クラシック (ロードレース)

自転車ロードレースにおけるクラシック: Classic, : Classique, : Classiche)とは、一般的には一日で競技を終了する「ワンデイレース」のなかで、特に高い格式を持つレースを指す[1]ツール・ド・フランスのように複数日にわたって行われる「ステージレース」は、いかに歴史や格式があってもクラシックとは呼ばれない。20世紀終盤以降[注釈 1]に作られたレースの中にはユーロアイズ・サイクラシックスクラシカ・サンセバスティアンのように歴史が浅くても「クラシック」を名乗るレース[1]や、ワールド・ポーツ・クラシックのようにステージレースであるにもかかわらず「クラシック」を名乗るレースが存在する。

クラシックと呼ばれるレース編集

ロードレースにおいては、厳密な定義はないものの、現在では以下のレースなどが「クラシック」と呼ばれることが多い。

※ ()内は第1回大会の開催年度。太字モニュメント

かつてワンデイレースの最高カテゴリーであったUCI・ロードワールドカップに所属していたパリ〜ツールチューリッヒ選手権UCIプロツアーの時期に下位カテゴリーのUCIコンチネンタルサーキット以下に格下げされたり、かつては「セミ・クラシック」と呼ばれたレースが当時最高カテゴリーのUCIプロツアーに加わったり、さらにUCIワールドツアーが2017年に拡張された際に新しいレースが最高カテゴリーのUCIワールドツアーに加えられるなど、レースの歴史の長さと格付け・権威が必ずしも一致しない傾向も強まっており、「クラシック」の定義は曖昧になっている[1]。UCIは2020年より、UCIワールドツアーのワンデイレースのうち、「クラシック」とされるレースのみのポイントによる「UCIクラシックシリーズ」を開始する予定であったが、延期となっている[2]

モニュメント編集

  ミラノ〜サンレモ (Milan-Sanremo)、  ロンド・ファン・フラーンデレン (Ronde van Vlaanderen)、  パリ〜ルーベ (Paris - Roubaix)、  リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ (Liège - Bastogne - Liège)、  イル・ロンバルディア (Il Lombardia) の五つは、クラシックの中でも、とりわけ古い歴史があり、記念碑的なレースという意味合いを込めて、モニュメント (The Monuments) と呼ばれ、「クラシック」の定義が曖昧になった現在でも高い権威を保ち続けている。ミラノ〜サンレモは「プリマヴェーラ(春)」「クラッシチッシマ(最高のクラシックレース)」、ロンド・ファン・フラーンデレンが「クラシックの王様」、パリ〜ルーベが「北の地獄」「クラシックの女王」、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュが「ラ・ドワイエンヌ(最古参)」、イル・ロンバルディアが「落ち葉のクラシック」と呼ばれるなど、いずれのレースにもさまざまな異名が付けられ親しまれている。

モニュメント全制覇達成者編集

過去にモニュメント全制覇を達成した選手は、以下の3人がおり、最多優勝回数はメルクスの19回となっている。達成順に列挙する。 ファン・ローイとメルクスは、ワンデイレースの最高峰と目されるロード世界選手権・個人ロードレース種目でも優勝経験がある。

