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マーク・スティーブン・コッツェイMark Steven Kotsay, 1975年12月2日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス郡ウィッティア出身の元プロ野球選手外野手)、野球指導者。左投左打。2016年からMLBオークランド・アスレチックスのコーチを務める。

マーク・コッツェイ
Mark Kotsay
オークランド・アスレチックス コーチ
Mark Kotsay Baserunner.jpg
ミルウォーキー・ブルワーズ時代
(2011年6月12日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州ロサンゼルス郡ウィッティア
生年月日 (1975-12-02) 1975年12月2日(43歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
220 lb =約99.8 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 外野手一塁手
プロ入り 1996年 MLBドラフト1巡目(全体9位)でフロリダ・マーリンズから指名
初出場 1997年7月11日 フィラデルフィア・フィリーズ
最終出場 2013年9月29日 サンフランシスコ・ジャイアンツ
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
コーチ歴
  • サンディエゴ・パドレス (2015)
  • オークランド・アスレチックス (2016 - )
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
五輪 1996年
オリンピック
男子 野球
1996 野球

目次

経歴編集

プロ入り前編集

サンタフェ高等学校英語版卒業時にどこからもドラフト指名されず、1994年カリフォルニア州立大学フラトン校へ進学した。1995年には打率.422・21本塁打・90打点を記録し、ゴールデンスパイク賞を受賞。カレッジ・ワールドシリーズでは打率.563・3本塁打・10打点を挙げMVPに選出されるなど大学球界の一躍スターとなった[1]

プロ入りとマーリンズ時代編集

1996年6月のMLBドラフト1巡目(全体9位)でフロリダ・マーリンズから指名を受け、その後アトランタオリンピック野球アメリカ合衆国代表に選出され「2番・左翼手」として常時出場してチーム2位の打率.303を記録し、銅メダル獲得に貢献[1]。オリンピック終了後の8月15日に契約[2]

アマチュア時代の金属バットから木製バットへうまく順応し、1997年は前年より1つ階級が上のAA級ポートランド・シードッグスで迎え打率.307・17本塁打・61打点を記録し、デボン・ホワイトの代役として7月11日のフィラデルフィア・フィリーズ戦でメジャーデビューを果たした[1]。ホワイトが復帰したため7月28日にマイナーに降格[1]。その後はメジャーに昇格はなくメジャー1年目を終えた。

メジャー2年目となる1998年には、マーリンズでレギュラーに定着。2000年までの3年間、目立った成績では無かったものの、安定した活躍を見せた。

パドレス時代編集

2001年3月28日にマット・クレメントらとの2対3のトレードで、シーザー・クレスポ英語版と共にサンディエゴ・パドレスへ移籍した。

アスレチックス時代編集

 
オークランド・アスレチックス時代
(2007年7月28日)

2003年11月26日にラモン・ヘルナンデステレンス・ロングとのトレードで、オークランド・アスレチックスへ移籍[2]

アスレチックス移籍1年目の2004年は、先頭バッターに定着し、自己ベストのシーズンになった。自身初の打率.300を記録したほか、自己最高の190安打を記録。

2005年は開幕当初こそ、不動のリードオフマンとして不振に陥っていたチームを牽引。しかし、後半戦からは背筋痛に苦しみ、尻すぼみとなってしまった。結局、打率こそ.280と前年より3分ほど落ちたものの、チーム内の最高打率であり、対左腕の打率は.324をマーク。そして、前年と同じ本数の本塁打に加え、自己最高の82打点をマーク。また、同年7月9日には2008年まで3年間総額2,900万ドルで契約延長した[3]

2006年は、持病の腰痛の影響で2桁本塁打を3年連続でストップ。それでも、オールスター後は欠場を繰り返したものの、打撃好調で50試合で打率.326をマーク。特に7月22日から8月18日の間は、16試合連続安打をマークした。この年まで指揮を執ったケン・モッカ監督との関係は悪く、故障続きで使いにくい選手だったが、アメリカンリーグチャンピオンシップシリーズではビリー・ビーンボビー・キールティを薦めた際に、モッカはコッツェイを起用したものの結果を残せず、監督解任の要因となった[4]

2007年は開幕前に持病の腰痛が悪化し、手術のために長期離脱を余儀なくされた。6月に戦線復帰したものの、8月中旬に痛みが再発し、この年2回目の故障者リスト入りとなった。結局、故障の影響でシーズンの大半を棒に振り、レギュラーに定着した1998年以来、最少の出場数となる56試合でしかプレーできなかった。

