太陽にほえろ!のセミレギュラー一覧

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太陽にほえろ!のセミレギュラー一覧(たいようにほえろのセミレギュラーいちらん)では、テレビドラマ『太陽にほえろ!』のセミレギュラー(身内、レギュラーの関係者など)出演者を列挙し、以下をレギュラーとして太陽にほえろ!』内(太陽にほえろ!PART2含む)の「登場人物の紹介」で説明する。

  • オープニングで俳優名、俳優の顔写真を紹介された登場人物。
    • 元刑事で、めし屋主人の内田宗吉は、俳優名、俳優の顔写真を紹介されたのは第14話までなのでセミレギュラー一覧。
  • 七曲署・捜査第一係内勤員4人のマスコットガール(青木英美(初代)、浅野ゆう子(2代目)、木村理恵(3代目)、友直子(4代目))。
  • 早瀬(岩城)令子は七曲署・交通課時代も含めて『太陽にほえろ!』内の「登場人物の紹介」。

七曲署署長・署員 編集

初代署長(野口元夫
第2話と第4話に登場。
演じた野口は後に、第49話、第137話、第257話、第471話で各々別の役柄として登場している。
2代目署長(南原宏治
第37話、第38話、第41話、第43話、第53話に登場。大らかな性格で、内田伸子の刑事昇格を推薦したのも彼であるが、なぜか山村を嫌っていた。
西山隆行(平田昭彦
第55話の初登場時は本庁捜査一課警部。第57話からは警視(現実では大規模な警察署の署長は警視正)に昇進し、七曲警察署署長に就く[1]。厳格で警察組織の面子を重んじるため、初登場の時は柴田と柴田の父親を愚弄した発言をするなどして対立し、挙句に犯人を説得中の柴田を無視して部下に犯人を射殺させるなど、冷酷な一面を見せつけた。七曲署の署長に着任後も、ライバルである城北署署長への対抗心から、自身のメンツの為だけに嫌疑が掛けられているだけでまだ正式な逮捕もされていない段階の島を懲戒免職にしようとしたり、自らの警視正昇任をご破算にするほどの蛮行に及ぶなどの行動で問題視していた滝を厄介払いで山田署に転属させるなど、メチャクチャな性格ではあるが、一係の捜査方針に一定の理解を示すこともある。息子(演:福沢良)に轢き逃げの容疑がかかって苦悩したこともある(第88話)。また、藤堂の不在時(第459話~第488話)には、たびたび一係に訪れ、係長代理を務める場面もみられた。
第538話まで登場し、歴代署長の中では最長の在籍期間である。
大和田署長(草薙幸二郎
第601話から登場。アイドルの一日署長起用で七曲署のイメージアップを図ったりと、柔軟性のあるキャラクター。藤堂の病欠中には、捜査指揮官代行者としてしばしば(第701話〜第705話)一係を訪れていた。
演じた草薙はこれ以前、第77話と第135話で新聞社キャップ・北山(藤堂と旧知で、捜査のために力を貸す)を、第383話で容疑者役を、第462話で法医学教授役を演じている。
高田助手(北川陽一郎
第32・41・48・51・57・60・68・74話に登場.七曲署鑑識課助手.
第41話『ある日,女が燃えた』では,何故か焼死体に残された手掛かりを隠そうとした田野村鑑識課長(演・西川敬三郎)に反して山村刑事に事実を打ち明け,課長の証拠隠滅を認めさせたが,その後課長が解任されたり,高田が昇進したりといった描写はされていない.
演じた北川陽一郎は,第10話『ハマっ子刑事の心意気』で鑑識課員役でノンクレジット出演,第15話『拳銃とトランペット』では別役で出演した後,上記8話で同役を演じていたが説明なく姿を消し,2年後の第142話以降では度々それぞれ別役でゲスト出演している.
吉野徹男(横谷雄二
第356話で初登場。長らく七曲署管内の派出所勤務だったが、第532話からは晴れて刑事となり七曲署少年課に転属した。第715話までの出演。
七曲署に配属されてきた五代とは友人関係となり、それ以降も一係の刑事たちと交流を持った。
一係の捜査に何かと首を突っ込みたがる融通の利かない堅物で猪突猛進、その上ケタ外れな大声のおかげで持て余し気味に扱われることが多い。
石塚のニックネームがゴリラに由来するものと最後まで勘違いしており、たびたび石塚を激昂させた。
臨時内勤員(林由美子
第528・530・531話のみの出演。直子の休職中に臨時で捜査一係の内勤担当に就いていた婦警。正式な所属部署が交通課であるため、制服を着用している。
ゲスト扱いであるため、役名およびニックネームも設定されていない。
演じた林は第528・530話では出演テロップがあったが、最終出演である第531話ではエンディングで画面の端に僅かに映っただけで台詞も無かったため、出演テロップが無い。
谷山美沙(高田早苗
転勤した原の後任として配属された女性新人刑事。第546話に登場。勝ち気な性格で着任早々事件を解決するなどしたが、捜査の際に犯人に襲われた恐怖心から、警察学校で習った刑事という職業の理想と現実が違うと感じて辞表を提出し、わずか2日で一係を去っていった。その後、交通課勤務だった令子が、転勤した原における事実上の後任として一係へ配属されることになる。
谷山は原の後任刑事であるが、藤堂によって引き抜かれたのか、通常人事による配属かは言及されておらず、不明。ただし、藤堂による引き抜きで配属になったのであれば、藤堂は初めて見込み違いの刑事を引き抜いたことになる。
ゲスト出演としての登場人物ではあるものの、正式に捜査一係に配属された歴代刑事の中でニックネームが設定されなかった唯一の人物でもある。
香坂美津子(沢口靖子
交通課の婦警で水木悠のガールフレンド。第623話に登場。演じる沢口は本話がテレビドラマデビュー作。
尚、当初はその後もセミレギュラーとして出演予定だったがスケジュールの都合上、一話のみのゲストに留まった。

