第3回日本女子サッカーリーグ

第3回日本女子サッカーリーグ (JLSL) は1991年6月から翌1992年2月までの間に日本国内各地にて開催された。

概略 編集

シーズン途中の1991年5月から6月はAFC女子選手権、11月にはFIFA女子世界選手権が開催されたため、2度の中断期間が設けられた。先年度から参加している6チームに加え、新たに4チームがリーグに参入し、10チームにより2回戦総当たりのリーグ戦形式により試合が開催された。読売SC女子・ベレーザが優勝し、同クラブ所属の手塚貴子が最優秀選手、最多得点、最多アシストの3部門を独占した。

競技方法 編集

  • 開催期間:1991年6月22日‐1992年2月9日(ただし延期の1試合が2月16日に行われている)
  • 試合時間:80分(40分ハーフ)で延長なし
  • 順位:1.勝点(勝利2点、引分1点、敗戦0点)
2.ゴールディファレンス(得失点差)
3.総得点
4.総失点(より少ない方)
5.直接対決の成績
6.順位決定戦: 80分(40分ハーフ)で決着しないときは20分(10分ハーフ)を行い、それでも決まらないときは再延長
  • 選手登録:外国籍選手は4名までとする。ただし、試合開始前のメンバー提出時に登録できる人数は交代要員を含めて3名までとする。

参加チーム 編集

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
第3回日本女子サッカーリーグ 参加チーム所在地

$は新規参入チーム

成績 編集

○:勝利 △:引き分け ●:敗戦

順位 チーム 読売 清水 プリマ 日興 日産 田崎 新光 旭国際 松下 フジタ 勝点 勝利 引分 敗戦
1位 読売ベレーザ ---- △3-3
○2-0
△0-0
○3-2
○1-0
○8-0
○5-0
○3-0
○6-1
○2-0
○3-0
○5-0
○13-0
○9-0
○5-0
○8-0
○8-0
○10-0
34 16 2 0
2位 鈴与清水FC
ラブリーレディース
△3-3
●0-2
---- △0-0
○4-2
○2-0
○2-0
○1-0
○1-0
●2-4
○4-2
○7-0
○3-0
○14-0
○11-0
○10-0
○3-1
○9-0
○5-0
30 14 2 2
3位 プリマハムFCくノ一 △0-0
●2-3
△0-0
●2-4
---- ●1-2
○4-1
○2-1
○1-0
○4-2
○1-0
○3-1
○6-0
○10-0
○5-0
○12-0
○2-0
○6-0
○8-1
28 13 2 3
4位 日興證券
ドリームレディース
●0-1
●0-8
●0-2
●0-2
○2-1
●1-4
---- ○1-0
●0-3
○1-0
△1-1
○1-0
○1-0
○4-0
○4-2
○2-1
○2-0
○4-1
△0-0
22 10 2 6
5位 日産FCレディース ●0-5
●0-3
●0-1
●0-1
●1-2
●0-1
●0-1
○3-0
---- ○2-0
○2-0
○4-1
○2-0
●1-2
○5-1
○3-0
○3-0
○3-1
○4-0
20 10 0 8
6位 田崎神戸レディース ●1-6
●0-2
○4-2
●2-4
●2-4
●0-1
●0-1
△1-1
●0-2
●0-2
---- ○1-0
△1-1
△1-1
○2-1
○3-0
○2-0
○5-1
○2-1
17 7 3 8
7位 新光精工FCクレール ●0-3
●0-5
●0-7
●0-3
●1-3
●0-6
●0-1
●0-1
●1-4
●0-2
●0-1
△1-1
---- ○2-0
○2-1
○2-1
△1-1
○3-1
○2-1
12 5 2 11
8位 旭国際バニーズ ●0-13
●0-9
●0-14
●0-11
●0-10
●0-5
●0-4
●2-4
○2-1
●1-5
△1-1
●1-2
●0-2
●1-2
---- ○3-0
△0-0
○2-1
○1-0
10 4 2 12
9位 松下電器LSC
バンビーナ
●0-5
●0-8
●0-10
●1-3
●0-12
●0-2
●1-2
●0-2
●0-3
●0-3
●0-3
●0-2
●1-2
△1-1
●0-3
△0-0
---- ○2-1
●0-1
4 1 2 15
10位 フジタ天台SC
マーキュリー
●0-8
●0-10
●0-9
●0-5
●0-6
●1-8
●1-4
△0-0
●1-3
●0-4
●1-5
●1-2
●0-3
●1-2
●1-2
●0-1
●1-2
○1-0
---- 3 1 1 16

個人成績 編集

  • 最優秀選手:手塚貴子(読売ベレーザ)
  • 最多得点:手塚貴子(読売ベレーザ)29点
  • 最多アシスト:手塚貴子(読売ベレーザ)21点
  • ベストイレブン
  • 敢闘賞:鈴木政江(日興證券ドリームレディース)、田代久美子(日興證券ドリームレディース)、澤穂希(読売ベレーザ)、宮川あずさ(読売ベレーザ)
  • ヤングプレーヤー賞:大部由美(日興證券ドリームレディース)
  • 特別賞:読売女子サッカークラブ・ベレーザ

関連項目 編集