ネイト・ジョーンズ

ネイサン・アンドリュー・ジョーンズNathan Andrew Jones, 1986年1月28日 - )は、アメリカ合衆国ケンタッキー州バトラー郡バトラー英語版出身の元プロ野球選手投手)。右投右打。

ネイト・ジョーンズ
Nate Jones
Nate Jones on August 29, 2012.jpg
シカゴ・ホワイトソックス時代
(2012年8月29日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ケンタッキー州バトラー郡バトラー英語版
生年月日 (1986-01-28) 1986年1月28日(36歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2007年 MLBドラフト5巡目
初出場 2012年4月8日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
WBC 2017年
獲得メダル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ワールド・ベースボール・クラシック
2017 野球

経歴編集

プロ入りとホワイトソックス時代編集

2007年MLBドラフト5巡目(全体179位)でシカゴ・ホワイトソックスから指名され、6月13日に契約。契約後、アパラチアンリーグのルーキー級ブリストル・ホワイトソックス英語版でプロデビュー。13試合(先発10試合)に登板して0勝4敗、防御率5.13、42奪三振を記録した。

2008年はA級カナポリス・インティミディターズ英語版で18試合(先発10試合)に登板して1勝7敗、防御率6.83、71奪三振を記録した。8月にA+級ウィンストン=セイラム・ワースホッグス英語版へ昇格し、2試合に登板した。

2009年はA級カナポリスで開幕を迎え、13試合に登板。2勝0敗1セーブ、防御率2.41と好投し、5月にA+級ウィンストン=セイラム・ダッシュ[1] へ昇格。A+級ウィンストン・セイラムでは32試合に登板し、2勝1敗、防御率3.65、43奪三振を記録した。

2010年はA+級ウィンストン=セイラムでプレー。この年は先発に復帰し、28試合に登板。11勝6敗、防御率4.08、109奪三振を記録した。オフの11月19日にホワイトソックスとメジャー契約を結び[2]40人枠入りした。

2011年2月27日にホワイトソックスと1年契約に合意し[3]、3月14日にAA級バーミングハム・バロンズへ異動した[4]。この年はリリーフに再転向し、AA級バーミングハムで42試合に登板。2勝3敗12セーブ、防御率3.27、67奪三振を記録した。

2012年3月4日にホワイトソックスと1年契約に合意[5]スプリングトレーニング中のプレシーズン・ゲームでは11試合の登板で、0勝0敗1セーブ、防御率1.54と好投し、開幕ロースター入りを果たした[6]。4月8日のテキサス・レンジャーズ戦で3番手として登板し、メジャーデビュー。この年にデビューした選手の中では最多、かつチーム内でマット・ソーントンに次ぐ2位となる65試合に登板し、8勝0敗、防御率2.39の好成績だった[7]

2013年2月22日にホワイトソックスと1年契約に合意[8]。この年はチーム内でマット・リンドストロムに次ぐ2位の70試合に登板し、4勝5敗、防御率4.15、89奪三振を記録した。

2014年3月1日にホワイトソックスと1年契約に合意[9]。開幕後は2試合に登板したが、アウトを1つも取れず、4月4日に左臀部の故障で15日間の故障者リスト入りした[10]。5月3日に60日間の故障者リストへ異動し[11]、5月5日に顕微鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術を行った[12]。7月29日にはトミー・ジョン手術を行い[13]、残りの試合を欠場した。

2015年1月15日にホワイトソックスと66万ドルの1年契約に合意した[14]。この年は19試合でマウンドに登り、防御率3.32をマークした。19.0イニングで三振を27個奪って、自己ベストの奪三振率12.8を記録するなど、一定の復活ぶりを示した。

2016年アメリカンリーグ7位タイ及びチーム1位[15] の71試合に登板した。5勝3敗3セーブ、防御率2.29、28ホールド(ア・リーグ1位タイ)、WHIP0.89、奪三振率10.2という自己最高級の好成績を残し、完全復活を果たした。

2017年はシーズン開幕前の2月9日に第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)アメリカ合衆国代表に選出された[16]。3月22日の決勝プエルトリコ戦に勝利し、初の優勝を果たした[17]。シーズンでは右肘の手術を受けた影響で[18]、11試合の登板にとどまった。

レンジャーズ傘下時代編集

2019年7月31日にマイナー選手2名とのトレードで、インターナショナル・ボーナス・プール(海外選手契約金枠)及び金銭と共にテキサス・レンジャーズへ移籍した。オフの10月31日にFAとなった[19]

