前田一男
前田 一男(まえだ かずお、1966年5月27日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の元衆議院議員(2期)。元北海道松前郡松前町長(2期)。
前田 一男 まえだ かずお | |
---|---|
生年月日 | 1966年5月27日(56歳) |
出生地 |
![]() |
出身校 | 北海道大学工学部 |
所属政党 |
(無所属→) 自由民主党(安倍派) |
選挙区 |
(北海道8区→) 比例北海道ブロック |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2012年12月21日 - 2017年9月28日 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2004年 - 2012年 |
来歴編集
北海道松前郡松前町生まれ[1]。上磯町立浜分小学校、上磯町立浜分中学校、北海道函館中部高等学校、北海道大学工学部卒業。1990年、伊藤忠商事に入社し3年間勤務する。1993年に北海道庁に入庁し、10年間勤務した[2]。
2003年11月の第43回衆議院議員総選挙に北海道8区から無所属で出馬したが、自由民主党の佐藤健治、前田のいずれも民主党公認の金田誠一に敗れた。
2004年、松前町長が任期途中で急逝。これに伴って4月に行われた町長選挙に無所属で出馬し、無投票により初当選。2008年に再選。2012年の町長選には出馬せず、2期8年で退任。同年12月の第46回衆議院議員総選挙に自民党公認で北海道8区から出馬し、民主党公認の逢坂誠二らを破って初当選した。
2014年12月の第47回衆議院議員総選挙に自民党公認で北海道8区から出馬し、小選挙区で民主党公認の逢坂に敗れ落選したものの、比例復活で再選(惜敗率93.458%)[3]。
2017年10月22日の第48回衆議院議員総選挙に北海道8区から立候補し、小選挙区で無所属(選挙後、立憲民主党に追加公認)で立候補した逢坂に敗れ、比例復活もならず落選した。
2021年10月31日の第49回衆議院議員総選挙に北海道8区から立候補し、小選挙区では立憲民主党公認の逢坂に敗れ、比例復活もならず落選した[4][5]。
2023年4月に行われる北海道議会議員選挙に渡島地域の選挙区から出馬することが報じられている[6]。
政策・主張編集
憲法問題編集
- 憲法改正について、2017年、2021年のアンケートで「賛成」と回答[7][8]。
- 改正すべき項目として「自衛隊の保持を明記する」「緊急事態に関する条項を新設する」と主張[9]。
- 憲法9条への自衛隊の明記について、2021年のアンケートで「賛成」と回答[10]。
- 安全保障関連法の成立について、2017年のアンケートで「評価する」と回答[7]。
ジェンダー問題編集
- 選択的夫婦別姓制度の導入について、2014年のアンケートでは「どちらかといえば反対」と回答[11]。2017年のアンケートでは「どちらかといえば賛成」と回答[7]。2021年のアンケートでは「どちらとも言えない」と回答[8]。
- 同性婚を可能とする法改正について、2021年の朝日新聞社のアンケートでは「反対」と回答[8]。2021年のNHKのアンケートでは回答しなかった[10]。
- 「LGBTなど性的少数者をめぐる理解増進法案を早期に成立させるべきか」との問題提起に対し、「反対」と回答[8]。
- クオータ制の導入について、2021年のアンケートで「どちらかといえば賛成」と回答[10]。
その他編集
- 「原子力発電への依存度について今後どうするべきか」との問題提起に対し、「現状を維持すべき」と回答[10]。
- 大間原子力発電所(青森県大間町)の建設中止を求める[12]。
- 「他国からの攻撃が予想される場合には敵基地攻撃もためらうべきではない」との問題提起に対し、「賛成」と回答[8]。
- アベノミクスについて、2017年のアンケートで「評価する」と回答[7]。
- 安倍内閣による森友学園問題・加計学園問題への対応について、2017年のアンケートで「評価する」と回答[7]。
- 村山談話・河野談話を見直すべきだ[13]。
- 女性宮家の創設に反対[14]。
- 2013年11月26日、特定秘密保護法案の採決で賛成票を投じている[15]。
人物編集
政治資金問題編集
- 政治団体「前翔会」が政治活動費から、有名歌手のコンサートチケット2人分の代金1万6450円を支出していたことが、2014年政治資金収支報告書に添付されていた領収書を北海道新聞が総務省に開示請求して分かった[17]。
所属団体・議員連盟編集
脚注編集
- ^ 前田一男(小選挙区・北海道) 【衆議院選挙2017】:読売新聞
- ^ “まえだ一男はこんな人!!(まえだ一男オフィシャルWebサイト)”. 2015年3月29日閲覧。
- ^ 北海道ブロック(比例区) - 開票速報 - 2014衆院選:朝日新聞デジタル
- ^ “衆議院選挙2021 北海道(札幌・函館など)開票速報・選挙結果”. 衆議院選挙2021特設サイト. NHK. 2021年11月1日閲覧。
- ^ “【2021年 衆院選】北海道ブロック(比例区)開票速報”. 衆議院選挙(2021年総選挙)特設サイト. 朝日新聞社. 2021年11月18日閲覧。
- ^ “衆議院北海道8区 自民・元議員は道議会議員選挙へ”. NHK NEWS WEB. NHK. 2023年2月14日閲覧。
- ^ a b c d e “前田一男”. 2017衆院選 候補者アンケート(朝日・東大谷口研究室共同調査). 朝日新聞社. 2021年10月22日閲覧。
- ^ a b c d e “前田一男”. 朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2021衆議院選挙. 朝日新聞社. 2021年10月22日閲覧。
- ^ “憲法改正 改正すべき項目”. 朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2021衆議院選挙. 朝日新聞社. 2021年10月22日閲覧。
- ^ a b c d “北海道8区”. NHK 衆議院選挙2021 候補者アンケート. 2021年10月21日閲覧。
- ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査、2014年。
- ^ “<衆院選>下北半島の原子力施設巡り論争 津軽海峡で主張逆転”. 河北新報. (2017年10月19日) 2017年11月24日閲覧。
- ^ 毎日新聞2014年衆院選アンケート
- ^ 毎日新聞2012年衆院選アンケート
- ^ “特定秘密保護法 国会議員の投票行動”. 東京新聞. 2014年12月13日閲覧。
- ^ a b 第192回国会 文部科学委員会 第2号(平成28年10月19日(水曜日))
- ^ 北海道新聞 2016年2月27日(土)11時0分配信。
- ^ a b c 俵義文 『日本会議の全貌』 花伝社、2016年
- ^ 「自民勉強会発言――安保国会新たな火種」『毎日新聞』50135号、14新版、毎日新聞東京本社、2015年6月27日、3面。
外部リンク編集
公職 | ||
---|---|---|
先代 |
北海道松前町長 2004年 - 2012年 |
次代 石山英雄 |