警察犬 編集

警察犬ジュン2号(ハディーラ号)
第132話で、誘拐犯(演:速水亮)の手下の「ナポレオン号」(演じたのはアーター号。後に第348話でキング号役で再登場)として初登場。逃走中にオートバイに跳ねられ瀕死の重傷を負うが、三上が付きっきりで看病し回復、彼に協力して犯人逮捕に貢献する。その後第198話にて、三上の要望で訓練を受け「警察犬ジュン2号」(「1号」は第24話に登場)となる。三上殉職後は田口とコンビを組み、第220話では拳銃密造組織の黒幕(演:岡田英次)の逮捕に貢献し三上の仇を討った。
第300話にも出演し、病室の藤堂を護衛。刺客の策にいち早く気づいて藤堂を守った。
第348話まで出演、以後は指導犬となった設定になっている。
警察犬ブラック(エデラ・ホム・ハウス・トウキュウ)
第245話、第271話に登場。もとは切手窃盗犯が飼っていたギャング犬だったが、田口とジュンの必死の努力で改心し、彼らの危機を一係に伝えた。
事件解決後警察犬訓練所に入るが、もとの飼い主のことを忘れられず、訓練師からも見切りをつけられ実働犬に昇格できずにいた。それを見かね、またブラックを信頼していた田口が(正規の実働犬でないことを隠して)難航していた捜査に駆り出した。途中そっくりのギャング犬に成りすまして潜入捜査、殺し屋に自爆用の爆弾を巻き付けられるという危機に見舞われながらも事件を無事解決、実働犬に昇格した。
なお、その時のギャング犬(レオ)は、ブラックの実働犬昇格で空きが出た訓練犬の枠に収まった。

藤堂俊介(ボス)の関係者 編集

牧村ひろこ(松岡きっこ
藤堂の住むマンションで妹(徳永れい子)と共に喫茶店を営む女性。第9話に登場。藤堂の部屋で捨て子の赤ちゃんを発見する。
三浦加代子(江波杏子
藤堂の元婚約者。第34話に登場。藤堂が警察官にならなければ結婚するはずだった。愛のない生活や寂しさに耐えられず、罪を犯し、最期には藤堂の腕のなかで絶命する。このことは藤堂自身、自分が婚約解消をした為に起きてしまった事件だと後悔しており、愛を貫き、結婚して家庭と仕事を両立させるべきだったと第70話で語っている。
大竹ミホ(佐藤オリエ
藤堂と付き合いのある居酒屋のおかみ。第224話に登場し、藤堂に弟(小野川公三郎)の保証人を依頼する。
箱根の人(宇佐美淳
シリーズ中、藤堂が完全な証拠を掴めず、逮捕することができなかった唯一の人物。日本を裏から操る黒幕。第86話、第135話に登場。