リック・ファン・ローイ  ベルギー):8回
エディ・メルクス  ベルギー):19回
ロジェ・デ・フラーミンク  ベルギー):11回

モニュメント優勝回数ランキング編集

順位 選手名 ミラノ〜サンレモ ロンド・ファン・フラーンデレン パリ〜ルーベ リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ イル・ロンバルディア 通算
1   エディ・メルクス 7 2 3 5 2 19
2   ロジェ・デ・フラーミンク 3 1 4 1 2 11
3   コスタンテ・ジラルデンゴ 6 3 9
  ファウスト・コッピ 3 1 5 9
  ショーン・ケリー 2 2 2 3 9
6   リック・ファン・ローイ 1 2 3 1 1 8
7   ジーノ・バルタリ 4 3 7
  トム・ボーネン 3 4 7
  ファビアン・カンチェラーラ 1 3 3 7
10   アンリ・ペリシエ 1 2 3 6
  アルフレッド・ビンダ 2 4 6
  フレット・デ・ブリュイヌ 1 1 1 3 6
  フランチェスコ・モゼール 1 3 2 6
  モレノ・アルゼンティン 1 4 1 6
  ヨハン・ムセウ 3 3 6
16   ガエターノ・ベローニ 2 3 5
  リック・ファン・ステーンベルヘン 1 2 2 5
  ベルナール・イノー 1 2 2 5
  ミケーレ・バルトリ 1 2 2 5
  パオロ・ベッティーニ 1 2 2 5
  フィリップ・ジルベール 1 1 1 2 5
22   ガストン・ルブリ 1 3 4
  アルフォンス・スへペルス英語版 1 3 4
  ルイゾン・ボベ 1 1 1 1 4
  ジェルマン・デライク英語版 1 1 1 1 4
  フェリーチェ・ジモンディ 1 1 2 4
  ワルテル・ホデフロート 2 1 1 4
  ハニー・クイパー 1 1 1 1 4
  ヤン・ラース 1 2 1 4
  エリック・ツァベル 4 4
  アレハンドロ・バルベルデ 4 4
32   レオン・ウア 3 3
  オクタヴ・ラピーズ 3 3
  ルネ・フェルマンデル英語版 1 2 3
  ジョヴァンニ・ブルネーロ 1 2 3
  ロマン・ヘイセルス英語版 2 1 3
  アヒエル・バウセ英語版 3 3
  フィオレンツォ・マーニ 3 3
  ヨ・デ・ロー英語版 1 2 3
  エミール・ダームス英語版 1 1 1 3
  トム・シンプソン 1 1 1 3
  エリック・ルマン英語版 3 3
 /  アンドレイ・チミル 1 1 1 3
  アンドレア・タフィ 1 1 1 3
  ペーター・ファン・ペテヘム 2 1 3
  オスカル・フレイレ 3 3
  ダミアーノ・クネゴ 3 3
  ヴィンチェンツォ・ニバリ 1 2 3

