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トニー・ベネットTony Bennett, 1926年8月3日 - )はアメリカ合衆国ポピュラー音楽歌手ニューヨーク州クイーンズ生まれ。イタリア系アメリカ人で、本名はアントニー・ドミニク・ベネデットAnthony Dominick Benedetto)。芸名は本名を切り詰めたものである。

Tony Bennett
トニー・ベネット
トニー・ベネット
本名 Anthony Dominick Benedetto
生年月日 (1926-08-03) 1926年8月3日(93歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 ニューヨーク州
国籍 アメリカ合衆国
民族 イタリア系アメリカ人
職業 俳優歌手、エンターテイナー
ジャンル ヴォーカル
活動内容 映画、歌手
配偶者 あり
公式サイト 公式サイト
主な作品
映画
ブルース・オールマイティ
アナライズ・ミー』 
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アメリカ合衆国において最高の男性ヴォーカリスト、エンターテイナーと称される存在。

目次

来歴編集

1950年コロムビア・レコードと契約。1950年代から1960年代にかけて「ビコーズ・オブ・ユー」、「コールド・コールド・ハート」、「霧のサンフランシスコ(I Left My Heart in San Francisco)」などの世界的な大ヒットで不動の人気を築いた。

朗々とした発声を得意とする豊かな声量の持ち主である一方、トーチ・ソングなどでの細やかな表現力にも優れるなど、ポピュラーシンガー、およびジャズ歌手としての評価は高い。先輩格の大スター歌手であるフランク・シナトラをして「おれの考えでは、トニー・ベネットは音楽業界最高の歌手だ」[1]と評せしめた逸話を持つ。

実力派歌手としてロック全盛の時代でも中高年層から堅実な人気を保ってきたが、1990年代からは若年のMTV世代にもファン層を広げ、コンスタントにアルバムをリリースし続けている。特に1994年にはMTVアンプラグドに出演し、その模様のライヴ・アルバムでグラミー最優秀アルバムを受賞した。

歌唱力と企画の両面に恵まれることからグラミー賞の常連的存在であり、最近では2003年にリリースしたシェリル・クロウダイアナ・クラールビリー・ジョエルスティーヴィー・ワンダーらと共演したデュエット・アルバム『ウィズ・マイ・フレンズ』、2005年の「アート・オブ・ロマンス」でBest Traditional Pop Vocal Album部門を受賞した。

2006年には、生誕80年を記念したデュエット・アルバム『デュエッツ:アメリカン・クラシック』をリリース。バーブラ・ストライサンドポール・マッカートニーエルトン・ジョンビリー・ジョエルスティーヴィー・ワンダーディクシー・チックスジェームス・テイラーフアネスセリーヌ・ディオンダイアナ・クラールエルヴィス・コステロk.d.ラングボノマイケル・ブーブレスティングジョン・レジェンドジョージ・マイケルらの大御所から若手まで、様々なジャンルの歌手と共演した。

2011年9月にはアルバム『Duets II』を発表。アレサ・フランクリンマライア・キャリーレディー・ガガらとデュエットしており、7月に急死したエイミー・ワインハウス最期のレコーディングが含まれ話題となった。85歳にしてBillboard 200で自身初の初登場1位を獲得し、ボブ・ディランが67歳の時に『トゥゲザー・スルー・ライフ』で作った最年長首位記録を大幅に塗り替えた[2]

若い頃に美声で知られた歌手には、喉の酷使や飲酒喫煙の影響から声帯を痛め、中年・高齢期に声の衰えが目立つ事例が少なくないが、ベネットは自身の喉を酷使しないよう発声や生活習慣に常々配慮しており、高齢に至っても第一線で歌えるだけの声質を維持し続けている。

その他の活動編集

ブルース・オールマイティ」や「アナライズ・ミー」といった映画にも本人役で特別出演しているが、1965年の映画「オスカー」では劇中歌うことなく、主演のスティーブン・ボイド扮するアカデミー賞を狙う俳優のマネージャーを訥々と演じた。

プロの歌手になる前には商業イラストレーターとして生計を立てていたこともあって画才に優れ、余技ながら画家としてもたびたび個展を開いている。その腕前は彼のCDのブックレットにも活かされており、アルバムで共演経験もあるピアニスト、ビル・エヴァンスのライブアルバムのジャケットにもベネットのペンによる肖像画が使われている。

