はりま勝原駅
はりま勝原駅(はりまかつはらえき)は、兵庫県姫路市勝原区熊見にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅である[1]。
はりま勝原駅 | |
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開業当日の駅舎(2008年3月) | |
はりまかつはら Harima-Katsuhara | |
◄英賀保 (2.8 km) (2.9 km) 網干► | |
所在地 | 兵庫県姫路市勝原区熊見44-3[1] |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■山陽本線 |
キロ程 |
62.2 km(神戸起点) 大阪から95.3 km |
電報略号 | ハリ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅)[1] |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
4,781人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 2008年3月15日[1] |
備考 |
業務委託駅[1] みどりの券売機プラス設置駅 |
概要
編集福井県の越美北線(九頭竜線)に同じ字を使う勝原駅(読みは「かどはらえき」)が存在するため、旧国名を冠した播磨勝原駅の仮称で建設が進められていたが、旧国名を平仮名表記に変えて、はりま勝原駅となった[2]。
歴史
編集当駅は姫路市の要望により開設した請願駅である。計画当初は2007年3月18日の開業を予定していたが、建設工事が遅れたこと等から、開業は2008年3月15日にずれ込んだ。
年表
編集- 1997年2月16日:姫路市が一帯を「新業務拠点地区」として位置付け。
- 2000年9月12日:姫路市からJR西日本に新駅の設置要望書が提出。
- 2001年6月9日:山陽本線英賀保駅 - 網干駅間に駅の新設が決定。
- 2004年8月7日:当駅基本構想・基本設計完了。
- 2005年
- 5月25日:JR西日本が近畿運輸局長に認可申請。
- 11月26日:駅建設工事開始、仮駅名は播磨勝原駅であった。
- 2007年9月19日:JR西日本が正式駅名をはりま勝原駅とすると発表。
- 2008年3月15日:山陽本線英賀保駅 - 網干駅間に新設される形で開設[1]。
- 2013年
- 4月30日:みどりの窓口営業終了。
- 5月1日:みどりの券売機プラスが稼働開始。
- 2015年3月12日:入線警告音見直しに伴い、接近メロディをJR神戸線標準接近メロディ「さざなみ」音質見直し版に再度変更[3]。
- 2021年10月2日:日中時間帯の赤穂線直通列車が1時間当たり1本に減便[4][5]。
- 2024年3月16日:ダイヤ改正に伴い、らくラクはりまの停車駅となる[6]。
駅構造
編集12両編成対応相対式ホーム2面2線を有する地上駅であり、橋上駅舎を備える。ホームには待合室が設置されている。2008年3月15日の開業時点からエレベーターが設置されているが、エスカレーターは設置されていない。
業務委託駅(JR西日本交通サービス受託)[7]。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 山陽本線 | 下り | 相生・播州赤穂・上郡・岡山方面[8] |
2 | 上り | 姫路・大阪方面[8] |
ダイヤ
編集日中時間帯は1時間に3本停車する[1]。
上り列車のうち2本は姫路行普通列車である。赤穂線の播州赤穂から来る列車で、11時台後半以降は姫路で新快速と接続する。後の2本は手前の網干発列車で、西明石から快速として運転する大阪方面への普通列車である。基本的には姫路駅にて新快速と接続をするが、特急列車運転の兼ね合いで、10分以上接続時間が生じる列車も存在する。
下り列車のうち2本は大阪方面から来る普通列車の網干行きである。後の2本は姫路始発の普通播州赤穂行きである。3駅先の相生で山陽本線から分岐する赤穂線に入る電車で、相生で主に岡山方面行きに接続する。
朝晩は、岡山方面列車が姫路発着となり、新快速を含む網干発着列車・播州赤穂方面列車が増えるため、上下共に停車本数が増える。
利用状況
編集開業前の予想では1日平均約5,000人の乗降客を見込んでいた[9]。年々利用客が増えている。
2021年度の1日平均乗車人員は4,781人である[10]。
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り[10]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
2008年 | 2,327 |
2009年 | 2,898 |
2010年 | 3,349 |
2011年 | 3,646 |
2012年 | 3,920 |
2013年 | 4,395 |
2014年 | 4,508 |
2015年 | 4,791 |
2016年 | 5,015 |
2017年 | 5,189 |
2018年 | 5,347 |
2019年 | 5,507 |
2020年 | 4,517 |
2021年 | 4,781 |
駅周辺
編集駅周辺は住宅開発等が著しい。ただし、京見会館は都市景観重要建築物に指定されており、保護されている。2004年12月3日には、駅南側の姫路市大津区大津町にイオン姫路大津ショッピングセンター(現在はイオンモール姫路大津)が開店した。なお、駅至近にあったマックスバリュ熊見店は、駅新設直前の2008年2月20日に閉鎖し、売り場面積を拡充の上、同年7月10日にリニューアルオープンした。
また駅前には出入口が回転ゲート式バイク自転車が停められる有料の駐輪場が開業同日にオープンした。
駅南方約1 kmには兵庫県立姫路南高等学校が立地している。
- マルアイ 広畑店
バス路線
編集停留所名[11] | 運行事業者 | 路線名・系統・行先 |
---|---|---|
はりま勝原駅 | 神姫バス | 95系統:姫路駅(南口) / 下太田住宅 |
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d e f g h 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、59頁。ISBN 9784343006028。全国書誌番号:22012275。
- ^ 『新駅の駅名および駅名改称について』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2007年9月19日。オリジナルの2007年9月27日時点におけるアーカイブ 。2023年9月10日閲覧。
- ^ 『琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線・大阪環状線の駅のホームで使用している「入線警告音」の音質を見直します』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2015年3月11日 。
- ^ 大盛周平「JR西日本の運転見直し 15年ぶりに秋のダイヤ改正」『神戸新聞』神戸新聞社、神戸、2021年7月28日。2021年9月30日閲覧。
- ^ 『2021 年秋ダイヤ見直しについて』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2021年7月28日 。2021年9月30日閲覧。
- ^ 『2024年春のダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道近畿統括本部、2023年12月15日。オリジナルの2023年12月15日時点におけるアーカイブ 。2023年12月15日閲覧。
- ^ “会社概要|事業エリア(2022年7月1日現在)”. JR西日本交通サービス. 2023年9月10日閲覧。
- ^ a b “はりま勝原駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年2月5日閲覧。
- ^ 「「播磨勝原駅」申請へ JR山陽線英賀保 - 網干駅間」『神戸新聞』2005年3月25日。オリジナルの2005年3月6日時点におけるアーカイブ。2010年5月30日閲覧。
- ^ a b 兵庫県統計書
- ^ “姫路南部 運行系統図 神姫バス” (PDF). 神姫バス. 2024年4月20日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- はりま勝原駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道