山村精一(山さん)の家族・関係者 編集

山村高子(町田祥子
精一の妻。第11話で初登場。元々心臓が弱く、子供を授かるたびに流産を繰り返してしまう。刑事という職業柄、なかなか家にも帰れず、自身の見舞いにも来られない夫のことを心から理解し、また信頼していた良き“刑事の妻”だった。
第206話で持病が悪化し、帰らぬ人となる。
山村(秋元)隆(小椋基広
精一の長男(養子)。高子の遠縁である秋元夫妻(演:清水章吾今出川西紀)の子供だったが、実母が病死し、秋元も海外転勤となることから山村夫妻に養子として引き取られる。
高子の死後、かつて山村が追いつめた殺し屋(演:松山政路)から命を狙われたことをきっかけに松山在住の高子の母(演:赤木春恵)に預けられた(第234話)が、その義母も死去し、さらに高知在住の義妹に預けられたものの、彼女に懐かなかったことから、再び山村の元に戻ることになる(第308話)。
精一からは実子同然に深い愛情を注がれたが、第691話において今後の刑事生活の中で父親の責任を果たせないと悟った精一が、帰国していた秋元の希望に応じて帰すことを決意。奇しくも、初めて実父と対面したその日に、精一は帰らぬ人となった。
高田加代子(千野弘美
かつて山村が逮捕し、獄死した男の娘で、山村に人柄を信頼され、家政婦(お手伝いさん)として雇われる(第308話)。第321話、第333話、第371話、第452話、第453話、第552話に登場。第564話で、結婚を期に山村家を去った。
ふさ(町田博子
結婚の為、山村家を去った加代子の後任のお手伝いさん。苗字は不明。第567話、第620話、第624話、第650話、第662話、第691話に登場。
有田(石橋蓮司
山村の情報屋。粗暴ではあるが、根は純粋で子供好きの憎めない男。本ネタである時ほど金銭を要求しない。第212話、第241話に登場。

石塚誠(ゴリさん)の家族・関係者 編集

石塚幸吉(下條正巳
誠の父。地元熊本の高校教頭を務めていた。第332話と第665話に登場。
第332話では定年退職を控え、職を離れる寂しさから息子に帰郷を持ち掛けようと説得のため上京するが、事件現場での息子の仕事ぶりに触発され考えを改め、晴れやかな思いで熊本に帰っていった。
第665話では息子に加えて妻も亡くしており、地元の老人ホームに入居している。入居仲間にも「親より先に死んだ親不孝者、腹が立つ」と嘯いていたがそれは体面上で、本心は「あんな良い息子はいない」「息子が死んだことを認めたくなかった」と思っていた事実を訪ねてきた山村に告白し、帰ろうとする山村を引き留めて、東京での息子の話を聞かせて欲しいと懇願した。
石塚まき(野村昭子
誠の母。第146話に登場。
小林(岩崎)道代(武原英子
石塚の最初の恋人。第122話に初登場後、第151話、第173話、第190話に出演。結婚の段取りも決まり、山村夫妻が仲人をすることになっていたが、第200話で叔父(演:小林昭二)が犯罪に関わったため自ら身を引いた。第310話にて、別の男性と結婚後、ある事件の容疑者宅の隣に住んでいたことから偶然に石塚と再会した。
麻生(村田)晴子(水沢アキ
石塚の2番目の恋人で、職業は大学の研究機関の助手。第462話で石塚と出会い、耳が不自由な自身に対し、手話で熱心に接する石塚と心が通じ合うようになる。第523話で晴れて婚約するも、結婚直前に石塚は殉職。その後、別の男性と結婚、女児を設けるが、石塚との事情を理解している夫の提案で自宅には石塚の写真が飾られていることが分かる(第665話)。
徳岡(トクさん)(上田忠好
石塚の情報屋。第52話、第58話に登場。

島公之(殿下)の家族・関係者 編集

島京子(三谷文乃中田喜子
公之の妹。第33話(三谷)及び第194話と第282話(中田)に登場。
兄の求めに応じて、苦悩しながらもバスジャック犯(演:堀内正美)への身代わり人質役を引き受けたり、容疑者扱いされた婚約者を最後まで信じ、兄に説得を繰り返すなど、気丈で意志が強い。
初代の三谷は当時高校3年生で、一般公募で選出されての出演だったが、以降テレビドラマへの出演はない。
二代目の中田は、これ以前の第73話に別の役柄で出演していたが、その時の恋人役が偶然にも前述のバスジャック犯を演じた堀内正美だった。
達村明(秋野太作
京子の婚約者で指輪デザイナー。第282話に登場。偽物とは知らず偽造ダイヤを自分の顧客に薦めてしまい、一時容疑者扱いされた。
柚木麻江(有吉ひとみ
島の最初の恋人で幼稚園の保母。第70話と第79話に登場したが、3度目の登場となる第87話でタクシーにはねられ交通事故死する。
演じた有吉はその後、第521話から春日部一(ボギー)の姉・正子役で再度セミレギュラー入りした。
寺岡理江(真野響子
島の2番目の恋人。第150話に登場。バーのピアノ演奏者で島と婚約するまでに進展したが、ある誤解から人を死なせてしまい、自ら別れを告げた。
三好恵子(香野百合子
中学校教師で島の3番目の恋人。第299話に初登場。第306話で殺人を犯した元教え子に対する犯人隠匿・逃亡幇助の罪で島に逮捕され、教師の職を辞する。
その後島との結婚を決意するが、その矢先の第311話で自動車爆破に巻き込まれ下半身不随に。その後第335話で渡米し手術、第414話で帰国するが、空港に迎えに来るはずだった島は不幸にも道中で事故死してしまう。
第425話に再登場以降の経緯は不明だが、第665話では教職に復帰しており、勤務先の中学の同僚である男性からプロポーズされているうえ、時間の経過とともに島を忘れつつある自分に心が揺れていると、再会した山村に告白した。

