ブランドン・キンツラー

アメリカの野球選手 (1984 - )

ブランドン・リー・キンツラーBrandon Lee Kintzler, 1984年8月1日 - )は、アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガス出身のプロ野球選手投手)。右投右打。現在は、フリーエージェント(FA)。

ブランドン・キンツラー
Brandon Kintzler
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ネバダ州ラスベガス
生年月日 (1984-08-01) 1984年8月1日(40歳)
身長
体重
5' 10" =約177.8 cm
190 lb =約86.2 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2004年 MLBドラフトサンディエゴ・パドレス40巡目
初出場 2010年9月10日 シカゴ・カブス
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴

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プロ入りとパドレス傘下時代

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2004年MLBドラフト40巡目(全体1182位)でサンディエゴ・パドレスから指名を受けてプロ入りも、右肩を痛めた2006年に自由契約となった。

独立リーグ時代

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パドレス退団後は独立リーグ入りし、2007年からの2年間はノーザンリーグウィニペグ・ゴールドアイズ2009年アメリカン・アソシエーションセントポール・セインツでプレーした。セントポール時代の同僚にはクレイグ・ブラゼルがいた[1]

ブルワーズ時代

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ミルウォーキー・ブルワーズ時代
(2013年8月20日)

2009年途中にミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結び、同年はAA級ハンツビル・スターズでプレーした。

2010年は開幕をAA級ハンツビルで迎えたが、AAA級ナッシュビル・サウンズを経て9月にメジャー初昇格し、9月10日のシカゴ・カブス戦でメジャーデビュー。

2011年からの2年間は肘の故障などもありマイナーにいる期間の方が長かった。

2013年は一年を通じてメジャーに在籍し、リリーフとしてチームで2番目に多い71試合に登板、防御率2.69・リーグ3位タイとなる27ホールドの好成績を残した。また、シーズン終了後には全米野球記者協会ミルウォーキー支部の会員投票により青木宣親と共にチームの“unsung hero(縁の下の力持ち)”に選ばれる[2]

2015年9月8日に40人枠を外れる形で傘下のAAA級コロラドスプリングス・スカイソックス[3]へ配属された。レギュラーシーズン終了後の10月14日にFAとなった。

ツインズ時代

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2015年12月14日にミネソタ・ツインズとマイナー契約を結んだ[4]

2016年の開幕は傘下のAAA級ロチェスター・レッドウイングスで迎えたが、5月7日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[4]。メジャーに昇格するとクローザーで起用され、54試合で0勝2敗17セーブ、防御率3.15という成績を残した。また、与四球率1.3を記録し、高い制球力を発揮した。

2017年オールスターに初選出された。レギュラーシーズンでは7月までに45試合に登板して2勝2敗28セーブ、防御率2.78であった[4]

ナショナルズ時代

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ワシントン・ナショナルズ時代
(2018年4月15日)

2017年7月31日、サンディエゴの動物園でサイをあげている最中に[5]、マイナーリーグ所属選手1名と後日検討条件とのトレードで、ワシントン・ナショナルズへ移籍した[6]。移籍後はセットアッパーを務めた[5]が、27試合登板で2勝1敗1セーブ、防御率3.46と防御率はやや落とした。2チーム合計では自己最多となる72試合に登板して4勝3敗29セーブ、防御率3.03、39奪三振を記録した。オフの11月2日にFAとなったが[7]、12月21日にナショナルズと2年1000万ドルで再契約を結んだ[8][9]

カブス時代

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2018年7月31日にジョン・ロメロとのトレードで、カブスへ移籍した[10]

2019年オフの10月31日にFAとなった[11]

マーリンズ時代

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2020年1月26日にマイアミ・マーリンズと1年325万ドルで契約を結んだと報道され[12]、2月3日に正式発表された[13]

オフの10月30日に球団が延長オプションの放棄を発表したため、FAとなった[14]

フィリーズ時代

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2021年2月10日にフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[15]。シーズン開幕直前の3月26日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りすることが発表された[16]。フィリーズでは29試合に登板したが防御率6点台と調子は上がらず、7月30日にDFAとなり、8月3日に自由契約となった[4]

