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概要編集

監督は『踊る大捜査線』で知られる本広克行、主演は柴咲コウ。『少林サッカー』で脚本・監督・主演を務めたチャウ・シンチー(名義)が、エグゼクティブプロデューサーとしてクレジットされている。本広と製作者の意向により撮影手法、合成方法等は「極秘」とされており、「広報」「ブログ」等でもあまり具体的な製作過程は公開されていない。山崎、乙黒、蒲生らをはじめとして出演者女優の多くが特撮番組出演経験者であるのも特徴的。また柴咲コウが単独主演するのは『着信アリ』以来4年ぶりである。また、ブレイク寸前の満島ひかりも、ラクロス部員として出演している


キャッチコピーは、「彼女に日本は狭すぎる。

ストーリー編集

中国、少林拳武術学校で三千日の修行を終えた凛は、日本へ帰路に着く。しかし、そこで見たのは廃墟となった道場だった。必死にあるものを探しながら、訪ねた中華料理店で、師匠の岩井(江口)に出会う。彼の元にいたミンミンに誘われ、国際星館大学、女子ラクロス部に入る。そこで、驚異的な身体能力をみせる凛。現れたのは田村(岡村)、そして岩井だった。道場の事、ラクロス部のコーチになった理由の解らないまま、凛は初試合に臨む。しかし、彼女はある理由からスタメンに入れず、チームの一員・あさみの怪我で後半から入るも個人プレーをしてしまう。ばらばらになるラクロス部。

その数日後、凛は、少年サッカーの輪に入る。「チームワーク」という言葉を理解していくとき、バラバラになったチームに一体感が戻っていく。道場も、チームも再建出来そうになったとき、車の窓越しにすれ違っていた大場との因縁が訪れる。道場を自ら破門にした岩井の「心」を理解した凛は、大切な仲間を守るために最後の戦いへと、大学に向かう。

キャスト編集

 
女子ラクロス部員が通う国際星館大学(ロケ地・静岡県立大学)。劇中ではCG処理で建造物が描き加えられている。

国際星館大学女子ラクロス部編集

国際星館大学関係者編集

特にスポーツに力を入れているが、一方で校内にはカメラやセンサーが至る所に設置され、学生を常に監視している。

中華料理店編集

ミンミンのアルバイト先。ラクロス部のたまり場となっている。ティンとラムは少林サッカー鎧の肌空渡りをほぼ踏襲したキャラクター。

少林拳武術学校編集

修行を終えた凛を送り出すが、彼女が秘めた力を制御できるか懸念する。

その他編集

スタッフ編集

主題歌編集

ロケ地編集

静岡県伊豆の国市を中心に、静岡市藤枝市島田市牧之原市焼津市伊豆市三島市長泉町など、静岡県内各地。大学構内は静岡県立大学静岡産業大学が撮影に協力している。

ラクロスの試合風景は、藤枝総合運動公園内のサッカー場および陸上競技場で撮影された。

練習風景の中で出てくる滝は、長泉町・沼津市の境を流れる黄瀬川・鮎壷の滝(あゆつぼ公園)である。

評価編集

映画評論家柳下毅一郎は自身のブログにて、本作について「ブルース・リーを舐めるな」「カンフーだけでなくラクロスにも失礼」「話の意味がわからない」「これほど誰にも勧められない映画も珍しい」と述べ、酷評した[2]。また、雑誌『映画秘宝』で柳下と江戸木純らが連載していたコーナー「日本映画縛り首」でも同様の批判がなされた[3][4]

2009年1月発売の雑誌『映画秘宝』上で行われた、映画評論家・ライター・監督などが投票によってワースト映画を選ぶ「2008年映画トホホ大賞10」では76点を獲得し、2位の『20世紀少年』(39点)とダブルスコアに近い差をつけてワースト1位となった[5]。また、読者が選ぶ「トホホ大賞10」でも1位となった[5]。更に、「日本映画縛り首」の企画である第2回(2008年度)HIHOはくさい映画賞では「万人が怒った映画」「『少林少女』で泣く人は1億人の中にひとりもいない」と評され、最低作品賞を受賞した。他に、最低監督賞に本広克行、最低主演女優賞に柴咲コウがノミネートされていた[5][4]

雑誌『映画芸術』の2008年日本映画ワーストテンでは『おくりびと』に次いで2位だった[6]

スポーツ報知』による第5回(2008年度)蛇いちご賞では、作品部門の選評時に本作の名前が挙がり、「アクション映画であるにもかかわらず柴咲コウのアップばかりで、プロモーションビデオのようだった」と評された[7]

ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』内のコーナー「ザ・シネマハスラー」で2008年に扱った映画のランキングでは、『カンフーくん』を凌いで最下位の38位となった[8]

2009年4月25日にフジテレビ系列で地上波初放送。視聴率15.9%だった。

その他編集

  • 本広克行監督作品のお約束となった「カエル急便」の看板が1カット登場している。
  • 本作のマスコットキャラクターは「ラクロス花子」(デザイン・岡崎能士)。関連グッズには主にこのキャラクターが使われている。
  • 製作費は10億円を超え、宣伝費には4 - 5億円の予算を次ぎこんだが、興行成績は15.1億円であった[1]
  • 本広監督は「最終的には自分が責任を持つので、それまでは自由に助監督に撮影したいシーン(ラクロス、アクション・シーン他)を撮ってもらい分割制にした」と語っている。
  • 月刊 CG WORLD 2008年6月号にて、「映画『少林少女』完全メイキング」と題し、作品紹介および監督インタビューと、特殊撮影についての技術的内容が掲載された。

映像ソフト化編集

  • 少林少女 コレクターズ・エディション(DVD版:GNBD-7552)
  • 少林少女 Blu-ray コレクターズ・エディション(BD版:GNXD-7001)
いずれも2008年11月5日、ジェネオン エンタテインメントより発売。

出典編集

  1. ^ a b 日本映画産業統計 過去興行収入上位作品 (興収10億円以上番組) 2008年(1月~12月)”. 社団法人日本映画製作者連盟. 2010年6月25日閲覧。
  2. ^ 少林少女 (2008)”. 映画評論家緊張日記 (2008年4月27日). 2010年6月25日閲覧。
  3. ^ 『映画秘宝 2008年7月号』洋泉社。
  4. ^ a b 『バッド・ムービー・アミーゴスの日本映画最終戦争!<邦画バブル死闘編>2007-2008年版 (映画秘宝COLLECTION 38)』洋泉社。ISBN 978-4862483805
  5. ^ a b c 『映画秘宝 2009年3月号』洋泉社。
  6. ^ 2008年日本映画ベストテン&ワーストテン発表!”. 映画芸術 (2009年1月16日). 2010年6月25日閲覧。
  7. ^ [芸能班本音トーク檄]第5回「蛇いちご賞」”. スポーツ報知 (2008年12月16日). 2008年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年6月25日閲覧。
  8. ^ ザ・シネマハスラー 2008年 全映画ランキング!(12月27日確定)”. TBS RADIO (2008年12月27日). 2010年6月25日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集