小平市

日本の東京都の市

小平市(こだいらし)は、東京都多摩地域北部に位置する

こだいらし ウィキデータを編集
小平市
小平市旗 小平市章
小平市旗 小平市章
1959年11月22日制定
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 東京都
市町村コード 13211-0
法人番号 2000020132110 ウィキデータを編集
面積 20.51km2
総人口 200,007[編集]
推計人口、2024年4月1日)
人口密度 9,752人/km2
隣接自治体 西東京市立川市東村山市東大和市東久留米市国分寺市小金井市
市の木 ケヤキ
市の花 ツツジ
市の鳥 コゲラ
小平市役所
市長 小林洋子
所在地 187-8701
東京都小平市小川町二丁目1333番地
北緯35度43分43秒 東経139度28分39秒 / 北緯35.7285度 東経139.47744度 / 35.7285; 139.47744座標: 北緯35度43分43秒 東経139度28分39秒 / 北緯35.7285度 東経139.47744度 / 35.7285; 139.47744
小平市役所
小平市役所
外部リンク 公式ウェブサイト

小平市位置図

― 区 / ― 市 / ― 町・村

地図
ウィキプロジェクト

人口は約19万5千人(2022年8月時点[1])。1962年(昭和37年)市制施行。

地理 編集

 
市域のランドサット衛星写真
 
小平市のマンホール

武蔵野台地の西側に位置する。市域は底辺の長い台形の形をしており、「小平」という地名のとおり起伏はあまりない。市域の東端に石神井川の源流があるが、それ以外の地域では水を得ることが困難であった。しかし、江戸時代玉川上水が開削され、そこから分水を取ることが可能となり、初めて開拓の条件が整った。また、新田開発により集落が形成されてきた。市内には玉川上水の遊歩道、小平霊園など緑が多い。 かつてはによる被害を防ぐため屋敷林(防砂林)が植えられており、市内には保存木に指定されているものがある。1931年に今の津田町に移転した津田塾大学の最初の工事は防砂林の植樹であった。

交通東京の中心へ向かう青梅街道、五日市街道、西武鉄道新宿線および拝島線が市を東西方向に結んでいる。また南北方向には小金井街道、府中街道に加えて、西武鉄道国分寺線、多摩湖線、JR武蔵野線が通り、所沢・国分寺方面等に連絡している。

市内で初めて鉄道が通ったのは明治時代の川越鉄道(現在の西武鉄道国分寺線)で、府中街道に近い小川駅が開設された。 市内には、旧新田時代の地名である小川、鈴木、大沼、等が残るほか、江戸時代尾張徳川家の鷹場があったことに由来するたかの台、1883年(明治16年)の明治天皇行幸に由来する御幸の地名等がある。

用水路
市内には以下の用水路が残っており、市では水や緑に触れあえる空間として保存・整備をしている[2][3]
野火止用水 - 東大和市との市境を流れる。
小川用水 - 中島町にある小川橋付近で玉川上水から分水され、青梅街道沿いの市内北東部を流れる。
砂川用水 - 五日市街道沿いを流れる。
新堀用水 - 玉川上水と並行して流れる。
田無用水 - 関東管区警察学校付近の新堀用水から分水され、小金井街道付近で鈴木用水と交差し、花小金井駅方面へ流れる。
鈴木用水 - 関東管区警察学校付近の新堀用水から分水され、鈴木街道沿いを流れる。
大沼田用水 - 回田道付近の鈴木用水から分水され、市内北東部を流れる。
野中用水 - 青梅街道付近の大沼田用水から分水され、青梅街道や東京街道沿いを流れる。
関野用水 - 新小金井街道小金井街道の間、五日市街道の北側を流れる。

隣接している自治体 編集

歴史 編集

市域は武蔵野台地でも水利に乏しい地域で、考古遺跡は旧石器時代鈴木遺跡や、奈良時代から平安時代竪穴建物跡が見られる八小遺跡[注釈 1] がわずかに分布しているのみである。律令制下では武蔵国多摩郡に属し、官道である東山道武蔵路が、中世には鎌倉街道上道の道筋が南北に通過しているが、近世まで安定的定住は困難であったと考えられている。

1590年徳川家康が江戸に入植したのを機に江戸城築城のための資材を運ぶ運搬路が多く整備され、青梅から江戸までを繋ぐ青梅街道も整備される。 承応元年11月(1652年)水不足解消のため老中の松平信綱によって上水の開削が計画され、翌年、1653年から工事が開始され、1654年に玉川上水が完成する。1655年に松平信綱が家臣の安松金右衛門と小畠助左衛門に命じ、玉川上水から分水した野火止用水を40日かけて完成させる。