パドレス傘下時代

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2022年は開幕から無所属だったが、8月19日にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結んだ[4]。シーズン終了後の11月10日にFAとなた[4]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2010 MIL 7 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 33 7.1 10 2 4 1 0 9 1 0 6 6 7.36 1.91
2011 9 0 0 0 0 1 1 0 0 .500 61 14.2 14 3 3 0 0 15 0 1 9 6 3.68 1.16
2012 14 0 0 0 0 3 0 0 2 1.000 72 16.2 18 1 7 1 0 14 1 0 7 7 3.78 1.50
2013 71 0 0 0 0 3 3 0 26 .500 305 77.0 66 2 16 2 1 58 1 0 26 23 2.69 1.07
2014 64 0 0 0 0 3 3 0 8 .500 239 58.1 62 8 16 3 0 31 1 0 22 21 3.24 1.34
2015 7 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 36 7.0 12 1 5 0 0 7 1 0 6 5 6.43 2.43
2016 MIN 54 0 0 0 0 0 2 17 1 .000 224 54.1 59 5 8 1 2 35 0 0 22 19 3.15 1.23
2017 45 0 0 0 0 2 2 28 0 .500 182 45.1 41 3 11 1 2 27 1 0 15 14 2.78 1.15
WSH 27 0 0 0 0 2 1 1 10 .667 106 26.0 25 2 5 1 1 12 0 0 10 10 3.46 1.15
'17計 72 0 0 0 0 4 3 29 10 .571 288 71.1 66 5 16 2 3 39 1 0 25 24 3.03 1.15
2018 45 0 0 0 0 1 2 2 15 .333 175 42.2 40 2 13 3 3 31 1 0 17 17 3.59 1.24
CHC 25 0 0 0 0 2 1 0 4 .667 88 18.0 27 3 9 2 1 12 0 0 14 14 7.00 2.00
'18計 70 0 0 0 0 3 3 2 19 .500 263 60.2 67 5 22 5 4 43 1 0 31 31 4.60 1.47
2019 62 0 0 0 0 3 3 1 17 .500 227 57.0 45 5 13 3 4 48 0 0 18 17 2.68 1.02
2020 MIA 24 0 0 0 0 2 3 12 1 .400 101 24.1 21 3 11 3 0 14 0 0 7 6 2.22 1.32
2021 PHI 29 1 0 0 0 2 1 0 2 .667 141 29.2 45 7 8 2 1 22 0 0 23 21 6.37 1.79
MLB:12年 483 1 0 0 0 24 24 61 86 .500 1990 478.1 485 47 129 23 15 335 7 1 202 186 3.50 1.28
  • 2021年度シーズン終了時

年度別守備成績

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投手(P)












2010 MIL 7 0 1 0 0 1.000
2011 9 0 3 0 0 1.000
2012 14 2 4 0 0 1.000
2013 71 5 10 0 2 1.000
2014 64 9 13 0 1 1.000
2015 7 1 3 0 0 1.000
2016 MIN 54 5 15 0 0 1.000
2017 45 4 9 0 2 1.000
WSH 27 1 5 0 0 1.000
'17計 72 5 14 0 2 1.000
2018 45 4 10 0 2 1.000
CHC 25 1 2 0 0 1.000
'18計 70 5 12 0 2 1.000
2019 62 11 7 0 2 1.000
2020 MIA 24 2 3 1 0 .833
2021 PHI 29 3 5 0 1 1.000
MLB 483 48 90 1 10 .993
  • 2021年度シーズン終了時

記録

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背番号

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  • 61(2010年 - 2011年)
  • 53(2012年 - 2015年)
  • 27(2016年 - 2017年7月30日、2020年)
  • 21(2017年8月2日 - 2017年7月30日)
  • 20(2018年8月1日 - 2019年)
  • 19(2021年)

脚注

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  1. ^ 「2010年メジャーデビュー組全203選手リスト」『月刊スラッガー』2011年2月号 日本スポーツ企画出版社 64頁
  2. ^ Carlos Gomez voted Brewers' MVP for 2013Milwaukee Journal Sentinel、2013年10月8日
  3. ^ 2015年よりブルワーズ傘下
  4. ^ a b c d e f MLB公式プロフィール参照。2023年5月20日閲覧。
  5. ^ a b Slugger 2017年12月号増刊 2017MLB総決算:メジャーリーガー555人&全30球団通信簿 25頁
  6. ^ Jamal Collier (2017年7月31日). “Nats acquire closer Kintzler from Twins” (英語). MLB.com. 2017年12月22日閲覧。
  7. ^ Key free agents for all 30 MLB teams MLB.com (英語) (2017年11月5日) 2017年12月27日閲覧
  8. ^ Jamal Collier (2017年12月14日). “Source: Nats reach 2-year deal with Kintzler” (英語). MLB.com. 2017年12月22日閲覧。
  9. ^ Jamal Collier (2017年12月21日). “Kintzler's two-year deal with Nats official” (英語). MLB.com. 2017年12月22日閲覧。
  10. ^ Do-Hyoung Park (2018年7月31日). “Nats land Minors RHP Romero for Kintzler” (英語). MLB.com. 2018年8月6日閲覧。
  11. ^ Thomas Harrigan, Manny Randhawa and Paul Casella (2019年11月8日). “Here are every team's free agents this winter” (英語). MLB.com. 2020年2月5日閲覧。
  12. ^ Kintzler, Marlins agree to 1-year deal” (英語). MLB.com (2020年1月26日). 2020年1月29日閲覧。
  13. ^ Joe Frisaro (2020年2月3日). “Marlins finalize 1-year deals with Joyce, Kintzler” (英語). MLB.com. 2020年2月5日閲覧。
  14. ^ Marlins Decline Brandon Kintzler's Option” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年11月1日閲覧。
  15. ^ Todd Zolecki (2021年2月10日). “Kintzler, Joyce agree to deals with Phillies” (英語). MLB.com. 2021年6月2日閲覧。
  16. ^ Connor Byrne (2021年3月26日). “Tony Watson Opts Out Of Phillies Deal; Kintzler, Joyce Make Roster” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月2日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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