ミラ・ジョヴォヴィッチ

アメリカの女優

ミラ・ジョヴォヴィッチ: Milla Jovovich/ˈjoʊvəvɪtʃ/;ウクライナ語: Мілла Йововичセルビア語: Милица Јововићラテン文字表記:Mila Jovović: Милла Йовович1975年12月17日[1] - )は、アメリカ合衆国女優モデル。英語読みの「ジョヴォヴィッチ」と呼ばれる事が多いが、出生地キエフでのウクライナ語発音に忠実な日本語表記は「ヨヴォヴィッチ」である(ドイツ語と同じく、jがy発音になる)[2]。本人も気にしていて自己紹介をする時は「ヨ」を強調して発音する事が多い。また『バイオハザード』のDVDオーディオコメンタリーでは共演者に対し「ヨヴォヴィッチが正しい発音なの」「ヨヴォヴィッチと呼んでよね」などと自己紹介の際に強調を繰り返し、名前の発音についての拘りを印象付けた。

ミラ・ジョヴォヴィッチ
Milla Jovovich
Milla Jovovich
2014年
本名 Milica Jovović
生年月日 (1975-12-17) 1975年12月17日(45歳)
出生地 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
ウクライナ・ソビエト社会主義共和国の旗 ウクライナ・ソビエト社会主義共和国 キエフ
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
身長 174cm
職業 女優
活動期間 1987年 -
配偶者 ショーン・アンドリュース英語版(1992年 - 1992年)
リュック・ベッソン(1997年 - 1999年)
ポール・W・S・アンダーソン(2009年 - )
著名な家族 エヴァー・アンダーソン英語版
公式サイト https://www.millaj.com
主な作品
ブルーラグーン
フィフス・エレメント
ジャンヌ・ダルク
バイオハザード』シリーズ
モンスターハンター
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生い立ち編集

ウクライナ・ソビエト社会主義共和国の首都キエフに生まれる。父親はコソヴォ出身のセルビア人医師ボギチ・ヨヴォヴィチ(Богић Јововић[3][4]、母親はドニプロペトロウシク生まれのロシアの女優ガリーナ・ヨヴォヴィチ (ru 旧姓ロギノワ)[5]

キエフからロンドンモスクワへと移り住み、5歳の時にアメリカ合衆国ロサンゼルスに移住。移住後に両親は離婚。母親と二人三脚で演技の道を歩み始める。その後父親は再婚し1988年に異母弟が生まれる[6]

その学校時代を通してミラはひどいいじめを経験した。ちょうど冷戦時代のソビエト連邦から来たということがわざわいして、同級生らから「ロシアのスパイ」、「コミー」(commie コミュニストなどと罵倒されていたという[7]

キャリア編集

1987年、11歳からロシアのモデルとして(elite)モデルエージェンシーに所属し活躍していた。1988年には化粧ブランドレブロンの「Most Unforgettable Women in the World」に選ばれる。以降、多くの雑誌のカバー(表紙)やミラノパリニューヨークファッションデザイナーコレクションショーに出演している。広告ではカルバン・クライン(Calvin Klein)の香水エスケープ(Escape)や、ロレアル(L'Oréal)のイメージモデルとして有名である。モデルの仕事と同時に映画への出演もしていたが、1991年に女優としての仕事に専念する為に2年の休暇を取りモデルエージェンシーとの所属契約を解除する。

映画では1988年に『トゥー・ムーン』でヒロインの妹役でスクリーンデビューする。1991年にはブルック・シールズ主演映画『青い珊瑚礁』の続編『ブルーラグーン』に主演。その後女優としての目立った活躍は無かったが、1997年にはリュック・ベッソン監督の『フィフス・エレメント』のヒロイン役で見せた演技力、美しさが大きな話題となる。この映画では全ての衣装をフランスのデザイナー、ジャン=ポール・ゴルチエが担当した。1999年の『ジャンヌ・ダルク』や2002年の『バイオハザード』はシリーズ作品として彼女の代表的な作品となる。

その他に「ミラ」の名前で音楽活動もしており、1994年には『風の物語』を発表[8]。モデルや女優の仕事を続けながら、バンド「プラスティック・ハズ・メモリー」でコンサート・ツアーも敢行した。

また、モデル仲間のカルメン・ホーク(Carmen Hawk)と共に2003年にJovovich-Hawk(ジョヴォヴィッチ ホーク)というブランドを立ち上げ、ファッションデザイナーとしても活動している。Jovovich-Hawkはロサンゼルスとニューヨークに拠点がある。