野崎太郎(長さん)の家族 編集

野崎康江(西朱実
太郎の妻。第22話に初登場。第479話まで出演。
野崎(市村)良子(井岡文代 → 井岡文世)
太郎の娘。第22話に初登場。第248話で天気予報官の市村と結婚する。第281話までの出演。
野崎俊一(石垣恵三郎)
太郎の息子で良子の弟。第81話に初登場し、第499話まで出演。事あるごとに父と衝突するが、内心では刑事である父親を尊敬している。
市村進(柴俊夫
飄々とした性格の天気予報官。第201話に初登場し、第248話で良子と結婚する。式当日は捜査の関係で野崎が出席できなかったため、新婚旅行を延期し、七曲署でささやかな披露宴を開いた。

早見淳(マカロニ)の関係者 編集

武田ウタ(賀原夏子
早見の下宿先の大家。第1話と第6話に登場。6話では事件に巻き込まれた友人の息子の件を相談しても無視された早見を見兼ねて独断で調査し、息子の無実を訴えた。

内田伸子(シンコ)の家族・関係者 編集

内田宗吉(ハナ肇
伸子の父でかつての藤堂の同僚。現在は一係の刑事たちがよく利用する、めし屋「宗吉」の主人。藤堂からは「宗さん」と呼ばれる。
警視総監賞を受賞した翌日に辞表を提出し、警察官を退職したことが山村によって語られているが、理由は宗吉本人が誰にも話さなかったため、退職理由は不明。
警察官を辞めた理由は推測の域を出ないが、当時同僚だった藤堂は宗吉が犯人を殺す気で撃ったことについて宗吉自身がそのことに対して自分を許せなかったために退職したのだと推測している。
また、このエピソードのシーンは山村の回想としてモノクロで流れているが、回想シーンでは山村と一緒に犯人を追っているため、山村とも刑事時代から面識がある。このため、山村は少なくともこの頃から藤堂のことを知っていることになる。
刑事という仕事の辛さ、厳しさを身を持って体験しているだけに、伸子の刑事昇進や同業者(柴田)との結婚には頑として反対していた。第1話、第3話、第4話、第10話、第13話、第24話、第38話、第48話、第52話に登場。第111話での登場を最後に、その後の消息は不明。
尾沢康彦(村野武範
国際報道カメラマンで伸子の元恋人。第48話に登場。とある重大事件のスクープ写真を偶然撮影したことから、命を狙われ謎の爆死を遂げる。

鮫島勘五郎とその家族・関係者 編集

鮫島勘五郎(藤岡琢也
あだ名は「ジョーズ」。その他には「鮫」「鮫さん」「鮫島さん」とも呼ばれ、「鮫」は藤堂、「鮫さん」は島などから、「鮫島さん」は石塚などから、それぞれ呼称されているのが確認できる。藤堂の城北署時代の同僚で、当時は部下に橘もいた。関西弁をまくし立てる荒くれ刑事で、第44話の初登場時は城北署勤務(階級は警部)だったが、第67話で山田署に左遷されたのち、第156話「刑事狂乱」で後輩刑事・青木の元恋人(演:五十嵐じゅん)が殺人を犯してしまい、彼女に対する犯人隠匿および逃亡幇助の責任をとって辞職する。
その後、板前[2]私立探偵(第205話)、結婚相談所(第252話)、受験対策本部(第394話)、モデルプロダクション(第472話)、自然食品会社(第711話)と次々に新しい事業を立ち上げていくが、その度に事件に巻き込まれては現役時代よりも派手な暴走に走るトラブルメーカーぶりを発揮。元刑事なだけあって正義感は強く、結果的にその仕事を廃業してしまうというパターンを繰り返す[3]ものの、登場する度に事件解決に貢献している。なお、第394話の受験対策本部が警察を辞めてから8度目の事業であることが藤堂によって明かされている。
刑事だった頃は主に島と絡むエピソードが多かったが、刑事退職後はその時期の在籍期間が最も短い若手刑事と絡むようになった(最後の登場回は第711話「ジョーズ刑事の華麗なる復活」)[4]
鮫島玉枝(北あけみ
勘五郎の最初の妻。小料理屋を営み、勘五郎との間に一人息子がいる。第89話の初登場時にはすでに勘五郎と離婚しており、そのエピソード内で起こった事件がきっかけとなって復縁する。その後は勘五郎が刑事を辞め、新事業に手を出すたびに振り回される羽目に。第89話、第156話、第205話、第252話に登場[5]。勘五郎は第711話に妙子と再婚した旨を発言しているため、設定上は少なくとも第394話までは夫婦だったはずだが、その後にどういう経緯で再離婚したのかについては言及されていない[6]
青木孝文(勝野睦浩
山田署での後輩刑事。第89話に登場し、鮫島の身代わりとなって射殺される。彼の死は第156話で起こる事件の伏線となる。
もともとは勝野のレギュラー入りに向けたテスト出演のために用意された役で、第156話のストーリーもそのことにヒントを得て生まれたものである。
なお、勘五郎と藤堂は三上が青木に似ていると評しているが、青木が射殺された時に居合わせた島は青木と面識があるにもかかわらず、青木と三上が似ていることについて全く気に留めていないなど、矛盾点がある。
鮫島妙子(野見山夏子
勘五郎の二番目の妻。第711話に登場。勘五郎と共に自然食品会社を経営していたが、夫に頼まれてぬいぐるみを夫に届けようとした所を銃撃され負傷した。勘五郎と結婚した経緯については不明。

