宝塚市

日本の兵庫県の市
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宝塚市(たからづかし)は、兵庫県南東部(阪神間)に位置する阪神北県民局管轄区域。国から特例市に指定されている。宝塚市の「塚」は、国や兵庫県では新字体の「塚」を使っているが、市では画数の1画多い「塚」を用いる[1]

たからづかし
宝塚市
Takarazuka grand theater03s3200.jpg
Flag of Takarazuka, Hyogo.svg
宝塚市旗
Takaraduka Hyogo chapter.JPG
宝塚市章
1954年昭和29年)4月10日制定
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 兵庫県
団体コード 28214-6
法人番号 1000020282146
面積 101.80km2
(境界未定部分あり)
総人口 225,010
推計人口、2017年4月1日)
人口密度 2,210人/km2
隣接自治体 神戸市伊丹市西宮市川西市
三田市川辺郡猪名川町
市の木 サザンカヤマボウシ
市の花 スミレ
市の鳥 ウグイスセグロセキレイ
宝塚市役所
所在地 665-8665
兵庫県宝塚市東洋町1番1号
北緯34度48分0秒東経135度21分37.1秒座標: 北緯34度48分0秒 東経135度21分37.1秒
宝塚市役所
外部リンク 宝塚市

宝塚市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町

特記事項



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目次

概要編集

 
武庫川の畔に建つ宝塚歌劇団の本拠地、宝塚大劇場をはじめとする劇場群と宝塚音楽学校
 
中山寺から望む宝塚市中心部

阪急阪神東宝グループの創始者・小林一三が手がけた宝塚歌劇団の本拠地である宝塚大劇場があり、『歌劇の街』として全国的に有名である。漫画家・手塚治虫が青少年期を過ごした町としても知られる。かつては、阪急電鉄経営の宝塚ファミリーランドや東宝映画の源流の1つである宝塚映画製作所などを有して、阪急東宝の文化拠点としてのイメージが強かった。 阪急電鉄経営の宝塚ファミリーランド2003年4月7日鉄腕アトムの誕生日)に閉鎖されて、宝塚ガーデンフィールズに生まれ変わった。さらに今ではニトリに生まれ変わっている。 現在は仁川、逆瀬川、雲雀丘などの閑静な高級住宅街を有する阪神間の住宅都市である。

阪神間北部に位置しており、西は六甲山系、北は長尾山系に囲まれて、中心部を武庫川が流れている。 関西の奥座敷として温泉場や1913年(大正2年)から続く宝塚観光花火大会や高級住宅地としても有名である。

一時、伊丹市・川西市・猪名川町と合併構想が持ち上がったが、現在は凍結している。

地理編集

 
宝塚市中心部周辺の空中写真。1985年撮影の9枚を合成作成。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

地形編集

河川

武庫川逆瀬川、仁川、荒神川羽束川

山川

岩原山(573m) 、大峰山(552m) 、譲葉山(514m) 、社家郷山(489m) 、岩倉山(488m)、中山(478m) 、樫ヶ峰(457m)

人口編集

市制施行時は約4万人であったが、大阪・神戸のベッドタウンとして宅地開発が進み、現在では約23万人である。

平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、2.60%増の225,587人であり、増減率は県下41市町中5位、49行政区域中7位。

 
宝塚市と全国の年齢別人口分布(2005年) 宝塚市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 宝塚市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
宝塚市(に相当する地域)の人口の推移
1970年 127,179人
1975年 162,624人
1980年 183,628人
1985年 194,273人
1990年 201,862人
1995年 202,544人
2000年 213,037人
2005年 219,862人
2010年 225,700人
2015年 224,903人
総務省統計局 国勢調査より

隣接する自治体・行政区編集

川西市満願寺町が飛地として市内に存在する。

大阪市への通勤率は22.5%である(平成22年国勢調査)。

歴史編集

地名の由来編集

宝塚の「塚」は、「盛り土をした墓(古墳)」を意味する。宝塚は文字通り古墳の名称であるが、宝塚には古墳が多くあり、宝塚と呼ばれていた古墳に関しては諸説あって場所が特定されていない。江戸時代には「宝塚」の地名が使われていた。(後述)

  1. 旧川面村川面に宝塚と呼ばれていた古墳があり、近隣の新田(現:御殿山)も宝塚と呼ばれた[2]1672年検地記録に、川面村の小字として宝塚東・宝塚南・宝塚北が記されている。
  2. 宝塚山(ほうちょうざん)宝泉寺[3](現:宮の町)の地に、神功皇后の母である高額比売命(たかぬかひめのみこと)を祀った古墳があり、この高額塚(たかぬかつか)が宝塚(たからづか)へ転訛した。
  3. 旧米谷村(現:米谷)に塚があり、この塚の許で物を拾うと必ず幸せになったため、宝塚と呼ばれていた[4]
  4. 旧良元村伊孑志に宝塚と呼ばれていた古墳があった(現:宝梅)。