周辺地域の水問題解消を経て、1656年に武蔵国多摩郡岸村(現武蔵村山市)の郷士小川九郎兵衛が江戸幕府に開拓の許可を出願。1657年から小川村として開拓し、青梅街道に沿って小川用水を整備し小川新田として新田開発を行う。その後小川村を中心に諸村が形成され、青梅街道沿いに小川宿が設置された。市域では武蔵野台地で特徴的な街道をはさむ短冊形地割が残り、旧名主家の地方文書も数多く現存している。 また、延宝6年(1678年)には尾張徳川家の鷹場[注釈 2] が設置された。たかの街道やたかの台の地名はこれに由来する。享保の改革では一部は武蔵野新田に属していた。

明治時代以降も都心郊外の純農村地帯であった。明治時代初めの一時期、玉川上水を利用した舟運が行われ、明治期には鉄道誘致運動が盛んになった。中央線小川駅設置計画はルートが南方に変更されたため挫折したが、1894年明治27年)に川越鉄道(西武国分寺線)の小川駅が開設され、昭和初年には西武新宿線西武多摩湖線がそれぞれ開業した。関東大震災後には「学園都市」と銘打って現在の学園東町・学園西町付近の宅地開発が行われ、昭和初期には女子英学塾(現・津田塾大学)などの学校病院なども設けられた。陸軍経理学校などの軍事施設も置かれ、次第に人口は増加したが、1944年に町制が敷かれた当時も大半は農地)であった。

戦後1953年(昭和28年)6月18日立川基地を離陸した米軍輸送機が小川一丁目付近の麦畑に墜落する事故(立川基地グローブマスター機墜落事故)が起き[4]、現場付近はその後、小平市役所庁舎などに使われた。高度成長期には都心部の住宅難に対応するため都営住宅建設が進み、ベッドタウンとして人口が急激に増加。団地官公庁住宅の建設や、民間による宅地開発が進み、スプロール現象も見られた。ブリヂストンや日立製作所などの工場大学専門学校など教育機関も増加した。1973年(昭和48年)に武蔵野線が開通。急激な都市化の進展に対して、都市基盤の整備は遅れがちであったが、下水道の敷設、周辺の整備や土地区画整理も行われた。2021年令和3年)4月から建築主事を置く特定行政庁となっている[5]

行政区画の変遷 編集

  • 1656年(明暦2年) - 武蔵国多摩郡岸村(現・武蔵村山市)の郷士であった小川九郎兵衛が、江戸幕府に開拓の許可を求める出願書を届ける。
  • 1657年(明暦3年) - 幕府から許可が下り、小川九郎兵衛一行が青梅街道に沿って小川用水を整備し小川新田を開墾。玉川上水と野火止用水を南北に挟んだ地域が武蔵国多摩郡小川村として開拓される。
  • 1716〜1736年 - 享保の改革をきっかけに大沼田新田、野中新田与右衛門組、野中新田与左衛門組、鈴木新田、廻り田新田が次々開拓される。
  • 1871年(明治4年) - 廃藩置県施行。神奈川県となる。神奈川県多摩郡
  • 1878年(明治11年) - 郡区町村編制法施行。神奈川県北多摩郡となる。
  • 1889年(明治22年) - 4月1日町村制施行。小川村、小川新田、大沼田新田、野中新田与右衛門組、野中新田与左衛門組、鈴木新田、廻り田新田、以上7村が合併し、神奈川県北多摩郡小平村となる[6]
  • 1893年(明治26年) - 神奈川県から東京府へ移管。東京府北多摩郡小平村となる。
  • 1943年(昭和18年) - 東京都制施行。東京府が廃止されて東京都を設置。東京都北多摩郡小平村となる。
  • 1944年(昭和19年) - 2月11日町制施行。東京都北多摩郡小平町となる[6]
  • 1962年(昭和37年) - 10月1日市制施行[7]、東京都小平市となる。東京都で11番目の市、市制施行当日の人口70,634人[6]

市名の由来 編集

1889年の7村合併の際に、当時の中心であった小川村のと周辺地域が武蔵野台地上にありらな土地であったことから小平の名がつけられたとされる[8](下水が完備されていない時期はで移動するほどの洪水があった)。

