シルベスター&トゥイーティー ミステリー
『シルベスター&トゥイーティー ミステリー』(The Sylvester and Tweety Mysteries)は、アメリカ合衆国のテレビアニメで、ルーニー・テューンズのスピンオフのひとつにあたる。1995年9月9日[1]から2002年12月18日までKids' WBで放送され、のちにカートゥーン ネットワークで再放送された。日本では1998年12月18日からカートゥーン ネットワークで放送。全34話[2]。
概要編集
世界的に有名な名探偵グラニーのペットにして実働チームであるシルベスター、トゥイーティー&ヘクターの活躍を描いたギャグアニメ。
登場人物編集
- シルベスター
- 声 - ジョー・アラスキー / 日本語版 - 江原正士
- グラニーのペットであるネコ。トゥイーティーを食べようとするが、いつも失敗ばかり。またドジで憎めないため、毎回ひどい目にあう。
- 最終回ではトゥイーティーを食べる夢からさめる結末を迎える[3]。なお、この最終回はKids' WBでは放送されず、カートゥーン ネットワークで放送された[3]。
- トゥイーティー
- 声 - ジョー・アラスキー / こおろぎさとみ
- グラニーのペットであるカナリヤ。シルベスターに狙われていても、すぐ逃げ出す。大人顔負けの頭脳を持ち、ほとんどの回で事件の解決策を見つけるのは彼であることが多い。
- 定番の「見た見た猫たん」という口癖は今回ではあまり言わない。
- ヘクター
- 声 - フランク・ウェルカー / 松尾銀三
- グラニーのペットである犬。トゥイーティーとは親友かつボディーガードのような関係で、彼をシルベスターから守るようにしつけられており、シルベスターにとっては天敵。
- 特に理由もなくシルベスターをいじめることもあるが、それがグラニーに見つかって今度は自分が怒られてしまったりもする。言葉はほとんど話さないが、表情は豊か。また話によっては出ないこともある。
- グラニー
- 声 - ジューン・フォーレイ / 京田尚子
- 世界的に有名な名探偵である老婆。ただし、自らは動くことはなく、実際の事件解決はペットである上記3匹が行うことがほとんどである。本名はエマ。
- ナレーション
- 声 - 梅津秀行
- 文字を読むだけの日本語オリジナルナレーター。また、喋らないキャラクターの通訳を行うことも。
ゲスト編集
- ヨセミテ・サム
- 声 - ジム・カミングス、モーリス・ラマーシュ / 郷里大輔
- 本家同様、間を伸ばした喋り方をする。
- ヒュービー&バート
- 声 - ジム・カミングス&ジェフ・ベネット / 梅津秀行
- ネズミのコンビ。ヒュービーはバートを「ポイット」と呼ぶことが多い。
- ペペ・ル・ピュー
- 声 - ジェフ・ベネット / 中村秀利
- スカンク。背中に白いペンキを塗ったシルベスターを雌スカンクと誤解することがある。
- サム・ファッド
- 声 - グレッグ・バルソン / 長島雄一
- 名前と外見、さらに声口調までエルマー・ファッドに似ているが、性格は少々冷酷。
その他日本語版出演者編集
- 青山穣(#24)
- 麻生智久(#2)
- 安達忍(#11)
- 荒川太郎(#26)
- 有本欽隆(#23)
- 磯辺万沙子(#14)
- 岩崎ひろし(#15)
- 梅田貴公美(#18)
- 大塚芳忠(#10/#11/#12)
- 緒方賢一(#6/#7/#8/#9)
- 小形満(#3/#8/#9/#13/#16/#30/#31)
- 岡野浩介(#16/#22)
- 岡本章子(#19/#24/#26/#27)
- 落合弘治(#29)
- 落合るみ(#1/#2)
- 小野美幸(#1)
- 樫井笙人(#14)
- 川中子雅人(#24)
- 喜田あゆみ(#29)
- 玄田哲章(#32)
- 小桜エツ子(#10/#11/#12)
- 小島敏彦(#3/#13)
- 定岡小百合(#3/#6/#7)
- 佐藤美智子(#18/#23)
- 塩屋浩三(#6/#7/#20/#28/#30)
- 島香裕(#10/#11/#12)
- 鈴木勝美(#4/#5/#16/#17/#25/#28/#29/#32)
- 龍田直樹(#26)
- 田原アルノ:スモーキー、スタンレー(#27)
- 種田文子(#32)
- 茶風林:コット、プジェリー 他(#19)
- 辻親八(#32)
- 納谷六朗(#16)
- 西川幾雄(#22)
- 速見圭(#9/#16/#17/#25)
- 坂東尚樹(#23)
- 藤本譲(#3/#13/#24)
- 宝亀克寿(#27)
- 星野充昭(#4/#5/#18/#30/#31)
- 堀越真己(#4/#15)