日本ではオンワード樫山キヤノンホンダ・オデッセイパナソニックカードファイト!! ヴァンガード[9]CMなどの出演がある。

私生活編集

英語の他にロシア語フランス語がある程度話せる。

1992年、16歳の時にショーン・アンドリュースと結婚したが直ぐに離婚[10]。1997年に映画監督リュック・ベッソン(自身が出演した『フィフス・エレメント』でメガホンを取った)と結婚するが1999年に離婚[11]。その後、『バイオハザード』シリーズの監督ポール・W・S・アンダーソンと撮影を通して知り合い、交際を経て婚約。婚約中の2007年11月3日に娘エヴァーを出産[12][13]2009年8月22日にアンダーソンと自宅で挙式[14][15]し、三度目の結婚をした。2014年8月18日、第2子(後に女児と判明)を妊娠していることを自身のFacebookで明かした。

好角家であり、特に豊ノ島がお気に入りである。2014年11月2日に放送されたテレビ朝日系日曜洋画劇場『バイオハザードⅤ:リトリビューション』の中で紹介されたインタビューでは「ダイキ(豊ノ島)が大好き!」と答えた。当の豊ノ島はジョヴォビッチと一切面識が無かったものの、そのインタビューを見た豊ノ島は同月3日にブログで感激報告するに至った。[16]

2014年、自分の本名を「ミラ・アンダーソン=ジョヴォヴィッチ」から「ミラ・ジョヴォヴィッチ=アンダーソン」へ、娘の名前を「エバー・ガボ・ジョヴォヴィッチ=アンダーソン」に改名する申請を行った[17]

2015年、第2子となる女児を出産[18]

ディスコグラフィ編集

アルバム編集

  • 風の物語』 - The Divine Comedy (1994年) ※ミラ名義
  • The People Tree Sessions (1998年)

シングル編集

  • "Gentleman Who Fell" (1994年)
  • "Bang Your Head" (1994年)
  • "It's Your Life" (1994年)
  • "Electric Sky" (2012年)

主な出演作品編集

映画編集

公開年 邦題
原題
役名 備考 吹き替え
1988 トゥー・ムーン
Two Moon Junction
サマンサ
1991 ブルーラグーン
Return to the Blue Lagoon
リリー
1992 カフス!
Kuffs
マヤ・カールトン 松本梨香
チャーリー
Chaplin
ミルドレッド・ハリス
1993 バッド・チューニング
Dazed and Confused
ミシェル・バロウズ
1997 フィフス・エレメント
The Fifth Element
リールー 松本梨香(VHS・DVD版、BD版、テレビ朝日版)
愛河里花子日本テレビ版)
1998 ラストゲーム
He Got Game
ダコタ・バーンズ 松本梨香
1999 ジャンヌ・ダルク
Joan of Arc
ジャンヌ・ダルク 朴璐美(ソフト版)
松本梨香(日本テレビ版)
2000 ミリオンダラー・ホテル
The Million Dollar Hotel
エロイーズ 松谷彼哉
めぐり逢う大地
THE CLAIM
ルチア 本田貴子
2001 ズーランダー
Zoolander
カティンカ 雨蘭咲木子
2002 ダミー
Dummy
ファンゴラ
バイオハザード
Resident Evil
アリス・アバーナシー 本田貴子(ソフト版)[19]
岡寛恵フジテレビ版)
ノー・グッド・シングス
No Good Deed
エリン 本田貴子
プリティ・イン・ニューヨーク
You Stupid Man
ナディーン
2004 バイオハザードII アポカリプス
Resident Evil: Apocalypse
アリス・アバーナシー 本田貴子(ソフト版)
岡寛恵(フジテレビ版)
2006 ウルトラヴァイオレット
Ultraviolet
ヴァイオレット 本田貴子[20]
ポイント45
.45
キャット
2007 バイオハザードIII
Resident Evil: Extinction
アリス・アバーナシー 本田貴子(ソフト版)
岡寛恵(テレビ朝日版)
2009 パーフェクト・ゲッタウェイ
A Perfect Getaway
シドニー 本田貴子
THE 4TH KIND フォース・カインド
The Fourth Kind
アビー・タイラー
2010 バイオハザードIV アフターライフ
Resident Evil: Afterlife
アリス・アバーナシー 本田貴子(劇場公開版)
岡寛恵(テレビ朝日版)
ストーン
Stone
ルセッタ 本田貴子
2011 エターナル 奇蹟の出会い
Vykrutasy
ナージャ 渡辺ゆかり
リセット
Bringing Up Bobby
オリーブ (吹き替え版なし)
三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船
The Three Musketeers
ミレディ・ド・ウィンター 檀れい(劇場公開・ソフト版)[21]
岡寛恵(テレビ朝日版)
フェイシズ
Faces in the Crowd
アンナ・マーチャント 兼製作総指揮 本田貴子
2012 バイオハザードV リトリビューション
Resident Evil: Retribution
アリス・アバーナシー 本田貴子(劇場公開版)[22]
岡寛恵(テレビ朝日版)
2014 アナーキー
Cymbeline
クイーン 本田貴子[23]
2015 サバイバー
Survivor
ケイト・アボット
2016 バイオハザード: ザ・ファイナル
Resident Evil: The Final Chapter
アリス・アバーナシー / アリシア・マーカス
ズーランダー NO.2
Zoolander 2
カティンカ
2017 記者たち 衝撃と畏怖の真実
Shock and Awe
ヴラトカ・ランデー 本田貴子[23]
2018 フューチャーワールド
Future World
ドラッグロード
2019 パラダイスヒルズ
paradise Hills
公爵夫人
ヘルボーイ
Hellboy
ブラッドクイーン 本田貴子
ザ・ルーキーズ
The Rookies/素人特工
上級捜査官ブルース (吹き替え版なし)
2020 モンスターハンター
Monster Hunter
ナタリー・アルテミス 本田貴子[23]

