タウンゼント・ベル (Townsend Bell, 1975年4月19日 - ) は、アメリカ合衆国のレーシングドライバー。カリフォルニア州サンフランシスコ出身。妻は女優のヘザー・キャンベル

タウンゼント・ベル
Townsend Bell
インディアナポリス・モータースピードウェイ、2015年
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1975-04-19) 1975年4月19日(49歳)
出身地 カリフォルニア州サンフランシスコ
インディ・レーシング・リーグ インディカー・シリーズでの経歴
デビュー 2004
所属 サム・シュミット・モータースポーツ
車番 99
過去所属 パンサー・レーシング
ヴィジョン・レーシング
ドレイヤー&レインボールド・レーシング
KVレーシング・テクノロジー
出走回数 20
優勝回数 0
ポールポジション 0
シリーズ最高順位 21位 (2004)
過去参加シリーズ
2003
2001-2002
2000-2001
1999
フォーミュラ3000
CART・ワールド・シリーズ
インディ・ライツ
バーバー・ダッジ・プロ・シリーズ
選手権タイトル
2001 インディ・ライツ

経歴 編集

ベルは2001年のインディ・ライツでシリーズチャンピオンを獲得し、同年パトリック・レーシングデイル・コイン・レーシングのジョイント・チームから翌年のチャンプカーフル参戦のためのテストとして2戦に出場した。2002年はロベルト・モレノに代わってパトリック・レーシングからチャンプカー・シリーズに参戦した。彼の戦績は複雑なものであった。最高位は4位であったが、ブルーノ・ジュンケイラと回避可能な接触を犯し、シーズン途中で執行猶予の後オリオール・セルビアに取って代わられた。

翌年は活躍の場をヨーロッパに求め、ビヨン・ビルドハイムのチームメイトとして国際フォーミュラ3000に参戦する。第9戦のハンガロリンクで3位に入賞し、シーズンを9位で終える。同年の国際フォーミュラ3000ではビルドハイムを始めとしてジョルジオ・パンターノパトリック・フリーザッハーヴィタントニオ・リウッツィニコラス・キエーサといった将来のF1ドライバー達が活躍したが、彼はその中で善戦した。同年末にブリティッシュ・アメリカン・レーシングのテストドライブの機会を得たものの、ベルはアメリカに戻り、2004年の途中にマーク・テイラーに代わってパンサー・レーシングからインディカー・シリーズに参戦した。2005年は負傷したトーマス・エンゲの代役として第11戦に出場、2006年はヴィジョン・レーシングからインディ500に出場し、予選15位、決勝22位であった。2008年ドレイヤー&レインボールド・レーシングから、ミルカ・デュノーがスケジュールの都合で出場できなかったレースに出場した。同年のベストリザルトはリッチモンド・インターナショナル・レースウェイでの8位であった。同年はまたインディ500にサードドライバーとして出場し、予選12位、決勝10位であった。

2009年、ベルはKVレーシング・テクノロジーからインディ500に出場した。準備期間は一ヶ月という限られたもので予選は24位であったが、決勝ではトップ5を走行、ペンスキーウィル・パワーをかわして4位に入った。

また、スピードTVのF1中継チームのデヴィッド・ホッブズが親族の死のため出演できなかったとき、ベルはその代役を務めた。

2011年のインディ500では予選4位に入ったが、158ラップ目にライアン・ブリスコーとクラッシュし26位となった。

記録 編集

アメリカン・オープンホイール 編集

太字ポールポジション斜体ファステストラップ

インディ・ライツ 編集

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 順位 ポイント
2000年 ドリコット・レーシング LBH
17
MIL
6
DET
7
POR
2
MIS
4
CHI
2
MDO
1
VAN
4
LS
18
STL
1
HOU
2
FON
2
2位 146
2001年 ドリコット・レーシング MTY
2
LBH
1
TXS
8
MIL
1
POR
6
KAN
5
TOR
1
MDO
1
STL
9
ATL
2
LS
1
FON
1
1位 192

CART 編集

チーム シャシー エンジン 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 順位 ポイント
2001年 パトリック・レーシング レイナード・01i トヨタ MTY LBH TXS NZR MOT MIL DET POR CLE TOR MIS CHI MDO ROA VAN LAU
13
ROC
12
HOU LS SRF FON 30位 1
2002年 レイナード・02i MTY
19
LBH
15
MOT
14
MIL
13
LS
7
POR
4
CHI
12
TOR
DSQ
CLE
18
VAN MDO ROA MTL DEN ROC MIA SRF FON MXC 20位 19

