西村朗
西村 朗(にしむら あきら、1953年9月8日[1] - 2023年9月7日[2])は、日本の現代音楽の作曲家。東京音楽大学教授。エリザベート王妃国際音楽コンクール作曲大賞、尾高賞など受賞多数。
西村 朗 Nishimura Akira | |
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生誕 | 1953年9月8日 |
出身地 | 日本・大阪府大阪市 |
死没 |
2023年9月7日(69歳没) 日本・東京都 |
学歴 | 東京芸術大学大学院 |
ジャンル | 現代音楽 |
職業 | 作曲家 |
人物・来歴
編集大阪市城東区で自転車店を営む父、大阪市城東区役所職員の母の息子として生まれる。幼い頃の夢は比叡山で僧侶になることであったが、小学校5年のとき入った放送部においてシューベルトの『軍隊行進曲』に触れたことでクラシック音楽に惹かれ作曲家を志す。大阪では下村米太郎・大橋博・山田光生らに教えを受けた後、大阪府立旭高等学校時代は池内友次郎に師事。東京藝術大学大学院まで矢代秋雄、野田暉行に師事。1980年(昭和55年)修了。
尚美学園講師などを経て、東京音楽大学・同大学大学院にて教授、東京藝術大学非常勤講師を歴任。
2003年(平成15年)4月から2009年(平成21年)3月までNHK-FM「現代の音楽」の番組担当を務めたのち、2009年(平成21年)4月から2012年(平成24年)3月の番組終了までNHK教育「N響アワー」の司会を務めた。
2015年(平成27年)4月からは再びNHK-FM「現代の音楽」の解説を担当し、晩年の2023年7月収録分(同年9月10日放送)まで務めた[3]。武満徹作曲賞2007年度、ガウデアムス作曲賞2009年度などの多数のコンペティションの審査員も務めた。
2000年(平成12年)よりいずみシンフォニエッタ大阪にて音楽監督を、2010年(平成22年)より草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル音楽監督を務めた。
作風は一貫して旋法的感覚に依拠した。かつて「弦楽四重奏のためのヘテロフォニー」が初演されたとき、その冒頭の音選択にあらためて強い違和感を覚え、直ちに旋法的なものに書き直したほどである[4]。近藤譲と並んで自作の音盤化は豊富な方だが、西村の場合も「紅蓮」や「汨羅の淵より」のようにディスコグラフィーに収録されていない重要作も数多い。晩年は吹奏楽の世界へ新作を書き下ろした[5]。
2023年(令和5年)9月7日午後8時12分、右上顎癌のため東京都内の病院で死去。69歳没[2][6]。新しく作曲を手掛けていた全3楽章構成のピアノ協奏曲「神秘的合一」のうち先に書かれた第2楽章が遺作となった[7]。
受賞歴
編集- 1974年 - 日本音楽コンクール作曲部門第第1位[1]
- 1977年 - エリザベート王妃国際音楽コンクール作曲部門大賞[1]・ルイジ・ダルラピッコラ作曲賞[1]
- 1978年 - 舞台芸術創作奨励特別賞
- 1988年・1992年・1993年・2008年・2011年・2022年 - 尾高賞
- 1990年 - 中島健蔵音楽賞[1]
- 1991年 - 京都音楽賞〔実践部門賞〕、レコード・アカデミー賞
- 1994年 - 現代芸術振興財団第1回日本現代芸術振興賞
- 2001年 - エクソンモービル音楽賞
- 2002年 - 第3回別宮賞
- 2005年 - 第36回サントリー音楽賞[1]・第47回毎日芸術賞[1]
- 2008年 - ミュージュック・ペンクラブ音楽賞
- 2013年 - 紫綬褒章受章[8]・大阪市市民表彰
主要作品
編集現在は全音楽譜出版社の専属作曲家である。かつては音楽之友社からも数作発売されていた。
管弦楽曲
編集- リムーヴス・フォア・オーケストラ
- 二人のソプラノと管弦楽のためのセレモニー
- オーケストラのための前奏曲
- 管弦楽のための変容
- 管弦楽のためのファンファーレ