人口 編集

 
小平市と全国の年齢別人口分布(2005年) 小平市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 小平市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

小平市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

昼夜間人口 編集

2005年に夜間人口(居住者)は183,775人であるが、市外からの通勤者と通学生および居住者のうちの市内に昼間残留する人口の合計である昼間人口は160,499人での0.873倍の人口になる。夜間に比べて昼の人口は2万3千人ほど減ることになる。通勤者・通学生で見ると市内から市外へ出る通勤者52,528人、市外から市内へ入る通勤者は28,485人と通勤者では市外へ出る通勤者のほうが多く、しかし学生では市外から市内へ入る通学生は11,109人で市内から市外に出る通学生10,342人と学生では出入りは拮抗している。東京都編集『東京都の昼間人口2005』平成20年発行154 - 155ページ 国勢調査では年齢不詳のものが東京都だけで16万人いる。上のグラフには年齢不詳のものを含め、昼夜間人口に関しては年齢不詳の人物は数字に入っていないので数字の間に誤差は生じる)

地域 編集

町名 編集

小平市では、一部の区域で住居表示に関する法律に基づく住居表示が実施されている。住居表示実施前の町名等欄で下線がある町名はその全部、それ以外はその一部であり、町名の末尾に数字がある場合には丁目を表す。なお、天神町二丁目には一部に住居表示未実施の区域がある。