ヒット・ナンバー編集

[3][4]

  • "Because of you"(1951)全米第1位
  • "Cold cold heart"(1951)全米第1位
  • "Rag to riches"(1953)全米第1位
  • "Stranger in paradise"(1953)全米第2位
  • "There'll be no teardrops tonight"(1954)全米7位
  • "Cinnamon sinner"(1954)全米8位
  • "In the middle of an island"(1957)全米9位
  • "I left my heart in San Francisco"「霧のサンフランシスコ」(1962)全米19位 グラミー賞"Record of the year""Pop male Vocal"受賞
  • "I wanna be around"(1963)全米14位
  • "Good life"(1963)全米18位
  • "Who can I turn to"(1964)全米33位
  • "If I ruled the world"(1965)全米34位

主要なアルバム編集

[5]

  • "Strike up the band"(with the count Basie Orchestra)1959
  • "My heart sings"(1961)
  • "Tony sings for two"(1962)
  • "I left my heart in San Francisco"(1962)プラチナ・ディスク
  • "I wanna be around"(1963)
  • "This ia all I ask"(1963)
  • "Many moods of Tony Bennett"(1964)
  • "When lights are low"(1964)
  • "Who can I turn to"(1964)
  • "If I ruled the world"(1965)
  • "Tony's greatest hits, vol. 3(1965)ゴールド・ディスク
  • "Movie song album"(1966)
  • "Snowfall"(1968)ゴールド・ディスク
  • "Tony Bennett sings his all time fame of hall hits(1970)ゴールド・ディスク
  • "Love story"(1971)
  • "Tony Bennett's all time greatest hits(1972)ゴールド・ディスク
  • "Tony Bennett/Bill Evans album"(1975)
  • "16 most requested songs(1986)ゴールド・ディスク
  • "Perfectly Frank"(1992)ゴールド・ディスク
  • "Steppin' out(1993)ゴールド・ディスク
  • "Playin' with my friends(2001) ゴールド・ディスク
  • "A wonderful world"(2002)ゴールド・ディスク
  • "Essential Tony Bennett(2002)ゴールド・ディスク
  • "Duets; an American classic"(2006)プラチナ・ディスク
  • "Duets, 2"(2011)プラチナ・ディスク
  • "Cheek to cheek" with Lady Gaga(2014)ゴールド・ディスク
=live album=
  • "In person(with the Count Basie Orchestra)1959
  • "Tony Bennett at Carnegie Hall"(1962)
  • "Get happy with the London Philharmonic orchestra(1969)
  • "MTV; unplugged(1994)プラチナ・ディスク

日本公演編集

10月30日 ゆうぽうと簡易保険ホール、11月1日 北上市民会館、4日 愛知厚生年金会館、5日 高知県民文化オレンジホール、7日 岡山市民会館、8日 大阪フェスティバルホール、10日,11日 ゆうぽうと簡易保険ホール
8月21日,22日,23日,24日,25日 ブルーノート東京
3月25日,26日 Bunkamuraオーチャードホール
3月15日 大阪フェスティバルホール、19日 サントリーホール
9月7日 第12回東京JAZZ(東京国際フォーラム)

著書編集

マフィアとの関係編集

脚注編集

  1. ^ "For my money, Tony Bennett is the best singer in the business." 「おれが金を払ってでも聞きたい歌手はトニー・ベネットだけだ」と訳されることが多いが、これは誤訳。(大久保寛「"money"は本当にカネか?」『Ameila』2013年1月号)
  2. ^ “Tony Bennett Becomes Oldest Living Artist to Top Billboard 200”. Billboard.biz. (2011年9月28日). http://www.billboard.biz/bbbiz/industry/record-labels/tony-bennett-becomes-oldest-living-artist-1005373242.story 2011年10月31日閲覧。 
  3. ^ Pop memories; 1890-1954, by Joel Whitburn, Record Research, c1986, p. 51, ISBN 0-89820-083-0
  4. ^ Top pop singles; 1955-2012, by Joel Whitburn, Record Research, c2013, p. 74, ISBN 978-0-8982020-5-2
  5. ^ Standard catalog of American records; 1950-1990, by Dave Thompson, Krause Publications, c2012, p. 129-131, ISBN 978-1-4402-3252-7

外部リンク編集