- 管弦楽のための礼楽
- 交響曲第1番
- 交響曲第2番「3つのオード」
- 交響曲第3番
- 2台のピアノと管弦楽のヘテロフォニー
- 永遠なる渾沌の光の中へ
- 星曼荼羅
- 鳥のヘテロフォニー
- 光の鳥
- メロスの光背
- 黄昏の幻影
- 光の雅歌
- モノディ<単声哀歌>
- 蓮華化生
- 光と影の旋律
- 光のマントラ
- 幻影とマントラ
- ベートーヴェンの8つの交響曲による小交響曲
- オーケストラのための<蘇莫者>
- 桜人
協奏曲
編集- ピアノ協奏曲第1番「紅蓮」
- ピアノ協奏曲第2番
- ピアノ協奏曲「シャーマン」
- ピアノと室内オーケストラのための「流れ-闇の訪れたあとに」
- ピアノとオーケストラのための「神秘的合一」(遺作[9])
- フルートと管楽と打楽器のための協奏曲
- ティンパニ協奏曲
- ファゴット協奏曲
- タパス ~ファゴット、打楽器と弦楽のための協奏曲
- クラリネット協奏曲「カヴィラ <天界の鳥>」
- クラリネットと弦楽のための協奏曲「第一のバルド」
- アルトサクソフォン協奏曲「エシ・イン・アニマ(魂の内なる存在)」
- ヴァイオリン協奏曲第一番「残光」
- ヴァイオリン協奏曲第二番「秘密~マニの光」
- ヴィオラ協奏曲「焔と影」
- ヴィオラと弦楽のための協奏曲
- チェロ協奏曲
- ギター協奏曲「天女散花」
- オーボエ協奏曲「迦楼羅」
- オーボエ協奏曲「四神」
- 液状管弦楽のための協奏曲
- ハープ協奏曲「風媒」
- 二重奏協奏曲「光の環」~ヴァイオリン、ピアノとオーケストラのための
- 暁の音楽 ~声明、雅楽とオーケストラのための
- ヴァイオリン、ハープ、クラリネットと管弦楽のための三重協奏曲「胡蝶夢」
- アストラル協奏曲「光の鏡」(オンド・マルトノ協奏曲)
室内オーケストラ曲
編集- 室内交響曲第1番
- 室内交響曲第2番
- 室内交響曲第3番「メタモルフォーシス」
- 室内交響曲第4番「沈黙の声」
- 室内交響曲第5番「リンカネイション ~転生~」
- 室内オーケストラのための「耿」
- オルゴン 室内オーケストラのための
- 太陽の臍 オーケストラと篳篥のための音楽
- ヴィシュヌの臍 ピアノと室内オーケストラのための
- 星の鏡 ピアノと室内オーケストラのための
- ノスタルジア
- 華開世界
吹奏楽曲
編集- 巫楽 ~管楽と打楽器のためのヘテロフォニー
- 秘儀I ~管楽合奏のための
- 秘儀II ~7声部の管楽オーケストラと4人の打楽器奏者のための~
- 秘儀III -旋回舞踊のためのヘテロフォニー - (2015年度全日本吹奏楽コンクール課題曲III、全日本吹奏楽連盟委嘱作品)
- 秘儀IV《行進》(バンド維新2017収録曲)
- 秘儀V《エクリプス》(浜松聖星高等学校吹奏楽部委嘱作品)〈2019〉
- 秘儀Vl《ヘキサグラム》 (ブラス・ヘキサゴン委嘱作品) 〈2020〉
- 秘儀Vll《不死鳥》 (広島ウインドオーケストラ結成25周年記念委嘱作品) 〈2018〉
- 秘儀VIII《地響天籟》 (陸上自衛隊中央音楽隊70周年記念委嘱作品)〈2021〉
- 秘儀Ⅸ《アスラ》 (Wind Orchestra Spark 委嘱作品)〈2023〉
現代邦楽
編集- 邦楽合奏のためのヘテロフォニー
- 夢幻の光 ~雅楽管絃のための
- 十七絃の書 ~独奏十七弦箏のための
- 彩歌 ~箏独奏のための
- 時の虹彩
- 波の入り日 ~十三弦箏と十七弦箏のための
- タクシーム ~独奏二十弦箏のための
- 七重 ~独奏二十弦箏のための
- 時の蜜 ~独奏三絃のための
- 偲琴 ~二十五絃箏と低音二十五絃箏のための
- 五面の箏のためのシャコンヌ
- アワの歌
- 火輪
- 紅蓮Ⅱ ~尺八と箏のための二重協奏曲
- 炎の幻声 ~独奏十二弦箏と弦楽合奏のための協奏曲
- 巫幻楽
- 覡
- 赤光
- 蛍 ~篠笛独奏のための
- 時の陽炎 ~尺八、箏群と打楽器のための
- 瑠璃琴 ~独奏二十絃箏のための
- 耿 ~尺八独奏のための