小平市役所管内 編集

小平市役所管内(74町丁)
町名 町区域新設年月日 住居表示実施年月日 住居表示実施前の町名等 備考
中島町なかじまちょう 1962年10月1日 1989年10月1日 中島町
上水新町じょうすいしんまち一丁目 1987年10月1日 1987年10月1日 上水新町
上水新町二丁目 1987年10月1日 1987年10月1日 上水新町
上水新町三丁目 1987年10月1日 1987年10月1日 上水新町
たかの台たかのだい 1962年10月1日 1979年10月1日 たかの台
小川町おがわちょう一丁目 1962年10月1日 未実施
小川町二丁目 1962年10月1日 未実施
栄町さかえちょう一丁目 1997年10月1日 1997年10月1日 栄町
栄町二丁目 1997年10月1日 1997年10月1日 栄町
栄町三丁目 1997年10月1日 1997年10月1日 栄町
小川西町おがわにしまち一丁目 1985年10月1日 1985年10月1日 小川西町
小川西町二丁目 1985年10月1日 1985年10月1日 小川西町
小川西町三丁目 1985年10月1日 1985年10月1日 小川西町
小川西町四丁目 1985年10月1日 1985年10月1日 小川西町
小川西町五丁目 1985年10月1日 1985年10月1日 小川西町
小川東町おがわひがしちょう 1962年10月1日 未実施
小川東町一丁目 1984年10月1日 1984年10月1日 小川東町
小川東町二丁目 1984年10月1日 1984年10月1日 小川東町
小川東町三丁目 1984年10月1日 1984年10月1日 小川東町
小川東町四丁目 1984年10月1日 1984年10月1日 小川東町
小川東町五丁目 1984年10月1日 1984年10月1日 小川東町
上水本町じょうすいほんちょう一丁目 1988年10月1日 1988年10月1日 上水本町
上水本町二丁目 1988年10月1日 1988年10月1日 上水本町
上水本町三丁目 1988年10月1日 1988年10月1日 上水本町
上水本町四丁目 1988年10月1日 1988年10月1日 上水本町
上水本町五丁目 1988年10月1日 1988年10月1日 上水本町
上水本町六丁目 1988年10月1日 1988年10月1日 上水本町
上水南町じょうすいみなみちょう一丁目 1982年10月1日 1982年10月1日 上水南町
上水南町二丁目 1982年10月1日 1982年10月1日 上水南町
上水南町三丁目 1982年10月1日 1982年10月1日 上水南町
上水南町四丁目 1982年10月1日 1982年10月1日 上水南町
喜平町きへいちょう一丁目 1980年10月1日 1980年10月1日 喜平町、学園西町1
喜平町二丁目 1980年10月1日 1980年10月1日 喜平町
喜平町三丁目 1980年10月1日 1980年10月1日 喜平町
津田町つだまち一丁目 1979年10月1日 1979年10月1日 津田町
津田町二丁目 1979年10月1日 1979年10月1日 津田町
津田町三丁目 1979年10月1日 1979年10月1日 津田町
学園西町がくえんにしまち一丁目 1977年10月1日 1977年10月1日 学園西町
学園西町二丁目 1977年10月1日 1977年10月1日 学園西町
学園西町三丁目 1977年10月1日 1977年10月1日 学園西町
学園東町がくえんひがしちょう 1962年10月1日 未実施
学園東町がくえんひがしちょう一丁目 1981年10月1日 1981年10月1日 学園東町
学園東町二丁目 1981年10月1日 1981年10月1日 学園東町
学園東町三丁目 1981年10月1日 1981年10月1日 学園東町
仲町なかまち 1962年10月1日 未実施
美園町みそのちょう一丁目 1985年10月1日 1985年10月1日 美園町
美園町二丁目 1985年10月1日 1985年10月1日 美園町
美園町三丁目 1985年10月1日 1985年10月1日 美園町
回田町めぐりたちょう 1962年10月1日 未実施
御幸町みゆきちょう 1962年10月1日 未実施
鈴木町すずきちょう一丁目 1962年10月1日 未実施
鈴木町二丁目 1962年10月1日 未実施
天神町てんじんちょう一丁目 2013年10月1日 2013年10月1日 天神町1
天神町二丁目[† 1] 2013年10月1日 2013年10月1日 天神町2、大沼町1[† 2]
天神町三丁目 2013年10月1日 2013年10月1日 天神町2
天神町四丁目 2013年10月1日 2013年10月1日 天神町1
大沼町おおぬまちょう一丁目 2012年10月1日 2012年10月1日 大沼町1
大沼町二丁目 2012年10月1日 2012年10月1日 大沼町2
大沼町三丁目 2012年10月1日 2012年10月1日 大沼町2
大沼町四丁目 2012年10月1日 2012年10月1日 大沼町2
大沼町五丁目 2012年10月1日 2012年10月1日 大沼町1、大沼町2、花小金井5[† 2]
大沼町六丁目 2012年10月1日 2012年10月1日 大沼町1
大沼町七丁目 2012年10月1日 2012年10月1日 大沼町1
花小金井南町はなこがねいみなみちょう一丁目 1962年10月1日 1983年10月1日 花小金井南町1、花小金井1[† 2]
花小金井南町二丁目 1962年10月1日 1983年10月1日 花小金井南町2、花小金井2
花小金井南町三丁目 1962年10月1日 1983年10月1日 花小金井南町3
花小金井はなこがねい一丁目 1962年10月1日 1982年10月1日 花小金井1
花小金井二丁目 1962年10月1日 1991年10月1日 花小金井2
花小金井三丁目 1962年10月1日 1992年10月1日 花小金井3
花小金井四丁目 1962年10月1日 1992年10月1日 花小金井4
花小金井五丁目 1962年10月1日 1993年10月1日 花小金井5
花小金井六丁目 1962年10月1日 1993年10月1日 花小金井6、天神町1
2005年10月1日 花小金井6[† 2]
花小金井七丁目 2012年10月1日 2012年10月1日 花小金井6[† 2]、天神町1
花小金井八丁目 2012年10月1日 2012年10月1日 花小金井5[† 2]、大沼町1、天神町2
  1. ^ 回田道より西側の区域が未実施であり、2013年の天神町住居表示ではその実施対象外とされた。当該区域は、次期住居表示で新設される仲町三丁目(予定)の一部とすることが答申されている(実施時期は未定)。
  2. ^ a b c d e f 以前に住居表示実施の対象とならなかった区域の全部又は一部。

住宅団地 編集

  • 国家公務員共済組合連合会喜平町団地平成19年廃止:小平都市計画事業(一団地の住宅施設)
  • 都市再生機構小川町団地 - 昭和45年:小平都市計画事業(一団地の住宅施設)
  • 防衛庁鈴木町団地 - 昭和46年:小平都市計画事業(一団地の住宅施設)
  • 都市再生機構小平団地、昭和40年
  • 武蔵野団地
  • プラウドシーズン花小金井(全250戸、野村不動産)
  • エステート上水本町(旧住宅・都市整備公団)、中庭型、1984年
  • グリーンコートレジデンス (伊藤忠都市開発・日本綜合地所)、2012年
  • ファインコート花小金井一丁目(三井不動産)、2014年

郵便 編集

郵便番号

行政 編集

市長 編集

歴代村長 編集

歴代町長 編集

  • 小野熊太郎 1944年2月〜1946年11月
  • 小川睦郎 1947年4月〜1962年9月30日

歴代市長 編集

特記なき場合『日本の歴代市長 : 市制施行百年の歩み』などによる[9]