柴田純(ジーパン)の家族 編集

柴田たき(菅井きん
純の母親。夫も警察官であったが殉職している。警察病院看護婦をしており、第300話では狙撃された藤堂の看護を買って出た。第309話では健康診断を受診に来た田口に、刑事の仕事には危険がつきものだという亡き息子のエピソードを引き合いに出して意見したこともある。この時、田口は柴田とは直接の絡みこそなかったものの「ジーパン先輩のオフクロさん」と話すシーンがある。
その後、藤堂が保証人となり警察学校の寮母に転職。若い警官たちを我が子同様に可愛がるなど平穏な生活を過ごしていたが、第665話で息子を始めとした殉職刑事が絡んだ事件にその元警官の一人が関与し、巻き込まれてしまうこともあった。
ちなみに演じた菅井はこれ以前にも第39話に別人役で出演している。

三上順(テキサス)の関係者 編集

八木(小倉一郎(第125話)→関川昇(第180話))
三上と同居している友人。第125話で初登場、第180話にて別々に暮らすことになった。
ちなみに勝野洋と小倉のコンビは、勝野が本番組降板後初の主演ドラマとなった『俺たちの朝』にそのまま引き継がれることとなった。

田口良(ボン)の家族 編集

田口の伯母(ミヤコ蝶々
大阪在住。良が七曲署に転属し初出勤した際、一緒に付き添ってきた。第168話と第169話に登場。
田口由紀恵(沢田雅美
良の姉。第229話と第665話に登場。恋人の池田(演:岸部シロー)との結婚を目前にして迷い、弟に相談したことがある。なお、後に夫となった池田も弟の死後に交通事故で他界している。
配役は不明だが、第665話にはもう一人、田口のすぐ上の姉とその息子、娘も登場する。

滝隆一(スコッチ)の関係者 編集

倉田良平(二瓶秀雄
滝の城北署時代の先輩刑事。七曲署に赴任する1年前、滝が拳銃を撃つのを躊躇ったため、犯人に返り討ちにされ殉職する。それを悔いた滝は、以後拳銃に頼る非情な刑事へと変貌した。第217話〜第244話に、しばしば回想という形で登場。
倉田加代(安田道代
倉田刑事の妻。第225話で、ある事件の容疑者として登場する。
北島敏子(夏純子
原町署少年課の刑事。滝の元婚約者で原町署時代の同僚。第244話に登場。滝との結婚直前に、上記の倉田刑事射殺事件が起こったため破局。その後、ある事件の捜査で滝と再会するも、その事件において容疑者の少年(演:池田秀一)に丸腰で説得を試みた結果、逆に撃たれて死亡する。

岩城創(ロッキー)の家族・関係者 編集

岩城雅也(浜畑賢吉
創の兄。第261話と第383話に登場。商社マンとして厳しいビジネスの世界に生きているため、弟と違って打算的な考えの持ち主。会えばいつも弟に冷たく当たるが、それは表向きのことで、実際は藤堂へ弟のことを宜しく頼むと頭を下げる等、弟思いの好人物である。
岩城(静子/里子)(信沢三恵子東丘出陽
雅也の妻。第383話では「静子」、第665話では「里子」と名前が一定していない上に配役も異なるため、劇中では触れられていないが、再婚した設定になっていると推測される。