- 増岡弘(#22)
- 松尾貴司(#6/#7)
- 真殿光昭(#18)
- 水野龍司(#21)
- 峰恵研(#4/#5)
- 麦人(#18)
- 山川亜矢(#21)※山川亜弥のクレジット誤表記の可能性あり
- 雪乃五月(#9/#22)
スタッフ編集
- アニメーション制作 - 東京ムービー新社(OP制作も担当。S1のみ)、ドンヤン・アニメーション(韓国、S1のみ)、ソウル映画(韓国)、ココ・エンタープライズ(韓国)、上海モーニングサンアニメーション(中国)、ワン・フィルム・プロダクション(台湾)、
日本語版制作スタッフ編集
- プロデューサー - 伊藤文子、ヴォニー・ニックス
- 録音・調整 - 田中和成、高久孝雄、宮本浩
- 翻訳 - ジョーゲンセン由美子
- 演出 - 山田智明、加藤敏
- 制作 - カートゥーン・ネットワーク、東北新社
- テーマ曲 - 雪村いずみ&タイムファイブ
各話リスト編集
話数 (日本) |
邦題 | 原題 | 放送日 (日本)[4] |
---|---|---|---|
1 (S1) |
失われたブラーネー石 | A Chip Off the Old Castle | 1998年 12月18日 |
2 | プラチナのルーレットを追え | Platinum Wheel of Fortune | 12月26日 |
3 | 終わりなき牛追い | Bull Running on Empty | 12月27日 |
4 | 知り過ぎたネコ | The Cat Who Knew Too Much | 1999年 1月2日 |
5 | オージー・ウール怪事件 | Outback Down Under | 1月3日 |
6 | ギョギョッ 巨大魚誘拐 | Something Fishy Around Here | 1月9日 |
7 | 犯罪への切符 | A Ticket to Crime | 1月10日 |
8 | 本物はどっちだ? | Double Take | 1月16日 |
9 | 危険なビンゴ大会 | B2 or not B2 | 1月17日 |
10 | チェックなチェックなチェックな世界 | It's a Plaid, Plaid, Plaid, Plaid World | 1月23日 |
11 | マルタのカナリア | The Maltese Canary | 1月24日 |
12 | いちじく千金 | Go Fig | 1月30日 |
13 | クリスマス前夜のなくし物 | It Happened One Night Before Christmas | 1998年 12月20日 |
14 (S2) |
宇宙からの訪問者/失われた秋の色 | Spaced Out/Autumn's Leaving | 1999年 6月3日 |
15 | 映画祭の怪事件/ヨーデル・リコール | Catch as Catch Cannes/Yodel Recall | 6月 |
16 | 乗るか反るかのポルカ大会/オリエント急行失踪事件 | Don't Polka Me/The Granny Vanishes | 6月 |
17 | ナイルののろい/ハワイ33と3分の1 | Curse of De Nile/Hawaii 33-1/3 | 6月 |
18 | 空の恐怖/オランダ紀行 | The Scare Up There/If It's Wednesday, This Must Be Holland | 6月 |
19 | 神々はいつもガミガミ/ロンドン・ミステリーツアー | Keep Your Pantheon/London Broiled | 6月 |
20 | ひっくりカエル声の謎/犬ぞりさわぎ | One Froggy Throat/Mush Ado About Nothing | 6月 |
21 | どこもかしこもリンカーン/カエルの帰る日 | They Call Me Mister Lincoln/Froggone It | 6月 |
22 (S3) |
ボンベイのスター/感謝祭のハプニング | The Star of Bombay/Happy Pranksgiving | 6月 |
23 | パリはにおっているか/伯爵の悩み | Is Paris Stinking?/Fangs for the Memories | 6月 |
24 | モスクワ・サイド・ストーリー/フェアはフェアーに | Moscow Side Story/Fair's Fair | 6月 |
25 | 墓場のアミーゴス/コンドルは逃げていく | El dia de los pussygatos/3 Days & 2 Nights of the Condor | 6月 |
