御幸町 (所沢市)

埼玉県所沢市の町名
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御幸町(みゆきちょう)は、埼玉県所沢市町名。単独町名で丁目の設定はない。郵便番号359-1115[3]

御幸町
御幸町の位置(埼玉県内)
御幸町
御幸町
御幸町の位置
北緯35度47分29.15秒 東経139度28分10.41秒 / 北緯35.7914306度 東経139.4695583度 / 35.7914306; 139.4695583
日本の旗 日本
都道府県 埼玉県
市町村 所沢市
地区 所沢地区
設置 1968年(昭和43年)8月1日
面積
 • 合計 0.092254 km2
人口
2017年(平成29年)9月30日現在)[2]
 • 合計 2,166人
 • 密度 23,000人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
359-1115[3]
市外局番 04[4]
ナンバープレート 所沢

地理 編集

所沢市中心部市街地、所沢駅航空公園駅の直線上の所沢駅寄りに位置する。西新井町東町寿町有楽町北有楽町と隣接する。埼玉県道6号川越所沢線(所沢銀座通り)と埼玉県道337号久米所沢線(ファルマン通り)・飛行機新道とのスクランブル交差点(ファルマン通り交差点)があり、賑わっている。 町境北東辺は西武新宿線の線路に接し、 地内を西から東に東川が流れている。

河川 編集

  • 東川 - 橋梁:(上流側より) ・井筒橋 ・鳥居橋 ・旭橋(飛行機新道)

歴史 編集

沿革 編集

  • 江戸時代 - この辺りは下宿と呼ばれ、河原宿(現在の宮本町付近)から江戸四谷への道が整備され、東(江戸街道)・西(秩父道)・南(府中・八王子方面)・北(川越方面)へ延びる主要道路の中継地として繁栄した。
  • 1889年明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、所沢町の町域となる。
  • 1911年(明治44年) - 町域に当たる場所に所沢飛行場に通じる飛行機新道が建設され、旭橋が架設される。
  • 1943年昭和18年)4月1日 - 所沢町が荒幡村・小手指村・富岡村・山口村・松井村と合併し、一帯が所沢町大字所沢下町となる。
  • 1968年(昭和43年)8月1日 - 所沢市大字所沢の南部の住居表示実施により、大字所沢の一部から下町地区に御幸町が成立[6]

地名の由来 編集

1912年大正元年)11月17日、所沢飛行場への大正天皇の行幸を記念して[* 1]、近隣の元幸町(現:元町)・有楽町・宮本町・寿町と共に、縁起の良い名称に改称された[7]

主な出来事 編集

  • 1970年2月5日 - 未明にポリ袋製造工場から出火。工場と住宅など11棟が焼失[8]

世帯数と人口 編集

2017年(平成29年)9月30日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]

町丁 世帯数 人口
御幸町 1,239世帯 2,166人

交通 編集

鉄道 編集

かつて所沢飛行場前駅(後に所沢御幸町駅と改称)が町内にあったが、北所沢駅(現在の新所沢駅)として北へ約1.4 km移転となった。

道路 編集

交差点
  • ファルマン通り交差点 - 旧通称:根岸の交差点[* 2][10]
バス

地内のバス停は、「東町」

施設 編集

教育
  • 所沢文化服装専門学校
商業
かつて存在した施設

史跡 編集

寺社
土蔵造りの覆い屋の内に社殿があり、各所に白虎図、唐獅子牡丹図、の滝登りなどの彩色絵が描かれている[14]。なお、彩色は経年による色褪せが見られ、近年では作品保護の目的もあって通常この扉を閉ざしているため普段は見ることができない。 毎年一度、同社では3月彼岸前後の日曜日に初午の祭りがあり、この日に扉が開かれる。
墓地

小・中学校の学区 編集

市立小・中学校に通う場合の学区(校区)は以下の通り[16]

町丁 番・番地 小学校 中学校
御幸町 1〜10番 所沢市立所沢小学校元町 所沢市立所沢中学校けやき台
11〜19番 所沢市立明峰小学校北有楽町

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 所沢飛行場の跡地、所沢航空記念公園内にこれを記念して大正天皇駐輦碑(ちゅうれんひ)が建っている。
  2. ^ 交差点の旧通称は1893年(明治26年)創業の銘菓ねぎしに由来する[9]
  3. ^ 活動常設館(映画館)を町の有志らで買収し設立、1944年(昭和19年)に「明邦座」、戦後は「名画座」と改称され、昭和45年に閉館した[12]

出典 編集

  1. ^ 2010年平成22年)国勢調査平成22年国勢調査”. 総務省統計局. 2014年12月閲覧。
  2. ^ a b 最新の人口について”. 所沢市 (2017年10月17日). 2017年10月20日閲覧。
  3. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2017年10月20日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
  5. ^ 所沢の国登録有形文化財 旭橋”. 所沢市役所. 2014年12月閲覧。
  6. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 1090頁。
  7. ^ 所沢の足跡〜地誌編〜”. 所沢図書館編. 2022年9月14日閲覧。
  8. ^ 所沢中心街焼ける『朝日新聞』1970年(昭和45年)2月5日夕刊 3版 11面
  9. ^ 銘菓ねぎし”. 財団法人埼玉県産業振興公社. 2014年12月閲覧。
  10. ^ 所沢:ファルマン交差点界隈”. 所沢ふるさと散歩. 2014年12月閲覧。
  11. ^ 警察横丁”. 所沢ふるさと散歩. 2014年12月閲覧。
  12. ^ 広報ところざわ 5月号 No.1094 平成25年(2013年)ところざわ 歴史まめ知識(35)”. 所沢市役所. 2014年12月閲覧。
  13. ^ 所沢演芸館”. 所沢ふるさと散歩. 2014年12月閲覧。
  14. ^ 三上文筌筆 坂稲荷神社社殿装飾絵”. 所沢市役所. 2014年12月閲覧。
  15. ^ 所沢の足跡〜人物編〜 将棋名人 ふたりの「とうきち」”. 所沢図書館 編. 2022年9月14日閲覧。
  16. ^ 住所別通学区域一覧表”. 所沢市役所. 2014年12月閲覧。

参考文献 編集

  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104 

外部リンク 編集