モニュメント歴代優勝者編集

ミラノ〜サンレモ ロンド・ファン・フラーンデレン パリ〜ルーベ リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ イル・ロンバルディア
1892         レオン・ウア (1/3)  
1893   レオン・ウア (2/3)
1894   レオン・ウア (3/3)
1895 開催なし
1896   ヨーゼフ・フィッシャー
1897   モリス・ガラン (1/2)
1898   モリス・ガラン (2/2)
1899   アルベール・シャンピオン
1900   エミール・ブウール英語版
1901   ルシアン・レスナ英語版 (1/2)
1902   ルシアン・レスナ英語版 (2/2)
1903   イポリト・オクテュリエ (1/2)
1904   イポリト・オクテュリエ (2/2)
1905   ルイ・トゥルスリエ   ジョヴァンニ・ジェルビ英語版
1906   アンリ・コルネ   ジュゼッペ・ブランビッラ英語版
1907   ルシアン・プティブルトン   ジョルジュ・パスリュー英語版   ギュスタヴ・ガリグー (1/2)
1908   シリユ・ファン・ハウワールト英語版 (1/2)   シリユ・ファン・ハウワールト英語版 (2/2)   アンドレ・トゥルスリエ英語版   フランソワ・ファベール (1/2)
1909   ルイジ・ガンナ   オクタヴ・ラピーズ (1/3)   ヴィクトル・ファストル英語版   ジョヴァンニ・クニオーロ英語版
1910   オージェヌ・クリストフ英語版   オクタヴ・ラピーズ (2/3) 開催なし   ジョヴァンニ・ミケレット
1911   ギュスタヴ・ガリグー (2/2)   オクタヴ・ラピーズ (3/3)   ヨーセフ・ファン・ダーレ英語版   アンリ・ペリシエ (1/6)
1912   アンリ・ペリシエ (2/6)   シャルル・クリュペラント英語版 (1/2)   オーメル・フェルシュホーレ英語版   カルロ・オリアーニ
1913   オディル・ドフレイエ   ポール・ドマン英語版 (1/2)   フランソワ・ファベール (2/2)   モーリス・モリッツ英語版   アンリ・ペリシエ (3/6)
1914   ウーゴ・アゴストーニ英語版   マルセル・ビュイス英語版   シャルル・クリュペラント英語版 (2/2) 第一次世界大戦の影響により中止   ラウロ・ボルディン英語版
1915   エツィオ・コルライタ英語版 第一次世界大戦の影響により中止 第一次世界大戦の影響により中止   ガエターノ・ベローニ (1/5)
1916 第一次世界大戦の影響により中止   レオポルド・トッリチェッリ英語版
1917   ガエターノ・ベローニ (2/5)   フィリップ・ティス
1918   コスタンテ・ジラルデンゴ (1/9)   ガエターノ・ベローニ (3/5)
1919   アンジェロ・グレモ英語版   アンリ・ファン・レルベルヘ英語版   アンリ・ペリシエ (4/6)   レオン・デヴォス英語版 (1/2)   コスタンテ・ジラルデンゴ (2/9)
1920   ガエターノ・ベローニ (4/5)   ジュール・ファン・ヘーヴェル英語版 (1/2)   ポール・ドマン英語版 (2/2)   レオン・シウール   アンリ・ペリシエ (5/6)
1921   コスタンテ・ジラルデンゴ (3/9)   ルネ・フェルマンデル英語版 (1/3)   アンリ・ペリシエ (6/6)   ルイ・モッティア英語版 (1/2)   コスタンテ・ジラルデンゴ (4/9)
1922   ジョバンニ・ブルネーロ (1/3)   レオン・デヴォス英語版 (2/2)   アルバート・デヨンへ英語版   ルイ・モッティア英語版 (2/2)   コスタンテ・ジラルデンゴ (5/9)
1923   コスタンテ・ジラルデンゴ (6/9)   ハイリ・ズーター英語版 (1/2)   ハイリ・ズーター英語版 (2/2)   ルネ・フェルマンデル英語版 (2/3)   ジョバンニ・ブルネーロ (2/3)
1924   ピエトロ・リナーリ英語版   ジェラール・デュバーツ英語版 (1/2)   ジュール・ファン・ヘーヴェル英語版 (2/2)   ルネ・フェルマンデル英語版 (3/3)   ジョバンニ・ブルネーロ (3/3)
1925   コスタンテ・ジラルデンゴ (7/9)   ジュリアン・デルベック英語版 (1/2)   フェリックス・セリエ英語版   ジョルジュ・ロンセ (1/2)   アルフレッド・ビンダ (1/6)
1926   コスタンテ・ジラルデンゴ (8/9)   デニス・フェルスフーレン英語版   ジュリアン・デルベック英語版 (2/2)   デュドンネ・スメッツ英語版   アルフレッド・ビンダ (2/6)
1927   ピエトロ・ケージ英語版   ジェラール・デュバーツ英語版 (2/2)   ジョルジュ・ロンセ (2/2)   モーリス・ラース英語版   アルフレッド・ビンダ (3/6)
1928   コスタンテ・ジラルデンゴ (9/9)   ヤン・メルテンス英語版   アンドレ・ルデュック   エルネス・モタール英語版   ガエターノ・ベローニ (5/5)
