川岸駅
川岸駅(かわぎしえき)は、長野県岡谷市川岸東にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である[1]。
川岸駅 | |
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![]() 駅舎(2021年7月) | |
かわぎし Kawagishi | |
◄岡谷 (3.5 km) (6.0 km) 辰野► | |
![]() | |
所在地 | 長野県岡谷市川岸東[1] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 |
■中央本線(辰野支線) (■飯田線直通含む) |
キロ程 | 3.5 km(岡谷起点) |
電報略号 | ワキ[1] |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
91人/日(降車客含まず) -2011年- |
開業年月日 | 1923年(大正12年)10月28日[1] |
備考 |
無人駅[1] 標高:757.4 m[1] |
みどり湖経由の短絡線ができてからは、列車の大半が東海旅客鉄道(JR東海)が管轄する飯田線からの乗り入れ列車である。
2018年6月現在、当駅に停車する44本のうちJR東日本の車両で運行される列車は8本のみである。
歴史編集
- 1923年(大正12年)10月28日:鉄道省中央本線の新駅として開業[1]。旅客及び貨物の取扱を開始[2]。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道に移管[3]。
- 1963年(昭和38年)2月21日:貨物の取扱を廃止[2]。
- 1984年(昭和59年)3月21日:駅員無配置となり[4]、同時に簡易委託化される。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる[5]。
- 2005年(平成17年)10月3日:簡易型自動券売機を設置。
- 2014年(平成26年)4月1日:東京近郊区間に編入される[6]。
- 2019年(令和元年)9月12日:自動券売機撤去、乗車駅証明書発行機を設置。
- 2021年(令和3年)8月15日:駅前で民家を巻き込む土石流が発生[7]。駅構内にも水や土砂が流れ込み終日運休となった[8]。
駅構造編集
島式ホーム1面2線を有する地上駅[1]。駅舎とホームは跨線橋で連絡している。跨線橋やホームの上屋などの柱の部分には、古いレールが利用されている。開業当初からの木造駅舎があり、待合室部分をそのまま使用している。
岡谷駅管理の無人駅で、出札口や荷物窓口だった部分は板打ちされている。乗車駅証明書発行機が設置されている。
2020年(令和2年)9月9日 - 12月下旬にかけて、ホーム屋根の建て替え(2両分)が行われた。また、2021年(令和3年)4月下旬までの期間でホーム待合室の改修が実施された。
のりば編集
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■中央本線 | 下り | 辰野方面[9] |
2 | 上り | 岡谷方面[9] |
ホーム上屋根、待合室改修工事完了後に番線表示が設置された。
利用状況編集
いずれも1日平均の乗車人数である。
駅周辺編集
岡谷市の市街の外れにある。川岸の集落の中心は川をはさんだ対岸である。駅は川と斜面に挟まれた場所に建っていることもあり、駅前の商店はごく少なく民家の数もそれ程ない。
- 長野県道14号下諏訪辰野線
- 天竜川
- 西天竜幹線水路の取水堰(西天竜頭首工)がある。
駅舎の南200m付近に中央道川岸バス停があり、中央高速バス及びみすずハイウェイバスの利用が可能である[1]。上り線(松本・新宿方面)バス停は中央道に交わるトンネル手前を右に折れ30mほど進んだ場所に、下り線(飯田・名古屋方面)バス停は中央道に交わるトンネルをくぐって左に10mほど進んだところにある。駅からバス停への道のりには急勾配の上り坂があるため、所要時間は個人及び条件によって大幅にばらつく。 参考:時速3kmを保って歩行した場合で駅舎改札より下り線バス停まで7分程度。
バス路線編集
- 岡谷市民バス「シルキーバス」
- 川岸線(岡谷市内・岡谷駅方面)・(ヤナ上方面)
- 川岸橋原線(岡谷市内・岡谷駅南口方面)・(夏明、沢方面)
隣の駅編集
脚注編集
- ^ a b c d e f g h i j k l 信濃毎日新聞社出版部 『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、60頁。ISBN 9784784071647。
- ^ a b 石野哲(編) 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、192頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 5号、25頁
- ^ “「通報」●中央本線信濃境駅ほか5駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1984年3月19日)
- ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 5号、27頁
- ^ “Suicaの一部サービスをご利用いただける駅が増えます” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道, (2013年11月29日), オリジナルの2019年2月14日時点におけるアーカイブ。 2020年3月24日閲覧。
- ^ “長野土石流 被害の家族、帰省中か 2階窓落ち、泥覆われ”. 産経新聞 (2021年8月15日). 2021年8月12日閲覧。
- ^ “JR中央本線川岸駅付近で土砂崩れ 長野県内の多くの路線で終日運転見合わせ”. レイルラボ (2021年8月15日). 2021年8月12日閲覧。
- ^ a b “駅構内図(川岸駅)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月6日閲覧。
- ^ 長野県統計書(平成22年)
- ^ 長野県統計書(平成23年) Archived 2017年1月9日, at the Wayback Machine.
参考文献編集
関連項目編集
外部リンク編集
- 駅の情報(川岸駅):JR東日本