無用庵隠居修行』(むようあんいんきょしゅぎょう)は、海老沢泰久による日本の短編時代小説、およびそれを原作としたテレビドラマ

無用庵隠居修行
著者 海老沢泰久
発行日 2008年10月10日
発行元 文藝春秋
ジャンル 時代小説
日本の旗 日本
言語 日本語
コード ISBN 9784163275109
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初出は『オール讀物』(文藝春秋)2006年2月号で、翌年の2007年にかけて6篇が発表された。水谷豊主演でテレビドラマ化され、第1作『無用庵隠居修行』がBS朝日2017年9月17日に放映され、2018年2019年に続編が放送されている。

あらすじ編集

老中・松平定信により、厳しい倹約令が発布された江戸。直参旗本・日向半兵衛は、出世のことしか考えない同僚に嫌気がさし「あらゆる欲を捨て去り、何もこだわらぬ無の境地になって死にたい」という願いを込めた「無用庵」で隠居暮らしを始めのんびりと過ごすはずだったが、彼のもとに次々と厄介事や事件が舞い込んでくる。

登場人物編集

主要人物編集

日向半兵衛
徳川家の直参旗本・大番士。高名な道場で目録を受けた剣の達人。病で妻・久栄を亡くして以来、やもめ暮らしを送っている。「無用庵」で隠居暮らしを始めのんびりと過ごすはずだったが、いろいろな厄介事や事件が舞い込んでくる。
用人の勝谷から跡継ぎの心配をされ出戻りの奈津を薦められ意気投合するものの、欲を捨て去り隠居をした身で今さら妻を娶る気などないと言い放ち断り続けている。
勝谷彦之助
幼少時から半兵衛に付き従う用人。半兵衛の身の回りのことはもとより、日向家の家政を一手に取り仕切っている。主人の意向を先読みする機転を持つ一方、自身の利得を天秤にかける、ちゃっかりした一面も持つ。半兵衛とは主従を超えた絆で結ばれており、信頼し合っていればこその毒舌を交えたやり取りを交わす。
新太郎を日向家の養子に迎え入れ跡継ぎの問題が解決してからも、半兵衛と奈津との縁談を進めようと世話を焼く。
松田奈津
旗本・松田清四郎の息女。勝谷が半兵衛の後妻にと見合いを仕組んだことをきっかけに意気投合し、昵懇の仲となる。器量良しだが、離縁経験のある出戻りで、自らを「お転婆」と評す行動派。本気か冗談か真意は見せないものの、半兵衛との再婚には積極的。

半兵衛の縁者編集

日向新太郎 / 相馬新太郎
半兵衛の養子。書院番士。相馬弥五郎が日本橋の蝋燭問屋・伊勢屋から見習い奉公に来ていた菊に手を着け産ませた子供で、菊から引き離され弥五郎の屋敷で育てられたが、義母の志摩と弥五郎の子である数馬が嫡男として届けられており、数馬より二つ年上にも関わらず次男とされていた。相馬家の家督相続にとって邪魔な存在と志摩に見なされるようになり、命を狙われていた。

その他編集

藤兵衛
元御庭番衆。半兵衛の悪行退治に力を貸す。
お咲
料亭・初花の女将。半兵衛の奈津以外に気になる女性。
久庵
医師。
おせき
百姓。
木村文蔵
同心。
松田清四郎
旗本。奈津の父親。
松田郁
清四郎の妻。奈津の母親。
長谷川平蔵
火付盗賊改。半兵衛のよき理解者。
松平定信
老中白河藩主。逼迫する財政状況を回復させんと辣腕を振るう。半兵衛のことを高く評価している。

テレビドラマ編集

第1作『無用庵隠居修行』[1]BS朝日2009年9月12日に放送されて以降、2018年[2]、2019年[3]に続編が放送されている。

レギュラーキャスト編集

ゲスト出演者編集

第1作『無用庵隠居修行』編集

第2作『無用庵隠居修行2』編集

第3作『無用庵隠居修行3』編集

放送日程編集

話数 放送日 タイトル 原作 脚本 演出
第1作 2017年9月17日 無用庵隠居修行[1] 無用庵隠居修行 土橋章宏
第2作 2018年9月8日 無用庵隠居修行2[2] 女の櫛 土橋章宏
第3作 2019年9月13日 無用庵隠居修行3[3] 土橋章宏

スタッフ編集

  • 脚本:土橋章宏
  • 音楽:遠藤浩二
  • 監督:吉川一義
  • 殺陣:上野隆三
  • 所作指導:星野美恵子
  • 技術協力:IMAGICAウェスト(第1作-第2作)
  • エグゼクティブプロデューサー:桑田潔(テレビ朝日)
  • プロデューサー:高野渉(テレビ朝日)、渡邊竜(松竹)、山田尚史(松竹)
  • 製作協力:松竹京都撮影所
  • 製作:テレビ朝日・BS朝日・松竹株式会社

脚注編集

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  1. ^ a b 時代劇スペシャル 無用庵隠居修行”. BS朝日. 2019年9月15日閲覧。
  2. ^ a b 時代劇スペシャル 無用庵隠居修行2”. BS朝日. 2019年9月15日閲覧。
  3. ^ a b 4K時代劇スペシャル 無用庵隠居修行3”. BS朝日. 2019年9月15日閲覧。