キンポウゲ目

被子植物の目

キンポウゲ目(キンポウゲもく、Ranunculales)は、被子植物の一つで、キンポウゲ科を含むもの。クロンキスト体系の元となったストロビロイド説では、モクレン目などと共に被子植物の中でも原始的な形態を保存したグループとしていた。

キンポウゲ目
ミヤマキンポウゲ
(Ranunculus acris var. nipponicus)
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: キンポウゲ目 Ranunculales
学名
Ranunculales Dumortier (1829)

分類 編集

真正双子葉類に置かれ、およそ200属4500種が属する[1]

クロンキスト体系では、ケシ科はケシ目とされていた。

系統 編集

次のような系統樹が得られている[1]

フサザクラ科

ケシ科

キルカエアステル科

アケビ科

ツヅラフジ科

メギ科

キンポウゲ科

過去の分類体系 編集

クロンキスト体系ではモクレン亜綱に含まれ、8科約2000種からなる[2]

新エングラー体系でも古生花被植物亜綱(≒離弁花類)の中にキンポウゲ目を認識しており、次の科を含む。

脚注 編集

  1. ^ a b Rananculales in Stevens, P. F. (2001 onwards). Angiosperm Phylogeny Website Version 7, May 2006 [and more or less continuously updated since].
  2. ^ 馬渡峻輔・加藤雅啓・岩槻邦男『バイオディバーシティ・シリーズ 植物の多様性と系統』裳華房、1997年10月20日。ISBN 978-4-7853-5825-9 

関連項目 編集

外部リンク 編集