ケイムホーム

アメリカ合衆国の競走馬

ケイムホームCame Home1999年3月29日 - 2021年7月8日)はアメリカ合衆国競走馬[1][2]重賞を8勝した[1][2]。引退後は種牡馬となり、2008年より日本軽種馬協会で供用されている。

ケイムホーム
欧字表記 Came Home
品種 サラブレッド
性別
毛色 黒鹿毛
生誕 1999年3月29日
死没 2021年7月8日(22歳没)
Gone West
Nice Assay
母の父 Clever Trick
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国(ケンタッキー)
生産者 John A. Toffan
& Trudy McCaffery
馬主 レーンズエンドファーム
John Toffan、
Trudy McCaffrey
調教師 J. Paco Gonzalez(アメリカ)
競走成績
生涯成績 12戦9勝[1][2][3]
獲得賞金 183万5940ドル
勝ち鞍
G1 ホープフルステークス 2001年
G1 サンタアニタダービー 2002年
G1 パシフィッククラシック 2002年
G2 サンヴィセンテS 2002年
G2 サンラファエルS 2002年
G2 スワップスステークス 2002年
G3 ハリウッドJCSS 2001年
G3 アファームドH 2002年
テンプレートを表示

経歴

編集

競走馬時代

編集

2001年2歳)、6月にハリウッドパーク競馬場でデビューし、デビュー戦で初勝利を挙げた。続くハリウッドジュヴェナイルチャンピオンステークス (G3) を制し、重賞初勝利を挙げる。そしてホープフルステークスを制し[1][2]G1初勝利を挙げたが、ブリーダーズカップジュヴェナイルでは、ヨハネスブルグらに敗れ7着だった。

2002年(3歳)、この年初戦のサンヴィセンテステークス (G2) とサンラファエルステークス (G2) を連勝し、サンタアニタダービー (G1) も制した[1][2]が、ケンタッキーダービーではウォーエンブレムらに敗れ7着だった。その後はアファームドハンデキャップ (G3) 、スワップスステークス (G2) を連勝した。そしてパシフィッククラシックステークスを制し[1][2][3]G1 3勝目を挙げたが、続くブリーダーズカップクラシックは10着と大敗し、このレースを最後に競走馬を引退することになった。

種牡馬時代

編集

2003年(4歳)から[1][2][3]レーンズエンドファーム[1]種牡馬となった。

2007年(8歳)、10月31日日本中央競馬会 (JRA) と購買契約が交わされたことが発表された[4]。11月下旬に輸出され、日本到着後は輸入検疫を受けたあと、12月中旬に社団法人日本軽種馬協会 (JBBA) に寄贈され、JBBA静内種馬場で繋養される[2]2008年種付け頭数は当年の日高地区の種牡馬としては最多の175頭であった[5]が、その後は下降している。

2017年10月、JBBA静内種馬場からJBBA九州種馬場へ移動。2018年よりJBBA九州種馬場にて種牡馬生活を送ることになった[6]。2021年7月8日、繋養先のJBBA九州種馬場で8日夜、急性腹症のため死亡した[7]

日本国内で生産されたファーストクロップ馬の初出走および初勝利は、2011年5月29日佐賀競馬場で行われた新馬戦「ルーキーステージ」で、ガルホームにより記録された[2]。同年7月2日には函館競馬場で行われた2歳新馬戦をクールユリアが制し、JRA初勝利となった[8]。2012年のファンタジーステークスサウンドリアーナが優勝し、産駒のJRA重賞初制覇[9]

おもな産駒

編集

母の父としての主な産駒

編集

GI級競走は太字で示す

グレード制重賞優勝馬

編集

地方重賞優勝馬

編集

血統表

編集
ケイムホーム血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ゴーンウェスト系ミスタープロスペクター系
[§ 2]

Gone West
1984 鹿毛
父の父
Mr. Prospector
1970 鹿毛
Raise a Native Native Dancer
Raise You
Gold Digger Nashua
Sequence
父の母
Secrettame
1978 栗毛
Secretariat Bold Ruler
Somethingroyal
Tamerett Tim Tam
Mixed Marriage

Nice Assay
1988 黒鹿毛
Clever Trick
1976 黒鹿毛
Icecapade Nearctic
Shenanigans
Kankakee Better Bee
Golden Beach
母の母
*In Full View
1983 黒鹿毛
Full Out Never Bend
Running Juliet
Turn N'See Best Turn
See You Home
F-No.21-a
母系(F-No.) 21号族(FN:21-a) [§ 3]
5代内の近親交配 Native Dancer4×5=9.38%
Nasrullah5×5×5=9.38%
[§ 4]
出典
  1. ^ [18]
  2. ^ [19]
  3. ^ [18]
  4. ^ [18][19]


脚注

編集
  1. ^ a b c d e f g h i netkeiba ニュース「ケイムホームが日本で種牡馬入り」”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ (2007年10月31日). 2013年5月20日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i 馬産地ニュース「ケイムホーム本邦初産駒が日本初勝利」”. 競走馬のふるさと案内所. 日本軽種馬協会 (2011年6月1日). 2013年5月20日閲覧。
  3. ^ a b c d 新着情報「ケイムホーム産駒、米で初重賞V」”. Japan Horse Navigation System (2008年2月6日). 2013年5月20日閲覧。
  4. ^ 中央競馬を振り返る”. 競馬ニホン (2007年10月). 2012年5月11日閲覧。
  5. ^ netkeiba ニュース「種付頭数No.1はケイムホーム」”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ (2008年8月31日). 2011年5月29日閲覧。
  6. ^ ケイムホームがJBBA静内種馬場を退厩競走馬のふるさと案内所、2017年10月30日閲覧
  7. ^ ケイムホームの死亡について”. jbba.jp. 公益社団法人 日本軽種馬協会 (2017年7月9日). 2021年10月9日閲覧。
  8. ^ 馬産地ニュース「ケイムホーム本邦初年度産駒がJRA初勝利」”. 競走馬のふるさと案内所. 日本軽種馬協会 (2011年7月5日). 2012年5月11日閲覧。
  9. ^ 重賞ウイナーレポート「2012年11月10日 ファンタジーS G3 優勝馬:サウンドリアーナ」”. 競走馬のふるさと案内所. 日本軽種馬協会 (2012年). 2013年5月20日閲覧。
  10. ^ netkeiba ニュース「プリンシパルS、ケイアイライジンVでダービーへ」”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ (2009年5月9日). 2012年5月11日閲覧。
  11. ^ netkeiba ニュース「川島正太郎騎手のケイアイライジンがV/報知グランプリC」”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ (2012年2月8日). 2012年5月11日閲覧。
  12. ^ 全国競馬情報「10月31日(月)『JBC3競走、枠順決まる』他」”. 競馬実況web. 日経ラジオ社 (2011年10月31日). 2012年5月11日閲覧。
  13. ^ タガノトネール”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年8月31日閲覧。
  14. ^ ネオシエル”. JBISサーチ. 公益財団法人日本軽種馬協会. 2023年5月1日閲覧。
  15. ^ アイコンテーラー”. JBISサーチ. 公益財団法人日本軽種馬協会. 2023年11月3日閲覧。
  16. ^ リンノレジェンド|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2023年9月30日閲覧。
  17. ^ ナムラマホーホ”. JBISサーチ. 公益財団法人日本軽種馬協会. 2023年7月17日閲覧。
  18. ^ a b c ケイムホーム(USA) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月6日閲覧。
  19. ^ a b ケイムホームの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年9月6日閲覧。

外部リンク

編集