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株式会社タダノ: TADANO LTD.)は、建設用クレーン車両積載形トラッククレーン高所作業車などを製造・販売する世界最大手級の建設用クレーンメーカー。 同社が製造する製品には油圧技術が用いられている。ブランドメッセージは「Lifting your dreams」。本社は香川県高松市

株式会社タダノ
TADANO LTD.
Tadano company logo.svg
種類 株式会社
市場情報
略称 タダノ
本社所在地 日本の旗 日本
761-0185
香川県高松市新田町甲34番地
設立 1948年8月24日
業種 機械
法人番号 9470001002700
事業内容 クレーン高所作業車建設機械の製造・販売
代表者 代表取締役社長 多田野宏一(CEO兼任)
代表取締役副社長 鈴木正
資本金 130億21百万円
発行済株式総数 129,500千株
売上高 連結 1,737億3百万円
単独 1,339億42百万円
(2018年3月期)
営業利益 連結 155億11百万円
単独 135億87百万円
(2018年3月期)
経常利益 連結 149億7百万円
単独 140億59百万円
(2018年3月期)
純利益 連結 93億91百万円
単独 95億77百万円
(2018年3月期)
純資産 連結 1,500億44百万円
単独 1,283億37百万円
(2018年3月期)
総資産 連結 2,455億65百万円
単独 2,105億円
(2018年3月期)
従業員数 連結 3,311人
単独 1,428人
(2018年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 日本トラスティ信託、日本生命保険、みずほ銀行、他(2015年3月31日現在)
主要子会社 タダノアイレック、タダノファウン、タダノアメリカ、他
関係する人物 多田野宏一
外部リンク www.tadano.co.jp
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主力商品のひとつ高所作業車、タダノ製「スカイボーイ」,キャリアはいすゞ・エルフ NKR
タダノ製オールテレーンクレーン_AR-4000M-1

目次

主要製品・事業編集

事業所所在地編集

国内拠点編集

  • 本社・高松工場 - 香川県高松市新田町甲34番地
    多田野鉄工所時代、日本国有鉄道に枕木整正機を納入していた名残で現在のJR高徳線を挟むように立地している。
    工場敷地を分断する形で鉄道が通っているのは世界中を見てもとても珍しい。
  • 東京事務所 - 東京都墨田区亀沢2丁目4番12号
  • 志度工場 - 香川県さぬき市志度5405番地3
  • 多度津工場 - 香川県仲多度郡多度津町西港町10番地1
  • 千葉工場 - 千葉県千葉市若葉区上泉町424番地13ちばリサーチパーク内
  • 技術研究所 - 香川県高松市林町2217番地13
  • 支店 - 全国10か所
  • 営業所 - 全国23か所

海外拠点編集

  • 北京事務所(中国)
  • 中東事務所(UAE)
  • 欧州・北米・南米・アジア・オセアニア(連結子会社) 16か所

沿革編集

1900年代編集

  • 1919年 - 創業者多田野益雄が創業。
  • 1948年 - 同氏が株式会社多田野鉄工所を設立。初代社長に就任。
  • 1950年 - 鉄道保線機械「枕木整正機」を発明、特許権を得てその生産を開始。日本国有鉄道へ納入。
  • 1951年 - 油圧式産業機械の開発に着手。
  • 1955年 - 日本初の油圧式トラッククレーン1号機 OC-2型 完成。
  • 1957年 - 港湾荷役機械展示会に全油圧式トラッククレーン OC-5型を出品。
  • 1959年 - 本社工場を香川県高松市新田町に移転。
  • 1960年 - 油圧式トラッククレーン(OC-5A型)をインドネシアへ初輸出。
  • 1962年 - 大阪証券取引所市場第2部に上場。
  • 1963年 - 香川県高松市新田町に本社社屋完成。車両積載形クレーンTMシリーズ(カーゴクレーン)を発売。
  • 1964年 - トラッククレーンTSシリーズを発売。
  • 1966年 - トラッククレーンTLシリーズを発売。
  • 1970年 - ラフテレーンクレーンTRシリーズを発売。
  • 1971年 - トラッククレーンTGシリーズ発売。東京証券取引所市場第2部に上場。
  • 1972年 - 東京・大阪両証券取引所各市場第1部に指定替。
  • 1973年 - 最初の海外子会社としてTADANO International(Europe)B.V. をオランダに設立。
  • 1980年 - 香川県志度町(現:さぬき市)に志度工場を新設。
  • 1983年 - 高所(活線)作業車を発売。
  • 1987年 - 東京両国(現:墨田区亀沢)にタダノ両国ビル完成。東京事務所を移転。
  • 1989年 - 株式会社タダノに社名変更。四国機工(株)(現:タダノアイレック)が子会社となる。
  • 1990年 - ドイツ FAUN GmbHを買収。
  • 1991年 - TADANO FAUN GmbHをドイツに設立。イースター島アフ・トンガリキのモアイ像修復計画に着手。
  • 1992年 - オールテレーンクレーンARシリーズを発売。
  • 1994年 - 高所作業車スーパーデッキシリーズを発売。環境関連製品の開発に着手。
  • 1995年 - ラフテレーンクレーンCREVOシリーズを発売。高架・橋梁点検車ブリッジチェッカーを発売。
  • 1996年 - 国際規格ISO9001を認証取得。カーゴクレーン生産30万台達成。
  • 1997年 - 香川県高松市林町に技術研究所を移転。
  • 1998年 - 国内最大550トン吊りオールテレーンクレーンAR-5500Mを発売。「ファジー制御を用いた高性能高所作業車の開発」が機械振興協会賞受賞。
  • 1999年 - カーゴクレーンZシリーズを発売。