テレビ編集

放映年 邦題
原題
役名 備考 吹き替え
2002 キング・オブ・ザ・ヒル
King of the Hill
セリーナ・ショウ シーズン7第1話「Get Your Freak Off
声の出演
2009 プロジェクト・ランウェイ
Project Runway
本人 シーズン6「Around the World in Two Days

コンピュータゲーム編集

発売年 邦題
原題
役名 備考
1998 The Fifth Element リー・ルー 声の出演

ミュージックビデオ編集

公開年 楽曲 アーティスト 備考
2013 I Wanna Be a Warhol Alkaline Trio

脚注編集

  1. ^ ミラ・ジョヴォヴィッチ allcinema
  2. ^ http://www.millaj.com/faq.shtml
  3. ^ “Mila Jovović peva zanimljive pesme” (Serbian). Glas Javnosti. (2000年7月7日). http://arhiva.glas-javnosti.rs/arhiva/2000/07/18/srpski/F00071702.shtm 2010年11月7日閲覧。 
  4. ^ The Official Milla Jovovich Website :: Biography”. 2008年11月10日閲覧。
  5. ^ Milla Jovovich (2005年4月11日) (Russian). "Я мечтаю сыграть Анну Ахматову". (インタビュー). russiannightsfest.com. http://www.russiannightsfest.com/?pt=50&article=98 2007年12月29日閲覧。 
  6. ^ Milla Jovovich”. E!. 2007年12月15日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2007年12月28日閲覧。
  7. ^ Just Milla, please
  8. ^ Boardman, Mickey (Summer 1994). “Generation Oxymoron”. Paper. http://www.millaj.com/art/paper94.shtml 2007年12月29日閲覧。 
  9. ^ 『ヴァンガード&バディファイト合同会見』での発表内容を公開! - 「カードファイト!! ヴァンガード」 公式ポータルサイト(2016年12月4日閲覧)
  10. ^ Milla Jovovich”. newfaces.com. 2007年10月21日閲覧。
  11. ^ “Milla's Tale”. Harpers & Queen. (January 2003). http://www.millaj.com/art/harpersqueen0103.shtml 2007年10月22日閲覧。. 
  12. ^ From Milla”. millaj.com (2007年11月7日). 2007年11月7日閲覧。
  13. ^ “Milla Jovovich gives birth to baby girl, names her Ever”. Times Daily. (2007年11月4日). http://www.timesdaily.com/article/20071104/APE/711040815&cachetime=5 2007年11月4日閲覧。 
  14. ^ Von Judith Bonesky (2009年7月30日). “Milla Jovovich: Hochzeit in Los Angeles”. Bild.de. 2010年12月10日閲覧。
  15. ^ “ミラ・ジョヴォヴィッチ、ミニドレスでバージンロードを!ゲストは50名の家庭的な結婚式!”. シネマトゥデイ. (2009年8月24日). http://www.cinematoday.jp/page/N0019356 2012年11月26日閲覧。 
  16. ^ 豊ノ島 大女優ミラの指名に感激 DAILY SPORTS ONLINE 2014年11月3日
  17. ^ “『バイオハザード』ミラ・ジョヴォヴィッチが改名へ”. シネマトゥデイ. (2014年12月16日). http://www.cinematoday.jp/page/N0069065 2014年12月17日閲覧。 
  18. ^ ミラ・ジョボビッチが第2子を出産”. 映画.com (2015年4月3日). 2015年4月3日閲覧。
  19. ^ バイオハザード”. ソニー・ピクチャーズ公式. 2021年4月2日閲覧。
  20. ^ ウルトラヴァイオレット”. ソニー・ピクチャーズ公式. 2021年4月2日閲覧。
  21. ^ 三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船”. ふきカエル大作戦!!. 2021年4月2日閲覧。
  22. ^ バイオハザードV:リトリビューション”. ふきカエル大作戦!!. 2021年4月2日閲覧。
  23. ^ a b c バイオハザード:ザ・ファイナル”. ふきカエル大作戦!! (2016年12月16日). 2021年4月2日閲覧。

外部リンク編集