扶桑社

フジサンケイグループ傘下の日本の出版社
扶桑社文庫から転送)

株式会社扶桑社(ふそうしゃ、: FUSOSHA Publishing Inc.)は、東京都港区海岸一丁目に本社を置く、フジサンケイグループ傘下の総合出版社

扶桑社
正式名称 株式会社扶桑社
英文名称 FUSOSHA Publishing Inc.
前身 株式会社リビングマガジン
種類 株式会社
出版者記号 89353、594
法人番号 2010401025989 ウィキデータを編集
設立日 1987年8月1日
代表者 代表取締役社長 秋尾弘史
本社郵便番号 105-8070
本社所在地 東京都港区海岸一丁目2番20号 汐留ビルディング19階
北緯35度39分11秒 東経139度45分38.5秒 / 北緯35.65306度 東経139.760694度 / 35.65306; 139.760694
資本金 1億円
従業員数 170名(2024年6月1日現在)
主要株主 フジ・メディア・ホールディングス 100%
主要子会社 育鵬社
主要出版物 ニッポン放送やフジテレビ関連番組本
定期刊行物 週刊SPA!皇室 Our Imperial FamilyMAMOR
外部リンク https://www.fusosha.co.jp/
テンプレートを表示

沿革

編集

雑誌

編集

自社発行・発売が主であるが、問屋との取引の関係から発行社が異なる媒体もみられる。

自社発行・発売
フジサンケイグループ他社発行・扶桑社発売
  • ESSE(フジテレビジョン)
  • dinos(ディノス)

過去に発売した雑誌

編集
  • Caz(1989年創刊。2006年9月11日号8月21日売にて休刊)
  • 月刊SPA! パンジャ(1994年8月創刊。1996年6月号にて休刊)
  • JUNIE(1995年創刊。2005年7月号にて休刊)
  • LUCi(1998年創刊。2007年2月号にて休刊)
  • SRS DX(1999年創刊。2003年10月9日号にて休刊)
  • Straight(2005年創刊。2007年6月号にて休刊)
  • マリカ (2008年創刊。同年12月号10月28日売にて休刊)
  • 京都〜春夏秋冬〜
  • amarena(アマレーナ)
  • en-taxi
  • SUMAI no SEKKEI(住まいの設計)(2023年6月号をもって休刊)

その他

編集

教科書発行

編集

2001年、新しい歴史教科書をつくる会(つくる会)編集の中学校向け歴史および公民教科書の検定合格が物議を醸した。歴史教科書の採択率は0.039%。2005年には2度目の合格を果たしたが、採択率は0.4%にとどまった。

つくる会の内紛を嫌って、2007年5月に同会との関係を解消。100%子会社の育鵬社に教科書出版事業を移管し、新学習指導要領に基づく2012年度版中学校歴史、公民教科書を教科書改善の会の支援で発行すると表明。2011年度までは扶桑社が現行版を供給する。

つくる会に残った勢力は新しい発行元に自由社を選び、2008年、扶桑社の歴史教科書の内容をほぼ複製したものを文部科学省に検定申請した(出版社が違う同一内容の本が世に出る事になる)。これに対し扶桑社は著作権侵害だとして反発している。

番組本

編集

フジテレビの関連番組との関係

編集

かつては『もう誰も愛さない』『たけし・逸見の平成教育委員会』『笑っていいとも!』、『オールナイトニッポン』など、フジテレビニッポン放送の番組の単行本化を売り物にしていた。また『ウッチャンナンチャンのオールナイトニッポン』内では冗談でパクリ社と称されていた。

2000年代以降では、『あいのり』の本が学習研究社、『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』の本が講談社から発売されており、フジテレビやニッポン放送の番組の単行本化の「独占」は崩れてきているが、2005年に入ってからは『脳内エステ IQサプリ』の単行本を発売しているほか、『ネプリーグ』や『平成教育予備校』の単行本、『クイズ!ヘキサゴンII』の本「ヘキサゴンドリル」も発売されている。

2005年6月28日発売のリリー・フランキー東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』は、200万部を越すベストセラーとなった。もともとは、en-taxiに連載されていた。

また、関西テレビの番組「発掘!あるある大事典II」の関連書籍も合わせて10冊(書籍6冊、ムック3冊、新書1冊、発行部数240万冊)発行されていたが、同番組で情報・データの捏造事件が発覚したため、2007年1月22日、出荷停止措置(事実上絶版、増刷打ち切り)が取られた。

オンラインメディア

編集

HARBOR BUSINESS Online

編集

2014年9月からオンラインメディア「HARBOR BUSINESS Online(ハーバー・ビジネス・オンライン)」を運営していた[4]。現役のビジネスマンを主な読者として想定した記事を主に配信。個人寄稿の記事、HARBOR BUSINESS Online編集部が取材執筆した記事、運営会社である扶桑社から不定期刊行されているマネー情報誌「¥enSPA!」の記事、「月刊日本」の記事、などが掲載されている。 サイト全体で見ると、個人寄稿の記事の割合が高い。2021年5月7日、新規記事の配信停止を発表[5][6]

沿革

編集

2014年9月にサイトオープン。

2019年1月時点で、月間閲覧数約840万、ユニークユーザーは、250万人(公称)[7]

2021年5月7日、新規記事の配信停止を発表[8]

関連項目

編集

脚注

編集

出典

編集
  1. ^ 会社概要”. 扶桑社. 2019年3月2日閲覧。
  2. ^ チーズはどこへ消えた?|書籍詳細”. 扶桑社. 2019年3月2日閲覧。
  3. ^ ほんをうえるプロジェクト 発売15年のロングセラー「チーズはどこへ消えた?」を新展開』(プレスリリース)株式会社トーハン、2015年9月3日https://www.tohan.jp/news/20150903_580.html2019年3月2日閲覧 
  4. ^ ハーバー・ビジネス・オンライン公式サイト「HARBOR BUSINESS Onlineについて
  5. ^ ハーバービジネスオンライン編集部からのお知らせ 2021年5月7日 2021年5月7日閲覧。
  6. ^ 「ハーバー・ビジネス・オンライン」が配信停止 上西教授「残念」 毎日新聞 2021年5月7日 2021年5月7日閲覧。
  7. ^ 「忖度しない」情報ニーズに応えるオピニオンメディア MEDIA GUIDE 2019年10-12月期 ver1.0”. 扶桑社. 2019年12月26日閲覧。
  8. ^ ハーバービジネスオンライン編集部からのお知らせ « ハーバー・ビジネス・オンライン”. hbol.jp (2021年5月7日). 2021年7月20日閲覧。

外部リンク

編集