氏名 就任 退任 備考
1 小川睦郎 1962年(昭和37年)10月1日 1967年(昭和42年)4月30日 小平市名誉市民第2号、中野区出身。
2 大島宇一 1967年(昭和42年)5月1日 1983年(昭和58年)4月30日 小平市名誉市民第3号、茨城県下妻市出身。
3 瀬沼永真 1983年(昭和58年)5月1日 1993年(平成5年)3月3日
4 前田雅尚 1993年(平成5年)4月11日 2005年(平成17年)4月10日
5 小林正則 2005年(平成17年)4月11日 2021年(令和3年)4月10日 全国で唯一、社会民主連合に党員歴のある首長であった。新潟県長岡市出身。
6 小林洋子 2021年(令和3年)4月11日 現職

財政 編集

  • 財政規模(平成23年度決算)
    • 歳入総額 581億9248万円
    • 歳出総額 563億5622万円
  • 財政力指数 0.976

広域行政 編集

  • 多摩北部都市広域行政圏協議会
    多摩地域北東部の西東京市、東村山市、清瀬市、東久留米市、および本市の5市で施設の相互利用、イベントの共同開催などを行っている。通称「多摩六都」。「六都」とは西東京市が合併する前の田無市保谷市を含めたもので、合併後も名称が継承されている。
  • 多摩六都科学館組合
    西東京市、東村山市、清瀬市、東久留米市、および本市の5市で運営。施設は西東京市にある。
  • 東京都十一市競輪事業組合
    八王子市武蔵野市青梅市昭島市調布市町田市、小金井市、日野市、東村山市、国分寺市、および本市の11市で京王閣競輪を開催している。施設は調布市にある。
  • 東京都四市競艇事業組合
    日野市、東村山市、国分寺市、および本市の4市で多摩川競艇を開催している。事務所は調布市に、施設は府中市にある。
  • 昭和病院企業団
    小金井市、東村山市、東久留米市、清瀬市、東大和市、西東京市、および本市の7市で地域中核医療として公立昭和病院を運営している(かつて構成市だった、武蔵野市、国分寺市、および武蔵村山市は脱退)。施設は小平市花小金井8丁目にある。
  • 小平・村山・大和衛生組合
    武蔵村山市、東大和市、および本市の3市が構成する一部事務組合で、3市が排出する廃棄物の処理を目的として清掃工場を運営している。施設は小平市中島町にある。
  • 湖南衛生組合
  • 東京たま広域資源循環組合
  • 東京市町村総合事務組合
  • 東京都市町村職員共済組合
  • 東京都市町村職員退職手当組合
  • 東京都市町村議会議員公務災害補償等組合
  • 東京都国民健康保険団体連合会
  • 東京都後期高齢者医療広域連合
  • 東京都市公平委員会
  • (公財)東京市町村自治調査会
  • (公財)東京都区市町村振興協会

自治体交流 編集

議会 編集

小平市議会 編集

東京都議会 編集

2021年東京都議会議員選挙
  • 選挙区:小平市選挙区
  • 定数:2人
  • 任期:2021年7月23日 - 2025年7月22日
  • 投票日:2021年7月4日
  • 当日有権者数:161,141人
候補者名 当落 年齢 所属党派 新旧別 得票数
竹井庸子 55 立憲民主党 無投票
磯山亮 41 自由民主党 無投票
2017年東京都議会議員選挙
  • 選挙区:小平市選挙区
  • 定数:2人
  • 投票日:2017年7月2日
  • 当日有権者数:154,302人
  • 投票率:48.03%
候補者名 当落 年齢 所属党派 新旧別 得票数
佐野郁夫 61 都民ファーストの会 31,844票
高橋信博 70 自由民主党 15,535票
斉藤敦 50 民進党 15,238票
鈴木大智 34 日本共産党 10,454票

衆議院 編集

  • 選挙区:東京19区国分寺市・小平市・西東京市
  • 任期:2021年10月31日 - 2025年10月30日
  • 投票日:2021年10月31日
  • 当日有権者数:439,147人
  • 投票率:60.00%
当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 重複
末松義規 64 立憲民主党 111,267票
比当 松本洋平 48 自由民主党 109,131票
山崎英昭 48 日本維新の会 38,182票

産業 編集

産業分類別の就業人口比率は以下のとおり(2000年現在)