このように古くからある宝塚の名称は、明治になって温泉名や駅名となった後、1951年(昭和26年)に初めて市町村名として採用される。

沿革編集

先史・古代編集

中世編集

  • 12世紀、川面牧が荘園化し川面荘となり、米谷庄など新たな荘園も成立する。
  • 1223年貞応2年)「小林の湯」(後の宝塚温泉)の記録がなされる。
  • 15世紀末、小浜庄が成立、毫摂寺創建により小浜が寺内町として発達する。

近世編集

明治以降編集

第2次世界大戦後編集

行政編集

歴代市長編集

  1. 田中九右衛門(1954年5月8日 - 1956年5月14日)
  2. 田中詮徳(1956年6月10日 - 1968年6月9日)
  3. 北俊三(1968年6月10日 - 1970年12月23日)
  4. 友金信雄(1971年2月7日 - 1991年2月6日)
  5. 正司泰一郎(1991年2月7日 - 2003年3月13日)
  6. 渡部完(2003年4月24日 - 2006年3月6日)
  7. 阪上善秀(2006年4月9日 - 2009年2月27日)[6]
  8. 中川智子(2009年4月19日 - 現在)

市長の汚職事件編集

2006年2月8日、渡部完市長がパチンコ店出店に便宜を図る見返りに800万円相当の高級乗用車を受け取ったとして収賄容疑で逮捕され、3月6日に失職。同年4月に行われた出直し市長選挙では元衆議院議員・阪上善秀が当選する。しかし、阪上は2009年2月19日に市の霊園造成事業に絡み神戸の経営コンサルタント会社社長から現金100万円を受け取った収賄容疑で逮捕され、2代続けて現職市長が逮捕される事態となった。

警察編集

消防編集

その他編集

立法編集

市議会編集

  • 定数:26名 (1959年に30名となり、2007年から現行の数となった。)
  • 任期:2015年(平成27年)5月1日~2019年(平成31年)4月30日
  • 議長:石倉加代子(市民ネット宝塚)
  • 副議長:伊福義治(自民党議員団)
会派名 党派 議席数 議員名(◎は代表)
新風改革・維新の会 維新の党3名・無所属3名 6 ◎伊藤順一、浅谷亜紀、岩佐将志、大川裕之、たけした正彦、若江まさし
自民党議員団 自由民主党4名 4 ◎山本敬子、伊福義治、大河内茂太、冨川晃太郎
公明党議員団 公明党4名 4 ◎江原和明、中野正、藤岡和枝、三宅浩二
日本共産党宝塚市会議員団 日本共産党4名 4 ◎たぶち静子、田中こう、となき正勝、みとみ 稔之
ともに生きる市民の会 社会民主党2名・無所属1名 3 ◎井上聖、大島淡紅子、梶川みさお
市民ネット宝塚 民主党1名・無所属2名 3 ◎寺本早苗、石倉加代子、北野聡子
安全で誇れる宝塚をつくる会 無所属2名 2 ◎北山照昭、細川知子

※ 2015年(平成27年)5月12日現在。

兵庫県議会(宝塚市選挙区)編集

  • 定数:3名
  • 任期:2015年(平成27年)4月30日~2019年(平成31年)4月30日
氏名 会派名 当選回数
森脇保仁 自由民主党 4
ねりき恵子 日本共産党 6
門隆志 維新の会 1

※2016年(平成28年)5月1日現在。

衆議院編集

選挙区 議員名 党派名 当選回数 備考
兵庫県第6区(宝塚市、伊丹市川西市 大串正樹 自由民主党 2 選挙区

姉妹都市・提携都市編集

産業編集

金融編集

指定金融機関:池田泉州銀行三菱東京UFJ銀行三井住友銀行3行による輪番制

企業編集

特産品編集

地域編集

教育編集

小学校編集


中学校編集


高等学校編集


特別支援学校編集

各種学校編集

専門学校編集

大学編集

主な文化施設編集

主な病院編集

主な商業施設編集

放送メディア編集

その他編集

  • 郵便局宝塚郵便局(小浜)を中心に、22局ある。宝塚寿郵便局が星の荘にあり宝と寿が重なり縁起が良い郵便局として有名。
  • 宝塚市立図書館:中央図書館(清荒神)、西図書館(小林)、中山台分室、山本南分室の4か所があり、移動図書館すみれ号を有する。
  • 公共施設:宝塚市立スポーツセンター(小浜)、宝塚市立宝塚自然の家(大原野)
  • 公民館:中央公民館(伊孑志)、東公民館(山本)、西公民館(小林)の3箇所がある。
  • ごみ処理:宝塚市ごみ政策課が、クリーンセンター(小浜)で処理を行っている。
  • 市営霊園火葬場を有する長尾山霊園と、宝塚すみれ墓苑がある。