レッズ時代編集

2020年1月14日にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結んだ。7月22日にメジャー契約を結んで40人枠入りした[20]。9月22日にDFAとなり[21]、25日にFAとなった[22]

ブレーブス時代編集

2021年2月9日にアトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[23]。3月26日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[24]。4月1日のフィラデルフィア・フィリーズとのシーズン開幕戦に登板し、ブレーブス移籍後初出場を果たした[25]。5月7日にDFAとなり[26]、10日に自由契約となった[27]

ドジャース時代編集

2021年5月14日にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結び、傘下のAAA級オクラホマシティ・ドジャースへ配属された[28]。5月21日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[29]。6月13日にDFAとなり[30]、19日にマイナー契約でAAA級オクラホマシティへ配属された[31]

投球スタイル編集

砲丸投げのような独特なテイクバックが特徴。
スリークォーターから、最速101.1mph(約163km/h[32]・平均97mph(約156km/h)程度のツーシームと、決め球である88mph(約142km/h)程度のスライダーの2球種を中心に使用し、稀に76mph(約122km/h)程度のカーブ、86mph(約138km/h)程度のチェンジアップなども使用する[33]
2012年の速球の平均球速は97.6mph(約157.1km/h)で、50イニング以上投げた投手ではケルビン・ヘレーラアロルディス・チャップマンに次ぐ3位に入った[34]。しかし、2014年のトミー・ジョン手術からの復帰以降の最速は2015年の99.7mph(約160.5km/h)で、100mph以上は計測していない。

詳細情報編集

年度別投手成績編集





















































W
H
I
P
2012 CWS 65 0 0 0 0 8 0 0 7 1.000 301 71.2 67 4 32 3 1 65 5 0 19 19 2.39 1.38
2013 70 0 0 0 0 4 5 0 16 .444 315 78.0 69 5 26 1 1 89 8 1 40 36 4.15 1.22
2014 2 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 5 0.0 2 0 3 0 0 0 0 0 4 4 ---- ----
2015 19 0 0 0 0 2 2 0 6 .500 72 19.0 12 5 6 0 0 27 0 0 7 7 3.32 0.95
2016 71 0 0 0 0 5 3 3 28 .625 274 70.2 48 7 15 3 3 80 7 0 20 18 2.29 0.89
2017 11 0 0 0 0 1 0 0 4 1.000 49 11.2 9 1 6 1 1 15 1 0 3 3 2.31 1.29
2018 33 0 0 0 0 2 2 5 6 .500 137 30.0 28 4 15 0 3 32 2 0 14 10 3.00 1.43
2019 13 0 0 0 0 0 1 1 2 .000 47 10.1 10 2 7 1 1 10 2 0 4 4 3.48 1.65
2020 CIN 21 0 0 0 0 0 1 0 4 .000 86 18.2 25 5 6 1 2 23 2 0 13 13 6.27 1.66
2021 ATL 12 0 0 0 0 0 2 0 3 .000 50 10.1 8 3 10 4 1 7 1 0 6 4 3.48 1.74
LAD 8 0 0 0 0 0 0 0 3 37 8.2 8 4 2 0 0 7 0 0 9 8 8.31 1.15
'21計 20 0 0 0 0 0 2 0 6 .000 87 19.0 16 7 12 4 1 14 1 0 15 12 5.68 1.47
MLB:10年 325 0 0 0 0 22 16 9 79 .579 1373 329.0 286 40 128 14 13 355 28 1 139 126 3.45 1.26
  • 2021年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績編集



投手(P)












2012 CWS 65 6 6 1 1 .923
2013 70 2 8 0 0 1.000
2014 2 0 0 0 0 ----
2015 19 1 3 0 0 1.000
2016 71 3 13 1 0 .941
2017 11 0 2 0 0 1.000
2018 33 0 2 0 0 1.000
2019 13 0 1 0 1 1.000
2020 CIN 21 0 0 0 0
2021 ATL 12 1 0 0 0 1.000
LAD 8 0 0 0 0
'21計 20 1 0 0 0 1.000
MLB 325 13 35 2 2 .960
  • 2021年度シーズン終了時

背番号編集

  • 65(2012年 - 2019年)
  • 57(2020年)
  • 49(2021年 - 同年5月6日)
  • 41(2021年5月21日 - 同年6月15日)