  • 一次産業 1.2%
  • 二次産業 23.7%
  • 三次産業 72.8%

第一次産業 編集

野菜果樹・植木が栽培されている。特産品はうどブルーベリー。特にブルーベリーは、経済栽培が小平で始まったことから、市を代表する特産品となっている。東京都小平市・山梨県北杜市茨城県つくば市が「日本三大ブルーベリー」の地として有名である。

第二次産業 編集

第三次産業 編集

スーパー、ディスカウントストア 編集

いなげや

  • 小平学園西町店
  • 小平回田店
  • 小平小川橋店
  • 花小金井駅前店
  • ina21小平天神店
  • ina21小平鈴木町店

西友

  • 小平店
  • 花小金井店
  • 東大和店(小川町一丁目)

スーパーあまいけ

  • 小平店
  • 一ツ橋学園店
  • 小川店

業務スーパー

  • 小平店
  • たかの台店

ビッグ・エー

  • 小平鈴木店
  • 小平団地店
  • 小平学園東町店

コープみらい

  • 小川西町店
  • 鷹の台店
  • 回田町店
  • 花小金井店

ローソンストア100

  • 小平仲町店
  • 小川西町店
  • 一橋学園駅前店
  • 花小金井店
  • 花小金井南町店

その他の商業施設 編集

公共機関 編集

 
小平郵便局

公共施設 編集

  • 千代田区
    • 千代田区花小金井学園(花小金井運動施設)(花小金井南町3-2-7)
  • 国分寺市
    • 国分寺市民スポーツセンター(上水本町6-22-1)
  • 小金井市
    • 小金井市テニスコート場(上水南町3-12-32)

公園 編集

  • 小金井公園(小金井市と一部が小平市、西東京市、武蔵野市にわたる都立広域公園)
  • 小平中央公園
  • 小平東部公園
  • たけのこ公園
  • あじさい公園

美術館・博物館等 編集

図書館 編集

  • 小平市立図書館 - 市内に8館と3分室があり、2016年度で123万4,862点の資料を所蔵する[10]。小平市在住・在勤・在学者および東村山市、西東京市、清瀬市、東久留米市、立川市、国分寺市在住者は図書館利用カードの登録・貸出が可能[11]
    • 中央図書館(小川町二丁目、市役所西側)
    • 仲町図書館(仲町。なかまちテラス)
    • 花小金井図書館(花小金井一丁目、東部出張所・東部市民センター集会室を併設)
    • 小川西町図書館(小川西町四丁目、西部出張所・小川西町公民館を併設)
    • 喜平図書館(喜平町三丁目、小平団地南側)
    • 上宿図書館(小川町一丁目)
    • 津田図書館(津田町三丁目、津田公民館を併設)
    • 大沼図書館(大沼町一丁目、大沼公民館を併設)
    • 花小金井北分室(花小金井五丁目)
    • 小川分室(小川町一丁目、小川公民館内)
    • 上水南分室(上水南町一丁目、上水南公民館内)

イベントホール 編集

レジャー施設 編集

霊園 編集

教育 編集

小学校 編集

市立
私立

中学校 編集

市立
私立

高等学校 編集

都立
私立

大学・短期大学 編集

 
一橋大学 小平国際キャンパス
国立
私立

専修学校 編集

特別支援学校 編集

各種学校 編集

インターナショナル・スクール 編集

学校教育以外の施設 編集

マスメディア 編集

  • 現在、市内に常駐しているマスメディアはない。
  • 小平市内で宅配される新聞の地域面
    三大紙(朝日新聞毎日新聞読売新聞)では、小平市と西東京市の境界付近がおおむね「多摩」版と「武蔵野」版の分岐点となっている。毎日、読売の場合は市内全域で「多摩」版が配達されるが、朝日の場合は市西部では「多摩」版が、市東部では「むさしの」版が配達される。なお、宅配コンビニでの即売とは流通経路が異なるため、同じ地域に複数の版が混在する場合もある。
  • エフエム西東京(84.2 MHz)
    小平市向けに、以下の番組を放送中。
    「矢野孝幸のはなこがねいろ」(毎週土曜日、22:00-23:00)