- 秘水変幻 ~横笛と二十絃箏のための
- 沙羅双樹 ~5本の尺八のための
室内楽曲
編集- 2台ピアノのための「波うつ鏡」
- 八手のための舞曲
- 2台のピアノのための「水の詩曲」
- ピアノ連弾のための組曲「乳海攪拌」
- 断片と反響 ~ピアノ三重奏のための
- 弦楽四重奏のためのヘテロフォニー
- 弦楽四重奏曲第2番「光の波」
- 弦楽四重奏曲第3番「エイヴィアン(鳥)」
- 弦楽四重奏曲第4番「ヌルシンハ(人獅子)」
- 弦楽四重奏のための七つの断片と影
- 弦楽四重奏曲第5番「シェーシャ」
- 弦楽四重奏曲第6番「朱雀」
- 弦楽のためのラルゴ ~遠山一行先生の思い出に
- 弦楽のための 悲のメディテーション
- 青い龍 ~弦楽四重奏のための
- ヴィカラーラ ~12奏者と弦楽のための
- ロプノール(彷徨える湖) ~10奏者のための
- ケチャ ~6人の打楽器奏者のための
- ターラ ~6人の打楽器奏者のための
- マートラ ~独奏マリンバ、独奏ティンパニーと5人の打楽器奏者のための
- ティンパニ独奏者と5人の打楽器奏者のためのティンパニ協奏曲
- ペンタ ~5人の打楽器奏者のための
- 瞑想のパドマ
- レゴン
- カーラ
- エクタール
- 星辰神楽
- ヤントラ
- キトラ ~8台のマリンバのための
- 太陽の声
- 月の鏡 ~横笛と打楽器アンサンブルのための
- デュオローグ ~ティンパニとピアノのための
- カヤール
- 氷蜜 ~フルート・ソロのための
- 龍の笛 ~独奏フルートのための
- 微睡Ⅰ ~ヴァイオリンとピアノのための
- 微睡Ⅱ ~オーボエと2本のクラリネットのための
- 微睡Ⅲ ~クラリネットとピアノのための
- 迦楼羅 ~独奏オーボエのための
- 沈黙の秋 ~オーボエとピアノのための
- ハラーハラ ~アルト・サクソフォーンのための
- 水の影 ~アルト・サクソフォンのための
- ラメント ~アルト・サクソフォンとピアノのための
- マカラ ~クラリネットのための
- ウトパラ ~クラリネット・ソロのための
- 樹霊Ⅰ ~2本のクラリネットのための
- 樹霊Ⅱ ~5本のクラリネットのための
- 樹霊Ⅲ ~2本のバス・クラリネットのための
- 悲の河Ⅱ ~クラリネットと9人の奏者のための
- 水のオーラ ~クラリネットとピアノのための
- フルート、オーボエと弦楽三重奏のための「悲歌」
- 無伴奏ホルン・ソナタ
- ヘイロウス(光輪)
- 極光
- 深紅の呪文 ~トランペットとピアノのための
- アンティフォニー
- ルドラ ~ユーフォニアムとピアノのための
- キールティムカ ~ユーフォニアムとマリンバのための
- 秘儀Ⅵ《ヘキサグラム》
- 木霊 ~無伴奏ヴァイオリンのための
- ヴァイオリン・ソナタ
- 蓮華の光 ~オルガンとヴァイオリンのための
- 無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番 <呪文>
- 無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番 <霊媒>
- 無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番 <炎の文字>
- ラティ ~2台のヴァイオリンのための
- 無伴奏ヴィオラソナタ第1番 <旋回舞踊>
- 無伴奏ヴィオラソナタ第2番 <C線のマントラ>
- 無伴奏ヴィオラソナタ第3番 <キメラ>
- アムリタ(不死の霊薬) ~ヴィオラのための
- 波のカノン ~ヴィオラ四重奏のための
- 8つのヴィオラのための <桜>
- 瑠璃光の庭 ~ヴィオラ・ダ・ガンバ四重奏のための
- 独奏チェロのための「悲歌」
- 雅歌Ⅳ ドローン上のヘテロフォニー
- リチュアル ~チェロとピアノのための
- チェロのためのオード
- カラヴィンカの歌 ~独奏チェロのための
- チェロと弦楽のための「見えざる河」
- マナⅠ ~12人のチェロ奏者のための