代表歴編集

脚注編集

  1. ^ 2009年より球団名変更
  2. ^ White Sox add three players to roster”. MLB.com White Sox Press Release (2010年11月19日). 2015年1月16日閲覧。
  3. ^ White Sox Agree to Terms with 17 Players on 2011 Contracts”. MLB.com White Sox Press Release (2011年2月27日). 2015年1月16日閲覧。
  4. ^ White Sox make Eight Roster Moves”. MLB.com White Sox Press Release (2011年3月14日). 2015年1月16日閲覧。
  5. ^ White Sox Agree To Terms With 24 Players On 2012 Contracts” (2012年3月4日). 2015年1月16日閲覧。
  6. ^ White Sox finalize Opening Day roster” (2012年4月4日). 2015年1月16日閲覧。
  7. ^ 2012 Major League Baseball New Debuts - Baseball-Reference.com
  8. ^ White Sox agree to terms with 25 players on 2013 contracts”. MLB.com White Sox Press Release (2013年2月22日). 2015年1月16日閲覧。
  9. ^ White Sox agree to terms with 24 players on 2014 contracts”. MLB.com White Sox Press Release (2014年3月1日). 2014年3月2日閲覧。
  10. ^ White Sox place right-hander Nate Jones on the disabled list”. MLB.com White Sox Press Release (2014年4月4日). 2015年1月16日閲覧。
  11. ^ White Sox announce four roster moves”. MLB.com White Sox Press Release (2014年5月3日). 2015年1月16日閲覧。
  12. ^ Scott Merkin (2014年5月5日). “Jones undergoes back procedure to alleviate pain” (英語). MLB.com. 2015年1月16日閲覧。
  13. ^ Scott Merkin (2014年7月30日). “White Sox pitcher Jones has Tommy John surgery” (英語). MLB.com. 2015年1月16日閲覧。
  14. ^ White Sox agree to terms on one-year contracts with Javy Guerra, Nate Jones and Hector Noesi, avoiding arbitration”. MLB.com White Sox Press Release (2015年1月15日). 2015年1月16日閲覧。
  15. ^ 2016 Chicago White Sox Pitching Statistics - Baseball-Reference.com (英語) . 2016年10月26日閲覧。
  16. ^ USA Baseball Announces 2017 World Baseball Classic Roster Archived 2017年2月12日, at the Wayback Machine. USABaseball.com: The Official Site of USA Baseball (英語) (2017年2月9日) 2017年3月16日閲覧
  17. ^ American Beauty: USA dominates PR in final World Baseball Classic (英語) (2017年3月22日) 2017年3月23日閲覧
  18. ^ Scott Merkin (2017年7月13日). “Jones has surgery; Sox reliever out for '17”. MLB.com White Sox Press Release. 2018年3月20日閲覧。
  19. ^ Thomas Harrigan, Manny Randhawa and Paul Casella (2019年11月8日). “Here are every team's free agents this winter” (英語). MLB.com. 2019年12月2日閲覧。
  20. ^ Connor Byrne (2020年7月22日). “Reds Add Hunter Greene, Mark Kolozsvary To 60-Man Player Pool” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年7月24日閲覧。
  21. ^ Mark Polishuk (2020年9月22日). “Reds Activate Sonny Gray, Designate Nate Jones” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年9月23日閲覧。
  22. ^ Reds Release Nate Jones” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年9月25日閲覧。
  23. ^ Connor Byrne (2021年2月9日). “Braves Sign Nate Jones To Minors Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年3月30日閲覧。
  24. ^ Anthony Franco (2021年3月27日). “Braves Announce Series Of Roster Moves” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年3月30日閲覧。
  25. ^ Mark Bowman (2021年4月2日). “'Perfect' throw sinks Braves on Opening Day” (英語). MLB.com. 2021年4月11日閲覧。
  26. ^ Steve Adams (2021年5月7日). “Braves Designate Nate Jones, Select Carl Edwards Jr.” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月10日閲覧。
  27. ^ Connor Byrne (2021年5月10日). “Braves Announce Roster Moves” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月11日閲覧。
  28. ^ Steve Adams (2021年5月14日). “Dodgers Sign Nate Jones” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月21日閲覧。
  29. ^ Blake Harris (2021年5月21日). “Dodgers add pitcher Nate Jones to 40-man roster” (英語). SB Nation. 2021年5月22日閲覧。
  30. ^ Mark Polishuk (2021年6月16日). “Dodgers Select Steven Souza, Designate Nate Jones” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月18日閲覧。
  31. ^ MLB公式プロフィール参照。2021年6月20日閲覧。
  32. ^ 2012年シーズン計測。
  33. ^ FanGraphs.com2017年3月8日閲覧。
  34. ^ Nate Jones Exceeding the Wildest of Expectations

関連項目編集

外部リンク編集