交通 編集

鉄道 編集

線路が小平市や隣接の東村山市、国分寺市にまたがり複雑に入り組んでいる。

東日本旅客鉄道(JR東日本)
  武蔵野線
  • 武蔵野線は市内では新小平駅付近を除き地下(東村山トンネル・小平トンネル)を通っている。
西武鉄道
 新宿線
 多摩湖線
 国分寺線
 拝島線
  • 小平駅 -(東村山市)- 小川駅 -
  • 市役所最寄り駅:青梅街道駅
  • 市境付近には西武鉄道拝島線の萩山駅(東村山市)・東大和市駅(東大和市)・玉川上水駅(立川市)、多摩湖線の八坂駅(東村山市)、国分寺線恋ヶ窪駅(国分寺市)があり、市内への交通手段となっている。
  • 西武鉄道拝島線の玉川上水駅(立川市)は多摩都市モノレール玉川上水駅(東大和市)と直結しており、多摩地区南部方面への交通手段となっている。

バス 編集

市域の広さに比べバス事業者の数は多い。事業者の枠を超えて小平市公共交通マップがつくられている[15] ほか、市内を走るバス・タクシー事業者が集まるイベント「バスとタクシーのひろば in 小平」(小平市ほか主催)が5月にブリヂストン東京工場駐車場にて開催されている[16][17][18]

 
にじバス

コミュニティバス 編集

コミュニティタクシー 編集

道路 編集

将来、新五日市街道がバイパスとして整備される予定。他にも新青梅街道・新五日市街道・五日市街道のいずれかに並行する形で、地域高規格道路多摩新宿線が通るルート構想があるが[19][20]、具体化していない。

観光 編集

文化財 編集

2020年現在、市内には国の指定文化財が2件、都の指定文化財が2件、市の指定文化財が19件存在する[21]

  • 小川家文書:有形文化財
  • 鈴木遺跡:史跡
  • 小川九郎兵衛墓:史跡
  • 武蔵野乃一本榎跡:史跡
  • 小平市八小遺跡:史跡

ほか

名所・旧跡 編集

その他 編集

  • FC東京小平グランド
    • GAS MUSEUMと、新青梅街道を挟んで向かい合っている。
  • 「九道の辻」。東村山市との境にある八坂交差点のこと。かつては9本の道が交差していた。現在は7本となっている。
  • 市内には丸ポスト(丸型ポスト)が多く残っていることで知られてきたが、2007年の調査により29本が確認され[注釈 4]2008年4月14日には運用されていなかった小平ふるさと村の前のものが復活し計30本となった[22]。同年、都内最多として「丸いポストのまち」を宣言した[23]

祭・イベント 編集

  • 江藤俊哉コンクール(8月)
  • 小平市民まつり(10月)
  • グリーンロード秋の収穫祭(11月)
  • 小平産業まつり(11月)

名物 編集

  • 丸ポスト銘茶
  • 特産品のブルーベリーを使った菓子
    • 武蔵野ケーキ
    • こだいらの夢ちゃん - ソフトケーキ。
    • 菓夢果夢 - クリームサンド。
  • 市の鳥「コゲラ」を由来とする菓子
 
コゲラまんじゅう

 こげらまんじゅう(栗入り)

  • こげらまんじゅう - 栗入りとなしがある。地元では「こげまん」と略される。[要出典]
  • コゲラ - 「ひよ子」タイプのお菓子。
  • こげらサブレー - 定番のお菓子。なつかしい味わい。地元では「こげサブ」と略される。[要出典]
    • 小平エール - 特産品のブルーベリーを使った地ビール。(分類上は発泡酒)爽やかな香りは秀逸という評もある。
    • 小平葡萄浪漫 - ワイン
    • 小平の香り - 樽酒
  • 糧うどん - 「かてうどん」と読む。温野菜が具に入ったヘルシーなうどん。地元ではカツ丼のように勝負事の前に食べる習慣がある。[要出典]
  • プリン - 小平の洋菓子職人らが結成した「こだいらプリン匠の会」により、個性的なプリンの数々が販売されている。[要出典]

マスコットキャラクター 編集

・ぶるべー[24]

・こげらん[25]

スポーツチーム 編集

かつてゆかりのあったスポーツチーム 編集

ゆかりの人物 編集

出身者や市民、元市民の人物。五十音順。

歴史上の人物 編集

文化 編集

音楽 編集

芸能・マスコミ 編集

スポーツ 編集

政治 編集

フィクション 編集

  • 細貝さん - 日本エレキテル連合のコントに登場する初老の紳士。ふるさとは湯布院であるが現在は小平市に居住。人間型器具「未亡人朱美ちゃん3号」を購入するが故障。なお「いいじゃ、ないの」という有名なセリフはイントネーションが特徴的であるが、小平市のものでも湯布院町のものでもない。

