山極壽一

日本の人類学者。日本学術会議第29代会長。

山極 壽一(やまぎわ じゅいち、1952年 - )は、日本人類学者人類学生態環境生物学)。学位理学博士京都大学1987年)。の「壽」は「寿」の旧字体のため、新字体山極 寿一(やまぎわ じゅいち)とも表記される。

やまぎわ じゅいち
山極 壽一
日本学術会議により公表された肖像写真
日本学術会議により
公表された肖像写真
生誕 1952年
日本の旗 東京都
居住 日本の旗 日本
国籍 日本の旗 日本
研究分野 人類学
生物学
研究機関 日本学術振興会
日本モンキーセンター
京都大学
出身校 京都大学理学部卒業
京都大学大学院理学研究科
博士課程単位取得退学
主な業績 人類進化に関する研究
ゴリラの社会生態学的研究
プロジェクト:人物伝
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日本学術振興会奨励研究員財団法人日本モンキーセンターリサーチフェロー、京都大学霊長類研究所助手、京都大学大学院理学研究科教授、京都大学大学院理学研究科研究科長、京都大学理学部学部長、京都大学総長(第26代)、一般社団法人国立大学協会会長(第26代)、日本学術会議会長などを歴任した。

概要編集

東京都出身の人類学者、霊長類学者にして、ゴリラ研究の第一人者である[1]京都大学理学研究科教授を経て、京都大学総長に就任し、2020年9月30日をもって、任期を終え、退任した。日本学術会議では「安全保障と学術に関する検討委員会」委員を務めており、会長にも就任した。

来歴編集

生い立ち編集

東京都出身[1]国立市立国立第一中学校都立国立高校を経て、京都大学理学部卒、同大学院理学研究科博士課程修了。理学博士(1987年)[2]

人類学者として編集

カリソケ研究センター客員研究員、日本モンキーセンターリサーチフェロー、京都大学霊長類研究所助手、京都大学大学院理学研究科助教授、同教授を経て、2014年7月3日に京都大学で行われた教職員による投票(意向調査)で山極が1位となり、翌日の4日の学長選考会議で正式に学長になることが決まった[3]。 2014年10月1日より総長に就任[1]。京都大学の総長としては初の戦後生まれの総長となった[1]

人物編集

河合隼雄学芸賞選考委員[4]などを務めている。

伊谷純一郎を師とし、人類進化論を専攻、ゴリラを主たる研究対象として人類の起源を探る。[要出典]

著書編集

  • 『森の巨人』(歩書房、1983年
  • 『ゴリラ 森に輝く白銀の背』(平凡社1984年
  • 『おはようちびっこゴリラ』(新日本出版社(新日本動物植物えほん))1988
  • 『ゴリラとヒトの間』(講談社現代新書1993年
  • 『家族の起源 父性の登場』(東京大学出版会1994年
  • 『サルはなにを食べてヒトになったか 食の進化論』(女子栄養大学出版部、 1994年)
  • 『ゴリラの森に暮らす アフリカの豊かな自然と知恵』(NTT出版1996年
  • 『父という余分なもの サルに探る文明の起源』(新書館1997年)のち新潮文庫 解説:鷲田清一
  • 『ゴリラ雑学ノート 「森の巨人」の知られざる素顔』(ダイヤモンド社1998年
  • 『ジャングルで学んだこと ゴリラとヒトの父親修業』(フレーベル館1999年
  • 『ゴリラとあかいぼうし』(福音館書店2002年
  • 『オトコの進化論 男らしさの起源を求めて』(ちくま新書2003年
  • 『ゴリラ』(東京大学出版会、2005年
  • 『サルと歩いた屋久島』(山と溪谷社(ネイチャー・ストーリーズ)、2006年)
  • 『お父さんゴリラは遊園地』(新日本出版社(ドキュメント地球のなかまたち)、2006年)
  • 『暴力はどこからきたか 人間性の起源を探る』(日本放送出版協会(NHKブックス)、2007年)
  • 『人類進化論 霊長類学からの展開』(裳華房2008年
  • 『家族進化論』(東京大学出版会、2012年)
  • 『「サル化」する人間社会』(集英社インターナショナル 知のトレッキング叢書 2014年)
  • 『ゴリラが胸をたたくわけ』阿部知暁絵(福音館書店 たくさんのふしぎ傑作集 2015年)
  • 『京大式おもろい勉強法(朝日新書 2015年)
  • 『ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」』(毎日新聞出版、2018年)
  • 『人生で大事なことはみんなゴリラから教わった』(家の光協会、2020年)

共編著編集

論文編集

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d 佐藤剛志 (2014年7月5日). “京大次期総長に山極寿一教授 ゴリラ研究の第一人者”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2015年1月28日閲覧。
  2. ^ 博士論文の題は「Life history and social relationships among males of wild mountain gorillas (Gorilla gorilla beringei) (野生マウンテンゴリラのオスの生活史と社会関係)」 博士論文書誌データベース
  3. ^ 野口由紀 (2014年7月4日). “京都大:次期学長に山極寿一教授 ゴリラ研究の第一人者”. 毎日新聞. http://mainichi.jp/select/news/20140705k0000m040079000c.html 2014年7月5日閲覧。 
  4. ^ アーカイブされたコピー”. 2013年5月20日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2013年6月11日閲覧。

外部リンク編集

公職
先代:
大西隆
日本学術会議会長
2017年10月 - 2020年9月
次代:
梶田隆章