北大路通[1](きたおおじどおり)は京都市の主要な東西の通りの一つ。東は白川通まで。西は南に折れ西大路通となる。川端通烏丸通の間の区間は国道367号に指定されている。

概要 編集

明治末年から大正初年の京都市三大事業に続く市区改正道路都市計画道路)として大正年間から昭和初期にかけて整備された。洛北をつらぬく全線4車線の幹線道路となっている。

沿道には商業施設が軒を連ね、大徳寺賀茂御祖神社(下鴨神社)といった京都有数の神社仏閣が鎮座する。烏丸通との交差点(烏丸北大路)北西には市バス北大路バスターミナル地下鉄烏丸線北大路駅があって京都市街北部の公共交通の拠点となっており、また、北大路駅および北大路バスターミナルの地上部にはイオンモール北大路(2022年6月に北大路ビブレから改称)等が入居する大規模商業施設「キタオオジタウン」や北大路商店街があるため、連日多くの人でにぎわう。かつては東大路通から西大路通まで京都市電北大路線が敷設されており、現在の北大路バスターミナルの位置には烏丸車庫があった。

沿道附近の施設 編集

東側から。「上ル」「下ル」は交差する通りを北または南に入ることを表し、北大路通には面していない。

交差する道路など 編集

  • 交差する道路などの特記がないものは市道
交差する道路など
北←<北大路通>→南
交差する場所 路線番号
市道182号蹴上高野線
<白川通>
左京区 白川通北大路 東↑
∧北大路通∨
↓西
市道182号
琵琶湖疏水(疏水分線) 一乗寺西橋
- 高原通>
叡山電鉄叡山本線 茶山2号踏切
<高原通
<東大路通> 市道181号京都環状線
<東大路通>
東山五条方面
高野
市道181号
<大原道>
国道367号
<川端通>
大原方面
<川端通> 高野橋東詰
国道367号
市道181号
高野川 高野橋
<下鴨東通>
<松ヶ崎通>
府道40号下鴨静原大原線
<下鴨本通>
府道32号下鴨京都停車場線
<下鴨本通>
下鴨本通北大路
洛北高校前)
<下鴨中通>
<下鴨西通>
賀茂川 北大路橋
北区
<加茂街道> 北大路橋西詰
<烏丸通> 国道367号
<烏丸通>
烏丸五条方面
烏丸北大路
市道181号
<新町通> 北大路新町
府道38号京都広河原美山線
<堀川通>
堀川北大路
<大宮通> 北大路大宮
<大徳寺通> 大徳寺
<船岡東通>
<今宮門前通> 今宮門前
府道31号西陣杉坂線
<千本通>
千本北大路
紙屋川 天神川北大路橋
市道181号京都環状線
<西大路通>
西大路五条方面

交通量 編集

2005年度(平成17年度道路交通センサスより)
平日24時間交通量(台)

  • 左京区下鴨上川原町:33,483

脚注 編集

  1. ^ 京都市内の通りの名称は「通」となっていて「り」を送らない。例外として道路標識では「通り」として送る表記を採用しているが、印刷資料で送るものは極めて珍しい。京都市内の通り#表記の差異参照

関連項目 編集

京都市内の東西の通り
西は
西大路通
まで
北隣の通り:紫野通今宮南通曼殊院道 東は
白川通
まで
北大路通
南隣の通り:鞍馬口通建勲北通紫明通御所田通東鞍馬口通