- マナⅡ ~女声と5人の打楽器奏者のための
- メディテーション ~バリトンとピアノと弦楽四重奏のための
- ソプラノと6奏者のための「受胎告知」
- 銀の糸
- 玉響
- 三つの戯画 ~ギター・ソロのための
- パドマ ~ギターのための
- ピパ
- 薔薇色の谷
- レジェンド(伝説曲)
- 幻の鏡像
- 独奏ハープと弦楽のための「睡蓮」
- プンダリーカ ~打楽器ソロのための
- 愛の三つの断片 ~独奏マリンバのための
- インプロヴィゼーション ~独奏マリンバのための
- ウォーター・ヴォイス ~マリンバとピアノのための
- 神籬 ~マリンバと打楽器のための
- ナタラージャへの前奏曲
- 繭 ~マリンバと弦楽四重奏のための
- デュオローグ
- 雅歌Ⅰ ~ヘテロフォニーの具象
- 雅歌Ⅱ ~ヘテロフォニーの抽象
- 雅歌Ⅲ ~ヘテロフォニーの概念化
- オルガヌムス
- 光の蜜
- ニルヴァーナ
- 黄昏 ~ソプラノ、トランペットとオルガンのための
- 雅楽 <古鳥蘇> の旋律による瞑想曲 ~2本のクラリネットとアコーディオンのための
- 木立をめぐる不思議
- 鳥の歌による幻想曲 ~ヴィオラ独奏のための
ピアノ独奏曲
編集- ピアノ・ソナタ(1972年)
- 静寂と光(1997年)
- トリトローペ(1978年)
- ペンギン組曲(1983年)
- 鏡像A・B(1986年)
- ビコーズ(1991年)
- 星の鏡(1992年)
- 三つの幻影(1994年)
- オパール光のソナタ(1998年)
- タンゴ(1998年)
- 夜光(1999年)
- 夢魔(1999年)
- トッカータ(2000年)
- アリラン幻想曲(2002年)
- ヴィシュヌの化身(2002年)
- 夜の呪文(2003年)
- 薔薇の変容(2005年)
- カラヴィンカ(2006年)
- 神秘の鐘(2006年)
- パガニーニによる二つのロンド(2006年)
- スケルツォ・イン・D(2006年)
- 光の雫(2007年)
- 白昼夢(2009年)
- 炎の書(2010年)
- ピアノのための〈花弁の中で〉
- サファイア(2019年)
- 極楽鳥たちへの3つのエチュード(2023年)
- 古風な舞曲
- ラ・フォリア
- ユダヤの祈り
- シンコペーションダンス
- タランテラ
- 勇気のマーチ
- 秋の想い
合唱
編集- 無伴奏混声合唱のための「汨羅の淵より」(1978)
- 混声合唱組曲「まぼろしの薔薇」(1984/大手拓次)
- 猫が海へ (/工藤直子)
- 混声合唱組曲「そよぐ幻影」(1985/大手拓次)
- 女声合唱組曲「秘密の花」(1985/大手拓次)
- 無伴奏混声合唱のための「式子内親王の七つの歌」(1990)
- 無伴奏混声合唱のための「大悲心陀羅尼」(1990)
- 無伴奏混声合唱のための「炎の孤悲歌 -柿本人麻呂の歌に依る-」(1990)
- 無伴奏女声合唱のための「寂光哀歌」(1992/平家物語による)
- 混声合唱とピアノのための「水の祈祷」(1994)
- そして夜が明ける(1994/なかにし礼) - 第61回NHK全国学校音楽コンクール高等学校の部課題曲
- 無伴奏女声合唱のための組曲「祇園双紙」(1995/吉井勇)
- 女声合唱と四重奏のための「『青猫』の五つの詩」(1996/萩原朔太郎)
- 無伴奏女声合唱組曲「浮舟」(1998/源氏物語より)
- 無伴奏女声合唱のための「炎の挽歌」(2000/柿本人麻呂)
- 無伴奏女声合唱のための「青色廃園」(2000/村山槐多)
- 無伴奏混声合唱組曲「死にたまふ母」(2000/斎藤茂吉)
- 男声合唱と打楽器のための「かつて信仰は地上にあった」(2000/萩原朔太郎)
- 無伴奏混声合唱とカウンター・テナー(またはソプラノ)独唱のための「内部への月影」(2001/萩原朔太郎)
- 男声合唱とピアノのための「輪廻」(2001/萩原朔太郎)
- 無伴奏混声合唱組曲「蝶を夢む」(2002/中原中也、萩原朔太郎、大手拓次)
