一已村(いちやんむら)は、日本北海道雨竜郡にかつて存在したである。1963年昭和38年)5月1日に周辺の深川町納内村音江村合体(新設合併)したうえで、深川市を発足させた。

いちやんむら
一已村
廃止日 1963年5月1日
廃止理由 新設合併
雨竜郡深川町一已村
納内村空知郡音江村
深川市
現在の自治体 深川市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道 空知支庁
雨竜郡
面積 60km2.
総人口 8,315
(1962年)
隣接自治体 雨竜郡深川町納内村
妹背牛町多度志町秩父別町
空知郡音江村
一已村役場
所在地 北海道雨竜郡一已村
座標 北緯43度43分
東経142度3分
一已村の位置(北海道内)
一已村
一已村
一已村 (北海道)
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町域は、現在の深川市の西側に位置する。面積は60平方キロメートル人口1962年(昭和37年)時点で8,315人であった。

地名編集

地名一已」(ラテン文字表記:Ichiyan)は、アイヌ語で「産卵場(鮭・類の産卵穴)」を意味する icanイチャン)に由来し[1][2]、それは石狩川の産卵床に起源を求めることができる。石狩川の上流域にあるこの地にも、秋になると鮭が遡上してくるが、産卵するときに尾鰭で川底の小石を払い除けて窪みを作り、そこに雌が卵を産み、雄が精子を掛けるのであるが、その窪みを「産卵床」といい、アイヌのいう「鮭の産卵場」と同義である。アイヌにとって鮭が極めて重要な食物であったことを考えれば、ichiyan と名付けられた土地の重要性も分かる。

明治の開拓時代、村は意気盛んな屯田兵を中心として営まれており[1]、村名を決めるにあたっては、アイヌ語地名にちなみながら、日本語で一致団結を謳うにふさわしい「(いち)にして已(や)」という意味になる当て字漢字名「一已」を考案したということである[1]

なお、北海道根室振興局管内標津郡標津町にある大字「伊茶仁(いちゃに)」は、かつて「伊茶仁村」という村であったが、この「伊茶仁」も、同じく「鮭の産卵穴」を語源とする地名である[1]

歴史編集

 
北一已駅の駅舎

地区編集

[北新地区]

  • 東日向、西日向
  • 東共成、西共成
  • 中ノ沢
  • 一北星、二北星、三北星、西北星、新星
  • 常盤

[入志別地区]

  • 東岩山
  • 東区、東一区、東二区
  • 東水源
  • 東石狩、西石狩
  • 西入志別
  • 北出雲、南出雲

[一已地区]

  • 岩山
  • 大師
  • 二十四考
  • 北水源、南水源
  • 開進
  • 達府
  • 豊泉
  • 昇保
  • 桜坂
  • 桜町
  • 稲穂
  • 五月
  • 共進 

郵便事業編集

  • 一已郵便局 - 深川市四条12-12に所在。かつて当地域の郵便物集配は一已郵便局が担っていたが、今では無集配郵便局となっており、同事業は深川郵便局が行なっている。

交通編集

地域にゆかりのある著名人編集

出身著名人編集

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ 深川市一已町一已(地図 - Google マップ

出典編集

  1. ^ a b c d アイヌ語地名リスト イチャ~エリ P11-20”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進局 アイヌ政策課 アイヌ政策推進室 (2007年). 2018年7月13日閲覧。
  2. ^ 森孝『地名を巡る北海道【HOPPAライブラリー】』柏艪舎、2014年12月26日。

関連項目編集