1929   アルフレッド・ビンダ (4/6)   イェフ・デルファース英語版   シャルル・ムニエ英語版   アルフォンス・スへペルス英語版 (1/4)   ピエロ・フォッサティ英語版
1930   ミケーレ・マーラ英語版 (1/2)   フラン・ボンデュエル英語版   ジュリアン・フェルヴァーク   ヘルマン・ブーゼ英語版   ミケーレ・マーラ英語版 (2/2)
1931   アルフレッド・ビンダ (5/6)   ロマン・ヘイセルス英語版 (1/3)   ガストン・ルブリ (1/4)   アルフォンス・スへペルス英語版 (2/4)   アルフレッド・ビンダ (6/6)
1932   アルフレード・ボヴェット英語版   ロマン・ヘイセルス英語版 (2/3)   ロマン・ヘイセルス英語版 (3/3)   マルセル・ウイユー英語版   アントニオ・ネリーニ英語版
1933   レアルコ・グエッラ (1/2)   アルフォンス・スへペルス英語版 (3/4)   シルヴェール・マース   フランソワ・ガルディエ英語版   ドメニコ・ピエモンテージ英語版
1934   イェフ・デマウセレ英語版   ガストン・ルブリ (2/4)   ガストン・ルブリ (3/4)   テオ・ヘルケンラス英語版   レアルコ・グエッラ (2/2)
1935   ジュゼッペ・オルモ (1/2)   ルイ・デュエルロー英語版   ガストン・ルブリ (4/4)   アルフォンス・スへペルス英語版 (4/4)   エンリコ・モッロ英語版
1936   アンジェロ・ヴァレット英語版   ルイ・アルディクエスト英語版   ジョルジュ・スペシエ英語版   アルバート・ベッカールト英語版   ジーノ・バルタリ (1/7)
1937   チェーザレ・デル・カンチア英語版   ミシェル・ドホーヘ英語版   ユレス・ロッシ英語版   エロワ・ムランベール   アルド・ビーニ英語版 (1/2)
1938   ジュゼッペ・オルモ (2/2)   エドガール・ド・カリュヴェ英語版   ルシアン・ストルム英語版   アルフォンス・デロール英語版   チーノ・チネッリ英語版 (1/2)
1939   ジーノ・バルタリ (2/7)   カレル・カールス   エミール・マソンJr.   アルバート・リトセルフェルト英語版   ジーノ・バルタリ (3/7)
1940   ジーノ・バルタリ (4/7)   アヒエル・バウセ英語版 (1/3) 第二次世界大戦の影響により中止 第二次世界大戦の影響により中止   ジーノ・バルタリ (5/7)
1941   ピエリーノ・ファヴァッリ英語版   アヒエル・バウセ英語版 (2/3)   マリオ・リッチ英語版 (1/2)
1942   アドルフォ・レオーニ英語版   アルベリック・スホット (1/2)   アルド・ビーニ英語版 (2/2)
1943   チーノ・チネッリ英語版 (2/2)   アヒエル・バウセ英語版 (3/3)   マルセル・キント   リシャール・ドゥポルテル英語版 (1/2) 第二次世界大戦の影響により中止
1944 第二次世界大戦の影響により中止   リック・ファン・ステーンベルヘン (1/5)   モーリス・デザンプラール英語版 第二次世界大戦の影響により中止
1945   シルヴァン・フリソル英語版   ポール・マイユ英語版   ジャン・アンジェル英語版   マリオ・リッチ英語版 (2/2)
1946   ファウスト・コッピ (1/9)   リック・ファン・ステーンベルヘン (2/5)   ジョルジュ・クラース英語版 (1/2)   プロスペル・デプレドム英語版 (1/2)   ファウスト・コッピ (2/9)
1947   ジーノ・バルタリ (6/7)   エミール・フェイナールト英語版   ジョルジュ・クラース英語版 (2/2)   リシャール・ドゥポルテル英語版 (2/2)   ファウスト・コッピ (3/9)
1948   ファウスト・コッピ (4/9)   アルベリック・スホット (2/2)   リック・ファン・ステーンベルヘン (3/5)   モーリス・モラン英語版   ファウスト・コッピ (5/9)
1949   ファウスト・コッピ (6/9)   フィオレンツォ・マーニ (1/3)   セルセ・コッピ英語版
  アンドレ・マエ英語版
[3]
  カミーユ・ダンギヨーム英語版   ファウスト・コッピ (7/9)
1950   ジーノ・バルタリ (7/7)   フィオレンツォ・マーニ (2/3)   ファウスト・コッピ (8/9)   プロスペル・デプレドム英語版 (2/2)   レンツォ・ソルダーニ英語版
1951   ルイゾン・ボベ (1/4)   フィオレンツォ・マーニ (3/3)   アントニオ・ベヴィラクア英語版   フェルディナント・キュプラー (1/2)   ルイゾン・ボベ (2/4)
1952   ロレット・ペトルッチ (1/2)   ロジェ・デコック英語版   リック・ファン・ステーンベルヘン (4/5)   フェルディナント・キュプラー (2/2)   ジュゼッペ・ミナルディ英語版
