相手はヤングに”. UFC (2017年11月15日). 2018年7月24日閲覧。
  7. ^ 緊急参戦のヤングに快勝したボルカノフスキー”. UFC (2017年11月19日). 2018年7月24日閲覧。
  8. ^ 【UFN133】乱戦、競り合いはお手のもの。ヴォルカノフスキーがエルキンスを破りUFC5連勝”. MMAPLANET (2018年7月15日). 2018年7月24日閲覧。
  9. ^ EXCLUSIVE INTERVIEW WITH UFC FEATHERWEIGHT WORLD CHAMPION ALEXANDER VOLKANOVSKI Nocaute Na Rede 2020年6月18日
  10. ^ The HULK: Alex Volkanovski Australian Macedonian MMA champion AUSTRALIAN MACEDONIAN E-MAGAZINE

関連項目編集

外部リンク編集