五代潤(スニーカー)の家族 編集

五代早苗(山下幹子
潤と同居している妹で、会社員。潤の唯一の肉親でもある。第475話で故郷沖縄の海の牧場計画への参加を決意した矢先に、拳銃乱射事件に巻き込まれ死亡する。これが潤が退職するきっかけになった。
ちなみに演ずる山下幹子は山下真司と同姓であるが、血縁関係にはない。

元刑事の再登場 編集

五代潤(ごだい じゅん)
演 - 山下真司(476話、489話)
沖縄県出身。1955年(昭和30年)生。
刑事を退職し帰沖する前日、履く予定で購入した新品のスニーカーをまだ見ぬ後輩のために石塚に託した。
原昌之(はら まさゆき)
演 - 三田村邦彦(593話)
東京都出身。1956年(昭和31年)生。
引き抜いてくれた西多摩署は原の一匹狼的な性格に振り回されているらしく、593話で再登場した際にあまり良い印象を持たれていないことを示唆する発言を原本人がしている。
水木悠(みずき ゆう)
演 - 石原良純(618話)
東京都出身。1960年(昭和35年)生。1984年(昭和59年)10月に七曲署管内で発生したコンピューター犯罪捜査のため、本庁から助っ人として一係に派遣された。
滝隆一(たき りゅういち)
演 - 沖雅也(274話、300話)
東京都出身。1949年(昭和24年)生。山田署の刑事。
1977年10月に山田署管内での暴力団員殺害事件の捜査で七曲署管内を再訪、一係との合同捜査において岩城の拳銃恐怖症克服に貢献したり、1978年(昭和53年)4月には藤堂狙撃の一報を聞きつけて捜査協力に駆けつけたりした。その間、山田署では一匹狼ぶりが持て余され厄介者扱いを受けていたが、3年後の1980年(昭和55年)3月、沖縄に飛んで単独捜査をしていた事件の解決ののち正式に一係に転勤する。
野崎太郎(のざき たろう)
演 - 下川辰平(562話、665話)
富山県出身。1929年(昭和4年)生。

西條昭(ドック)の家族・関係者 編集

西條勝(梅野泰靖
昭の父で開業医。自分の反対を押し切って刑事になった息子を勘当していたが…。第436話、第444話、第483話に登場。
演じた梅野はこれ以前に、第66話や第71話等、別人役でのゲスト出演が多数ある。
西條進(三景啓司
昭の弟。第436話に登場。
演じた三景はこれ以前に、第425話に別人役でのゲスト出演がある。
白石良子(岡まゆみ
西條の医大時代の同級生にしてガールフレンド。職業は警察病院の外科医。第491話と第536話に登場。
平山源次(殿山泰司
西條が弟子入りした金庫破りの名人。引退して金庫製作の職人をしている。第541話、第580話、第670話に登場。

竹本淳二(ラガー)の家族 編集

竹本加代(石井富子
淳二の母。夫も警察官で野崎の同僚だったが殉職している。第476話、第501話、第665話に登場。典型的な下町の母親で、サバサバした明るい性格。息子が口うるさく言うほどの手料理好き(第665話での澤村のセリフから)。

春日部一(ボギー)の家族 編集

春日部正子(有吉ひとみ)
一の姉。広島在住で1児の母。弟同様、広島カープのファンで、アルバイトで働いている飲食店にはカープ関連の写真やグッズが多数並んでいる。
第521話では、弟が刑事に昇格し七曲署に転属した祝いにネクタイを贈った。また第598話では、弟の遺骨を抱いて広島へ帰郷する際に、遺品である革手袋を澤村[7]に託した。
第665話の殉職刑事に絡む事件では、犯人から送られた弟の複製写真が、自分の働く店に飾られていたものであることに最初に気づき、弟が死んでもなお仲間たちのために手掛りを残してくれたと涙した。
演じる有吉は島の恋人役以来、二度目のセミレギュラーだが、その他にも第488話に別人役でゲスト出演している。

井川利三(トシさん)の家族 編集

井川圭子(吉野由樹子、第573話までは吉野佳子と明記)
利三の妻。初登場時の第526話において既に家庭が冷え切っているうえ、夫が息子を囮捜査に使ったことから亀裂が決定的になる。第573話にて、娘を連れて別居。第605話で離婚し、息子を引き取るが、その後も利三と関わることが多い。

井川由利(山本直子

利三の娘。父と別居した母と暮らしていたが、第640話で母と争いを起こし家出。以後父と同居する。
井川浩史(圓山淳也
利三の息子で由利の弟。初登場時には父を嫌っていたが、囮捜査を期に刑事としての父を尊敬するようになる。母が父と離婚した後は母親の許で暮らすが、母親には内緒で定期的に父と会っている。