1953   ロレット・ペトルッチ (2/2)   ウィム・ファン・エスト英語版   ジェルマン・デライク英語版 (1/4)   アロイス・デ・ヘルトク英語版   ブルーノ・ランディ英語版
1954   リック・ファン・ステーンベルヘン (5/5)   レイモン・アンパニ (1/2)   レイモン・アンパニ (2/2)   マルセル・エルンツァー英語版   ファウスト・コッピ (9/9)
1955   ジェルマン・デライク英語版 (2/4)   ルイゾン・ボベ (3/4)   ジャン・フォルスティエール英語版 (1/2)   スタン・オケルス   クレト・マウレ英語版
1956   フレット・デ・ブリュイヌ (1/6)   ジャン・フォルスティエール英語版 (2/2)   ルイゾン・ボベ (4/4)   フレット・デ・ブリュイヌ (2/6)   アンドレ・ダリガード
1957   ミゲル・ポブレット (1/2)   フレット・デ・ブリュイヌ (3/6)   フレット・デ・ブリュイヌ (4/6)   ジェルマン・デライク英語版 (3/4)
  フランス・スハウベン英語版
[4]
  ディエゴ・ロンキーニ英語版
1958   リック・ファン・ローイ (1/8)   ジェルマン・デライク英語版 (4/4)   レオン・ファンダーレ英語版   フレット・デ・ブリュイヌ (5/6)   ニーノ・デフィリッピス
1959   ミゲル・ポブレット (2/2)   リック・ファン・ローイ (2/8)   ノエル・フォレ英語版 (1/2)   フレット・デ・ブリュイヌ (6/6)   リック・ファン・ローイ (3/8)
1960   ルネ・プリヴァ英語版   アルテュル・デ・カボーテル   ピノ・チェラミ英語版   アルベルトゥス・ヘルダーマンス英語版   エミール・ダームス英語版 (1/3)
1961   レイモン・プリドール   トム・シンプソン (1/3)   リック・ファン・ローイ (4/8)   リック・ファン・ローイ (5/8)   ヴィト・タッコーネ英語版
1962   エミール・ダームス英語版 (2/3)   リック・ファン・ローイ (6/8)   リック・ファン・ローイ (7/8)   イェフ・プランカールト英語版   ヨ・デ・ロー英語版 (1/3)
1963   ジョゼフ・グルサール英語版   ノエル・フォレ英語版 (2/2)   エミール・ダームス英語版 (3/3)   フランス・メルケンベーク英語版   ヨ・デ・ロー英語版 (2/3)
1964   トム・シンプソン (2/3)   ルディ・アルティヒ (1/2)   ペーター・ポスト   ウィリー・ブロックラント英語版   ジャンニ・モッタ
1965   アリー・デン・ハルトク英語版   ヨ・デ・ロー英語版 (3/3)   リック・ファン・ローイ (8/8)   カルミネ・プレツィオージ英語版   トム・シンプソン (3/3)
1966   エディ・メルクス (1/19)   エドワルト・セルス英語版   フェリーチェ・ジモンディ (1/4)   ジャック・アンクティル   フェリーチェ・ジモンディ (2/4)
1967   エディ・メルクス (2/19)   ディーノ・ザンデグ英語版   ヤン・ヤンセン   ワルテル・ホデフロート (1/4)   フランコ・ビトッシ (1/2)
1968   ルディ・アルティヒ (2/2)   ワルテル・ホデフロート (2/4)   エディ・メルクス (3/19)   ワルテル・ファン・スウェーフェルト英語版   ヘルマン・ファン・スプリンヘル
1969   エディ・メルクス (4/19)   エディ・メルクス (5/19)   ワルテル・ホデフロート (3/4)   エディ・メルクス (6/19)   ジャン=ピエール・モンセレ
1970   ミケーレ・ダンチェッリ英語版   エリック・ルマン英語版 (1/3)   エディ・メルクス (7/19)   ロジェ・デ・フラーミンク (1/11)   フランコ・ビトッシ (2/2)
1971   エディ・メルクス (8/19)   エフェルト・ドルマン英語版   ロジェ・ロジエル英語版   エディ・メルクス (9/19)   エディ・メルクス (10/19)
1972   エディ・メルクス (11/19)   エリック・ルマン英語版 (2/3)   ロジェ・デ・フラーミンク (2/11)   エディ・メルクス (12/19)   エディ・メルクス (13/19)
1973   ロジェ・デ・フラーミンク (3/11)   エリック・ルマン英語版 (3/3)   エディ・メルクス (14/19)   エディ・メルクス (15/19)   フェリーチェ・ジモンディ (3/4)
1974   フェリーチェ・ジモンディ (4/4)   ケース・バル英語版   ロジェ・デ・フラーミンク (4/11)   ジョルジュ・パンタン英語版   ロジェ・デ・フラーミンク (5/11)
1975   エディ・メルクス (16/19)   エディ・メルクス (17/19)   ロジェ・デ・フラーミンク (6/11)   エディ・メルクス (18/19)   フランチェスコ・モゼール (1/6)