ゆかりの作品 編集

市外局番(NTT) 編集

  • 1998年4月29日、市内のNTT国分寺MA区域で、市外局番の3桁化実施。0423-XX-XXXX → 042-3XX-XXXX となる。
  • 2006年4月29日、市内のNTT武蔵野三鷹MA区域(鈴木町2丁目、花小金井、花小金井南町)で、市外局番の3桁化実施。0424-XX-XXXX → 042-4XX-XXXX となる(ちなみに、0424と同じ武蔵野三鷹MA区域である 0422 は変更無し)。
  • 以上により、市外局番は市内全域において見かけ上042に統一されたが、国分寺MAと武蔵野三鷹MAの両MA間の通話には市外局番が必要である。
  • 天気情報サービスの番号は国分寺MA区域、武蔵野三鷹MA区域ともに「042-177」で、気象庁予報部発表(東京都心部と同一)のものが流れる。

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ どちらも市の史跡。
  2. ^ 鷹狩を行う場所であり、地元民は害獣駆除のための鉄砲の使用などが制限された。
  3. ^ 2015年3月までは西東京市の西武柳沢駅まで運行していた。
  4. ^ 2007年11月7日朝日新聞報道によればこれは都内最多の数。

出典 編集

  1. ^ https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/files/73071/073071/att_0000010.pdf
  2. ^ 用水路水系”. トップ > ごみ・環境 > みどり・用水 > 用水. 小平市 (2010年1月7日). 2021年6月25日閲覧。
  3. ^ 小平市用水路活用計画”. 小平市 (2020年11月24日). 2021年6月25日閲覧。
  4. ^ 日外アソシエーツ編集部 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年9月27日、92頁。ISBN 9784816922749 
  5. ^ 小平市が特定行政庁となり、建築確認等の事務が移管されました。” (PDF). 小平市. 2021年8月14日閲覧。
  6. ^ a b c 小平の歴史・文化・市の誕生 小平市公式サイト
  7. ^ 昭和37年8月1日自治省告示第102号
  8. ^ 「多摩ら・び」2000年No.14
  9. ^ 歴代知事編纂会 1983, 984-986頁.
  10. ^ 平成28年度小平市立図書館統計 (PDF, 小平市立図書館 2018年5月7日閲覧)
  11. ^ 利用できる方・開館日・休館日”. 小平市立図書館. 2019年8月21日閲覧。
  12. ^ こもれびの足湯”. 小平・村山・大和衛生組合. 2022年7月6日閲覧。
  13. ^ 都立霊園公式サイト TOKYO霊園さんぽ 小平霊園”. 公益財団法人 東京都公園協会. 2022年7月5日閲覧。
  14. ^ 英国系インターナショナルスクール「マルバーン・カレッジ」、東京・小平に2023年開校へ”. 朝日新聞EduA (2022年4月19日). 2022年5月28日閲覧。
  15. ^ 小平市公共交通マップ WEB版・PDF版 - 小平市 2017年11月21日閲覧
  16. ^ バスとタクシーのひろば in 小平 2017 を開催します - 小平市2017年5月9日
  17. ^ バスとタクシーのひろば in 小平 2015 - 小平市 2015年5月19日
  18. ^ バスとタクシーのひろば イン 小平 2018”. 小平市 (2018年4月19日). 2018年5月7日閲覧。
  19. ^ 東京都都市計画局施設計画部街路計画課 編『多摩新宿線整備構想に関する基本調査報告書』東京都、1996年5月、45頁。 
  20. ^ 東京都都市整備局. “都市計画のあらまし 令和3年版 第3章第2節 施設計画”. 2023年4月30日閲覧。
  21. ^ 小平の文化財 - 東京都小平市公式ホームページ”. 2020年7月23日閲覧。
  22. ^ それぞれの所在地などの詳細は、小平市公式サイト内 「丸いポストのまち こだいら」 を参照。
  23. ^ 読売新聞 2015年6月10日掲載。
  24. ^ ぶるべー | 東京都小平市公式ホームページ”. www.city.kodaira.tokyo.jp. 2023年12月1日閲覧。
  25. ^ こげらん | 東京都小平市公式ホームページ”. www.city.kodaira.tokyo.jp. 2023年12月1日閲覧。

参考文献 編集

  • 歴代知事編纂会 編集『日本の歴代市長 : 市制施行百年の歩み』 第1、歴代知事編纂会、1983年。 

関連項目 編集

外部リンク 編集