島根 (さいたま市)

埼玉県さいたま市西区の大字
日本 > 埼玉県 > さいたま市 > 西区 (さいたま市) > 島根 (さいたま市)

島根(しまね)は、埼玉県さいたま市西区大字郵便番号は331-0054[2]

島根
さいたま市民医療センター
さいたま市民医療センター
■島根の位置(埼玉県内)
■島根
島根
島根の位置
北緯35度53分1.87秒 東経139度35分42.27秒 / 北緯35.8838528度 東経139.5950750度 / 35.8838528; 139.5950750
日本の旗 日本
都道府県 埼玉県
市町村 さいたま市
西区
地域 大宮地区
人口
2017年(平成29年)9月1日現在)[1]
 • 合計 1,154人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
331-0054[2]
市外局番 048[3]
ナンバープレート 大宮

地理 編集

さいたま市西区、旧大宮市域の南西の沖積平野(荒川低地)に位置する。地区の北東部に古入間川自然堤防がある[4]。また地区の東境を鴨川が南北に流下し、島根橋が架けられている。地区の東側を桜区白鍬、南側を桜区在家、西側を桜区および西区の昭和、北側を三条町植田谷本と接する。北東部は大宮区三橋四丁目とも僅かに接する。周囲に鉄道駅はなく、大宮駅にはバスで30分程度かかるため、開発はあまり行われておらず、人口の集まる地区の東部も農地と古くからの住居がまばらにある。

地区西部の荒川堤防付近の大久保条里の面影を残す地区は人家もなく、整然と耕地整理された田圃が広がっている[4]

小字 編集

  • [5]、道下、宮前、後、前、西、渋の谷、八貫野

歴史 編集

もとは江戸期より存在した武蔵国足立郡植田谷領に属する島根村で、古くは水判土荘に属していたと云われている[6]。さらに古くは室町期より見出せる島根村であった[7]811年弘仁2年)創建の氷川社(島根氷川神社)には1643年(寛永19年)に朱印状より社領15石が拝領されていた[7]。村高は『武蔵田園簿』では530石余(田53町余、畑17町余)、『元禄郷帳』では549石余、『天保郷帳』では599石余。助郷中山道大宮宿に出役していたが、正徳安永年間は日光御成街道大門宿にも出役していた。化政期の戸数は67軒で、村の規模は東西12余、南北5町余であった[7][6]。地名は「シマ」とは低湿地の中のやや高い場所を意味し、後背湿地の中の小高い自然堤防上に集落を成していることによるものと云う[7]

世帯数と人口 編集

2017年(平成29年)9月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

大字 世帯数 人口
島根 208世帯 1,154人

小・中学校の学区 編集

市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[11]

番地 小学校 中学校
全域 さいたま市立植水小学校 さいたま市立植水中学校

交通 編集

町域内に鉄道は敷設されていない。

道路 編集

路線バス 編集

施設 編集

脚注 編集

  1. ^ a b さいたま市の人口・世帯(時系列結果)”. さいたま市 (2017年9月5日). 2017年9月20日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2017年9月18日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
  4. ^ a b c 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 958頁。
  5. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 1388頁。
  6. ^ a b c 新編武蔵風土記稿 島根村.
  7. ^ a b c d e f g h i 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 432頁。
  8. ^ 「旧高旧領取調帳データベース」の検索結果も参照。
  9. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 1420頁。
  10. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 918頁。
  11. ^ さいたま市立小・中学校通学区域一覧”. さいたま市 (2017年8月23日). 2017年9月20日閲覧。
  12. ^ 文化財紹介 東光院五輪塔”. さいたま市 (2016年8月26日). 2019年9月18日閲覧。

参考文献 編集

  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104 
  • 『大宮のむかしといま』大宮市、1980年11月3日。全国書誌番号:81007009NCID BN03449939 
  • 「島根村」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ154足立郡ノ20、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:764000/77 
  • 旧高旧領取調帳データベース

関連項目 編集

外部リンク 編集