1976   エディ・メルクス (19/19)   ワルテル・プランカールト   マルク・ドメイエ英語版   ジョゼフ・ブリュイエール英語版 (1/2)   ロジェ・デ・フラーミンク (7/11)
1977   ヤン・ラース (1/4)   ロジェ・デ・フラーミンク (8/11)   ロジェ・デ・フラーミンク (9/11)   ベルナール・イノー (1/5)   ジャンバッティスタ・バロンケッリ (1/2)
1978   ロジェ・デ・フラーミンク (10/11)   ワルテル・ホデフロート (4/4)   フランチェスコ・モゼール (2/6)   ジョゼフ・ブリュイエール英語版 (2/2)   フランチェスコ・モゼール (3/6)
1979   ロジェ・デ・フラーミンク (11/11)   ヤン・ラース (2/4)   フランチェスコ・モゼール (4/6)   ディートリヒ・トゥーラウ   ベルナール・イノー (2/5)
1980   ピエリーノ・ガバッツィ英語版   ミシェル・ポランティエール   フランチェスコ・モゼール (5/6)   ベルナール・イノー (3/5)   フォンス・デ・ヴォルフ英語版 (1/2)
1981   フォンス・デ・ヴォルフ英語版 (2/2)   ハニー・クイパー (1/4)   ベルナール・イノー (4/5)   ヨーゼフ・フックス   ハニー・クイパー (2/4)
1982   マルク・ゴメズ英語版   ルネ・マルテンス英語版   ヤン・ラース (3/4)   シルヴァーノ・コンティニ英語版   ジュゼッペ・サロンニ (1/2)
1983   ジュゼッペ・サロンニ (2/2)   ヤン・ラース (4/4)   ハニー・クイパー (3/4)   ステーフェン・ロークス英語版   ショーン・ケリー (1/9)
1984   フランチェスコ・モゼール (6/6)   ヨハン・ラマーツ英語版   ショーン・ケリー (2/9)   ショーン・ケリー (3/9)   ベルナール・イノー (5/5)
1985   ハニー・クイパー (4/4)   エリック・ファンデラールデン (1/2)   マルク・マディオ (1/2)   モレノ・アルゼンティン (1/6)   ショーン・ケリー (4/9)
1986   ショーン・ケリー (5/9)   アドリ・ファン・デル・プール (1/2)   ショーン・ケリー (6/9)   モレノ・アルゼンティン (2/6)   ジャンバッティスタ・バロンケッリ (2/2)
1987   エーリッヒ・メヒラー英語版   クロード・クリケリオン   エリック・ファンデラールデン (2/2)   モレノ・アルゼンティン (3/6)   モレノ・アルゼンティン (4/6)
1988   ローラン・フィニョン (1/2)   エディ・プランカールト (1/2)   ディルク・デモル英語版   アドリ・ファン・デル・プール (2/2)   シャーリー・モテ
1989   ローラン・フィニョン (2/2)   エドヴィヒ・ファン・ホーイドンク英語版 (1/2)   ジャン=マリー・ワンペルス英語版   ショーン・ケリー (7/9)   トニー・ロミンゲル (1/2)
1990   ジャンニ・ブーニョ (1/2)   モレノ・アルゼンティン (5/6)   エディ・プランカールト (2/2)   エリック・ファン・ランカー英語版   ジル・デリオン英語版
1991   クラウディオ・キアプッチ   エドヴィヒ・ファン・ホーイドンク英語版 (2/2)   マルク・マディオ (2/2)   モレノ・アルゼンティン (6/6)   ショーン・ケリー (8/9)
1992   ショーン・ケリー (9/9)   ジャッキー・デュラン   ジルベール・デュクロラサール (1/2)   ディルク・デ・ヴォルフ英語版   トニー・ロミンゲル (2/2)
1993   マウリツィオ・フォンドリエスト   ヨハン・ムセウ (1/6)   ジルベール・デュクロラサール (2/2)   ロルフ・ソレンセン (1/2)   パスカル・リシャール (1/2)
1994   ジョルジオ・フルラン英語版   ジャンニ・ブーニョ (2/2)   アンドレイ・チミル (1/3)   エフゲニー・ベルズィン   ヴラディスラフ・ボブリック英語版
1995   ローラン・ジャラベール (1/2)   ヨハン・ムセウ (2/6)   フランコ・バッレリーニ (1/2)   マウロ・ジャネッティ   ジャンニ・ファレジン英語版
1996   ガブリエーレ・コロンボ英語版   ミケーレ・バルトリ (1/5)   ヨハン・ムセウ (3/6)   パスカル・リシャール (2/2)   アンドレア・タフィ (1/3)
1997   エリック・ツァベル (1/4)   ロルフ・ソレンセン (2/2)   フレデリック・ゲドン   ミケーレ・バルトリ (2/5)   ローラン・ジャラベール (2/2)
1998   エリック・ツァベル (2/4)   ヨハン・ムセウ (4/6)   フランコ・バッレリーニ (2/2)   ミケーレ・バルトリ (3/5)   オスカル・カーメンツィント (1/2)
