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長距離列車

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長距離列車(ちょうきょりれっしゃ)とは明確な定義はないものの、一般には、長距離を運行する列車のことをいう。

目次

世界の長距離列車編集

最長距離列車の記録はシベリア鉄道が有している。

世界の運行距離の長い列車ベスト17編集

順位 列車番号・列車名 始発駅 終着駅 経由国 運営者 運行距離 所要時間 出典
1 133/350列車   キエフ   ウラジオストク   ウクライナ
  ロシア
  ウクライナ鉄道
  ロシア鉄道
10,260km 178時間
(8泊9日)
[1]
2 ロシア号   モスクワ
ヤロスラフスキー駅
  ウラジオストク   ロシア   ロシア鉄道 9,259km 146時間
(6泊7日)
[1]
3 ボストーク号   モスクワ
(ヤロスラフスキー駅)
  北京   ロシア
  中国
  ロシア鉄道
  中国鉄路総公司
8,984km 145時間
(北京行き 7泊8日)
[1]
4 K3/4次列車   北京   モスクワ
(ヤロスラフスキー駅)
  中国
  モンゴル
  ロシア
  中国鉄路総公司
  モンゴル鉄道
  ロシア鉄道
7,826km 127時間
(北京行き 6泊7日)
[1]
5 5/6列車   ウランバートル   モスクワ
(ヤロスラフスキー駅)
  モンゴル
  ロシア
  モンゴル鉄道
  ロシア鉄道
6,265km 99時間
(ウランバートル行き 5泊6日)
[1]
6 7/8列車   ノヴォシビルスク   ウラジオストク   ロシア   ロシア鉄道 5,955km 89時間
(ウラジオストク行き 5泊6日)
[1]
7 Z264/265・Z266/263次列車   広州   ラサ   中国   中国鉄路総公司 4,980km 54時間30分
(2泊3日)
[2]
8 K1082/1083・K1084/1081次列車中国語版   チチハル   ウルムチ南   中国   中国鉄路総公司 4,827km 67時間32分
(チチハル行き 3泊4日)
[3]
9 T206/203・T204/205次列車中国語版   上海   グルジャ中国語版   中国   中国鉄路総公司 4,716km 55時間16分
(上海行き 2泊3日)
[3]
10 Z136/137・Z138/135次列車中国語版   広州   ウルムチ南   中国   中国鉄路総公司 4,684km 54時間13分
(2泊3日)
[2]
11 カナディアン号   トロント
ユニオン駅英語版
  バンクーバー
パシフィック・セントラル駅英語版
  カナダ   VIA鉄道 4,466km 86時間
(4泊5日)
[4]
12 Z112/113・Z114/111次列車中国語版   ハルビン   海口   中国   中国鉄路総公司 4,458km 65時間42分
(2泊3日)
[2]
13 テキサス・イーグル号英語版   シカゴ
ユニオン駅
  ロサンゼルス
ユニオン駅
  アメリカ合衆国   アムトラック 4,390km 68時間45分
(3泊4日)
[5]
14 Z164/165・Z166/163次列車中国語版   上海   ラサ   中国   中国鉄路総公司 4,373km 49時間
(2泊3日)
[2]
15 インディアンパシフィック   シドニー
セントラル駅英語版
  パース
東パース駅英語版
  オーストラリア   グレートサザンレールウェイ 4,352km 65時間
(3泊4日)
[6]
16 ディブルーガル=カンニヤークマリ・ヴィベクエクスプレス
Dibrugarh-Kanyakumari Vivek Express
  ディブルーガル英語版   カンニヤークマリ英語版   インド   インド鉄道 4,273km 82時間30分
17 K2288/2285・K2286/2287次列車中国語版   長春   昆明   中国   中国鉄路総公司 4,161km 60時間43分
(3泊4日)
[2]

日本の長距離列車編集

2015年(平成27年)3月12日まで、日本最長距離の旅客列車は寝台特急「トワイライトエクスプレス」(大阪 - 札幌)の札幌発大阪行き上り列車であり、その運行距離は1,508.5 km、所要時間は約22時間50分であった。

2018年8月現在、最長距離旅客列車は東海道・山陽新幹線の「のぞみ」(東京博多)である。

新幹線・優等列車編集

臨時列車も含めた全列車の中で、移動距離が最も長い列車は新幹線の、東京 - 博多間を走る「のぞみ」号の1,174.9 kmが最長である。新幹線を除いた在来線では、東京 - 出雲市間を走る寝台特急「サンライズ出雲」の953.6 km、昼行では博多 - 宮崎空港間を走る特急「にちりんシーガイア」の413.1 kmが最長である。在来線では、かつて特急「白鳥」(大阪 - 青森)や寝台特急「富士」(東京 - 西鹿児島日豊本線経由〉、後年は南宮崎大分止まり)、寝台特急「北斗星」(上野  - 札幌)、急行「高千穂」(東京 - 西鹿児島(日豊本線経由))など、運転距離1,000 kmを越える列車が存在していた。しかし、新幹線の延伸開業、航空機夜行バスとの競合による夜行列車の需要減などにより、ほとんどが廃止された。夜行列車の場合、有効時間とされる時間が深夜帯となることから、その性格上、長距離を走るものが多い。過去には、運転区間が短距離のため発着時間が不便になってしまい、廃止となった夜行列車もあった。また、かつては長距離の普通快速列車にも寝台車が連結されるものがあったが、1985年までに全廃された。

普通列車編集

単一列車番号で運転される、日本最長距離の定期普通旅客列車は、根室本線滝川釧路行きの2429Dであり、走行距離は308.4 km、所要時間も日本最長の8時間27分である。JR北海道釧路支社ではこれを記念して、復刻塗装を施した車両を用いたり、2429Dの終着駅である釧路駅では滝川駅から乗車した旅客に乗車証明書を配布している[7]

しかし2018年9月10日現在、2016年8月の台風被害により、途中の東鹿越から新得の間が不通となっている。

2016年3月26日のダイヤ改正で日本最長距離の定期普通列車は、この改正で誕生した山陽本線岡山下関行きの369Mとなっていた。走行距離は363 kmで、所要時間は7時間33分であったが、2017年3月4日の改正で運転区間が糸崎発下関行きに短縮された。

かつて、長距離を走る旅客列車優等列車新幹線ばかりでなく、1986年11月1日国鉄ダイヤ改正まで荷物列車郵便列車が存在した関係で、長距離の普通・快速列車も多く設定されていた。

山陰本線函館本線等の路線は需要が小さく、荷物列車・郵便列車と旅客列車が併結されており、中には旅客車が連結されていながら、輸送上では主となる荷物列車の列車番号が与えられていたものもあった。また、新幹線が未開通で特急・急行など優等列車の運転本数も少なく、長距離移動に普通列車を利用する客も多かった1960年代以前は、長距離を運転する普通客車列車にも、一等車1960年までは二等車、現在のグリーン車)が連結されていた。1980年代以前には、寝台車を連結した夜行客車急行列車を仕立てるほどの需要がない路線では、寝台車を夜行の普通客車列車に連結するケースもあった。

参考文献編集

  • イカロス出版『J-train』Vol.52 特集:長距離鈍行
  • 阿部真之、岡田健太郎(2011年). 『中国鉄道大全 中国鉄道10万km徹底ガイド』, 旅行人. ISBN 9784947702692

脚注編集

関連項目編集