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サッカーチェコ代表

チェコ共和国の男子サッカーナショナルチーム
曖昧さ回避 この項目では、男子代表について説明しています。女子代表については「サッカーチェコ女子代表」をご覧ください。

サッカーチェコ代表（サッカーチェコだいひょう）は、チェコサッカー協会（FAČR）によって構成されるチェコのサッカーのナショナルチームである。本拠地は首都・プラハにあるレトナ・スタジアムとシノー・ティップ・アレナ。

サッカーチェコ代表
国または地域  チェコ
協会 チェコサッカー協会
FIFAコード CZE
監督 チェコの旗 ヤロスラフ・シルハヴィー
最多出場選手 ペトル・チェフ（124試合）
最多得点選手 ヤン・コレル（55得点）
ホームカラー
アウェイカラー
初の国際試合 1994年2月23日対トルコ
4-1
最大差勝利試合 2005年6月4日対アンドラ
8-1
最大差敗戦試合 2019年3月22日対イングランド
0-5
FIFAワールドカップ
出場回数 1回（初出場は2006）
最高成績 グループリーグ敗退 (2006)
UEFA欧州選手権
出場回数 7回
最高成績 準優勝 (1996)

歴史 編集

前史 編集

ビロード離婚成立後、「チェコ代表」として初めて国際試合を行ったのは1994年2月23日のイスタンブールでのトルコ代表との試合で、4-1で勝利している。これ以前にも20世紀初頭、オーストリア・ハンガリー帝国内の領邦ボヘミア王国であった時にナショナルチームが結成されていた。ボヘミア代表初の国際試合は、1903年4月5日、ハンガリーのブダペストでハンガリーとの試合が行われ、1-2で負けている。ボヘミア代表は1903年から1908年にかけて7試合の国際試合を行った。うちハンガリーが6試合、イングランドが1試合である。

1939年にはナチス・ドイツの保護領、「ボヘミア・モラビア保護領」としてドイツと試合を行っている。これ以外の時期、即ち両大戦間期に相当する1920年から1939年までと、第二次世界大戦以降の1945年から1993年にかけてはスロバキアと連合してチェコスロバキア代表としてナショナルチームが結成されていた。

独立以降 編集

チェコ分離独立後に参加した主要国際大会では、UEFA欧州選手権（UEFA EURO）では1996年大会以降7大会連続で本大会へ出場している。最高位は1996年大会の準優勝である。一方、FIFAワールドカップには2006年大会に一度出場しグループリーグ敗退に終わった。その後のFIFAワールドカップ予選は、2010年大会、2014年大会、2018年大会と3大会連続でヨーロッパ1次予選3位で予選敗退した。

2022 FIFAワールドカップヨーロッパ予選では、グループE3位に終わったものの、UEFAネーションズリーグ2020-21の成績要件によりプレーオフに進出。プレーオフではパスBに組み入れられた。2022年ロシアのウクライナ侵攻を受け、同組に入ったスウェーデン、ポーランドと共にロシアとの対戦拒否を表明[1][2][3]。プレーオフ準決勝ではスウェーデンに敗れ、本大会出場を逃した[4]。

成績 編集

FIFAワールドカップ 編集

FIFAワールドカップ FIFAワールドカップ・予選
開催年 結果 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点
  1998 予選敗退 10 5 1 4 16 6
   2002 12 6 2 4 20 10
  2006 グループリーグ敗退 3 1 0 2 3 4 14 11 0 3 37 12
  2010 予選敗退 10 4 4 2 17 6
  2014 10 4 3 3 13 9
  2018 10 4 3 3 17 10
  2022 9 4 2 3 14 10
合計 9/21 3 1 0 2 3 4 75 38 15 22 134 63

UEFA欧州選手権 編集

UEFA欧州選手権 UEFA欧州選手権・予選
開催年 結果 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点
  1996 準優勝 6 2 2 2 7 8 10 6 3 1 21 6
    2000 グループリーグ敗退 3 1 0 2 3 3 10 10 0 0 26 5
  2004 ベスト4 5 4 0 1 10 5 8 7 1 0 23 5
    2008 グループリーグ敗退 3 1 0 2 4 6 12 9 2 1 27 5
    2012 ベスト8 4 2 0 2 4 6 10 6 1 3 15 8
  2016 グループリーグ敗退 3 0 1 2 2 5 10 7 1 2 19 14
  2021 ベスト8 5 2 1 2 6 4 8 5 0 3 13 11
合計 10/16 37 15 7 15 48 47 124 81 21 22 251 102

歴代監督 編集

歴代選手 編集

詳細は「Category:サッカーチェコ代表選手」を参照

主要大会のメンバー 編集

主な代表選手 編集

歴代記録 編集

2023年6月21日現在[5]

出場数ランキング 編集

 
最多出場者のペトル・チェフ
  水色は現役代表選手
順位 名前 出場 得点 期間
1 ペトル・チェフ 124 0 2002-2016
2 カレル・ポボルスキー 118 8 1994-2006
3 トマーシュ・ロシツキー 105 23 2000-2016
4 ヤロスラフ・プラシル 103 7 2004-2016
5 ミラン・バロシュ 93 41 2001-2012
6 パヴェル・ネドヴェト 91 18 1994-2006
ヤン・コレル 55 1999-2009
8 ヴラディミール・シュミツェル 81 27 1993-2005
9 トマーシュ・ウイファルシ 78 2 2001-2009
10 マレク・ヤンクロフスキ 77 11 2000-2009

得点数ランキング 編集

 
最多得点者のヤン・コレル
  水色は現役代表選手
順位 名前 得点 出場 期間
1 ヤン・コレル 55 91 1999-2008
2 ミラン・バロシュ 41 93 2001-2012
3 ヴラディミール・シュミツェル 27 81 1993-2005
4 トマーシュ・ロシツキー 23 105 2000-2016
5 パヴェル・クカ 22 63 1994-2001
6 パトリック・ベルゲル 18 44 1994-2001
パヴェル・ネドヴェト 91 1994-2006
パトリック・シック 35 2016-
9 ヴラティスラフ・ロクヴェンツ 14 74 1995-2006
10 トマーシュ・ネツィド 12 44 2008-2016

脚注 編集

[脚注の使い方]
  1. ^ “「ロシアとの対戦拒否は満場一致だった」ポーランド代表レバンドフスキが隣国ウクライナへの侵攻に見解「他の国の人々より感じるものがある」”. サッカーダイジェスト. (2022年3月22日). https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=107070 2022年12月10日閲覧。 
  2. ^ “ウクライナ戦を6月に延期、ロシアは不戦敗　サッカーW杯欧州予選PO”. 産経新聞. (2022年3月9日). https://www.sankei.com/article/20220309-RD2WXHDSAFJ7BLCSSNSCIYE4BQ/ 2022年4月2日閲覧。 
  3. ^ “FIFAがロシアのW杯欧州予選追放を正式決定。この結果ポーランドが決勝進出…ウクライナ戦は6月に延期”. GOAL.com. (2022年3月9日). https://www.goal.com/jp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/fifa-boots-russia-202203082220/blt094fa483a02e7d47 2022年12月10日閲覧。 
  4. ^ “欧州王者イタリアが敗退…2大会連続W杯逃す　北マケドニア、ポルトガル、ウェールズ、スウェーデンがPO決勝へ／W杯欧州予選”. サッカーキング. (2022年3月25日). https://www.soccer-king.jp/news/world/world_other/20220325/1633753.html 2022年12月10日閲覧。 
  5. ^ “Czechoslovakia/Czech Republic - Record International Players”. RSSSF. 2023年6月30日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集

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