1999   アンドレイ・チミル (2/3)   ペーター・ファン・ペテヘム (1/3)   アンドレア・タフィ (2/3)   フランク・ヴァンデンブルック   ミルコ・チェレスティーノ英語版
2000   エリック・ツァベル (3/4)   アンドレイ・チミル (3/3)   ヨハン・ムセウ (5/6)   パオロ・ベッティーニ (1/5)   ライモンダス・ルムシャス
2001   エリック・ツァベル (4/4)   ジャンルカ・ボルトラーミ英語版   セルファイス・クナーフェン   オスカル・カーメンツィント (2/2)   ダニーロ・ディルーカ (1/2)
2002   マリオ・チポリーニ   アンドレア・タフィ (3/3)   ヨハン・ムセウ (6/6)   パオロ・ベッティーニ (2/5)   ミケーレ・バルトリ (4/5)
2003   パオロ・ベッティーニ (3/5)   ペーター・ファン・ペテヘム (2/3)   ペーター・ファン・ペテヘム (3/3)   タイラー・ハミルトン   ミケーレ・バルトリ (5/5)
2004   オスカル・フレイレ (1/3)   シュテフェン・ヴェーゼマン英語版   マニュス・バクステット   ダヴィデ・レベッリン   ダミアーノ・クネゴ (1/3)
2005   アレッサンドロ・ペタッキ   トム・ボーネン (1/7)   トム・ボーネン (2/7)   アレクサンドル・ヴィノクロフ (1/2)   パオロ・ベッティーニ (4/5)
2006   フィリッポ・ポッツァート   トム・ボーネン (3/7)   ファビアン・カンチェラーラ (1/7)   アレハンドロ・バルベルデ (1/4)   パオロ・ベッティーニ (5/5)
2007   オスカル・フレイレ (2/3)   アレッサンドロ・バッラン   スチュアート・オグレディ   ダニーロ・ディルーカ (2/2)   ダミアーノ・クネゴ (2/3)
2008   ファビアン・カンチェラーラ (2/7)   ステイン・デヴォルデル (1/2)   トム・ボーネン (4/7)   アレハンドロ・バルベルデ (2/4)   ダミアーノ・クネゴ (3/3)
2009   マーク・カヴェンディッシュ   ステイン・デヴォルデル (2/2)   トム・ボーネン (5/7)   アンディ・シュレク   フィリップ・ジルベール (1/5)
2010   オスカル・フレイレ (3/3)   ファビアン・カンチェラーラ (3/7)   ファビアン・カンチェラーラ (4/7)   アレクサンドル・ヴィノクロフ (2/2)   フィリップ・ジルベール (2/5)
2011   マシュー・ゴス   ニック・ニュイエンス   ヨハン・ファンスュメレン   フィリップ・ジルベール (3/5)   オリヴァー・ツァウグ
2012   サイモン・ゲランス (1/2)   トム・ボーネン (6/7)   トム・ボーネン (7/7)   マクシム・イグリンスキー   ホアキン・ロドリゲス (1/2)
2013   ゲラルト・ツィオレック   ファビアン・カンチェラーラ (5/7)   ファビアン・カンチェラーラ (6/7)   ダニエル・マーティン (1/2)   ホアキン・ロドリゲス (2/2)
2014   アレクサンダー・クリストフ (1/2)   ファビアン・カンチェラーラ (7/7)   ニキ・テルプストラ (1/2)   サイモン・ゲランス (2/2)   ダニエル・マーティン (2/2)
2015   ジョン・デーゲンコルプ (1/2)   アレクサンダー・クリストフ (2/2)   ジョン・デーゲンコルプ (2/2)   アレハンドロ・バルベルデ (3/4)   ヴィンチェンツォ・ニバリ (1/3)
2016   アルノー・デマール   ペテル・サガン (1/2)   マシュー・ヘイマン   ワウト・プールス   エステバン・チャベス
2017   ミハウ・クフャトコフスキ   フィリップ・ジルベール (4/5)   フレフ・ファン・アヴェルマート   アレハンドロ・バルベルデ (4/4)   ヴィンチェンツォ・ニバリ (2/3)
2018   ヴィンチェンツォ・ニバリ (3/3)   ニキ・テルプストラ (2/2)   ペテル・サガン (2/2)   ボブ・ユンゲルス   ティボー・ピノ
2019   ジュリアン・アラフィリップ   アルベルト・ベッティオル   フィリップ・ジルベール (5/5)   ヤコブ・フルサン (1/2)   バウケ・モレマ
2020   ワウト・ファン・アールト   マチュー・ファン・デル・プール 新型コロナウイルス感染症の影響で中止[5]   プリモシュ・ログリッチ   ヤコブ・フルサン (2/2)
2021   ヤスペル・ストゥイヴェン   カスパー・アスグリーン   ソンニ・コルブレッリ   タデイ・ポガチャル (1/2)   タデイ・ポガチャル (2/2)
ミラノ〜サンレモ ロンド・ファン・フラーンデレン パリ〜ルーベ リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ イル・ロンバルディア