- 無伴奏混声合唱のための「両界真言」(2002/仏教経文による)
- 同声(女声または男声)三部とピアノのための組曲「永訣の朝]」(2006/宮沢賢治)
- 男声合唱組曲「まぼろしの薔薇」
- 同声(女声または男声)合唱とピアノのための組曲「夏の庭」
- 混声合唱とピアノのための組曲「大空の粒子」
- 無伴奏混声合唱組曲「鳥の国」(2010)
- 女声合唱とピアノのための組曲「花紅」(2010)
- 無伴奏同声三部合唱組曲「旅―悲歌が生まれるまで」
- 女声合唱とピアノのための「アノクダッチ幻想曲」(2012/宮沢賢治)
- 女声合唱とピアノのための「鈴の響」(/北原白秋)
- 「鎮魂歌―明日―風の中の挨拶」 佐々木幹郎の詩による3つの無伴奏女声合唱曲(/佐々木幹郎)
オペラ
編集- 絵師 ~ソプラノと7人の奏者と4人のダンサーのための
- 音楽詩劇 不滅の国を求めて
- 八月の熱い雨
- エクスタシスへの雅歌
- 清姫 ~水の鱗
- バガヴァッド・ギーター ~二人の歌手と打楽器アンサンブルのための
- ふり返れば猫がいて
- 中也!
- 「紫苑物語」(新国立劇場委嘱作品、2019年2月初演)
- デュオ・オペラ「山猫飯店」
電子音楽
編集- オード・フォア・エクスタシス
ディスコグラフィー
編集- 光の蜜~西村朗の音楽I(フォンテック)
- 光の鏡~西村朗の音楽II(フォンテック)
- 光の波~西村朗の音楽III(フォンテック)
- 静寂と光~西村朗の音楽IV(フォンテック)
- 光の鳥~西村朗の音楽V(フォンテック)
- 西村朗 作品集AKIRA NISHIMURA CMCD-99052(カメラータ・トウキョウ)
- 蓮華化生~西村朗 管弦楽作品集【西村 朗 作品集1】(カメラータ・トウキョウ)
- 残光~西村 朗:ヴァイオリン協奏曲 第1番【西村 朗 作品集2】(カメラータ・トウキョウ)
- 迦楼羅~西村 朗 管弦楽作品集【西村 朗 作品集3】(カメラータ・トウキョウ)
- 時の陽炎~三橋貴風 プレイズ 西村 朗 【西村 朗 作品集4】(カメラータ・トウキョウ)
- エイヴィアン[鳥]~アルディッティSQ プレイズ 西村 朗【西村 朗 作品集5】(カメラータ・トウキョウ)
- ヴィシュヌの化身~高橋アキ プレイズ 西村朗 【西村朗 作品集6】(カメラータ・トウキョウ)
- 西村 朗:魂の内なる存在~西村 朗 協奏曲集【西村 朗 作品集 7】(カメラータ・トウキョウ)
- 西村朗:メタモルフォーシス~西村朗 室内交響曲集 【西村朗 作品集 8】(カメラータ・トウキョウ)
- オパール光のソナタ~碇山典子 プレイズ 西村 朗 【西村 朗 作品集 9】(カメラータ・トウキョウ)
- 西村 朗:秘密~マニの光~西村 朗 管弦楽作品集【西村 朗 作品集 10】(カメラータ・トウキョウ)
- 西村 朗:幻影とマントラ~西村 朗 管弦楽作品集【西村 朗 作品集 11】(カメラータ・トウキョウ)
- 旋回舞踊─超絶技巧ソロ 佐藤俊介 プレイズ 西村 朗~西村 朗 弦楽器作品集 【西村 朗 作品集 12】(カメラータ・トウキョウ)
- 西村 朗:オーケストラのための〈蘇莫者〉~大阪センチュリー交響楽団、沼尻竜典【西村 朗 作品集 13】(カメラータ・トウキョウ)
- 西村 朗 室内楽作品集 ヌルシンハ[人獅子]~西村 朗 室内楽作品集【西村 朗 作品集 14】(カメラータ・トウキョウ)
- 東京シンフォニエッタ プレイズ 西村 朗 第1集~虹の体【西村 朗 作品集 15】(カメラータ・トウキョウ)
- 東京シンフォニエッタ プレイズ 西村 朗 第2集~天女散花【西村 朗 作品集 16】(カメラータ・トウキョウ)
- いずみシンフォニエッタ大阪 プレイズ 西村 朗~沈黙の声【西村 朗 作品集 17】(カメラータ・トウキョウ)
- インデアミューレ+いずみシンフォニエッタ大阪 プレイズ 西村 朗~四神【西村 朗 作品集 18】
- アルディッティSQ プレイズ 西村 朗~シェーシャ[聖蛇]【西村 朗 作品集 19】