交通編集

市街地が広がる市南部を中心に、鉄道網・バス網が整備されている。

鉄道編集

 
宝塚駅

市の代表として、中心的な役割を担っているのは、宝塚駅である。2社3路線(西日本旅客鉄道(JR西日本)福知山線阪急電鉄宝塚本線今津線)が当駅を利用している。

なお、市の代表駅である宝塚駅から大阪の梅田方面へ向かう電車のルートは、阪急宝塚線(川西能勢口石橋経由、急行・通勤急行準急各駅停車梅田行き)、阪急今津線(門戸厄神神戸線塚口経由、準急梅田行き)、JR福知山線(伊丹尼崎経由、丹波路快速・快速・各駅停車大阪行き)の3つのルートがある。

高速自動車国道編集

 
宝塚IC

一般国道編集

 
市内の東西を縦断する国道176号
安倉北2丁目で撮影

主要県道編集

一般県道編集

バス編集

空港編集

隣接市の伊丹市には大阪国際空港があり、宝塚市を含め関西一円の航空利用者の交通拠点となっている。宝塚市も、大阪国際空港に対する地元自治体の連合である大阪国際空港周辺都市対策協議会(10市協)の一員である。宝塚市からは、鉄道バス自動車[8]などにより大阪国際空港へ短時間で容易にアクセスすることができる。

なお、かつては10市協の他の自治体同様に、宝塚市も、大阪国際空港を発着する航空機騒音に悩まされていたが、航空機の技術革新により騒音問題は大きく改善した。かつては国が定める騒音防止対策区域に宝塚市の一部も含まれていたが、2009年3月6日をもって宝塚市全域は区域の指定を解除され、少なくとも国の行政の視点からは市内の騒音問題は解決済みである[9]。ただし、宝塚市は、さらなる騒音の改善を見据えて、現在も騒音基準の達成状況については詳細な監視を継続している。また、風速5 m/s以上の強い南東の風が吹くときに行われる逆着陸飛行(大阪国際空港の滑走路14R・14Lを使った運用)は、実施される頻度は極めて少ないものの、実施されると航空機が空港北西側のコース(尼崎市西宮市~宝塚市~川西市のコース)を低空で空港への着陸に向けて飛行し、当該コース下の地域に通常よりも大きな騒音を与える[10]。宝塚市は逆着陸飛行による騒音の影響が比較的大きいため、市は大阪国際空港の逆着陸飛行の動向も調査を行っている[9]

観光編集

 
手塚治虫記念館
 
花のみち

名所編集

宿泊・温泉編集

旧跡・宗教施設編集

 
中山寺
 
清荒神清澄寺

寺院編集

神社編集

その他編集

祭事・催事編集

著名人編集

出身者編集

名誉市民編集

特別市民編集

宝塚市が舞台になった作品編集

脚注・参考文献編集

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  1. ^ 市名の「塚」の「ヽ」について”. 宝塚市. 2015年6月12日閲覧。
  2. ^ 五畿内志』(1735年):江戸幕府編纂
  3. ^ 『宝泉寺縁起帳』(1596年)は宝塚の名の最も古い記録。境内の碑石には「高額比賣命宮、壬辰年六月七日薨、御年六十六歳」とある。
  4. ^ 摂陽群談』1701年、岡田徯志編纂。「宝塚-川辺郡米谷村ニアリ 此塚ノ許ニ於テ物ヲ拾フ者 必ス幸ヒアリ 此ヲ以テ宝塚卜号クル所伝タリ」
  5. ^ 平成25年(2013年)7月12日発生 市庁舎火災事案検証中間報告書 (PDF) - 宝塚市、2013年9月2日
  6. ^ 議会報「かけはし」第196号(平成21年5月1日発行)
  7. ^ 川西市との市境に位置する。登記上の住所は宝塚市である。
  8. ^ 公共交通機関では、阪急宝塚本線大阪モノレールの併用、福知山線伊丹市営バスの併用、阪急バス(直行便)の利用などが挙げられる。自動車利用の際は、国道176号が市内と大阪国際空港を結ぶ主要経路となる。
  9. ^ a b 航空機騒音”. 宝塚市. 2013年9月29日閲覧。
  10. ^ そのため、大阪国際空港では通常は、滑走路32L・32Rを使った運用を行う。このときは、離陸機は空港北西側の地域を通過するが、騒音被害を抑えるため、早々に高度を上げて飛び去ってしまう。

外部リンク編集

行政
観光・文化