岩城令子(マミー)の家族 編集

早瀬圭介(藤田啓而
令子の父。第458話に登場。
早瀬波江(成田光子
令子の母。仕事で忙しい令子に代わって孫である双子の面倒をみている。第458話で初登場。
藤田啓而と成田光子は銀河テレビ小説オリンポスの果実」でも主人公(山本紀彦)の両親役で共演している。
岩城裕太(佐野有哉服部賢悟
創と令子の息子。第464話で誕生。第717話では父親役の配役を巡って候補相手を負傷させてしまう。
岩城陽子(日野希ぞみ中原有弥子
創と令子の娘。第464話で誕生。

澤村誠(ブルース)の家族 編集

澤村泉(渡瀬ゆき
澤村誠の妻で学生時代に結婚。初登場は第562話。非情におっとりした性格で、笑い上戸。夫の赴任当時は大きな豪邸に2人で住んでいた(持ち主は夫の父の友人。その友人が長期不在の間だけという条件付)が、のちにアパートに移り住んだ。自身の誕生日に、街で起きた無差別殺人事件に巻き込まれて負傷したことがある(第604話)。
演じた渡瀬はこれ以前、本名の升本由喜子名義で第403話に別人役として登場している。
澤村望
誠と泉の息子。第700話で誕生。

水木悠(マイコン)の家族 編集

水木史子(野口ふみえ
悠の母。第638話と第680話に登場。
水木直人(森田順平
悠の兄。第618話に登場。

島津公一(デューク)の家族・関係者 編集

松川重吉(渥美国泰
島津の義父。自身が経営する松川商事の社長。公一の母親の再婚相手であり、かつては公一の実父の部下だった。第660話、第667話、第672話に登場。
島津公明(北村和夫
公一の実父。第672話に登場。息子が幼い頃失踪し、現在は女性のヒモとして暮らしている。長年息子との間に溝があったが、のちに再会し和解した。
演じた北村はこれ以前に第82話、第355話においてそれぞれ別人役で出演。
下山正(赤塚真人
気弱なラーメン屋の出前持ち。殺人事件の目撃者で、犯人に狙われたところを島津に助けられる。それ以来島津を慕って付きまとい、恩返しをしようと勝手な行動を次々と起こして彼を困らせた。第667話と第692話に登場。

篁朝子(係長)の家族 編集

青木清文(井上純一
篁の息子。PART2第12話に登場。証券会社のサラリーマン。篁と離婚した父親に引き取られて暮らしていた。殺人事件の第一発見者として篁と再会し、後に重要参考人となり容疑がかかってしまう。演じた井上はPART1では第227話に出演していた。
青木(米倉斉加年
篁の離婚した夫。PART2第12話に登場。大蔵省勤務。清文の父。再婚し、妻(演:水原英子)、清文との3人暮らし。演じた米倉はPART1では第320・368話に出演していた。

警視庁・厚生省関係者 編集

村岡房江(浜美枝
厚生省所属の女性麻薬捜査官。シリーズ初期における新人刑事の教育係的存在。第4話、第61話、第137話、第246話に登場。担当していた事件の解決が新人刑事救出のために台無しになってしまうのがお約束だったが、例外的に第246話では無事事件を解決している。
ちなみに第695話では、彼女の後輩の麻薬Gメン・野口美絵(演:MIE)が登場する。
徳田警視監(稲葉義男
藤堂の理解者である本庁の警察幹部。西條を七曲署捜査一係に推したのも彼である。なお、演じた稲葉はこの他にも鹿児島県警本部刑事部長(第141・142話)、丸の内商事汚職事件を捜査する本庁幹部(第312話)、本庁の岡島警視(第393話)など、多数の警察幹部役で出演している。
風間警視(西田昭市
本庁の警察幹部で、徐々に藤堂の理解者となる。第79話で麻薬捜査の管理官として初登場。第220話では一係の捜査に協力し、続く第221話では査問会の委員として登場する。第304話ではバスジャック事件の捜査を指揮し、第452話と第453話では徳田警視監と共に犯人の要求に対応した。
大沢警視監(神山繁
本庁の警察幹部。第471話、第713話、第715話、PART2第7話に登場。第471話では係長のイスが空いたままの一係の捜査に執拗に口出ししようとするが、一係刑事たちの働きぶりを見て考えを改め、指揮を山村に一任し七曲署を去った。また第715話では殉職した山村が担当した9年前の事件捜査の再調査を橘に命じた。
浜野警視監(滝田裕介
本庁の警察幹部。警察の体面を重んじる典型的な警察官僚。第665話、第674話、第691話に登場。警察人事においては絶大な発言力を持っており、第665話では正義感からチンピラを殴った警官・西森(演:峰竜太)に対し懲戒免職を強行したことで、その西森から逆恨みされ命を狙われている。
また第691話においては某国大使館の書記官(演:ジェリー伊藤)の捜査から手を退く交換条件として、山村の千代田署捜査第一係長栄転の話を持ち掛けた。
石田(佐藤慶
本庁の刑事。かつて七曲署捜査一係の係長を務めていた人物で、藤堂の前任者。第32話に登場。堅物な性格で融通が利かず、早見の髪形を問題視して切るように命じるなど、職務以外のことにもしつこく口を出すため、一係の捜査員にとっては鬱陶しい存在のようである。
第32話の1年前の時点で七曲署捜査一係の係長をしていたことが島の説明で判明しているが、第32話の時点で早見が一係に着任して7ヶ月が経過しているため、少なくとも早見が着任する5ケ月前までは一係の係長だったことは確かである。
藤堂は石田が一係の係長を務めていた当時の部下ではなく、後任として城南署から異動してきたため、同僚として勤務していた時期は無い。
以上の経緯から、石田時代を経験しているのは山村・野崎・石塚・島の4人のみと推定される。
当初は早見のことを見た目だけで刑事失格と断じていたが、最終的には刑事として認める。しかし、それまでの過程で怒りが頂点に達していた早見に殴られてしまう。