インディカー・シリーズ 編集

チーム シャシー エンジン 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 順位 ポイント
2004年 パンサー・レーシング ダラーラ シボレー HMS PHX MOT INDY TXS RIR KAN
17
NSH
5
MIL
6
MIS
8
KTY
21
PPIR
12
NZR
18
CHI
22
FON
9
TX2
9
21位 193
2005年 パンサー・レーシング HMS PHX STP MOT INDY TXS RIR KAN NSH MIL MIS
15
KTY PPIR SNM CHI WGL FON 30位 15
2006年 ヴィジョン・レーシング ホンダ HMS STP< MOT INDY
22
WGL TXS RIR KAN NSH MIL MIS KTY SNM CHI 34位 12
2008年 ドレイヤー&レインボールド・レーシング HMS STP
21
MOT1
10
LBH1
DNP
KAN INDY
10
MIL
11
TXS IOW RIR
8
WGL NSH MDO EDM
25
KTY SNM
19
DET CHI SRF2
23
26位 117
2009年 KVレーシング・テクノロジー STP LBH KAN INDY
4
MIL TXS IOW RIR WGL TOR EDM KTY MDO SNM CHI MOT HMS 32位 32
2010年 サム・シュミット・モータースポーツ SAO STP ALA LBH KAN INDY
16
TXS IOW WGL TOR EDM MDO SNM CHI KTY MOT HMS 38位 18
2011年 サム・シュミット・モータースポーツ STP ALA LBH SAO INDY
26
TXS TX2 MIL IOW TOR EDM MDO NHM SNM BAL MOT 35位 40
ドレイヤー&レインボールド・レーシング KTY
11
LVS
C
2012年 シュミット=ハミルトン・モータースポーツ ダラーラ・DW12 STP ALA LBH SAO INDY
9
DET TXS MIL IOW TOR EDM MDO SNM BAL FON 30位 26
2013年 パンサー・レーシング シボレー STP ALA LBH SAO INDY
27
DET1 DET2 TXS MIL IOW POC TOR1 TOR2 MDO SNM BAL HOU1 HOU2 FON 35位 10
2014年 KVレーシング・テクノロジー STP LBH ALA IMS INDY
25
DET1 DET2 TXS HOU1 HOU2 POC IOW TOR1 TOR2 MDO MIL SNM FON 32位 22
2015年 ドレイヤー&レインボールド・キングダム・レーシング STP NLA LBH ALA IMS INDY
14
DET1 DET2 TXS TOR FON MIL IOW MDO POC SNM 35位 32
2016年 アンドレッティ・オートスポーツ ホンダ STP
PHX
LBH
ALA
IMS
INDY
21
DET1
DET2
RDA
IOW
TOR
MDO
POC
TXS
WGL
SNM
27位 55
1 同日に開催された
2 ノンタイトル戦
チーム 出走数 ポールポジション 勝利数 表彰台
(勝利以外)**
トップ10
(表彰台以外)***
インディ500勝利数 チャンピオン獲得数
8 6 25 0 0 0 9 0 0

インディ500 編集

シャシー エンジン スタート フィニッシュ チーム
2006年 ダラーラ ホンダ 15 22 ヴィジョン・レーシング
2008年 ダラーラ ホンダ 12 10 ドレイヤー&レインボールド・レーシング
2009年 ダラーラ ホンダ 24 4 KVレーシング・テクノロジー
2010年 ダラーラ ホンダ 10 16 サム・シュミット・モータースポーツ
2011年 ダラーラ ホンダ 4 26 サム・シュミット・モータースポーツ
2012年 ダラーラ ホンダ 20 9 シュミット=ハミルトン・モータースポーツ
2013年 ダラーラ シボレー 22 27 パンサー・レーシング
2014年 ダラーラ シボレー 25 25 KVレーシング・テクノロジー
2015年 ダラーラ シボレー 24 14 ドレイヤー&レインボールド・キングダム・レーシング
2016年 ダラーラ ホンダ 4 21 アンドレッティ・オートスポーツ

国際F3000選手権 編集

エントラント 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 DC ポイント
2003年 アーデン・インターナショナル IMO
9
CAT
12
A1R
7
MON
6
NÜR
Ret
MAG
12
SIL
7
HOC
5
HUN
3
MNZ
Ret
9位 17

ル・マン24時間レース 編集

チーム コ・ドライバー 使用車両 クラス 周回 総合順位 クラス順位
2015年   スクーデリア・コルサ   ジェフ・シーガル
  ビル・スウィードラー
フェラーリ・458イタリア GT2 GTE
Am
330 24位 3位
2016年   ジェフ・シーガル
  ビル・スウィードラー
GTE
Am
331 26位 1位
2017年   ビル・スウィードラー
  クーパー・マクニール
フェラーリ・488 GTE GTE
Am
331 29位 3位

参照 編集

外部リンク 編集

タイトル
先代
スコット・ディクソン
インディ・ライツ・チャンピオン
2001
次代
A.J.フォイト4世
(インフィニティ・プロ・シリーズ)