ヤマニングローバル

ヤマニングローバル[1]日本競走馬種牡馬。主な勝ち鞍に1989年デイリー杯3歳ステークス1991年アルゼンチン共和国杯1992年目黒記念

ヤマニングローバル
欧字表記 Yamanin Global[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 1987年4月11日[1]
死没 2016年9月6日(29歳没・旧30歳)[2]
ミスターシービー[1]
ヤマニンペニー[1]
母の父 NijinskyII[1]
生国 日本の旗 日本北海道静内町[1]
生産 ヤマニンベン牧場[1]
馬主 土井宏二
土井肇
[1]
調教師 浅見国一栗東[1]
競走成績
生涯成績 29戦5勝[1]
獲得賞金 2億4770万3000円[1]
 
勝ち鞍
GII デイリー杯3歳ステークス 1989年
GII アルゼンチン共和国杯 1991年
GII 目黒記念 1992年
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経歴編集

1989年9月、阪神競馬場での新馬戦で武豊を鞍上にデビュー[3]。デビュー前から評判[4]となっており、1番人気に支持され2着に3馬身差を付けて勝ち上がり、2戦目の黄菊賞も勝ってデイリー杯3歳ステークスに駒を進める[3]単枠指定されたレースではも好位抜け出しから、最後は武が手綱を抑えるほどの余裕をもって3連勝とし、3戦連続の1番人気に応える[3][5][6]。しかし入線後に右前第一種子骨を複雑骨折[7]。管理した浅見国一が「うちでなければ殺処分だった」と回想し[8]、武も「来年のGIを4つ(クラシック三冠有馬記念)損した」と発言するほど[9]の重傷であった。割れた骨を2本のボルトで繋ぐ手術が行われ、1年余の休養を余儀なくされる[3]

5歳を迎えた1991年1月の洛陽ステークスで復帰し、勝ちきれないレースが続くも重賞で阪急杯2着、高松宮杯でも3着と入着し、秋競馬を迎えて3走目のアルゼンチン共和国杯で、デイリー杯以来およそ2年振りの勝利を挙げた[3]。1992年の初戦となった目黒記念で重賞3勝目を挙げるも以降3戦は精彩を欠き、宝塚記念後に再び骨折[3]。休み明けの天皇賞(秋)では15番人気ながらレッツゴーターキンの3着に差し込むが、続く4戦は再び低迷し1993年の目黒記念後に放牧に出され、秋のカシオペアステークスで休み明けの3着としたものの[3]、その後は大敗が続き、1994年の阪神大賞典10着を最後に引退。

引退後は故郷のヤマニンベン牧場で種牡馬となったが、産駒はヤマニンデュエルが3勝を挙げた程度[10]で目立った成績は残せず、2002年度の種付けを最後に種牡馬も引退[11]2016年9月6日に死亡した[2]