- ブルーノ・カニーノ プレイズ 西村 朗(カメラータ・トウキョウ)
- ケチャ…彩色打楽~西村 朗 作品集/パーカッション・グループ 72(カメラータ・トウキョウ)
- カール・ライスター プレイズ 西村 朗(カメラータ・トウキョウ)
- 西村朗作品集 第1巻 / 当間修一・大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団ほか(大阪コレギウム・ムジクム)
出演
編集脚注
編集出典
編集- ^ a b c d e f g コトバンク.
- ^ a b 「作曲家の西村朗さん死去 現代音楽で世界的活躍、N響アワー司会も」『朝日新聞デジタル』2023年9月11日。2023年9月11日閲覧。
- ^ @nhk_classical (2023年9月12日). "NHK CLASSIC". X(旧Twitter)より2023年10月22日閲覧。 "最後のご出演となった10日放送「現代音楽100年のレガシー 第10回 ラヴェル(2)」は、7月に収録しました"
- ^ 光の雅歌 西村朗の音楽 pp. 220-221
- ^ “秘儀 全曲演奏会”. pbs.twimg.com. twimg. 2020年2月15日閲覧。
- ^ 「作曲家の西村朗さん死去 69歳 日本音コン委員長、N響アワー司会」『毎日新聞』2023年9月11日。2023年9月12日閲覧。
- ^ 「指揮者の飯森範親さん「故・西村朗さんに生を学んだ」 思い出を語る」『毎日新聞』2023年9月16日。オリジナルの2023年9月20日時点におけるアーカイブ。「西村さんが手がける新しい「ピアノ協奏曲」は全3楽章の構想で、先に第2楽章のみ書かれていた」
- ^ “平成25年秋の褒章受章者(東京都)” (PDF). 内閣府. p. 3 (2013年11月3日). 2014年11月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月28日閲覧。
- ^ “【演奏曲目変更のお知らせ】2024年1月27日(土)第162回定期演奏会”. 一般社団法人パシフィックフィルハーモニア東京 (2023年10月6日). 2023年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月11日閲覧。
参考文献
編集- 「皿の上のかたつむり」(『音楽芸術』第40巻第1号 - 同巻第12号所収、1982年)ほか、音楽之友社刊『音楽芸術』への1970年代末から1980年代までの作曲者本人の寄稿
- 西村朗、沼野雄司『光の雅歌――西村朗の音楽』春秋社、2005年5月、ISBN 9784393934739
- 西村朗『作曲家がゆく――西村朗対話集』春秋社、2007年5月、ISBN 9784393935163
- 西村朗『クラシックの魔法――スピリチュアル名曲論』講談社、2008年10月。ISBN 9784062150590。
- 湯浅譲二、西村朗『未聴の宇宙、作曲の冒険』春秋社、2008年11月。ISBN 9784393935361。
- 井阪紘、西村朗『音楽の生まれるとき――作曲と演奏の現場』春秋社、2010年8月。ISBN 9784393935446。
- 西村朗『曲がった家を作るわけ』春秋社、2013年7月。ISBN 9784393935798。
- 「西村朗」『デジタル版 日本人名大辞典+Plus』 。コトバンクより2023年9月11日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 西村朗(全音楽譜出版社サイト内)
- CiNii Books 著者 - 西村朗 - CiNii Books データベースにある作品の検索(著者ID:DA05574051)
- 西村朗 - AMATI
- 西村朗 - researchmap
- オンラインショップ 西村朗楽譜CD(マザーアース (楽譜出版社) - ウェイバックマシン(2015年6月15日アーカイブ分)