マスコミ関係者 編集

美山優子(山東昭子
世界タイムズ記者。第1話、第4話、第24話に登場。
竹内六郎(片岡五郎
東西新聞記者。第1話、第4話、第24話に登場。
なお、演じた片岡は後年の第260話「宝くじ」、第289話「殿下と少年」に犯人役で登場している。
北山圭介(草薙幸二郎
東洋日報社会部デスク。第77話、第135話に登場。
藤堂とは事件記者時代からの旧知の仲で、事件解決のためマスコミの力を活用して藤堂に協力する。第135話では真犯人である箱根の人の陰謀に引っ掛かり、危うく殺人犯にされかかった。
演じた草薙はこの後、第383話、第462話において別人役での出演を経て、第601話からは大和田署長役で再度セミレギュラー入りする

レギュラー刑事たちの殉職後の回想 編集

「●」は殉職した刑事、「▲」は病死した刑事、「■」は交通事故死した刑事、「※」はその他の理由で死亡した刑事

山村精一(やまむら せいいち/山さん)●
演 - 露口茂(715話、最終話)
石塚誠(いしづか まこと/ゴリさん)●
演 - 竜雷太(617話、665話、最終話)
島公之(しま きみゆき/殿下)■
演 - 小野寺昭(415話、425話、665話)
早見淳(はやみ じゅん/マカロニ)※
演 - 萩原健一(65話、116話、167話、300話、415話、665話、最終話)
柴田純(しばた じゅん/ジーパン)●
演 - 松田優作(116話、167話、300話、309話、415話、665話、最終話)
三上順(みかみ じゅん/テキサス)●
演 - 勝野洋(220話、300話、415話、665話、最終話)
田口良(たぐち りょう/ボン)●
演 - 宮内淳(364話、365話、415話、460話、665話、最終話)
滝隆一(たき りゅういち/スコッチ)▲
演 - 沖雅也(665話)
岩城創(いわき はじめ/ロッキー)●
演 - 木之元亮(520話、521話、552話、583話、617話、665話、685話、最終話)
竹本淳二(たけもと じゅんじ/ラガー)●
演 - 渡辺徹(659話、665話、最終話)
春日部一(かすかべ はじめ/ボギー)●
演 - 世良公則(598話、617話、665話、最終話)

脚注 編集

  1. ^ ただし、七曲署が大規模警察署という設定かどうかは不明。
  2. ^ 板前の回は存在しないが、私立探偵を開業した挨拶をしに七曲署捜査一係を訪問した際に石塚の口から探偵の前に板前に転職していたことが明かされている。
  3. ^ ただし、廃業が言及されているのは私立探偵のみであり、以降の事業はどういう経緯で廃業に至ったのかについての直接の描写は無く、再登場の度に業種が変わっている。
  4. ^ 鮫島勘五郎の生みの親ともいえる脚本家・市川森一が番組を離れたため市川作品での登場は第205話が最後となるが、その破天荒なキャラクターはその後も他の脚本家に引き継がれている。
  5. ^ 第394話では登場こそしていないが設定は残っており、小料理屋「玉枝」も登場する。
  6. ^ もっとも、第394話を最後に小料理屋『玉枝』自体が登場しなくなったため、死別したという設定の可能性もある。
  7. ^ 刑事たちの家族は基本的に彼らの同僚をニックネームで呼ぶことはなかったが、このとき彼女は澤村を「ブルースさん」と呼んでいた(後に第665話でボンの遺族が「ボン」と呼ぶシーンがある)。