ブレーブス時代編集

 
アトランタ・ブレーブス時代
(2008年4月20日)

2008年1月14日にジョーイ・デバイン、ジェイミー・リッチモンドとの交換トレードで、名手アンドリュー・ジョーンズがFAとなったアトランタ・ブレーブスへ移籍。ジョーンズの後釜の中堅手として出場し、8月14日にはサイクル安打と通算1500本安打を同時に達成[5]

レッドソックス時代編集

 
ボストン・レッドソックス時代
(2008年9月10日)

2008年8月27日にトレードで、ボストン・レッドソックスへ移籍し、故障者リスト入りしたJ・D・ドリューの代役として出場[6]

2009年7月24日にDFAとなった。

ホワイトソックス時代以降編集

2009年7月28日にブライアン・アンダーソンとのトレードで、シカゴ・ホワイトソックスへ移籍[7]

2011年ミルウォーキー・ブルワーズ2012年からは9年ぶりにパドレスでプレーし、2013年に引退した。

引退後編集

2014年からはフロントの一員としてパドレスを支える事となった[8]。2014年12月1日にパドレスの打撃コーチに就任した[9]

2015年11月12日、2016年シーズンからアスレチックスのベンチコーチを務める事が発表された[10]。2018年シーズンからはクオリティ・コントロールコーチへ転任となる[11]

詳細情報編集

年度別打撃成績編集

















































O
P
S
1997 FLA 14 57 52 5 10 1 1 0 13 4 3 0 1 0 4 0 0 7 1 .192 .250 .250 .500
1998 154 623 578 72 161 25 7 11 233 68 10 5 7 3 34 2 1 61 17 .279 .318 .403 .721
1999 148 535 495 57 134 23 9 8 199 50 7 6 2 9 29 5 0 50 11 .271 .306 .402 .708
2000 152 578 530 87 158 31 5 12 235 57 19 9 2 4 42 2 0 46 17 .298 .347 .443 .791
2001 SD 119 460 406 67 118 29 1 10 179 58 13 5 1 3 48 1 2 58 11 .291 .366 .441 .807
2002 153 646 578 82 169 27 7 17 261 61 11 9 2 4 59 0 3 89 10 .292 .359 .452 .810
2003 128 541 482 64 128 28 4 7 185 38 6 3 1 1 56 3 1 82 8 .266 .343 .384 .726
2004 OAK 148 673 606 78 190 37 3 15 278 63 8 5 5 5 55 5 2 70 6 .314 .370 .459 .829
2005 139 629 582 75 163 35 1 15 245 82 5 5 2 4 40 3 1 51 13 .280 .325 .421 .746
2006 129 558 502 57 138 29 3 7 194 59 6 3 4 6 44 1 2 55 18 .275 .332 .386 .719
2007 56 226 206 20 44 14 0 1 61 20 1 1 0 1 19 3 0 20 4 .214 .279 .296 .575
2008 ATL 88 345 318 39 92 17 3 6 133 37 2 3 1 1 25 2 0 34 13 .289 .340 .418 .758
BOS 22 91 84 6 19 8 1 0 29 12 0 1 0 0 7 1 0 11 1 .226 .286 .345 .631
'08計 110 436 402 45 111 25 4 6 162 49 2 4 1 1 32 3 0 45 14 .276 .329 .403 .732
2009 27 79 74 4 19 2 0 1 24 5 2 1 0 1 4 1 0 12 1 .257 .291 .324 .615
CWS 40 127 113 12 33 7 0 3 49 18 1 1 1 2 11 2 0 9 5 .292 .349 .434 .783
'09計 67 206 187 16 52 9 0 4 73 23 3 2 1 3 15 3 0 21 6 .278 .327 .390 .717
2010 107 359 327 30 78 17 2 8 123 31 1 3 0 0 32 3 0 36 9 .239 .306 .376 .683
2011 MIL 104 255 233 18 63 13 1 3 87 31 3 0 0 1 21 3 0 27 4 .270 .329 .373 .703
2012 SD 82 156 143 9 37 8 0 2 51 14 0 2 0 1 11 1 1 14 2 .259 .314 .357 .671
2013 104 171 155 8 30 2 0 1 35 12 0 2 1 2 13 0 0 25 1 .194 .253 .226 .479
MLB:17年 1914 7110 6464 790 1784 353 48 127 2614 720 98 64 30 48 554 38 13 757 152 .276 .332 .404 .737

