天久保(あまくぼ)は、茨城県つくば市にある地名。一丁目から四丁目まである。郵便番号305-0005

天久保
天久保繁華街(天久保一丁目)
天久保繁華街(天久保一丁目)
天久保の位置(茨城県内)
天久保
天久保
天久保の位置
北緯36度5分49.08秒 東経140度6分19.84秒 / 北緯36.0969667度 東経140.1055111度 / 36.0969667; 140.1055111
日本の旗 日本
都道府県 茨城県
市町村 つくば市
人口
2017年(平成29年)8月1日現在)[1]
 • 合計 4,139人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
305-0005
市外局番 029[2]
ナンバープレート つくば

地理 編集

つくば市の東部に位置し、筑波研究学園都市研究学園地区中心部に位置する。首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスつくば駅つくばセンター)の北に位置し、小規模な店舗の並ぶ繁華街であると共に、筑波大学筑波キャンパス(北・中・南・西地区)の南、同春日地区(旧・図書館情報大学)および筑波学院大学の北に位置することから、繁華街学生街の両方の側面を持つ地域である。

地域の東に学園東大通り、西に学園西大通り、南に学園北大通り、北に平塚学園線[3]がある。

北は天王台、南は吾妻、東は妻木(さいき)、西は春日・要と接する。

地価 編集

住宅地の地価は、2017年平成29年)1月1日公示地価によれば、天久保1丁目8番12の地点で10万3000円/m2となっている。[4]

天久保一丁目 編集

つくば駅(つくばセンター)に最も近く、飲食店居酒屋バーなど)やカラオケ店が立ち並ぶ[3]。「松見公園」は市内では有名な公園であり、休日を中心に親子連れで賑わう。

天久保二丁目 編集

筑波大学筑波キャンパスのうち、西地区(宿舎地区・医学地区)が立地する。このため、学生向けのアパートマンション食堂などが立地する。

天久保三丁目 編集

筑波大学筑波キャンパスの南地区(体育・芸術地区)があり、二丁目と同様に学生向けのアパートマンションが多数立地している他、平塚学園線沿いに飲食店などの学生向けの商店が多い[3]古書店リサイクルショップもある。コンビニエンスストアが3軒ある。戦後開拓によって設置されたかつての松美集落を含む。

  • カスミ筑波大学店
  • サザコーヒー筑波大学アリアンサ店
  • セブン-イレブンつくば平塚店
  • ローソン天久保三丁目店
  • ミニストップ天久保店
  • かつてはトレモントホテルという宿泊施設があった。(現在は取り壊されマンションが建っている)

天久保四丁目 編集

学園東大通りの東側にあり、大通り沿いに飲食店がある。北部はアパートなど宅地が多く、南部は筑波技術大学とつくば植物園がある。

地名の由来 編集

旧桜村妻木地区の小字名を大字名(のちに町名)にしたもの。

町名の変遷 編集

実施後 実施年月日 実施前(各町名ともその一部)
天久保一丁目 1977年(昭和52年) 新治郡桜村妻木、筑波郡谷田部町東平塚・苅間[5]
天久保二丁目
天久保三丁目
天久保四丁目

世帯数と人口 編集

2017年(平成29年)8月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。しかし、学生の多くは住民票をつくば市に移していない為、実際の世帯数と人口はこれよりも遥かに多い。

丁目 世帯数 人口
天久保1丁目 545世帯 828人
天久保2丁目 1,272世帯 1,611人
天久保3丁目 1,003世帯 1,146人
天久保4丁目 442世帯 554人
3,262世帯 4,139人

小・中学校の 編集

市立小・中学校に通う場合、天久保全域が吾妻小学校、吾妻中学校となる。

施設 編集

 
松見タワー(栓抜き)
松見公園
松見池の周囲に広がる都市公園。公園のシンボルとなっている展望塔を含め、公園の全体計画、樹木の選定等菊竹清訓の設計。地上45m。
筑波メディカルセンター病院
つくば市街地にある、総合病院。略称メディセン。松見公園に隣接する。
筑波大学西地区
宿舎地区と医学地区からなる。宿舎地区は北部を平砂(ひらすな)学生宿舎、南部を追越(おいこし)学生宿舎[6]と呼ぶ。医学地区(第4エリア)には、筑波大学医学群の講義棟のほか、筑波大学附属病院がある。
筑波大学南地区
体育・芸術地区(通称:体芸地区、第5・第6エリア)があり、スポーツ施設が数多く立地する。このほか、大学会館の本館と別館がある。
筑波技術大学天久保キャンパス
聴覚障害者を対象とした産業技術学部と大学本部がある。

脚注 編集

  1. ^ a b 平成29年度行政区別人口表”. つくば市 (2017年8月9日). 2017年8月15日閲覧。
  2. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
  3. ^ a b c 「角川日本地名大辞典」編纂委員会、1983、1311ページ
  4. ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
  5. ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会、1983、73ページ
  6. ^ 本来の読みは「おっこし」である。

参考資料 編集