26 | 終わりよければすべてワン!/さまよえるグラニー | Yelp/Jeepers Creepers | 6月 |
27 | ノミのみぞ知る/ナイナイ・ナイアガラ | Fleas Release Me/Niagara's Fallen | 6月 |
28 | 過去を取り戻せ/そしてカナリヤはいなくなった | The Fountain of Funk/Yes, We Have No Canaries | 6月 |
29 | とりつかれたホワイトハウス/ファーゴでニャーゴ | Spooker of the House/Furgo | 6月 |
30 | カメに習えば/プロレス・ラプソディ | The Shell Game/Rasslin' Rhapsody | 6月 |
31 | 氷上の大乱闘/ネコ成金 | Ice Cat-Pades/To Catch a Puddy | 6月 |
32 | ミステリーサークルの謎/海底庭園の危機 | Family Circles/Sea You Later | 6月 |
33 | レッド・ニシンを探せ/エリア52の秘密 | A Case of Red Herring/Roswell That Ends Well | 6月 |
34 | 良い甥の見つけ方/幻覚の限界 | A Good Nephew is Hard to Find/Mirage Sale | 6月24日 |
35 (S4) |
- | The Stilted Perch / A Game of Cat and Monster! | - |
36 | - | You're Thor!? / I Gopher You | - |
37 | - | Hold the Lyin' King, Please / Suite Mystery of Wife - At Last I Found You... | - |
38 | - | The San Francisco Beat / The Triangle of Terror | - |
39 | - | Casino Evil / Happy Bathday to You | - |
40 | - | The Rotha-Khan / Good Bird Hunting | - |
41 | - | Feather Christmas / A Fist Full of Lutefisk | - |
42 | - | Venice, Anyone? / The Fifty Karat Furball | - |
43 | - | Son of Roswell That Ends Well / A Mynah Problem | - |
44 | - | Whatever Happened to Shorty Twang / A Big Knight Out | - |
45 | - | Brussels Sprouts / The Golden Bird of Shangri-Claw | - |
46 | - | When Granny Ruled the Earth / Dutch Tweet | - |
47 | - | Bayou on The Half Shell / Seeing Double | - |
48 (S5) |
- | This is The Kitty / Eye For An Aye Aye | - |
49 | - | When Harry Met Salieri / The Early Woim Gets the Boid | - |
50 | - | Blackboard Jumble / What's The Frequency, Kitty? | - |
51 | - | Dial V for Veterinarian / California's Crusty Bronze | - |
52 | - | The Tail End? / This Is the End | - |
脚注編集
- ^ Mendoza, N.F. (1995年10月22日). “WB Raises the Animation Ante”. The Los Angeles Times 2011年3月23日閲覧。
- ^ 日本での話数(S1~S3)。海外ではS4、S5まで続き全52話が放送された。
- ^ a b Sylvester & Tweety Mysteries: The Tail End/ This Is the End - TV.com
- ^ 『アニメージュ』2000年3月号(徳間書店、90頁)