ランボルギーニ・アヴェンタドールS
ランボルギーニ・アヴェンタドールS(Aventador S)は、イタリアの自動車メーカー、ランボルギーニが製造していたスーパーカーである。アヴェンタドール LP700-4の次世代モデルとして発売された。
ランボルギーニ・アヴェンタドールS LP 740-4 | |
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概要 | |
製造国 |
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販売期間 | 2017年-2021年 |
ボディ | |
乗車定員 | 2人 |
ボディタイプ |
2ドアクーペ 2ドアオープン |
駆動方式 | 4WD |
パワートレイン | |
エンジン | 6.5L V型12気筒 DOHC 48バルブ |
最高出力 | 740PS/8,400rpm |
最大トルク | 70.4kgf·m/5,500rpm |
変速機 | 7速セミAT |
サスペンション | |
前後:プッシュロッド式ダブルウィッシュボーン | |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,700mm |
全長 | 4,797mm |
全幅 | 2,030mm |
全高 | 1,136mm |
車両重量 | 1,575kg |
系譜 | |
先代 | アヴェンタドール |
後継 | アヴェンタドールSVJ |
概要 編集
2016年12月19日に公開され、最新の技術が多く採用され、従来のアヴェンタドールよりも改良された。ランボルギーニ・チェントロ・スティーレの手によるエクステリアデザインは、フロントとリアを中心に一部が改良されたほか、「カウンタック」を想起させるリアホイールアーチのラインなど、過去のモデルのアイコン的なデザイン要素が取り入れられている。またデザインの変更により、現行型のアヴェンタドール クーペに比べてフロントのダウンフォースが130%向上するなど、空力性能も改善しているという[1]。このモデルで、四輪操舵システム「ランボルギーニ・リアホイール・ステアリング(LRS)」をランボルギーニの量産車としては初めて採用された。このシステムは、低速走行時には後輪を前輪と逆相に操舵して回転半径を抑え、一方、高速走行時には前輪と同相に切って安定した走行を可能にする。サスペンションにはチェンテナリオで試した磁性流体ダンパー「LMS」を使った「磁気レオロジー・サスペンション」が採用された。これにより、垂直方向はLMS、縦方向は4WDとESC、横方向はLDSとLRSで、三次元でコントロールをアクティブ制御する[2]。0-100km/h加速が2.9秒、最高速度は350km/hに達する[3]。
内装のデザインも一新されており、新たにドライバーの好みに応じてカスタマイズできるTFTデジタルダッシュボードを採用。また、ドライビングモードにはこれまでの「ストラーダ」「スポルト」「コルサ」に加えて、新たに「エゴ(EGO)」が追加された。このシステムでは、選択されたモードに応じてエンジンやパワートレイン、ステアリング、サスペンションの設定が変更でき、エゴモードでは、ストラーダ、スポルト、コルサの設定をベースに、これらの制御をドライバーの好みに応じてカスタマイズできる。
エンジンは、アヴェンタドールの最高出力700PS/8,250rpmから740PS/8,400rpmに引き上げられ、最大トルク70.3kgm/5,500rpmは変わらず。トランスミッションもこれまで通り、「インディペンデント・シフティング・ロッド」と呼ばれる7速シングルクラッチのロボット式変速ユニットが組み合わされる。テールパイプが3本になったエキゾーストは従来より20%ほど軽量化されている。
脚注 編集
外部リンク 編集
- ランボルギーニ公式サイト
- Aventador S coupé - ランボルギーニ公式サイト
ランボルギーニ S.p.A. ロードカータイムライン 1962- | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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タイプ | 1960年代 | 1970年代 | 1980年代 | 1990年代 | 2000年代 | 2010年代 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | ||
MR(含ミッドシップ4駆) | V12 | ミウラ | カウンタック | ディアブロ | ムルシエラゴ | アヴェンタドール | アヴェンタドールS | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
イオタ | レヴェントン | ヴェネーノ | チェンテナリオ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
V8/V10 | シルエット | ジャルパ | ガヤルド | ウラカン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2+2 | ウラッコ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
FR | GT | 350GT | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2+2 | 400GT | イスレロ | ハラマ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
エスパーダ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
クロスカントリー4WD SUV |
LM002 | ウルス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
オーナー 親会社 |
フェルッチオ・ランボルギーニ | ロセッティ、 レイマー |
イタリア政府管理下 | ミムラン | クライスラー | メガテック | Vパワー | アウディ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
試作レーシングカー: ランボルギーニ・イオタ(1969)、ランボルギーニ・ハラマRS(1973)、ランボルギーニ・ウラッコ・ラリー(1973) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コンセプトカー: ランボルギーニ・エストーケ(2008)、ランボルギーニ・エゴイスタ(2013)、ランボルギーニ・アステリオン(2014)、ランボルギーニ・テルツォ ミッレニオ(2017) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
人物: フェルッチオ・ランボルギーニ、ジャンパオロ・ダラーラ、マルチェロ・ガンディーニ、パオロ・スタンツァーニ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
公式WEBサイト: Automobili Lamborghini Holding Spa |