競走成績編集

以下の内容は、netkeiba.com[12]およびJBISサーチ[13]に基づく。

年月日 競馬場 競走名 距離(馬場) 頭数 枠番 馬番 オッズ(人気) 着順 タイム
(上り3F/4F
着差 騎手 斤量
(kg)
勝ち馬/(2着馬)
1989.09.17 阪神 3歳新馬 芝1400m(良) 13 6 9 01.3(1人) 1着 1:23.7 (48.5) -0.5 武豊 52 (センシュウシーマ)
0000.10.07 京都 黄菊賞 400 芝1600m(良) 8 3 3 01.2(1人) 1着 1:37.1 (47.2) -0.1 武豊 53 (クィーンズキッス)
0000.11.11 京都 デイリー杯3歳S GII 芝1400m(良) 10 5 5 01.6(1人) 1着 1:23.1 (47.5) -0.3 武豊 54 (コニーストン)
1991.01.07 京都 洛陽S OP 芝1600m(良) 16 8 16 03.5(1人) 4着 1:35.4 (47.4) -0.3 武豊 55 プリティハット
0000.02.17 京都 京都記念 GII 芝2400m(稍) 11 6 7 04.2(3人) 11着 2:29.1 (51.4) -3.4 武豊 56 プリンスシン
0000.03.23 京都 コーラルS OP 芝1400m(不) 15 8 15 02.8(1人) 8着 1:23.5 (48.2) -0.8 武豊 55 イクノディクタス
0000.04.20 京都 栗東S OP ダ1400m(良) 11 6 6 06.1(4人) 3着 1:23.9 (47.8) -1.2 武豊 55 パッシングルート
0000.05.11 東京 武蔵野S OP ダ1600m(良) 12 4 4 07.4(4人) 7着 1:36.9 (38.7) -1.5 武豊 55 ミスタートウジン
0000.06.02 京都 阪急杯 GIII 芝1400m(不) 14 8 14 18.9(6人) 2着 1:23.8 (48.0) -0.3 武豊 55 ジョーロアリング
0000.07.07 中京 高松宮杯 GII 芝2000m(良) 8 6 6 10.6(4人) 3着 1:59.9 (36.1) -0.5 武豊 57 ダイタクヘリオス
0000.09.15 中京 朝日チャレンジC GIII 芝2000m(稍) 16 8 16 03.5(1人) 5着 1:59.8 (34.9) -0.7 武豊 55 ヌエボトウショウ
0000.10.26 京都 スワンS GII 芝1400m(良) 16 6 11 28.7(9人) 5着 1:21.0 (45.7) -0.4 田島良保 57 ケイエスミラクル
0000.11.17 東京 アルゼンチン共和国杯 GII 芝2500m(良) 16 8 16 14.3(5人) 1着 2:32.6 (36.3) -0.2 横山典弘 55 (リアルボーイ)
0000.12.22 中山 有馬記念 GI 芝2500m(良) 15 2 3 24.3(7人) 6着 2:31.3 (36.1) -0.7 河内洋 57 ダイユウサク
1992.02.23 東京 目黒記念 GII 芝2500m(良) 6 5 5 02.0(1人) 1着 2:32.6 (35.4) -0.3 河内洋 57 (メイショウビトリア)
0000.03.22 中山 日経賞 GII 芝2500m(重) 11 2 2 03.8(2人) 6着 2:39.6 (39.1) -1.3 河内洋 58 メジロライアン
0000.04.26 京都 天皇賞(春) GI 芝3200m(良) 14 8 13 71.7(7人) 11着 3:24.8 (52.5) -4.8 河内洋 58 メジロマックイーン
0000.06.14 阪神 宝塚記念 GI 芝2200m(良) 13 6 9 16.5(7人) 13着 2:24.5 (56.6) -5.9 河内洋 57 メジロパーマー
0000.11.01 東京 天皇賞(秋) GI 芝2000m(良) 18 4 7 59.8(15人) 3着 1:58.9 (37.3) -0.3 河内洋 58 レッツゴーターキン
0000.11.29 東京 ジャパンC GI 芝2400m(重) 14 5 8 28.8(12人) 12着 2:26.8 (38.3) -2.2 河内洋 57 トウカイテイオー
0000.12.27 中山 有馬記念 GI 芝2500m(良) 16 8 15 42.3(14人) 15着 2:35.4 (36.3) -1.9 河内洋 56 メジロパーマー
1993.01.24 京都 日経新春杯 GII 芝2200m(良) 12 6 9 29.1(9人) 9着 2:14.9 (47.4) -0.9 河内洋 57 エルカーサリバー
0000.02.21 東京 目黒記念 GII 芝2500m(良) 12 7 10 14.4(5人) 12着 2:34.2 (37.1) -1.8 河内洋 59 マチカネタンホイザ
0000.10.23 京都 カシオペアS OP 芝2000m(良) 10 3 3 08.9(6人) 3着 1:47.1 (36.0) -0.3 河内洋 58 ニシノブルース
0000.11.21 京都 マイルCS GI 芝1600m(不) 15 3 4 19.5(7人) 10着 1:36.5 (36.5) -0.8 武豊 57 シンコウラブリイ
0000.12.11 阪神 鳴尾記念 GII 芝2500m(良) 16 2 4 18.3(9人) 13着 2:39.2 (40.3) -2.9 河内洋 58 ルーブルアクト
1994.01.15 阪神 平安S GIII ダ1800m(良) 16 5 10 19.9(7人) 8着 1:54.0 (38.7) -1.2 武豊 56 トーヨーリファール
0000.02.20 東京 目黒記念 GII 芝2500m(良) 13 8 12 30.2(8人) 10着 2:34.7 (35.6) -0.7 横山典弘 57 ナリタタイシン
0000.03.13 中京 阪神大賞典 GII 芝2800m(良) 10 8 9 32.8(6人) 10着 2:59.5 (40.7) -4.3 河内洋 58 ムッシュシェクル
  • 枠番・馬番の太字は単枠指定を示す[5]

血統表編集

ヤマニングローバル血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 テスコボーイ系
[§ 2]

ミスターシービー
1980 黒鹿毛
父の父
トウショウボーイ
1973 鹿毛
*テスコボーイ
Tesco Boy
Princely Gift
Suncourt
*ソシアルバターフライ
Social Butterfly
Your Host
Wisteria
父の母
シービークイン
1973 鹿毛
*トピオ
Topyo
Fine Top
Deleriosa
メイドウ *アドミラルバード
メイワ

* ヤマニンペニー
1979 鹿毛
Nijinsky II
1967 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Flaming Page Bull Page
Flaring Top
母の母
Lower Lights
1970 鹿毛
Sir Gaylord Turn-to
Somethingroyal
Luffing Tom Fool
Sail Cloth F-No.16-c
母系(F-No.) ヤマニンペニー(USA)系(FN:16-c) [§ 3]
5代内の近親交配 Nearco 5×5=6.25%、Menow 5×5=6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ [14]
  2. ^ [15]
  3. ^ [14]
  4. ^ [14][15]

脚注編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o ヤマニングローバル”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年12月11日閲覧。
  2. ^ a b c ヤマニングローバル”. 競走馬のふるさと案内所. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年12月11日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g #関西競馬四季報94年春 p. 1122
  4. ^ 瀬戸慎一郎『悲劇のサラブレッド』(講談社、1993年)202頁。
  5. ^ a b #中央競馬3歳・4歳 p. 706
  6. ^ 『悲劇のサラブレッド』204頁。
  7. ^ 成績カード”. 競馬ブックコーナー 村上和巳の編集員通信. ケイバブック. 2019年12月11日閲覧。
  8. ^ 日本中央競馬会『優駿』2000年5月号 39頁
  9. ^ 市丸博司編『サラブレッド怪物伝説・平成版』(廣済堂文庫、1997年)220頁。
  10. ^ ヤマニンデュエル”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年12月11日閲覧。
  11. ^ ヤマニングローバル 種牡馬情報:世代・年次別(サラ系総合)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年11月13日閲覧。
  12. ^ ヤマニングローバルの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年12月11日閲覧。
  13. ^ ヤマニングローバル 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年12月11日閲覧。
  14. ^ a b c ヤマニングローバル 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年12月11日閲覧。
  15. ^ a b c d ヤマニングローバルの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年12月11日閲覧。

参考文献編集

  • 「関西競馬四季報 1994春季号」『競馬ブック』第15巻第1号、ケイバブック。
  • 『中央競馬全重賞競走成績集 3歳・4歳編』日本中央競馬会、1997年。

外部リンク編集