2000年代編集

  • 2000年 - 協和工業(株)(現:タダノアイメス)が子会社となる。
  • 2003年 - 中国初の建設用クレーンの合弁会社 北起多田野(北京)起重機有限公司を設立。中東事務所をUAEに設立。
  • 2004年 - オールテレーンクレーン グローバルシリーズ(ATF110G-5、ATF160G-5)を発売。
  • 2006年 - CSR憲章、CSR規範を制定
  • 2007年 - 香川県多度津町に多度津工場を新設。
  • 2008年 - 国際規格ISO14001を認証取得。ブランドメッセージ「Lifting your doreams」を制定。
  • 2010年 - TADANO Oceania Pty Ltd.をオーストラリアに設立。環境対応シンボルマーク「エコすけ」が登場。
  • 2012年 - TADANO INDIA PVT.LTD.をインドに設立。TADANO (Thailand) Co.,Ltd. をタイに設立。FAUN GmbHとTADANO FAUN GmbHが合併し、TADANO FAUN GmbHとなる。
  • 2013年 - 世界最大級の吊上げ能力160ショートトン及び145トンを有するラフテレーンクレーン(GR-1600XL-2、GR-1450EX-2)を発売。
  • 2014年 - TADANO Panama S.A.をパナマに設立。
  • 2015年 - 同社が日本初の油圧式トラッククレーン開発してから60周年を迎える。

主要関係会社編集

国内グループ企業(連結子会社)編集

中古クレーン等の販売・買取

  • タダノアイメス

車両積載型クレーン、クレーン部品等の委託製造・販売

  • タダノアイレック

門型油圧リフター等の製造・販売、各種マニュアル制作

  • タダノエンジニアリング

高所作業車等の委託生産・販売

  • タダノエステック

クレーン整備

  • タダノテクノ東日本
  • タダノテクノ西日本

クレーン免許等の教習

  • タダノ教習センター

設備管理

  • タダノビジネスサポート

グループシステム運用・システム開発

  • タダノシステムズ

クレーン陸送・部品輸送

  • タダノ物流

海外グループ企業(連結子会社)編集

欧州編集

  • TADANO FAUN GmbH
  • TADANO FAUN Stahlbau Gmb
  • TADANO UK Ltd.

北米・南米編集

  • TADANO America Corporation
  • TADANO America Holdings, Inc.
  • TADANO MANTIS Corporation
  • TADANO Brasil Equipamentos de Elevacao Ltda.
  • TADANO Panama S.A.

アジア編集

  • TADANO Asia Pte Ltd.
  • TADANO Korea Co., Ltd.
  • TADANO India Pvt. Ltd.
  • TADANO(Beijing)Ltd.
  • TADANO Thai Parts and Service Co., Ltd.
  • TADANO(Thailand)Co., Ltd.
  • BQ-TADANO (Beijing) Crane Co., Ltd.

オセアニア編集

  • TADANO Oceania Pty Ltd.

メセナ活動編集

モアイ修復プロジェクトは、『日立 世界・ふしぎ発見!』で1988年に流された「クレーンがあれば倒れたモアイ像を起こせるのに」というコメントを社員の高木啓行が見たのがきっかけでスタートした[2][3]。プロジェクト当初はチリ側(イースター島はチリ領)の住民などから外国人が入ることに反対や考古学者からの学術的な観点からの反対があった。しかしタダノの熱心で親身な活動に次第にプロジェクト支援の輪が広がっていった。またプロジェクト総費用1億8千万円はタダノが全額負担し、かつモアイの修復費用も負担した。その姿勢にチリ政府も全面協力を承諾しプロジェクトが開始した。1991年から93年にかけて、クレーンをイースター島に寄贈し、発掘調査・修復作業などに協力した[4]。イースター島のモアイ像(立像)でよく紹介される15体の写真[3]はこのプロジェクトで立像されたものであり、現在は観光名所となっている。なお、モアイの近くにはタダノの功績を評するプレートが設置されている[5]

2007年には奈良県高松塚古墳の石室解体作業にも技術協力を行った[6][7]。当時の新聞によると「モアイの時にお世話になった人に頼まれたから」だという[8]。お世話になった人とは石工職人左野勝司である。また2008年にはカンボジアアンコール遺跡群修復のために製品を寄贈した[9]

脚注編集

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  1. ^ 株式会社タダノ 2013.
  2. ^ モアイ修復プロジェクトタダノ
  3. ^ モアイ救出 イチかバチか朝日新聞
  4. ^ 朝日放送「ビーバップハイヒール」2011年9月22日「日本人が知らない世界から愛される日本人」放送[1]
  5. ^ この日本人がスゴイらしい スゴイ日本人を探せ!in チリテレビ東京
  6. ^ [2]奈良文化財研究所西トップ遺跡 調査修復プロジェクト
  7. ^ インタビュー 高松塚古墳石室解体を終えて川重テクノロジー株式会社 テクノWEBマガジン
  8. ^ “4月6日付・飛鳥美人を救う企業”. SHIKOKU NEWS (四国新聞社). (2007年4月6日). オリジナルの2007年9月27日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20070927001923/http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/column/article.aspx?id=20070406000087 
  9. ^ 「タダノの取り組むCSR活動について」経済広報センター

参考文献編集

関連項目編集

外部リンク編集