開催時期編集

3月にミラノ〜サンレモで春のクラシックシーズンが幕を開け、4月に入るとベルギー北部のフランドル地方を中心として、「フランドル・クラシック」もしくは「石畳のクラシック」と呼ばれる3連戦、ロンド・ファン・フラーンデレン、ヘント〜ウェヴェルヘム、パリ〜ルーベが開催される。

4月の後半からは舞台をベルギー南部のアルデンヌ地方へと移し、「アルデンヌ・クラシック」と言われるアムステルゴールドレース、フレッシュ・ワロンヌ、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュが行われる。

以後ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランスといったグランツールによるしばらくの中断をはさみ、8月にはクラシカ・サンセバスティアン、ユーロアイズ・サイクラシックスが開催される。

最後のグランツールであるブエルタ・ア・エスパーニャの終了後、世界選手権の開催を経て、秋のクラシックであるイル・ロンバルディア、パリ〜ツールが行われる。

レースの特徴編集

アルデンヌ・クラシックのようにアップダウンが絶え間なく続くレースがあれば、パリ〜ツールのように延々平坦なコースが続くレースもあるほか、イル・ロンバルディアのように長い上りが設定されるレースもあるといった具合に特徴的なコースレイアウトがされているものが多い。またパリ〜ルーベやロンド・ファン・フラーンデレンのように通常走らないような悪路や急坂を走る、あるいはミラノ〜サンレモのように極端な長距離を走るなど、独特な性格を持つものもある。

こうしたことに加え「1日で勝負が付くこと」「レースの格式が高いこと」があいまって、クラシックでは間断のないアタック合戦の様相を呈することが多いため、ステージレースとはまた異なるそれぞれのレースの特徴にあわせた戦略や走り方が必要になってくる。

ミラノ〜サンレモやパリ〜ツールなどはスプリンターがエースになることが多いが、上りが多かったり、ゴール手前が上りになっているアルデンヌクラシックのようなレースはパンチャーオールラウンダークライマーが勝利を狙う。ただ、パンクや落車などの不確定要素も多く、序盤から中盤で集団からエスケープしたルーラーたちが、そのまま逃げ切ってしまうことも少なくない。

ロードレースにおける位置づけ編集

クラシックでの勝利は極めて価値の高いものであり、1勝でもすれば生涯の勲章となる。自国で開催されるクラシックに対してはグランツールでの勝利以上に重きを置く選手も多い。ファンらは俗に彼らのことを、「クラシックハンター」と呼んで尊敬している。

「クラシックハンター」と呼ばれる主な選手編集

一方、ファウスト・コッピ  イタリア)、エディ・メルクス  ベルギー)やベルナール・イノー  フランス)も多くのクラシックを制しているが、彼らはステージレースでも同様の強さを発揮したためか、そのように呼ばれることはほとんどない。

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ 詳しくはリンク先のそれぞれのレースの開始年を参照のこと。

出典編集

  1. ^ a b c 英語 "classic" の第一の意味は「一流の」という意味であり、「最高クラスの」を意味するラテン語を語源とする。必ずしも「古い」という意味ではない。研究社『ライトハウス英和辞典』1984年、237頁。
  2. ^ UCIクラシックシリーズは開始延期 - cyclesports.jp
  3. ^ 1949年は、先頭の3人の集団がルーベのベロドロームに入る際に、アンドレ・マエが係員の指示で間違ったゲートからコースに入り、そのまま1位でゴールした。その後、他の選手が正しいルートでゴールし、ファウスト・コッピの弟であるセルセ・コッピがスプリントを制した。マエは優勝を宣言したが抗議が唱えられ、数ヶ月後にセルセ・コッピはマエとの共同優勝者となった。The ultimate Roubaix controversy
  4. ^ 最初にゴールしたのはジェルマン・デライクだったが、閉鎖された踏切を通過していたため、2位のフランス・スハウベンが1位に昇格した。ただしデライクは3分差で優勝していたため、審査員は鉄道を違法に横断したことでさほど多くの時間を稼いでいないと判断し、失格にはならなかった。
  5. ^ パリ〜ルーベ2020開催中止 パリ〜ルーベ開催中止 フランス国内の新型コロナウイルス感染爆発を受けて”. cyclowired (2019年10月9日). 2019年11月10日閲覧。