年度別守備成績編集



一塁(1B) 中堅(CF) 左翼(LF) 右翼(RF)
















































1997 FLA - 14 31 2 0 1 1.000 - -
1998 3 3 1 0 0 1.000 46 134 5 2 1 .986 - 107 208 15 4 1 .982
1999 19 104 8 0 9 1.000 - - 129 246 19 5 5 .981
2000 2 1 0 0 0 1.000 9 20 1 0 0 1.000 - 139 267 13 3 3 .989
2001 SD - 106 269 4 4 1 .986 1 5 0 0 0 1.000 5 3 0 0 0 1.000
2002 - 147 352 11 4 3 .989 - -
2003 - 126 324 13 3 4 .991 - -
2004 OAK - 145 347 11 6 4 .984 - -
2005 - 137 299 7 4 3 .987 - -
2006 4 28 0 2 6 .933 127 281 6 2 2 .993 - -
2007 - 56 141 5 2 3 .986 - -
2008 ATL - 84 173 3 0 1 1.000 - -
BOS 6 35 3 1 7 .974 - - 19 32 0 0 0 1.000
'08計 6 35 3 1 7 .974 84 173 3 0 1 1.000 - 19 32 0 0 0 1.000
2009 19 103 11 0 9 1.000 4 5 0 0 0 1.000 2 2 0 0 0 1.000 4 1 0 0 0 1.000
CWS 22 155 12 0 13 1.000 - - 8 13 1 0 0 1.000
'09計 41 258 23 0 22 1.000 5 7 0 0 0 1.000 4 5 0 0 0 1.000 12 14 1 0 0 1.000
2010 38 298 20 1 23 .997 - - 8 9 2 0 0 1.000
2011 MIL 11 27 1 0 4 1.000 10 11 0 0 0 1.000 19 20 2 4 0 .846 30 48 0 1 0 .980
2012 SD 5 26 0 0 2 1.000 - 19 27 1 1 1 .966 9 14 1 0 1 1.000
2013 5 26 2 0 2 1.000 - 19 13 1 0 0 1.000 6 4 0 0 0 1.000
MLB 134 806 58 4 75 .995 1012 2389 68 27 23 .989 62 70 4 5 1 .937 464 845 51 13 10 .986
  • 各年度の太字はリーグ最高

背番号編集

  • 4(1997年 - 1998年途中)
  • 7(1998年途中 - 2000年、2016年 - 2017年)
  • 14(2001年 - 2003年、2012年 - 2013年、2015年)
  • 21(2004年 - 2007年)
  • 11(2008年 - 2009年途中)
  • 30(2009年途中 - 同年終了)
  • 25(2011年)

脚注編集

  1. ^ a b c d 福島良一「明日のスーパースターを目指すニューウェーブたち マーク・コットセイ[マーリンズ]」『月刊メジャー・リーグ』1998年1月号、ベースボールマガジン社、1998年、雑誌 08625-1、56頁。
  2. ^ a b Mark Kotsay Transactions” (英語). Baseball-Reference.com. 2008年10月12日閲覧。
  3. ^ Kotsay gets no-trade clause through 2006” (英語). ESPN. 2008年10月12日閲覧。
  4. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2007』廣済堂出版、2007年、192頁。ISBN 978-4-331-51213-5
  5. ^ Kotsay nets first Braves cycle since '87” (英語). MLB.com. 2008年10月12日閲覧。
  6. ^ Red Sox land Kotsay from Braves Veteran adds depth to Boston's outfield with Drew on DL” (英語). MLB.com. 2008年10月12日閲覧。
  7. ^ White Sox land Kotsay for Anderson Veteran should provide help off the bench in Chicago”. whitesox.com (2009年7月28日). 2009年7月30日閲覧。
  8. ^ Kotsay joining Padres' front office” (英語). MLB.com (2013年12月19日). 2015年11月18日閲覧。
  9. ^ Padres name Mark Kotsay hitting coach” (英語). MLB.com Padres Press Release (2014年12月1日). 2015年1月8日閲覧。
  10. ^ A's hire Mark Kotsay as bench coach” (英語). San Jose Mercury News (2015年11月12日). 2015年11月18日閲覧。
  11. ^ “A's exercise option on Lowrie; Name Kotsay ML quality control coach” (英語). MLB.com. (2017年11月2日). http://m.athletics.mlb.com/news/article/260513190/as-exercise-option-on-lowrie-name-kotsay-ml-quality-control-coach/ 2017年11月15日閲覧。 

関連項目編集

外部リンク編集